阪和線の沿線から

阪和線沿線在住の筆者が記している日記です。
鉄道を中心に、バス・航空・フェリーといった交通全般に関する話題や、
管理人の乗車記録や旅行記、撮影記録などを気の向くままにお送りしています。
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鉄道撮影記録

能勢電鉄1700系撮影会に参加する(鉄道友の会阪神支部主催・2023.3.18)

JRグループダイヤ改正日の3月18日。
下記記事でJR大阪駅(うめきたエリア)地下ホームを訪問してきましたが、その後鉄道友の会阪神支部主催の「能勢電鉄1700系撮影会」に参加してきました。

能勢電鉄の1700系は、かつて阪急電鉄の2000系として、同社の神戸線用として1960年に製造された車両です。
これまでの阪急電鉄の車両からデザイン・性能が一新され、定速運転制御を導入した「人工頭脳電車」「オートカー」と称されました。
その優秀さから、1961年の鉄道友の会の第一回ローレル賞を受賞した車両でありました。

阪急2000系はその後、1990年より能勢電鉄に譲渡され、1700系と改称され、同社の冷房率100%達成に寄与しました。
(以上、能勢電鉄1700系誕生60周年記念|ファンページ|鉄道情報|のせでん【能勢電鉄】を参考)

阪急2000系として登場してから今年で62年。
多くの編成は既に引退しているものの、一部編成が未だ現役であり、ファンから「レジェンド」として称されるこの能勢電鉄1700系の撮影会が、鉄道友の会阪神支部主催で開催されるとのことですので、今回参加させていただきました。



この日の撮影会は、約50名の参加があったとのことで、前後半に分けて実施されました。
撮影の内容としては、平野車庫構内で1700系1755F編成を撮影するというものですが、引き込み線に他の車両が入っていない状態で、このような写真を撮影することができました。

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編成写真としては理想的な構図で、心ゆくまで撮影することができました。
このような車両配置に細かく調整していただいた、能勢電鉄の方々には本当に感謝でありました。

方向幕も、色々回していただきました。
その一部をご紹介
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▲日生急行 川西能勢口行き

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▲貸切


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▲方向幕及びロゴマークの部分をアップして撮影してみました。

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▲のせでんロゴマーク

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▲側面の方向幕。
「妙見急行」自体がレアな方向幕だと思われます。


川西能勢口方の1705号車側、そして側面を撮影したあと、車両を入れ換えて、1755号車側の撮影となります。
信号の関係上、車両を一旦動かすこととしますので、その様子を動画で撮影してみました。


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▲入れ換え作業の際に撮影した一コマ。

入れ換え作業が終了し、1755号車側からの撮影をしてみます。
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以上が車両の外観撮影が終了し、後半の班と交代します。
待ち時間の間、能勢電鉄の事務室で待機しますが、その間にグッズ販売コーナーが設けられていました。
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1700系を中心とした能勢電のグッズが色々発売されていました。
私も売上に協力、ということで硬券セットを購入しました。
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後半の班の外観撮影が終了し、再び合流し、車内及び運転台の撮影に入ります。
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▲車内見通し

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▲運転台直後から

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▲運転台に入って、機器等の撮影

その他、車内撮影の合間に銘板等を撮影してみます。
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全般検査は2021年5月に実施済みとのことです。

1700系撮影会でありましたが、隣の検車場に「さくら」ヘッドマークを掲出した7200系が停車していました。
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以上が、2023年3月18日(土)に開催された、鉄道友の会阪神支部主催「能勢電鉄1700系撮影会」の内容でした。

鉄道友の会が主催する撮影会でも、最近はSNSやWeb等での公開が禁止されているものも増えてきており、こういった活動内容を気軽にご紹介できないことも増えてきています。
そんな中、今回の能勢電鉄1700系撮影会では、Web掲載が禁止されていませんでしたので、このようにご紹介することができました。

「鉄道友の会」に加入する大きなメリットとして、このような撮影会の参加が挙げられます。
今回の記事でも、そういったメリットが読者の方に伝わればいいな、と思いご紹介してみましたので、興味ある方は是非、入会を検討してみてはいかがでしょうか。
入会案内 – 鉄道友の会


また、今回の撮影会は、能勢電鉄さんの様々な協力により、有意義で満足しくものとなりました。
幕の変更や車両の移動など、色々な要望に応えていただき、本当に感謝のほかありません。

私としましては、これまでこのブログでも能勢電鉄の取り組みもいくつか取り上げてきましたが、今回のご厚意への御礼、という意味も込めて、今後は更に能勢電鉄の情報も積極的にご紹介していきたいな、と考えています。

最後になりましたが、能勢電鉄の皆様、そして鉄道友の会阪神支部の皆様、撮影会の準備、そして当日の運営、誠にありがとうございました。
感謝の意を記して、撮影会の記録の締めとさせていただきます。




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JR西日本大阪駅・うめきたエリア地下ホームを訪問する(2023.3.18)

本日、3月18日のダイヤ改正で、大阪駅に新たに「うめきたエリア地下ホーム」の21番ホーム〜24番ホームが開業しました。
このホームの新設により、特急「くろしお」「はるか」と、おおさか東線の列車が新たに大阪駅に停車することになります。

特に「くろしお」「はるか」は、長年大阪駅を横目に見ながら、ホームが無いために通過してきただけに、今回の大阪駅停車で、大阪市内中心部から関西空港や和歌山・南紀方面へのアクセスがより便利となります。



加えて、阪和線の沿線利用者にとっても、大阪駅へ向かう際に「くろしお」「はるか」で乗り換え無しで向かうことができるので、これまた快適性が更にアップすることに相違ありません。
阪和線ユーザーにとっては「ようやく」であり、「遂に」という思いとなる大阪駅うめきた地下ホーム、開業当日、早速訪問してきました。

行程の都合上、行きは紀州路快速に乗車し、2番ホームから地下ホームを目指します。
11番ホームを除く各ホームからは、西側(福島・塚本方)の階段・エスカレーターを使います。
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新たに設けられた西口の階段には、各ホームの案内がわかりやすく表示されています。
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ここから更に下り、うめきた改札口のコンコースに到着します。
大阪環状線の1番・2番ホームからですと、通常の徒歩で5分程度は見込む必要はありそうです。
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案内表示は、このようにLCDなどを多用し、様々に切り替わる動きを見せており、初めて訪問した方にとっても、見やすい表示となっています。
切り替わる様子を、より具体的にイメージしてもらえるよう、動画で撮影してみました。


ホームに降りてみると、丁度関西空港行き「はるか」が停車中でした。
21番ホームに設置されている「スクリーン型のホームドア」を撮影してみようと人だかりができていました。
私もそれに乗じて、この新手のホームドアの動きを動画で撮影してみました。


駅名標を見てみます。
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隣接駅は「西九条」と「大阪」、ラインカラーは大阪環状線の「レッド」とおおさか東線の「ブルーグレー」のものが掲出されていました。

列車案内表示は、コンコースではLCD、ホームにはLEDのタイプが設置されていました。
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ホーム上に設置された駅名標と各種案内。
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コンコース内の天井もお洒落なデザインが施されています。

改札口に向かってみますと、こちらにもまた人だかりができていました。
ここでは、顔認証対応のゲート式改札口が注目を集めていました。
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この改札ゲートですが、顔認証対応の改札で、新大阪〜大阪間のICOCA定期券利用者を対象に登録をモニター募集していました。
ただ、顔認証モニターの登録を行っていなくても、ICカードをかざしてこの改札を通過することも可能となっています。
ゲートの幅も広いので、こちらを使って改札を出てみましたが、スムーズに通過することができました。

改札口を出てみます。
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ここから今度は阪急・大阪梅田駅を目指すわけですが、結局徒歩10分は優にかかる距離でした。
21番〜24番ホームから、他の路線に乗り換える際は、余裕をもった乗り換えが必要となっていますので、ご注意ください。
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このような通路を歩き、大阪駅の北側を経由して阪急大阪梅田駅まで向かいます。



鉄道友の会の撮影会が終わってからの帰り、今度は大阪駅から特急「くろしお」に乗車してみることにします。

今まで大阪駅からでは乗りたくても乗れなかった特急「くろしお」に乗れるのは、阪和線ユーザーにとっては一大変化であります。
是非とも乗ってみたく、「くろしお」特急券を購入してみました。
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特急「くろしお21号」特急券。
ご覧のとおり「大阪」の標記があります。
こういった特急券が見られるのも、本日の乗車分(※)からです。
(※)かつて、大阪駅発着の臨時特急列車として「ホワイトビーチエクスプレス」が存在していたので、南紀方面の特急列車が大阪駅に停車するのは初めてではありません。


午前中に続き再び、21番ホームに降り立ちます。
相も変わらず、新しいうめきた地下ホームを見てみようと、多くの見学客でごった返していました。
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特急「くろしお」「はるか」の表示。

隣の22番ホームには、221系のおおさか東線「直通快速」が停車していました。
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この直通快速、ダイヤ改正前までは207系または321系での運行でしたが、このように本日から221系での運行となりました。

偶然ではありますが、この直通快速も記録でき、いよいよ特急「くろしお」に大阪駅から乗車します。
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ホームドア側面の表示も、列車接近を知らせてきました。
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いよいよ大阪駅から特急「くろしお」に乗車します。
特急「くろしお」21号に乗り込みます。

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車内から21番ホームを眺めてみます。

土曜日の夕方下りということに加え、本日から大阪駅に停車する珍しさもあってか、乗車に手間取っていたみたいで、2分ほど遅れて大阪駅を発車しました。



以上、本日より営業開始した、大阪駅のうめきた地下ホーム、21番〜24番ホームの様子をみてきました。

うめきたエリアへの新たなアクセスとしても注目度が高く、発車する列車が冒頭に述べた3系統だけにも関わらず、多くの見学客で混雑していたのが印象的でした。

週明けからは、ここに特急列車での通勤・通学客も乗り降りすることが考えられますので、その様子も観察できればいいな、と思っています。

個人的には、本日の後半で述べた「くろしお」で大阪駅から直接帰宅できることに大きなメリットを感じていますので、買い物や飲み会など、様々な機会でこのうめきた地下ホームを活用していきたいと思います。



【関連ブログ】
JR大阪駅うめきた地下口へ地上1階レベルから入る方法 | 椿ティドットコム
【万博始まってる】新機軸満載の「大阪駅地下ホーム」へ行ってきました! - 鉄道プレス



【関連ニュースサイト】
大阪駅うめきたエリア 開業/2023年3月18日(土) - 鉄道コム
大阪駅"大変化"の日 うめきた地下ホーム開業「はるか・くろしお・おおさか東線」全員やってきた | 乗りものニュース
JR西日本、大阪駅(うめきたエリア)開業「新しいしかけ」もある駅に | マイナビニュース
大阪駅うめきた新ホームからはるか/くろしおで関空に行ける! 地上出口1〜21・22番線のつながりも説明します - トラベル Watch



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水間鉄道「トルコ・シリア震災応援副標」掲出をみる(2023.3.5)

水間鉄道では、去る2月6日にトルコ南東部で発生した地震による被災者の救済のため、義援金を募集するとともに、同社の車両に両国の国旗と応援メッセージを掲載した副標を掲出して運行しています。

阪和線の沿線から : 【水間鉄道】トルコ・シリア震災応援の副標を掲出(2023.2.10〜3.10)

自宅から近いエリアの水間鉄道が行っている震災支援の取り組みですので、地元事業者のニュースとして、副標掲出の様子を見てきましたので、ご紹介します。

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▲水間観音駅に停車中の1001-1002編成。

副標部分のアップを載せてみます。
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▲トルコ国旗(1001号車)

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▲シリア国旗(1002号車)

1001-1002編成は、貝塚駅に向けて発車していきました。
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ほどなくして、水間観音行きの列車がやって来るので、こちらもトルコ・シリア国旗掲出編成であることを期待して、隣の三ヶ山口駅まで歩いてみると、期待通り副標掲出編成がやって来ました。
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一駅だけ乗車して水間観音駅に戻り、窓口付近に設置されている募金箱に、決して多い額ではありませんが、募金させていただきました。
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▲改札口付近の様子。
募金箱は窓口付近に置かれています。

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▲募金箱



以上が、水間鉄道で実施している「トルコ・シリア震災救援募金」の様子でした。
国旗に副標掲出、そしてトルコ語、アラビア語で「頑張れ」のメッセージは、同じ地震頻発国の日本に住む者として、一人でも多くの被災者に届いて欲しいな、と感じました。

募金箱設置、そして副標掲出は3月10日(金)までとなっています。
実施まであとわずかですが、機会があれば是非訪問して記録、そして募金をしていただけれな、と思います。



【関連ニュースサイト】




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京都鉄道博物館「HC85系・キハ85系特別展示」を見にいく(2023.2.27)

京都鉄道博物館では、この3月ダイヤ改正から大阪発着の特急「ひだ」に新型車両HC85系が投入されることから、同系とキハ85系を展示する企画を実施しています。

阪和線の沿線から : 【京都鉄道博物館】HC85系・キハ85系を特別展示(2023.2.23〜3.5)JR東海の車両は初めての展示

過去記事でもご紹介したように、JR東海車両として初めての同博物館での展示でもあることから、ファンの注目も高いと思われるこの企画に、私も見に行くことができましたので、その様子をご紹介したいと思います。

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このように、新旧「ひだ」の車両がこの場所に並ぶのも、貴重なシーンといえます。

それぞれの車両を見ていきたいと思います。



【キハ85系】
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▲「ひだ」のヘッドマークをアップしてみました。
照明が付いていないので、暗くて見えにくいですが、HC85系では見られなくなる絵入りマークを記録しておきました。

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▲今回展示されたのは、「キハ85-3」「キハ85-12」の2両でした。
車両番号も記録しておきました。

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▲キハ85の天井から見る排気口。
長年の使用で、屋根上も排気ガスで黒くなっていました。

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▲キハ85系登場時のパンフレット。
今から34年前のものですので、時代の流れを感じるデザインですが、当時の画期的な車両であったことが、このパンフレットの雰囲気からも分かります。

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▲キハ85系のパンフレットとオレンジカード



【HC85系】
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▲展示されたのは、「クモハ85-105」「クモハ85-205」の2両でした。
非電化区間を走る車両でありながら「クモハ」と表記されていることに違和感を抱くのは、やはり時代に乗り遅れているのかも知れません。
ハイブリッド車両として、動力源が電動であるが故に、電車に倣った車両形式表記となっているわけですが、これが「HC85系」の一つの特徴、ともいえるかも知れません。

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▲「車体側面のHYBRID」ロゴ

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▲屋根上に設置された排気口。
上記のキハ85系の排気口及び屋根と比べると、新車でありまだ汚れていないことがよくわかります。




訪問したのは2月27日の月曜日で、開館直後に展示場所に向かいましたが、飛び石連休明けの平日にも関わらず多くの鉄道ファンが熱心に撮影にいそしんでいました。

加えて、乳幼児を連れた家族連れも多く訪問していて、月曜日の朝とは思えないほどの入場者で賑わっていました。

聞くところによると、天皇誕生日を含めた飛び石連休中は、相当混雑していた模様とのことでしたが、平日でもなかなかじっくり撮影するのも難しいくらいでした。

コツとしては、やはり閉館直前に訪問した方がいいのかも知れませんので、次回気になる車両展示があれば、実行してみたいな、と思います。


ともあれ、HC85系が大阪発着「ひだ」運行開始まであと半月ほどとなりました。
私自身、過去にキハ85系「ひだ」で新大阪から美濃太田まで乗車したことがありました。


今度は、このHC85系で、東海道本線・高山本線の旅行を楽しんだり、そして7月にも投入が報道されている「南紀」を利用して紀勢本線の旅行を楽しむことができればいいな、とも思いました。




【関連ニュースサイト】
京都鉄道博物館でキハ85系・HC85系の特別展示|鉄道ニュース|2023年2月24日掲載|鉄道ファン・railf.jp

【うめきたエリア工事】特急「くろしお」天王寺駅折り返し運転をみる(2023.2.12)

下記記事でご紹介したように、本日(2月12日)は、大阪駅・うめきたエリアの線路切替工事に伴い、関西空港発着の特急「はるか」は全列車運休、白浜・新宮方面発着の特急「くろしお」は、京都・新大阪〜天王寺間の区間を運休することとなっていました。
(参考)
阪和線の沿線から : 【JR西日本】大阪駅・うめきたエリアの線路切替工事に伴う「くろしお」「はるか」運休実施(2023.2.12)

全列車運休となる「はるか」はともかく、天王寺駅折返しで運転される「くろしお」は、果たして当日どのホームを使用して発着するのか、またその折返し運用などはどのようにするのか。

通常のダイヤでは見られない、この日限りの様子を見にいこうと、天王寺駅まで出かけることにしました。



自宅から天王寺駅までは小一時間ですが、どうせなら区間運休となる特急「くろしお」に乗ろうと、日根野〜天王寺間で特急「くろしお12号」(日根野10:08発→天王寺10:33着)に乗ってみました。

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▲日根野駅改札口の発車案内。
通常は「京都」となっている本列車の行先が「天王寺」となっています。

定刻通り、「くろしお12号」が到着しました。
列車の行先も「天王寺」となっていました。
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日根野を発車して約25分、間もなく天王寺駅に到着します。
天王寺駅到着時の案内放送、そして通常は設定のない天王寺駅1番ホーム到着の様子を、動画で収録してみました。


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▲天王寺駅1番のりばに到着した特急「くろしお12号」289系。

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▲通常は特急列車の発車がない1番のりば。
この日に限り「くろしお」が1番のりばから発車することから、臨時の乗車位置案内が作成・掲示されていました。

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▲1番のりばに停車中の289系。
かつて新大阪方面への直通運転が始まるまでは、ここに381系が多数発着していましたが、現在ではここを特急列車が頻繁に発着する光景は見られませんでした。
懐かしいとも新鮮ともいえるこの光景を見ようと、多くのファンが訪れていました。


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【南海】特急「りんかん」12000系(サザンプレミアム車両)に乗る(2023.1.10)

下記記事で、この1月9日から、難波〜橋本間の特急「りんかん」に、通常は南海線の特急「サザン」に使用されている12000系が充当されるのではないか、ということをご紹介しました。



座席表の上では12000系が充当されることはほぼ確実と考えられますが、それならば実際にその姿を見届けよう、ということで、仕事終わりに橋本駅に向かいました。

乗車するのは、橋本19:07発の特急「りんかん」10号です。
発車約10分前、橋本駅4番線に入線してきたのは、まぎれもなく「サザンプレミアム」12000系でありました。

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▲「りんかん」表示と12000系。
車体側面の南海線・空港線を模した路線図イラストが、高野線ホームに止まっているというレアな光景を記録してみました。

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▲「記録」という意味では、「橋本」の駅名標と南海線12000系との組み合わせも記録してみました。
このように暗い中ではありましたが、最低限の記録にはなったかと思います。

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▲注目は、種別・行先表示でしょうか。
「りんかん|なんば」の表示が出てくると思いきや、「特急|なんば」の表示となっていました。
いわゆる「自由席特急」と変わらない表示ともいえます。
同じく南海12000系が代走車両として充当される「泉北ライナー」では、列車名まで表示されていたのとは、対照的とさえ思えました。
(参考)
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▲「泉北ライナー」に充当される南海12000系の種別・行先表示。
このように「特急」ではなく「泉北ライナー」と列車名が表示されていました。


そうこうしているうちに、極楽橋方から2000系の各停・橋本行きが到着しました。
橋本駅では、2本しかホームが無いため、このように前後に列車が停車することがままあるわけですが、ここでも12000系と2000系が前後に並ぶシーンが展開されました。
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▲通常の「サザン」では自由席車両が連結されている、難波方先頭車の4号車ですが、今回の「りんかん」では全車指定の4両編成であるため、このように先頭に出てくるという、こちらもレアな光景を見ることができました。

19時7分、特急「りんかん」10号が橋本駅を発車します。
発車後の注目点は、「車内案内表示器」であります。
こちらも通常は見られない、高野線の駅をみることができます。
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▲一例として「林間田園都市」の駅名が表示されている瞬間を撮影してみました。

南海12000系で、通常は流れない高野線の駅一覧が表示されるシーンを、動画で撮影してみました。
こちらも是非ご覧下さい。


橋本駅から乗車して約4分で、林間田園都市駅に到着します。
仕事帰りに撮影しましたので、ここで下車します。
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▲林間田園都市駅に停車中の南海12000系。

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▲同じく、「林間田園都市」の駅名標と南海12000系との組み合わせが分かるように撮影してみました。


ちなみにこの区間、約4分の乗車ですが、勿論特急券もちゃんと購入して乗車しました。
証拠はこちらのきっぷです。
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車内には、私の他にも何人かのレールファンが、この珍しい姿を記録されていましたが、橋本から乗車して4分で下車したのは勿論私だけでした。



以上、通常は「サザン」として運用されている南海12000系による特急「りんかん」の様子を記録してきました。
昨日(1月9日)から走り始めていることもあり、私の他にも何人かのレールファンが橋本駅で記録に勤しんでいました。

今回この12000系が「りんかん」に充当されたのも、冒頭のブログ過去記事でご紹介したように、「こうや」「りんかん」用の30000系のうち1編成が復旧しておらず、しかも冬季の車両検査時期と重なったことが理由と考えられます。

この影響で、「2000系自由席特急」「50000系泉北ライナー」に続き、「12000系りんかん」と、3本目のイレギュラー編成が出現したことになり、最早「何でもあり」状態といえるかも知れません。

ファンにとっては見た目を楽しませてくれるこれらイレギュラーな運用ですが、現場の方々にとっては大変苦しい車両のやり繰りではないか、と推察されます。

まずは現在運用離脱中の30000系1編成の復旧を願いたいところですが、それまでの間、どのようなレアな運用が見られるのか、今後も貴重な記録として、このブログでご紹介していければと思っています。




【関連ニュースサイト】
南海 12000系 特急りんかん 運転開始/2023年1月10日(火) - 鉄道コム
南海特急“りんかん”の話題|鉄道ニュース|2023年1月13日掲載|鉄道ファン・railf.jp



【関連ブログ】
2023年1月9日 南海12000系 特急りんかん代走 撮影記 | Black Megalodon Life



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地下化直前の「梅田貨物線」を283系「オーシャンアロー」先頭車から撮影(2022.12.23)

下記記事でご紹介したように、来年3月18日のダイヤ改正に伴い、大阪駅(うめきたエリア)地下ホームが開業することで、特急「くろしお」「はるか」が大阪駅に停車することとなります。
阪和線の沿線から : 【JR西日本】大阪駅・うめきたエリア開業に伴う運行体系を発表。「くろしお」「はるか」に加え「おおさか東線」も乗り入れへ

但し、地下ホームへの線路の切替は、ダイヤ改正の約1か月前の2023年2月11日(土・祝)夜間から2月13日(月)早朝にかけて実施されることから、現在の地上区間を走行するのは、来年2月11日の最終列車までとなっています。
阪和線の沿線から : 【JR西日本】大阪駅・うめきたエリアの線路切替工事に伴う「くろしお」「はるか」運休実施(2023.2.12)

あと一ヶ月半ほどで見納めとなるこの地上区間、乗り納めのためには、「くろしお」「はるか」の各特急列車に乗車する必要があります。
今回、京都鉄道博物館にDEC741の展示を見にいった帰りに、いい機会だということで、新大阪から天王寺まで、地下化前の梅田貨物線を経由する特急「くろしお」に乗車してみました。

しかも今回は、283系「オーシャンアロー」のグリーン車に乗車し、前面展望もしっかり記録に残しておきたいな、と思い、新大阪から天王寺までの約15分間、グリーン車を奮発して前面展望を楽しんできましたので、画像・動画をご紹介したいと思います。

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▲新大阪駅に停車中の特急「くろしお」13号(新大阪13:15発)
この先頭車両のグリーン車に乗車します。

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▲この座席(1号車1D席)から撮影してみます。

発車して淀川を渡ると、反対側から323系がやってきました。
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営業ダイヤでは梅田貨物線を走行することのない323系ですが、時折このように走っている模様で、この日も何度か新大阪駅にやって来ていました。
「くろしお13号」に乗車する前にも大阪駅に顔を出しており、このように珍しい取り合わせを撮影しておきました。
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▲新大阪駅に停車中の323系。
このまま西九条訪問に引き換えしていきました。

列車はその後、かつての「梅田貨物駅」、現在のグランフロント大阪など梅田の高層ビルを眺めながら走ります。
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新設の地上区間と合流した後は、西九条駅構内を通過して天王寺まで向かうのは、ダイヤ改正前と同様になります。


今回、グリーン車先頭車を確保して臨んだ動画撮影。
下記にてアップしていますので、グランフロント大阪など梅田の高層ビルを車内から眺めることのできる風景も、間もなく見納めとありますので、この動画でも楽しんでみてはいかがでしょうか。

JR西日本「DEC741」を京都鉄道博物館でみる(2022.12.23)

JR西日本の総合検測車「DEC741」。

これまで「クモヤ443」が担っていた架線の検測に加え、従来人間が現地で行っていた架線設備の地上検査も、システムで実施するべく、新たに50台のカメラを搭載した車両として、登場時に大きな話題となりました。
阪和線の沿線から : 【JR西日本】総合検測車「DEC741」導入を発表。クモヤ443を置き換えへ

既に運用が開始され、JR西日本管内はもとより、直通運行が可能な他社線区でも検測を開始していますが、もとよりお客さんを乗せる車両ではないので、ダイヤが公開されているわけでは決してなく、撮影しようと思ったら本当に運次第、という車両であります。

そのDEC741が、この12月22日〜26日の4日間、京都鉄道博物館で展示されるという発表がありました。
阪和線の沿線から : 【京都鉄道博物館】DEC741特別展示を開催(2022.12.22〜26)多くの要望に応えた展示を実施

上述のとおり、検査を行う「事業用車両」でありますので、じっくり写真を撮影する機会はこういう時でないとありません。
加えて、このDEC741には、上述のとおり合計50台のカメラが設置されており、その姿を天井側からみることができるのも、これまた京都鉄道博物館ならでは、ということで、展示開始日二日目の12月23日、早速現地に向かうことにしました。



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▲DEC741-1

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▲DEC741-101
かつての「クモル145・クル144」のような、青色に黄色の帯というカラーリングです。
(参考)
阪和線の沿線から : 京都鉄道博物館で展示されるクル144・クモル145を見にいく(2017.12.22)

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▲DEC741-101の窓がない部分に、このようなイラストロゴが描かれています。
このロゴですが、下記「鉄道コム」記事によりますと、「車両のコンセプト『鉄道の安全を守ること』や『DEC741が走る風景』といったことを示す」デザインを表したロゴとのことで、一般の方には得体の知れない車両に、少しでも親しみを持ってもらおう、という意図を感じたりしました。
JR西日本の「DEC741」登場 屋根上に大量のカメラを搭載 - 鉄道コム

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▲一方、DEC741-1の側面には、このようにカメラが付いています。
そして、カメラといえば、DEC741の特徴というべき、屋上に多数設置されたカメラです。
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先に紹介した側面も合わせると、計50台あるそうですが、さすがに50台全てを数えることはしませんでした。
ただ、DEC741を模型で再現してみよう、というモデラーの方にとっては、今回の展示は実車の記録を取ることができる、貴重な機会ではないかと思われます。

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天井のカメラに注目が集まるDEC741ですが、このカメラは見るからに高額なものであることが分かります。
そのため、今回のDEC741の展示では、通常に比べて見学者向けの注意書きが多数掲示されています。

ついつい柵からカメラを伸ばして撮影したい気持ちはわかりますが、仮に手持ちのカメラを落として車載カメラを破損するようなことがあれば、DEC741の展示が二度と行われないことも大いに考えられます。
これから見学される方は、十分注意して撮影しましょう。

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DEC741の概要案内です。
こうした資料を記録できるのも、京都鉄道博物館の展示ならではであります。



以上が、京都鉄道博物館で展示された「DEC741」のご紹介でした。
お客さんを乗せる車両ではなく、一般にダイヤが公開されていない「神出鬼没」の車両でありますので、こういった機会でじっくり見学・撮影できたのは、非常に嬉しく感じました。

つい先週も、こちらの記事でご紹介したように、JR四国キハ185系の展示を見るために京都鉄道博物館を訪問し、これで二週連続の訪問となりましたが、それだけ価値のある展示であることに違いない、と感じています。

2月23日から3月5日まで、下記記事でご紹介したように、JR東海の「キハ85系」「HC85系」の展示が予定されています。
阪和線の沿線から : 【京都鉄道博物館】HC85系・キハ85系を特別展示(2023.2.23〜3.5)JR東海の車両は初めての展示
こちらの展示も非常に楽しみでありますので、是非訪問できればいいな、と思っています。




【関連ニュースサイト】
京都鉄道博物館 DEC741 展示(2022年12月22日〜) - 鉄道コム
「京都鉄道博物館 DEC741 展示」に関するブログ - 鉄道コム



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大阪環状線323系「クリスマス表示」「スーパー・ニンテンドー・ワールド」塗装をみる(2022.12.23)

本日(12月24日)はクリスマスイブ、そして明日はクリスマス、ということで、クリスマスにちなんだ話題をご提供したいと思います。

大阪環状線の323系では、一部の編成でクリスマスまでの期間中、種別表示(通常「普通」等が表示される)に「クリスマスツリー」を表示するという、ちょっとした季節の演出を行っています。

今年もまた、この「クリスマス」表示の323系を見つけましたので、ご紹介します。

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▲桃谷駅に停車中の323系「クリスマス」表示。

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▲表示部分を拡大してみます。

当該編成はLS07編成でした。



クリスマス、といえば「プレゼント」がつきものですが、このクリスマスプレゼントに「ゲーム」をお願いする子供達も多いのではないのでしょうか。

「スーパーマリオ」シリーズで有名な任天堂のゲーム機はその中でも有名ですが、この任天堂のゲームを世界観とした「スーパー・ニンテンドー・ワールド」がユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に開設されました。

そのコラボ企画として、323系の1編成に特別なラッピングを施した車両が、2021年1月から運行されています。
阪和線の沿線から : 【JR西日本】USJ「スーパー・ニンテンドー・ワールド」ラッピング列車を大阪環状線・JRゆめ咲線で運行(2021.1.27〜)マリオ、ルイージ等のキャラクターが描かれたデザインに

この「スーパー・ニンテンドー・ワールド」ラッピング編成もやってきましたので、撮影してみました。
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▲水色が特徴の「スーパー・ニンテンドー・ワールド」ラッピング編成。

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▲側面には、マリオ、ルイージ、クッパ、ピーチ姫などが描かれています。


眺めるだけで非常に楽しいこの編成ですが、運行開始から間もなく2年となります。
ラッピングの終了時期は発表されていませんが、可能なときに、可能な場所で撮影していきたいと思います。




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京阪電鉄「大晦日終夜運転復活」ヘッドマークを掲出した8000系を撮影する(2022.12.23)

京阪電鉄では、今年の大晦日から来年の元旦にかけて、3年ぶりに終夜運転を実施することを発表しています。
阪和線の沿線から : 【京阪電鉄】3年ぶりに大晦日の終夜運転実施(2022.12.31〜2023.1.1)

この終夜運転復活を記念したヘッドマークが、12月31日まで8000系3編成に掲出されていますが、その様子を本日撮影してきましたので、ご紹介します。

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▲「大晦日終夜運転」ヘッドマークを掲出した8000系8006編成。

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▲同・後追いで撮影。

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▲淀屋橋駅に停車中の「大晦日終夜運転」ヘッドマーク掲出8000系8008編成。

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▲同・「大晦日終夜運転」と京阪特急の「ハトマーク」を並べて撮影してみました。


ヘッドマーク掲出期間は大晦日までなので、記録できる時に記録しておこう、と天気に関係なく沿線の思いついた場所で撮影してみました。

各事業者とも縮小傾向のある大晦日終夜運転の中で、このように復活を強くPRする姿勢というのもきっちり記録しておくことができました。



【関連ニュースサイト】
京阪 大晦日終夜運転復活ヘッドマーク 掲出(2022年12月17日〜) - 鉄道コム



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