阪和線の沿線から

阪和線沿線在住の筆者が記している日記です。
鉄道を中心に、バス・航空・フェリーといった交通全般に関する話題や、
管理人の乗車記録や旅行記、撮影記録などを気の向くままにお送りしています。
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JR西日本

【JR西日本】ICOCA「時間帯指定ポイント」「利用回数ポイント」の付与率見直しへ。最大50%付与が10%付与へ(2023.4.1〜)

JR西日本では、同社グループ共通の新たなポイントサービスとして「WESTERポイント」を開始することを発表しました。

「WESTERポイント」サービスがいよいよスタート ポイントがどんどんたまる!たまったポイントで新幹線が最大約50%相当おトクにつかえる!:JR西日本

具体的な内容は、上記資料からご確認いただければと思いますが、ざっくり言えば、これまでの同社グループでのポイントサービス「J-WESTポイント」「ICOCAポイント」「WESPOポイント」を「WESTERポイント」に名称統合し、併せて「モバイルICOCA」利用や「e5489」「エクスプレス予約」での利用によるポイント付与、付与ポイントのグループ内での利用を拡大すること、になるかと思います。

そんな中、発表資料を確認していますと、2018年10月から開始した「ICOCAポイント」による「時間指定ポイント」(旧・「昼間特割きっぷ」の代替)及び「利用回数ポイント」(旧・回数券の代替)のサービスについて、ポイントの付与率見直しが実施されることが記されていました。

jrwest_westerpoint
(同社発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230222_00_press_point.pdf)より引用)


内容は上記引用資料のとおりで、これまで「50%」または「30%」の付与率であった「時間帯指定ポイント」(京都〜大阪等の区間で、同月内に4回目以降の利用から付与されるポイント)、そして「15%」の付与率であった「利用回数ポイント」が、いずれも「10%」と見直しされることとなります。

特に「時間帯指定ポイント」は上述のとおり、かつて発売されていた「昼間特割きっぷ」の廃止と入れ替わりに導入された、という経緯があります。
そのため付与率も最大50%と、当時の「昼間特割きっぷ」の割引率を意識した設定となっていました。
(参考)
阪和線の沿線から : 【JR西日本】「ICOCAポイント」導入を発表(2018.10.1〜)列車乗車回数等によりポイント付与。現「昼間特割きっぷ」設定区間では4回目以降の乗車で最大50%の付与も

上記過去記事で計算した際、一ヶ月あたり12回(6往復)を越えるとICOCAポイントの方が有利になる計算となっていましたが、今回の見直しにより、実質運賃が大幅に増加することになります。

一例として、上記過去記事でもご紹介した「京都〜大阪」間において、今回の見直しでどの程度実質運賃額が増加するのか、試算してみました。
jrw_kyoto-osaka_point
(管理人が試算したものですので、間違っている際にはご容赦くさい。)


ご覧のとおり、4回目以降の実質負担額は大きく増えることになります。
12回の利用でみますと、付与されていたポイントはこれまで2,565ポイントだったものが、4月以降は522ポイントとなり、実質運賃(支払運賃からポイント付与額を差し引いた額)も4,275円から6,438円と、50%程度の増加となっています。

同様の見直しは、PiTaPaのポストペイ利用で付与される「PiTaPa割引サービス」でも実施されることになりますので、これまでこのポイント制度を利用していた方には、4月利用分が付与される5月以降、付与されるポイントが大幅に減ることになりますので、注意が必要かと思います。


これまで「昼間特割きっぷ」を引き継ぐ割引、として設定されたこの大幅なポイント付与も、実質的に終わりを告げることになりそうです。
思えば、まだJR西日本が輸送シェアで民鉄に水をあけられていた頃、利用促進の策として導入されたものですが、その後新快速の充実に代表されるスピードアップもありましたが、一方でコロナ禍後の利用動向の変化により、こういった大幅割引にメスを入れられた、といったところでしょうか。

利用者にとっては痛い話ですが、これとて利用動向の変化には抗うことができなかったのかな、とも感じたニュースでありました。



【関連ニュースサイト】
JR西日本、グループ共通ポイントサービス「WESTERポイント」を2023年春開始 - TRAICY(トライシー)



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【JR西日本】「モバイルICOCA」Androidスマホで開始(2023.3.22)

JR西日本では、同社のICカード乗車券「ICOCA」の機能をAndroidスマートフォンで利用できる「モバイルICOCA」のサービス開始を発表しました。

「モバイルICOCA」いよいよ誕生! 〜 2023年3月22日 AndroidTMスマートフォンでサービス開始 〜:JR西日本

概要は以下のとおりです。

【サービス開始日】
2023年3月22日(水)

【利用可能なスマートフォン】
Androidスマートフォンのうち、以下の条件を満たすもの
・購入時にAndroid10.0以上がインストールされているもの
・最新版の「おサイフケータイアプリ」がインストールされているもの
(対象機種は、後日「モバイルICOCA」サイトで案内)

【主なサービス】
・チャージ
登録したクレジットカードから支払い。

・定期券購入
通勤定期券、通学定期券(大学生用(専門学校などを含む))を利用可能

・WESTERポイント
J-WESTカードを登録してアプリでチャージ・定期券購入するとWESTERポイントを最大3%(J-WESTゴールドカードの場合。その他のJ-WESTカードは最大1.5%)付与

その他「再発行」「機種変更」「払い戻し」等の利用可能

【モバイルICOCAで購入できない定期券】
・高校生、中学生、小学生の通学定期券
・小児運賃適用の定期券
・2区間定期券
・2区間分割購入の定期券
・敦賀駅以北の区間を含む定期券

【ロゴ】
sub1
(同社発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230222_00_press_mobaico.pdf)より引用)

【アイコン】
jrw_mobileicoca_iocn
(同社発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230222_00_press_mobaico.pdf)より引用)

【画面イメージ】
jrw_mobileicoca_screen
(同社発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230222_00_press_mobaico.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



今から2年半ほど前、2020年10月に突如発表のあった「モバイルICOCA(仮称)」の導入計画。
(参考)
阪和線の沿線から : 【JR西日本】「モバイルICOCA(仮称)」の導入計画を発表。2023年春サービス開始予定
この発表の時、導入予定時期は2023年春とアナウンスされていました。

その後、特に追加の情報が発表されていたわけではなかったので、当初の導入予定時期が近づくなか、このまましばらく延期なのでは?と思っていたところ、本日正式に「モバイルICOCA」の導入が発表されました。

サービス内容をみますと、「チャージ」「定期券購入」がアプリ上で可能なほか、「WESTERポイント」が一般カードでも1.5%付与されることから、これまで「SMART ICOCA」などを利用していた方にとっての乗り換え先、といった感じでしょうか。

なお、今回発表のあったのは「Android」のみで、「iPhone」対応は発表されていませんので、注意が必要です。



私自身、Androidスマートフォンを利用していますが、それ以前のいわゆる「ガラケー」の時代から、「モバイルSuica」を利用し続けてきました。
もはや10年以上利用し続けてきた「モバイルSuica」、当たり前ですがJR西日本の定期を搭載することができないので、これまで定期券はICカードの「ICOCA」を別途利用してきました。

今回、ようやく「モバイルICOCA」のサービス開始が発表され、「Android10」搭載以降のスマホで利用可能でありますので、初期設定でAndroid11が搭載されていた私のスマホでも利用することができるようになります。

そんなことですので、勿論サービス開始の3月22日に早速利用したいと思いますし、その様子をこのブログでご紹介できればと思います。

ともあれ、何の前触れはありませんでしたが、予定通りの時期にサービス開始ということで、ひとまず安心しましたが、今度は大きなトラブルなく無事にサービス開始してほしいな、とも願いたいニュースでありました。



【関連ブログ】
【JR西日本】「モバイルICOCA」、いよいよ出発進行! - 鉄道プレス



【関連ニュースサイト】
モバイルICOCA 提供(2023年3月22日〜) - 鉄道コム
「モバイルICOCA」3月22日開始へ! まずはAndroidから 通勤定期も対応 | 乗りものニュース
JR西日本「モバイル ICOCA」Android端末向けサービス、3/22開始へ | マイナビニュース
モバイルICOCA、Androidスマートフォンでサービス開始 - トラベル Watch
JR西日本,「モバイルICOCA」サービスを3月22日から開始|鉄道ニュース|2023年2月25日掲載|鉄道ファン・railf.jp



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【JR西日本】改良型可動式ホーム柵を西九条駅・弁天町駅に導入(2024年度中)

JR西日本では、鉄道駅バリアフリー料金制度を活用してホーム柵及びホーム安全スクリーンの整備を勧め、2032年度までに128駅で整備することを計画しています。
阪和線の沿線から : 【JR西日本】鉄道駅バリアフリー料金制度による値上げを実施(2023.4.1)2025年度からは料金収受エリア拡大を予定


今回、整備期間を短縮し、かつホーム補強を迅速化し、工期の短縮や工事費用の圧縮を実現した「改良型可動式ホーム柵」を開発し、西九条駅・弁天町駅に導入することを発表しました。

改良型可動式ホーム柵の導入について:JR西日本

概要は以下のとおりです。

【改良型可動式ホーム柵開発の狙い】
・整備期間を短縮し設置を早め、ホーム上の安全性向上を促進
・安全機能を維持しながら構造を見直し、ホーム補強を迅速化、工期の短縮・工事費用の圧縮を実現
2023022102
(同社発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230220_press_home.pdf)より引用)

【今後について】
・西九条駅・弁天町駅の整備から改良型可動式ホーム柵を導入
着工:2023年3月、完成:2024年度中

・今後整備していく可動式ホーム柵は、「改良型」での設置を基本。
・2032年度までの整備計画:
改良型・・・約30番線
従来型・・・27番線
合計:約30駅・120番線(昇降式含む)
2023022101
(同社発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230220_press_home.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



既にこのブログでご紹介したように、関東・関西を中心とした多くの事業者で「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活用し、ホームドアなどの設置を進める計画を公表しています。

一方、ホームドアについては、費用は勿論ですが、既存ホームの補強が必要であることから、より短い期間で整備できる構造の開発が望まれています。

今回JR西日本が発表したホーム柵では、ドアに開口部を設け、全体の重量を軽量化してホーム補強に要する工事期間を短縮することができる構造となっており、同社では今後整備するホーム柵については、基本的にこの「改良型」で行うこととしています。

その「改良型」ホーム柵の第一陣として導入されるのが、西九条駅と弁天町駅の二駅です。
これらの駅が選ばれた理由は、恐らく「2025年大阪・関西万博」のアクセス駅として、万博期間中多数の利用客が見込まれることから、早期の整備が特に求められている、と考えられます。


特に弁天町駅では、万博に向けて駅舎の新設整備を含む改良を実施することから、これも合わせて駅の内外が大きく変化することになるかと思います。
阪和線の沿線から : 【JR西・大阪メトロ】2025年大阪・関西万博に向けた取り組みを発表。弁天町駅改良及び新大阪〜桜島間直通列車の運転を実施へ

新しいホーム柵は2024年度中に整備されるとのことです。
従来型のホーム柵との変化も気になりますが、何よりこういった整備により大阪・関西万博への輸送が安全に完遂できることを願いたいな、とも感じたニュースでした。




【関連ニュースサイト】
JR西、改良型の可動式ホーム柵を導入 重量削減で整備期間を短縮へ - 鉄道コム
JR西日本、西九条駅・弁天町駅から「改良型可動式ホーム柵」導入へ | マイナビニュース
今後は改良型を整備 JR西日本の可動式ホーム柵どう変わる? 整備は西九条&弁天町から | 乗りものニュース
JR西日本,改良形可動式ホーム柵を導入|鉄道ニュース|2023年2月25日掲載|鉄道ファン・railf.jp



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【JR西日本】奈良線221系を「お茶の京都トレイン」ラッピングを実施(2023.3.16〜)緑を基調としたデザインに

JR西日本では、奈良線の複線化開業で注目の奈良線・宇治に焦点を当てた「お茶」をテーマにした「ちょこっと関西歴史たび」のキャンペーンを実施することを発表しています。

今回、当キャンペーンの一環として、奈良線等を走る221系電車を奈良線「お茶の京都トレイン」として、「お茶の京都」をテーマにしたデザイン列車を運行することを発表しました。

ちょこっと関西歴史たび「お茶のまち宇治」開催について:JR西日本

このうち、「お茶の京都トレイン」の概要は以下のとおりです。

【運行開始日】
2023年3月16日(木)

【主な運行エリア】
奈良線(京都駅〜木津駅間)
(※)他の路線も走行する場合あり

【特徴】
茶畑、茶葉、茶道具をモチーフに菱模様を制作し、優美で格調高く車両全体をデザイン

【イメージ】
jrwest_221_uji


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



JR奈良線では、長年に渡り複線化工事が進められてきましたが、この3月18日(土)ダイヤ改正で、京都〜城陽間が完全複線化となり、速達性やダイヤの安定性がより向上し、利便性が向上することが見込まれます。
この2月25日(土)から2月26日(日)にかけては、複線化開業前の最終ともなる線路切替工事が実施されることも、既にこのブログでもご紹介しています。
阪和線の沿線から : 【JR西日本】奈良線複線化開業に向け、京都〜城陽間で運転取り止め(2023.2.25夜〜2.26朝)京都大学等の国公立大学前期試験二日目受験の方は要注意


今回、複線化開業する奈良線の中でも多くの観光客を集める「宇治」をターゲットに、「お茶」をテーマにした観光キャンペーンが実施されます。
その一環として、奈良線を中心に運行される221系に、緑色を基調としたラッピングが施されることとなります。

上記引用の画像をご覧になれば分かるとおり、白とベージュの帯を基調とした221系オリジナルの塗装から一変、「緑」ベースのカラーは、沿線でも相当注目を集めるのではないか、とも思えます。

この221系「お茶の京都トレイン」、運用によっては奈良線だけでなく大和路線やおおさか東線でも見かけることもあり得るので、様々な場所での撮影記録も期待したいところです。




【関連ブログ】
【JR西日本】221系が緑色に!旅キャンペーンの一環で - 鉄道プレス



【関連ニュースサイト】
奈良線 221系 お茶の京都トレイン 運転(2023年3月16日〜) - 鉄道コム
京都府・JR西日本「お茶の京都トレイン」関西本線・奈良線で運行へ | マイナビニュース



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【JR西日本】「大阪駅(うめきたエリア)開業記念きっぷ」発売。「パンダくろしお」の硬券も(2023.2.20〜発売)

JR西日本では、大阪駅(うめきたエリア)に新たな地下ホームが開業することを記念して、同地下ホームに乗り入れる「おおさか東線」「特急はるか」「特急くろしお」で利用できる3枚のきっぷ(硬券)をセットにした記念きっぷを発売することを発表しました。

〜つながる、はじまる!NEWネットワーク〜 「大阪駅(うめきたエリア)開業記念きっぷ」の発売について:JR西日本

概要は以下のとおりです。

【名称】
大阪駅(うめきたエリア)開業記念きっぷ

【発売期間】
2023年2月20日(月)〜3月26日(日)(売り切れ次第発売終了)

【利用期間】
2023年3月18日(土)〜4月28日(金)(各きっぷ1回限り有効)

【セット内容】
・片道乗車券(久宝寺→大阪:おおさか東線経由)
・自由席特急券(大阪→関西空港)
・普通車指定席特急券(大阪→白浜 ※乗車前に窓口で座席の指定が必要)
・台紙

【発売価格】
1セット3,500円(こども用の発売は無し)

【発売数量】

限定1,000セット

【発売方法】
JR西日本公式オンラインショップ「DISCOVER WEST mall」(ディスカバーウエストモール)で発売。
https://dwmall.westjr.co.jp/shop/g/gAT00004/
※駅での販売は実施せず。

【イメージ】
jrwest_umekita_ticket
(同社発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230213_00_press_umekitakippu.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



丁度1ヶ月後に開業する大阪駅(うめきたエリア)地下ホーム。
このブログでも既にご紹介しているように、これまで大阪駅に停車できなかった特急「くろしお」「はるか」が、この新ホーム開業により大阪駅に停車できるようになり、関西空港、和歌山、紀南方面から大阪市内中心部へのアクセスが向上することになります。
(参考)
阪和線の沿線から : 【JR西日本】大阪駅・うめきたエリア開業に伴う運行体系を発表。「くろしお」「はるか」に加え「おおさか東線」も乗り入れへ


今回、この開業に伴う記念きっぷとして、新ホームに乗り入れるレ車に関係する区間・券種を揃えた記念きっぷが発売されることになりました。

特徴は、上記イメージをご覧になって分かるように、「硬券」であります。
しかも、「パンダくろしお」の硬券もセットされており、これまた貴重な商品になるのではないかと思います。

なお、発売方法はJR西日本の公式オンラインショップのみでの発売で、駅での販売は行いませんので、注意が必要です。


きっぷの内容をみますと、「はるか」自由席特急券と「くろしお」指定席特急券があります。
「くろしお」指定席特急券は、大阪から白浜までと、かなり距離が長く、実使用するのも難しいかも知れませんが、折角「パンダくろしお」が硬券にプリントされるわけですから、購入の価値はありそうですね。

実使用という点では、「はるか」自由席特急券(大阪→関西空港)の方が使いそうだな、という気もします。
(その場合でも、日根野で前途放棄になりそうですが…)

ともあれ、発売開始は2月20日(月)の10時からですので、気になる方は是非購入してみてはいかがでしょうか。




【関連ニュースサイト】
大阪駅うめきたエリア 開業記念きっぷ 発売(2023年2月20日〜) - 鉄道コム
JR西「大阪駅(うめきたエリア)開業記念きっぷ」を発売 デザインは?:2月20日から - ITmedia ビジネスオンライン
JR西日本「大阪駅(うめきたエリア)開業記念きっぷ」ネット限定発売 | マイナビニュース
JR西日本「大阪駅(うめきたエリア)開業記念きっぷ」発売|鉄道ニュース|2023年2月14日掲載|鉄道ファン・railf.jp



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【JR西日本】「西日本どこまで4DAYS(在来線乗り放題)」発売。9,800円で在来線普通列車乗り放題、別途料金券購入で特急列車も利用可能

JR西日本では、鉄道開業150年を記念して、JR西日本全線の普通列車が4日間乗り放題となるきっぷ、「西日本どこまで4DAYS」を発売することを発表しました。

〜西日本をどこまでも乗りつくそう!〜 「西日本どこまで4DAYS(在来線乗り放題)」の発売について:JR西日本

概要は以下のとおりです。

【発売期間】
2023年2月20日(月)〜2023年3月17日(金)
(利用開始日の前日まで発売)

【利用期間】
2023年2月21日(火)〜3月21日(火・祝)までの連続する4日間
(3月18日(土)利用開始分まで発売)

【価格】
9,800円(おとな1名)
(こどもの設定なし)

【効力等】
・JR西日本全線の普通列車(新快速・快速含む)が4日間乗り放題。
・智頭急行線、JR西日本宮島フェリーも利用可能。
・IRいしかわ鉄道線・金沢〜津幡間は、JR西日本線へ通過利用する場合に限り、利用可能。
・在来線特急列車は、別途特急券を購入することで利用可能
(サンライズ出雲・瀬戸、WEST EXPRESS 銀河は利用不可)
・新幹線は利用不可。

【発売箇所】
JR西日本ネット予約「e5489」

【ポスター】
2023021301
(同社Webサイト(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230213_00_press_4days.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



特にコロナ禍以降、利用喚起を目的に、様々な趣向のおトクなきっぷを発売してきたJR西日本。

その代表格は「サイコロきっぷ」であるともいえますが、今回発表した「西日本どこまで4DAYS」もかなりおトクなきっぷであるといえます。

このきっぷ、名称のとおり、JR西日本の在来線なら普通列車(新快速等含む)が連続4日間乗り放題となるきっぷですが、このきっぷが画期的なのは、次の点に他なりません。
・お一人様から利用可能
・在来線特急列車は特急券を別に購入して利用可能

まず一つ目ですが、これまでJR西日本のおトクなきっぷでは、利用条件が魅力的であればあるほど、「二人以上利用可能」という条件がついて回っていました。
しかし今回の「西日本どこまで4DAYS」では、この「二人以上利用可能」という条件が無く、一人からでも利用可能となっています。

加えて、別途特急券を購入すれば特急列車が利用可能という点も魅力的です。
元々、連続4日間で9,800円というおトクな価格設定ですが、別途特急料金を支払うことで、乗車券に相当する効果を広げることができます。

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▲特急「くろしお」287系パンダくろしお編成。
別途特急券を購入することにより「くろしお」も利用可能となるので、活用の範囲が一気に広がります。


この手の条件は、JR東日本のフリーきっぷなどでは既に採用例があるように思えますが、JR西日本のフリーきっぷでは珍しい設定に感じました。

これにより、「サンダーバード」「くろしお」「やくも」「スーパーおき」といった、比較的長距離を走る特急列車とこの「西日本どこまで4DAYS」を併用することで、特急列車の利用が不可の「青春18きっぷ」ではなし得なかった行程が可能となるではないか、と思われます。「


勿論、利用不可な条件もあり、特に気をつけたいのは以下の点です。
・新幹線は利用不可
・連続4日間利用で、バラバラの日程では利用不可

「青春18きっぷ」のように、有効期間内のバラバラの日に使うことはできませんし、新幹線を使ってワープすることもできません。
ただ、それでも在来線特急列車が利用可能なので、それでも相当充実したプランを計画することができるのではないか、とも思えます。


この2月から3月、卒業旅行などを考えている学生さんもいらっしゃるかも知れませんので、こういったきっぷを活用して、JR西日本エリアをどこまでも行き尽くす、というのも楽しいかもしれないな、とも感じたニュースであります。




【関連ブログ】
【これはすごい】JR西日本「4日間乗り放題切符」を9800円で発売 - 鉄道プレス
JR西日本、在来線4日間乗り放題9800円: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」



【関連ニュースサイト】
JR西 どこまで4DAYS 発売(2023年2月20日〜) - 鉄道コム
「青春18きっぷ 西日本版」!? 特急課金もOK「西日本どこまで4DAYS」きっぷ発売へ | 乗りものニュース
JR西日本「西日本どこまで4DAYS」在来線普通列車など4日間乗り放題 | マイナビニュース
JR西日本「西日本どこまで4DAYS(在来線乗り放題)」を発売|鉄道ニュース|2023年2月14日掲載|鉄道ファン・railf.jp
「西日本どこまで4DAYS」の研究。JR西日本が4日間乗り放題 | タビリス
JR西日本、在来線が乗り放題になる「西日本どこまで4DAYS」。智頭急行やJR西日本宮島フェリーも利用可能 - トラベル Watch



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【うめきたエリア工事】特急「くろしお」天王寺駅折り返し運転をみる(2023.2.12)

下記記事でご紹介したように、本日(2月12日)は、大阪駅・うめきたエリアの線路切替工事に伴い、関西空港発着の特急「はるか」は全列車運休、白浜・新宮方面発着の特急「くろしお」は、京都・新大阪〜天王寺間の区間を運休することとなっていました。
(参考)
阪和線の沿線から : 【JR西日本】大阪駅・うめきたエリアの線路切替工事に伴う「くろしお」「はるか」運休実施(2023.2.12)

全列車運休となる「はるか」はともかく、天王寺駅折返しで運転される「くろしお」は、果たして当日どのホームを使用して発着するのか、またその折返し運用などはどのようにするのか。

通常のダイヤでは見られない、この日限りの様子を見にいこうと、天王寺駅まで出かけることにしました。



自宅から天王寺駅までは小一時間ですが、どうせなら区間運休となる特急「くろしお」に乗ろうと、日根野〜天王寺間で特急「くろしお12号」(日根野10:08発→天王寺10:33着)に乗ってみました。

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▲日根野駅改札口の発車案内。
通常は「京都」となっている本列車の行先が「天王寺」となっています。

定刻通り、「くろしお12号」が到着しました。
列車の行先も「天王寺」となっていました。
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日根野を発車して約25分、間もなく天王寺駅に到着します。
天王寺駅到着時の案内放送、そして通常は設定のない天王寺駅1番ホーム到着の様子を、動画で収録してみました。


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▲天王寺駅1番のりばに到着した特急「くろしお12号」289系。

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▲通常は特急列車の発車がない1番のりば。
この日に限り「くろしお」が1番のりばから発車することから、臨時の乗車位置案内が作成・掲示されていました。

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▲1番のりばに停車中の289系。
かつて新大阪方面への直通運転が始まるまでは、ここに381系が多数発着していましたが、現在ではここを特急列車が頻繁に発着する光景は見られませんでした。
懐かしいとも新鮮ともいえるこの光景を見ようと、多くのファンが訪れていました。


続きを読む

「WEST EXPRESS 銀河」紀南コースをe5489事前申し込みでトライしてみました。結果は惨敗…

JR西日本が運行する長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」ですが、今シーズン運行されている「紀南コース」の一部日程で、「みどりの窓口」「e5489」での発売が開始されました。



私の自宅からですと、宿泊付きの旅行商品を申し込むには距離が近いこともあり、「みどりの窓口」「e5489」での取扱い(以下「マルス開放」)開始を楽しみにしていました。

マルス開放の日程を確認したところ、3月5日(日)の昼行だと乗れそうなので、人気が高いことを予想して、e5489の「事前申し込みサービス」で申し込んでおくことにしました。

<e5489「事前申し込みサービス」について>
・きっぷ発売日のさらに1週間前(同曜日)の5:30から事前の申し込みが可能なサービス。
・なお、実際の予約手続きは乗車日1カ月前の10:00から。

(参考)
予約条件│e5489ご利用ガイド:JRおでかけネット


e5489の事前申し込みサービスを利用して申し込んだ、メール返信画面がこちら▼です。
Screenshot_20230205-131658


ご覧のとおり、事前申し込みサービスの受付開始日時である、きっぷ発売1週間前の5時31分に申し込み、準備万端で待ち望んだ、本日の発売開始。

返信されてきたメールはこちらのとおりです。
Screenshot_20230205-135657


「お座席の用意ができませんでした」と、予約不成立のメールが返信されてきました。

上述のとおり、事前申し込みサービス受付開始直後に申し込んでも、このように満席だったとは、想像以上の人気の高さ、というのを改めて実感しました。


とはいえ、乗車まであと1ヵ月あります。
ダメ元ではありますが、引き続き当日の空席状況をチェックして、正直どの座席でもいいので確保して、この日に「WEST EXPRESS 銀河」初乗車が実現できればいいな、と思っています。



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【JR西日本】岡山エリア導入の新型車両227系、愛称は「Urara」(うらら)に。

JR西日本では、2023年度以降岡山・備後エリアに新型車両「227系」を導入することを発表しています。



今回、この新型車両の愛称名を決定したことが、同社より発表されました。

岡山・備後エリアに導入する新型車両の愛称名について:JR西日本

概要は以下のとおりです。

【車両愛称名】
Urara(読み:うらら)

【ロゴイメージ】
jrw_227_urara_logo
(同社発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230130_05_press_urara.pdf)より引用)

【外観イメージ】
jrw_227_urara
(同社発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230130_05_press_urara.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



現在もなお、国鉄型車両が多くを占める岡山・備後エリアにも、ようやく新型車両が導入されることになりますが、今回その愛称が「Urara」(うらら)に決定しました。

愛称募集は、Twitter上で約1ヶ月間募集し、1,200件の応募の中からデザインコンセプトにふさわしく、呼びやすい愛称に決定したとのことでした。

広島地区に導入された227系の愛称「Red Wing」とは対照的に、柔らかい愛称となった「Urara」ですが、この愛称名は、車両の前面、側面及び転落防止ホロの部分に記載されることとなります。

これらも、「Red Wing」と同様でありますが、この「Urara」の愛称、「Red Wing」のように一般利用者に定着するのか、注目したいところでもあります。

227系「Urara」の導入は来年度となっていますので、今後このピンク色をまとった227系の実車がお目見えすることと思われますが、果たしてどんな印象か、今から楽しみであります。
その様子も、今後情報が発表されれば随時お伝えしていきたいと思います。




【関連ブログ】
【速報】岡山の新型電車(227系)の愛称は「Urara」に決定! - 鉄道プレス



【関連ニュースサイト】
岡山エリア新車の愛称は「Urara(うらら)」、JR西の227系 - 鉄道コム
岡山・備後エリアへの新型227系、愛称が「Urara」に決定 1200件の応募から JR西日本 | 乗りものニュース
JR西日本227系「Urara」岡山・備後エリアの新型車両、愛称名が決定 | マイナビニュース



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【JR西日本】奈良線複線化開業に向け、京都〜城陽間で運転取り止め(2023.2.25夜〜2.26朝)京都大学等の国公立大学前期試験二日目受験の方は要注意

JR西日本では、奈良線の複線化開業に向けた線路切替工事に伴い、奈良線の一部区間で列車を運休することを発表しました。

〜奈良線複線化開業に向けて〜 線路切換工事に伴い、奈良線の京都〜城陽駅間で運転を取り止めます。【運休日時】2023年2月25日(土)21時頃 〜2月26日(日)9時頃|JR西日本

概要は以下のとおりです。

【運休日時】
2023年2月25日(土)21時頃〜2月26日(日)9時頃

【運休区間】
奈良線 京都〜城陽間

【運休区間の最終列車】
・奈良方面:京都(21時09分)発普通奈良行き
・京都方面:奈良(20時20分)発普通京都行き

【運転再開の初列車】
・奈良方面:京都(8時56分)発普通奈良行き
・京都方面:城陽(8時31分)発普通京都行き

【運転取り止め中の振替輸送】
近畿日本鉄道、京阪電鉄、京都市交通局による振替輸送を実施

【運休イメージ】
jrw_naraline_stop_image
(同社発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230123_00_press_narasen.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



今年3月18日(土)のダイヤで、JR西日本・奈良線の京都〜城陽間が完全複線化(加えて山城多賀〜玉水間も複線化)となりますが、その切替工事のため、この2月25日(土)の夜から2月26日(日)の朝にかけて、京都〜城陽間で運休が発生します。

奈良線複線化工事にかかる運休は、これまでも何度か実施されてきましたが、今回改めてご紹介したのは、運休実施の日程にあります。

運休日は2月25日(土)の21時頃から2月26日(日)の9時頃までですが、この2月26日(日)は、国公立大学の二次試験(2月25日(土)から実施)の二日目にあたります。

大学によっては二次試験を二日間実施するところもあり、特に奈良線に近いところですと、京都大学(最寄り駅:京阪鴨東線出町柳駅、等)があります。

kyoto-u-exam
▲京都大学 令和5年度一般選抜学生募集要項 P4より引用。
https://www.kyoto-u.ac.jp/sites/default/files/inline-files/ippanbosyuyokoR5_all-148f76f3e429f4770aa207794915241d.pdf
試験は2月25日(土)・26日(日)(医学部医学科は27日(月)も)に実施されます。


2月26日(日)の試験開始は朝9時半から実施となりますので、京都大学を受験される奈良線沿線の受験生の方は、会場への交通手段は十分確認し、併走する近鉄、京阪及び京都市営地下鉄を利用するよう、時間に更に余裕を持って試験会場に向かいましょう。


その他の大学でも、2月26日(日)に前期試験が実施されるところもありますので、JR奈良線沿線の受験生は、十分注意しておきたいところです。



【関連ニュースサイト】
奈良線 京都〜城陽間 線路切換工事・列車運休(2023年2月25日) - 鉄道コム
JR西日本、奈良線京都〜城陽間で工事のため2/25夜から翌朝まで運休 | マイナビニュース
JR西日本、奈良線の線路切り替え工事で京都〜城陽を運休 2月25日21時〜26日9時 - トラベル Watch



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