阪和線の沿線から

阪和線沿線在住の筆者が記している日記です。
鉄道を中心に、バス・航空・フェリーといった交通全般に関する話題や、
管理人の乗車記録や旅行記、撮影記録などを気の向くままにお送りしています。
当ブロクの更新情報やコメントについては、当ブログ用ツイッターアカウントを
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阪堺電気軌道・堺市LRT計画

阪堺電気軌道の住吉公園停留所・住吉交差を見にいく(2015.11.14)

こちらのエントリーでご紹介したように、阪堺電気軌道上町線・住吉〜住吉公園間(0.2km)は来年1月31日(日)をもって廃止(最終運転日は1月30日(土))となります。
現状では朝の7・8時台(平日上下5本、土休日上下4本)のみに運行となっている住吉〜住吉公園なので、改めて乗車するのはなかなか難しいのですが、廃止までに一度見納めしておきたいな、と思い、こちらの乗車記録で恵美須町へ向かう途中に寄ってみることにしました。

まず、住吉公園停留所に向かいます。
南海本線・住吉大社駅の真下にある停留所です。
DSC02802_R
電車の発着時間外には、トラロープで入場できないように仕切りされています。
DSC02803_R
発車時刻表はこの通り。
その他の時間は隣接する住吉鳥居前停留所から乗車となります。
DSC02804_R
ロープの手前からホームを撮影します。

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【阪堺電気軌道】住吉〜住吉公園間の廃止を申請(H28.1.31付、最終運転日はH28.1.30)

阪堺電気軌道は、上町線・住吉〜住吉公園(0.2km)の軌道事業の廃止することとし、国土交通大臣あてに廃止申請書を提出したことを発表しました。

上町線 住吉〜住吉公園間(0.2km)の軌道事業の廃止について (阪堺電気軌道|お知らせ)

廃止予定日は平成28年1月31日(日)で、運行最終日はその前日の平成28年1月30日(土)の予定としています。

廃止の理由ですが、平成26年3月のダイヤ改正で、それまで天王寺駅前〜住吉公園間で運行していた電車の殆どを天王寺駅前~我孫子道間に変更したことから、現在は朝の7・8時台のみの運行となっている一方、今回の廃止区間に関係する住吉交差の併用軌道や住吉公園停留所構内のポイント部の老朽化が進行し、今後の安全運行のためには数億円規模の抜本的な改修が必要となり、経営上大きな影響を及ぼすことから、この区間の廃止をせざるを得ない決断に至った、としています。

廃止後の対応については、住吉公園停留所に乗り入れている電車を我孫子道停留所までの運行に変更するとともに、老朽化が著しい住吉交差部の軌道の改修を行い、阪堺線の電車運行及び道路交通の安全性向上を図ることとしています。

その他詳細は、上記お知らせをご覧下さい。


平成26年3月のダイヤ改正では、「堺トラム」の天王寺駅前までの延長運転が大きなトピックでしたが、それに加えて天王寺駅前〜住吉公園の列車の多くを天王寺駅前〜我孫子道間に振り替えるものでした。
これにより、「あべのハルカス」を中心とする天王寺駅前方面への利便性が高まったわけですが、その一方で住吉公園発着の列車が朝のラッシュ時のみとなってしまいました。
先のエントリーでは、路線完乗を目指すファンにとっては一気に乗りにくい区間となってしまったことに触れていましたが、今回の発表により、この乗りにくい区間が廃止となることから、路線完乗を目指すファンにとってはますます厳しい状況となったのではないかと思います。

勿論、路線の廃止については、運転本数の少なさに対して大規模な改修が必要という事情があり、致し方ないものと思われます。
廃止日は来年の1月31日ということで、来年の住吉大社初詣輸送が、住吉公園駅の最後の晴れ舞台ともいえますので、機会があれば実際訪問して、賑わっている住吉公園駅の最後を目にしておきたいな、とも思ったニュースでした。

阪堺上町線、住吉−住吉公園間2016年1月31日廃止: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」
阪堺電気軌道、上町線 住吉〜住吉公園間(0.2km)の軌道事業廃止を申請 - kqtrain.net(京浜急行)

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2月1日に開業した阪堺電気軌道「石津北」停留所を見にいく

このネタも、3月中に訪問したのですが、ブログ記事のアップがかなり遅くなってしまいましたが、記録程度ということで、ご紹介したいと思います。

こちらのエントリーで高野線の大和川橋梁で撮影してから、かねてから訪問したかった阪堺線の「石津北」停留所に、連帯サイクルを走らせて向かいました。

石津北停留所は今年の2月1日に開業したばかりの停留所で、場所は府道34号線(泉北一号線)との踏切近くに設置されています。


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【阪堺電気軌道】低床式車両「堺トラム」の運行情報をTwitterで試験配信(H27.3.1〜)

平成25年8月に導入された阪堺電気軌道の低床式車両「堺トラム」も、当初予定の3編成(「茶ちゃ」「紫おん」「青らん」)が導入され、運行区間も天王寺駅前〜浜寺駅前と拡大し、乗車できる機会も増えてきているものと思われます。

阪堺電気軌道では、この「堺トラム」の運行情報の試験配信を開始することを発表しました。

『堺トラム』の運行情報の試験配信を開始します。(阪堺電気軌道|お知らせ)

この試験配信は、大阪産業大学の協力を得て実施するもので、配信方法はTwitterにより配信するとのことです。
配信アカウントは、下記Webサイトに記載があります。
阪堺ファン|阪堺電気軌道株式会社

配信開始日は平成27年3月1日からとなっています。
その他詳細は、上記Webサイトをご覧下さい。

堺トラムの運行情報をツイッターで逐次配信するという、これまたユニークな取り組みと感じるのですが、実は実際フォローすると、ちょっと使い方を工夫しないといけないような仕様だなと感じました。

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【南海バス】【阪堺電気軌道】「堺おもてなしチケット」南海バス拡大版・阪堺拡大版を発売。3月1日から運行開始の堺観光周遊バス「堺まち旅ループ」も利用可能

現在、南海バスと阪堺電気軌道では、堺市内エリアで利用できる「堺おもてなしチケット」と「堺都心1日フリー乗車券」の2種類を発売していますが、3月1日よりこれら2種類を統合した新しい「堺おもてなしチケット」を発売することとしました。

南海バス|『堺おもてなしチケット』南海バス拡大版・阪堺拡大版の発売について
堺おもてなしチケット【南海バス拡大版】・【阪堺拡大版】の発売について(阪堺電気軌道|お知らせ)

新しい「堺おもてなしチケット」では「南海バス拡大版」と「阪堺拡大版」があります。
南海バス拡大版では、阪堺電車の堺市内区間(我孫子道〜浜寺駅前)と南海バスのワイドエリアが、阪堺拡大版では阪堺電車全線と南海バスの指定エリアが1日乗り放題となります。

価格は南海バス拡大版が500円、阪堺拡大版は700円となっています。
その他詳細は、上記発表資料をご参照下さい。

また、この新しい「堺おもてなしチケット」発売日と時を同じく、3月1日より「堺まち旅ループ」が運行開始となることも発表されています。

南海バス|堺まち旅ループの運行を開始いたします
3月より「堺まち旅ループ」運行開始(土・日・祝のみ)!!|堺観光ガイド

ループバスのルートとしては、堺東駅から阪堺線宿院、南海線堺堺駅、高野線・阪和線三国ヶ丘駅を結びながら、3月20日にオープンする「さかい利晶の杜」や神社仏閣のある旧市街地エリアと仁徳天皇陵や博物館のある大仙公園エリアを乗り換えることなく巡ることができるものとなっています。

運行ダイヤは、土・日・祝日の堺東駅前発8時半〜17時半の間で、30分間隔で運行、1周約60分となっています。
料金は大人220円、こども110円となっていますが、上記「堺おもてなしチケット」では両拡大版ともエリア内となっており、利用することが可能となっています。

こういったルートをたどるバスというのは、堺市内では珍しいと思いますし、何より堺市内の観光地を周遊するという発想自体がこれまであまりなかったことから、面白いループバスだと思います。
機会があれば乗車してみたいな、と思ったニュースでした。

堺市、3月から観光周遊バス運行: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」

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【阪堺電気軌道】平成27年2月1日に「石津北停留所」開業。同日に宿院〜浜寺駅前間でダイヤを一部変更

こちらのエントリーでご紹介したように阪堺電気軌道の東湊〜石津間に「石津北」停留所が平成27年2月以降に開業することが発表されていますが、この度具体的な開業日が発表されましたので、ご紹介します。

阪堺線 東湊〜石津間に「石津北停留場」を平成27年2月1日に開業いたします(阪堺電気軌道|プレスリリース)

石津北停留所の営業開始日は平成27年2月1日(日)となります。
停留所の施設概要としては、バリアフリー対応の地平駅舎と相対式ホームとなっており、駐輪場も下り線側2ヶ所に設置されることとなっています。

また、石津北停留所の開業および旅客増加による遅延解消を目的に、我孫子道〜浜寺駅前間の運転所要時間を見直すダイヤ変更を実施します。
具体的には、我孫子道〜浜寺駅前間の所要時間を現行の26分から28分に変更し、下り(浜寺駅前方面)の石津〜浜寺駅前間、上り(天王寺駅前・恵美須町方面)の浜寺駅前〜宿院間のダイヤを変更します。
なお、上記を除く停留所および区間については変更は行われません。

詳細は、上記プレスリリースをご覧下さい。


当初予定では今年秋ごろの開業となっていましたが、およそ半年遅れとなったものの、ようやく「石津北」停留所の開業日が具体的に決定しました。
これにより、駅間の長かった東湊〜石津間の沿線で阪堺線が利用しやすくなることになり、利便性の向上が図られることから利用者の増加が期待されます。

利用者の増加といえば、今回のダイヤ変更では、旅客増加による遅延解消を目的に、所要時間を延ばす変更が実施されます。
「あべのハルカス」の開業等もあって、特に天王寺駅前方で利用者の増加がみられている模様で、それ自体は喜ばしいことなのですが、それは同時に遅延の発生が問題になるレベルにもなっていることが、今回の変更理由からも窺えます。

開業日当日は日曜日というのもあるので、願わくは開業日当日に現地を訪問し、開業直後の様子を見に行ってみたいと思いますし、また利用者が増加傾向にある天王寺駅前方面の様子も見てみたいと思っています。
実際行くことができれば、その様子を当ブログでご紹介できればと思っています。



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【阪堺電気軌道】新停留所「石津北」の開業は最短で平成27年2月を予定。PiTaPa割引サービスの登録に関する注意事項に記載

こちらの記事でご紹介したように、阪堺電気軌道の阪堺線・東湊〜石津間に「石津北」停留所が新設されることとなっています。
当初の予定では今年秋の開業となっていましたが、その後目立った発表がなかったところ、下記の発表資料より「石津北」停留所の開業時期が明らかになりました。

新停留場 「石津北 」開業に伴う阪堺電車登録型割引の登録及び注意事項(阪堺電気軌道|Webサイト)

上記の発表資料は、ICカード乗車券「PiTaPa」の割引サービス「阪堺電車登録型割引」において、Web登録の登録画面のシステム更新により、「石津北」停留場の登録が開業前でも可能となる事に関する注意事項となっています。

「石津北」停留所の開業前に前もってシステムを改修するため、開業前に登録してしまうと、乗降停留所によっては登録型割引のサービス内容が変わることもあるため、「石津北」停留所の開業に合わせて登録を変更して欲しい旨を記載しています。

その肝心の「石津北」停留所の開業時期ですが、上記資料によると、「最短で平成27年2月」に開業予定となっています。
開業日は決定次第改めて発表されるとのことですが、少なくとも当初予定よりも半年程度の遅れとなる模様です。

少し前にこちらのエントリーで札幌市交通局の市電延伸の開業時期延期について触れたところですが、今回の「石津北」停留所の開業時期の遅れも同じような理由なのかどうかはよく分かりませんが、ともあれ、開業時期が具体的に発表されれば、改めて当ブログでもご紹介したいと思います。

石津北停留場開業は2015年2月以降: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」


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【阪堺電気軌道】阪堺線の「南霞町」停留所を「新今宮駅前」に変更(12/1〜)

阪堺電気軌道(阪堺電車)の阪堺線の南霞町停留所は、JR環状線の新今宮駅や大阪市営地下鉄の動物園前駅との乗り換え駅となっています。
しかし、この両駅名とも違う停留所名となっていることから、乗り換えと気づかなかったり、分かりにくいという声もあったようです。

この度、この「南霞町」停留所を「新今宮駅前」停留所に変更することが阪堺電車より発表がありました。

南霞町停留場の駅名の変更について(阪堺電気軌道|トピックス)

停留所名の変更は12月1日からで、停留所名の変更による駅ナンバリングの変更はなく、定期乗車券・PiTaPa登録型割引サービスの利用者は、引き続き利用可能となっています。

今まで、新今宮駅の真下にありながら違う駅名となっていたことから、知る人ぞ知る乗換駅の感もあった南霞町駅ですが、今回の駅名変更で、乗換駅であることが一目で分かることとなり、特に観光客にとっては大阪市内南部の観光ルートで阪堺電車を利用する際に分かりやすくなるものと思われます。
なお、これにより現在の「南霞町」停留所は11月30日までとなりますので、これまでに訪問する機会があれば、記念に「南霞町」の停留所名の駅名票でも記録できればいいな、と思ったニュースでした。

阪堺、南霞町を新今宮駅前に改称へ: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」
阪堺電車 南霞町から新今宮駅前に駅名変更へ - 関西・えちぜん鉄活日記&情報局 - Yahoo!ブログ


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【阪堺電気軌道】「PiTaPa」利用開始日・運賃割引サービス詳細内容を発表

こちらのエントリーでご紹介したように、今年春に阪堺電気軌道・南海バスでのPiTaPaをはじめとした交通系ICカードが利用可能となりますが、そのサービス開始日および割引サービスの詳細が発表となりました。

4月1日(火)より、スルッとKANSAI IC決済サービス PiTaPaがご利用いただけます。(阪堺電気軌道|トピックス)

先のエントリーで阪堺電車と南海バスとの乗継割引など、割引サービスの概要をご紹介してますが、その詳細が発表されています。詳細は以下のとおりです。

・利用開始日は平成26年4月1日(火)より
・PiTaPaに加え、交通系ICカードの全国相互利用サービスに対応
(Kitaca・PASMO・Suica・manaca・TOICA・ICOCA・はやかけん・nimoca・SUGOCA)
・割引サービスは以下のとおり
1:PiTaPaカード利用における割引サービス
利用額割引サービス(登録不要)
登録型割引サービス(要登録)
2:PiTaPaおよび上位9カードにおける阪堺電車と南海バスとの乗継割引サービス

全国相互利用サービス対応の交通系ICカードが利用できるのは、既にご紹介したとおりですが、ここで新しい話題となるのは、PiTaPa利用よる割引サービスといえるでしょう。

まず「利用額割引サービス」ですが、登録が不要で、PiTaPaカード利用者が1ヶ月の利用金額が1,800円(大人)を超える場合に適用されるサービスです。
大人運賃の場合、1,800円までは割引なし、1,801円〜2,000円までは1,800円の定額、2,001円以上利用の場合は利用金額の10%割引となります。
割引が3段階となっていますが、一ヶ月に割引前金額が2,000円以上利用する場合は10%割引となる制度といえるでしょう。

次に「登録型割引サービス」ですが、これは事前にPiTaPa倶楽部で利用駅を事前に登録することで、当該駅間に応じた上限運賃が適用され、どれだけ利用した場合でも上限運賃が超えないサービスとなっています。
また、加えて登録適用月の乗車1回目から10%割引が提供されるというメリットもあります。
但し、登録型サービス適用区間より外側を含む区間で乗り降りした場合は、適用区間も含めて利用額割引が適用されることとなるので、注意が必要です。
また、登録型割引サービスの上限額は、1ヶ月定期運賃より安く、3ヶ月定期運賃の1ヶ月分とほぼ同額となっているようです。

そして、阪堺電車と南海バスとの乗継割引サービスですが、これは2時間以内に阪堺電車と南海バスを乗り継ぐと、大人50円、小児20円の割引を適用するものとなっています。
なお、1日の乗継割引の回数には制限はありません。

以上が阪堺電車における割引サービスの内容ですが、個人的には登録型割引サービスを登録すれば、乗車1回目から10%割引が適用されるところに着目しました。
あまり阪堺電車を利用する機会がなくとも、取り敢えず天王寺駅前〜浜寺駅前のように長い区間を登録しておけば、乗車回数が少ないことが分かっている場合でも単純に10%割引を享受できるのではないかと思います。
逆に月に2,000円以上利用している場合は利用額割引を利用すれば確実に10%割引となるわけですから、このあたりは利用スタイルに応じて選択すればいいのかな、と思います。

また、同じタイミングで南海バスでもPiTaPa割引サービスの内容が発表されていますので、これは別のエントリーで取り上げたいと思います。

阪堺電車&南海バス ICカード導入 - 関西・両備 鉄活日記&情報局 - Yahoo!ブログ
南海バス、阪堺、「PiTaPa」導入詳報: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」


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【阪堺電気軌道】3月1日にダイヤ改正実施。「堺トラム」天王寺駅前乗り入れ開始に

阪堺電気軌道では、3月1日よりダイヤ改正を実施することを発表しました。

平成26年3月1日(土) ダイヤ改正を実施いたします。(堺トラム、天王寺駅前へ乗り入れ開始)(阪堺電気軌道|トピックス)

今回のダイヤ改正では、既に我孫子道〜浜寺公園で運行されている「堺トラム」が新たに天王寺駅前〜我孫子道でも運行開始され、天王寺駅前〜浜寺駅前で通しで運行されることとなります。
堺トラムの運行本数は、天王寺駅前〜浜寺駅前で、平日20便・土休日17便(いずれも上下計)となります。
(点検等で代替車両での運行になる場合や、上記以外でも堺トラムでの運行の場合あり)
運行ダイヤも掲載されていますが、ダイヤ的には1編成が往復する感じとなっていますので、2編成が運用の際には、これ以外の列車に「堺トラム」が充てられることになるかと思われます。

奇しくも天王寺駅前に日本一の高層ビルとなる「あべのハルカス」が全面オープンするので、ハルカス来訪に堺トラムを利用する、ということも可能になるのではないかと思います。

また、その他の改正内容としては、現行住吉駅前行きの列車を朝を除き我孫子道行きとすることで乗車チャンスの拡大を目指すことや、利用状況を踏まえて、阪堺線の恵美須町〜我孫子道の昼間の運行本数を1時間あたり5本から3本に減便する改正も行われます。

これについては、数年前から天王寺駅前〜浜寺駅前の直通運転が開始されて以降、残った形の恵美須町〜住吉の動向が気になっていたのですが、やはり明暗が分かれてしまったか、という印象です。
また、上町線の終端部の住吉〜住吉公園の一駅区間に乗り入れる列車が朝の7時・8時台のみとなることから、実際の利用は、住吉公園駅から東に70mほどの住吉鳥居前駅が近くにあるので、問題はなさそうですが、敢えて言えば、路線完乗を目指しているファンにとっては、この一駅の区間が一気に乗りにくい区間になってしまうことになる、と言えそうです。

堺トラムについては、既に乗車記事はアップしていますが、この度第2編成の「紫おん(しおん)」が導入されることも既にご紹介していますが、紫おんの乗車と併せて、あべのハルカスの見学ができればいいな、とも思いました。

また、同日付けのプレスリリースで、阪堺電車の貸し切り電車で、初詣の時期に臨時で運行されていた「住吉〜東湊」の折り返し系統での運行を再現するコースを新たに追加したことも発表されています。

期間限定!!貸切イベント電車「懐かしの」新コース誕生(阪堺電気軌道|トピックス)

このコースは、現在では通常見られない東湊での折り返しが体験できるほか、臨時ダイヤで運行されていた当時の姿を復元した行先板で運行するといったように、昔懐かしい思い出を蘇らせることもできるような企画となっています。
なお、このコースは4月1日(火)〜10月31日(金)の期間限定での実施となっています。
料金は55,220円(税込み・備品使用料込)となっていますが、現役最古参のモ161号車を使用する場合は別途維持協力金10,000円が必要となっています。

モ161に関しては、「堺トラム」の導入もあり、間もなく引退の報道もあるのですが、その引退前にこのような懐かしい企画で楽しんでもらおうという意図があるのかな、という気もしないでもありません。
ともあれ、ダイヤ改正後の阪堺電車の姿を何らかの形で見て、記録に残すことができればいいな、とも思ったニュースでした。

阪堺電車、3月1日にダイヤ改正へ Rail Photolog
阪堺3月1日ダイヤ改正で「堺トラム」大増発!: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」


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