JR西日本では、同社グループ共通の新たなポイントサービスとして「WESTERポイント」を開始することを発表しました。
「WESTERポイント」サービスがいよいよスタート ポイントがどんどんたまる!たまったポイントで新幹線が最大約50%相当おトクにつかえる!:JR西日本
具体的な内容は、上記資料からご確認いただければと思いますが、ざっくり言えば、これまでの同社グループでのポイントサービス「J-WESTポイント」「ICOCAポイント」「WESPOポイント」を「WESTERポイント」に名称統合し、併せて「モバイルICOCA」利用や「e5489」「エクスプレス予約」での利用によるポイント付与、付与ポイントのグループ内での利用を拡大すること、になるかと思います。
そんな中、発表資料を確認していますと、2018年10月から開始した「ICOCAポイント」による「時間指定ポイント」(旧・「昼間特割きっぷ」の代替)及び「利用回数ポイント」(旧・回数券の代替)のサービスについて、ポイントの付与率見直しが実施されることが記されていました。
内容は上記引用資料のとおりで、これまで「50%」または「30%」の付与率であった「時間帯指定ポイント」(京都〜大阪等の区間で、同月内に4回目以降の利用から付与されるポイント)、そして「15%」の付与率であった「利用回数ポイント」が、いずれも「10%」と見直しされることとなります。
特に「時間帯指定ポイント」は上述のとおり、かつて発売されていた「昼間特割きっぷ」の廃止と入れ替わりに導入された、という経緯があります。
そのため付与率も最大50%と、当時の「昼間特割きっぷ」の割引率を意識した設定となっていました。
(参考)
阪和線の沿線から : 【JR西日本】「ICOCAポイント」導入を発表(2018.10.1〜)列車乗車回数等によりポイント付与。現「昼間特割きっぷ」設定区間では4回目以降の乗車で最大50%の付与も
上記過去記事で計算した際、一ヶ月あたり12回(6往復)を越えるとICOCAポイントの方が有利になる計算となっていましたが、今回の見直しにより、実質運賃が大幅に増加することになります。
一例として、上記過去記事でもご紹介した「京都〜大阪」間において、今回の見直しでどの程度実質運賃額が増加するのか、試算してみました。
ご覧のとおり、4回目以降の実質負担額は大きく増えることになります。
12回の利用でみますと、付与されていたポイントはこれまで2,565ポイントだったものが、4月以降は522ポイントとなり、実質運賃(支払運賃からポイント付与額を差し引いた額)も4,275円から6,438円と、50%程度の増加となっています。
同様の見直しは、PiTaPaのポストペイ利用で付与される「PiTaPa割引サービス」でも実施されることになりますので、これまでこのポイント制度を利用していた方には、4月利用分が付与される5月以降、付与されるポイントが大幅に減ることになりますので、注意が必要かと思います。
これまで「昼間特割きっぷ」を引き継ぐ割引、として設定されたこの大幅なポイント付与も、実質的に終わりを告げることになりそうです。
思えば、まだJR西日本が輸送シェアで民鉄に水をあけられていた頃、利用促進の策として導入されたものですが、その後新快速の充実に代表されるスピードアップもありましたが、一方でコロナ禍後の利用動向の変化により、こういった大幅割引にメスを入れられた、といったところでしょうか。
利用者にとっては痛い話ですが、これとて利用動向の変化には抗うことができなかったのかな、とも感じたニュースでありました。
【関連ニュースサイト】
●JR西日本、グループ共通ポイントサービス「WESTERポイント」を2023年春開始 - TRAICY(トライシー)
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「WESTERポイント」サービスがいよいよスタート ポイントがどんどんたまる!たまったポイントで新幹線が最大約50%相当おトクにつかえる!:JR西日本
具体的な内容は、上記資料からご確認いただければと思いますが、ざっくり言えば、これまでの同社グループでのポイントサービス「J-WESTポイント」「ICOCAポイント」「WESPOポイント」を「WESTERポイント」に名称統合し、併せて「モバイルICOCA」利用や「e5489」「エクスプレス予約」での利用によるポイント付与、付与ポイントのグループ内での利用を拡大すること、になるかと思います。
そんな中、発表資料を確認していますと、2018年10月から開始した「ICOCAポイント」による「時間指定ポイント」(旧・「昼間特割きっぷ」の代替)及び「利用回数ポイント」(旧・回数券の代替)のサービスについて、ポイントの付与率見直しが実施されることが記されていました。
(同社発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230222_00_press_point.pdf)より引用)
内容は上記引用資料のとおりで、これまで「50%」または「30%」の付与率であった「時間帯指定ポイント」(京都〜大阪等の区間で、同月内に4回目以降の利用から付与されるポイント)、そして「15%」の付与率であった「利用回数ポイント」が、いずれも「10%」と見直しされることとなります。
特に「時間帯指定ポイント」は上述のとおり、かつて発売されていた「昼間特割きっぷ」の廃止と入れ替わりに導入された、という経緯があります。
そのため付与率も最大50%と、当時の「昼間特割きっぷ」の割引率を意識した設定となっていました。
(参考)
阪和線の沿線から : 【JR西日本】「ICOCAポイント」導入を発表(2018.10.1〜)列車乗車回数等によりポイント付与。現「昼間特割きっぷ」設定区間では4回目以降の乗車で最大50%の付与も
上記過去記事で計算した際、一ヶ月あたり12回(6往復)を越えるとICOCAポイントの方が有利になる計算となっていましたが、今回の見直しにより、実質運賃が大幅に増加することになります。
一例として、上記過去記事でもご紹介した「京都〜大阪」間において、今回の見直しでどの程度実質運賃額が増加するのか、試算してみました。
(管理人が試算したものですので、間違っている際にはご容赦くさい。)
ご覧のとおり、4回目以降の実質負担額は大きく増えることになります。
12回の利用でみますと、付与されていたポイントはこれまで2,565ポイントだったものが、4月以降は522ポイントとなり、実質運賃(支払運賃からポイント付与額を差し引いた額)も4,275円から6,438円と、50%程度の増加となっています。
同様の見直しは、PiTaPaのポストペイ利用で付与される「PiTaPa割引サービス」でも実施されることになりますので、これまでこのポイント制度を利用していた方には、4月利用分が付与される5月以降、付与されるポイントが大幅に減ることになりますので、注意が必要かと思います。
これまで「昼間特割きっぷ」を引き継ぐ割引、として設定されたこの大幅なポイント付与も、実質的に終わりを告げることになりそうです。
思えば、まだJR西日本が輸送シェアで民鉄に水をあけられていた頃、利用促進の策として導入されたものですが、その後新快速の充実に代表されるスピードアップもありましたが、一方でコロナ禍後の利用動向の変化により、こういった大幅割引にメスを入れられた、といったところでしょうか。
利用者にとっては痛い話ですが、これとて利用動向の変化には抗うことができなかったのかな、とも感じたニュースでありました。
【関連ニュースサイト】
●JR西日本、グループ共通ポイントサービス「WESTERポイント」を2023年春開始 - TRAICY(トライシー)
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