JRグループ6社で運営している「ジパング倶楽部」は、リタイヤ後の鉄道の旅を楽しんでもらうことを目的に、1985年に設立した会員組織ですが、設立当初の社会の変化及び価値観の多様化を踏まえ、この度入会要件を変更することを発表しました。
「ジパング倶楽部」入会要件の変更について(JRグループ) :JR西日本
概要は以下のとおりです。
詳細は、上記発表資料をご覧下さい。
JR線のきっぷを2割引または3割引で購入できる、シニア向け会員制度「ジパング倶楽部」。
上述のとおり、国鉄末期の1985年に設立し、現在も継承したJRグループ6社により運営が続けられています。
流石に民営化後36年を経過し、国鉄時代から引き継いだ企画商品などの多くが、時代の流れとともに姿を消していきましたが、そんな中、この「ジパング倶楽部」は今なお存続している制度であります。
このジパング倶楽部の入会要件は、設立当初より個人会員は男女で年齢差があったり、個人会員とは別に夫婦会員が用意されていました。
ジパング倶楽部設立当時のシニア層の世帯構成から考えると、こういった区分は当然のように受け入れられたのでしょうが、それから40年近く経つ現在、合理的な理由も無く男女で入会年齢の差を設けることも問題と考えられるような時代に変化しましたし、そもそも夫婦ではない単身シニアというのも、当時に比べると相当増えてきています。
今回、そういった「社会の変化」を反映した見直しとして、入会資格の整理が行われたものと思われます。
今後、ジパング倶楽部に入会を予定されている方は、これら要件の変化をしっかり確認しておきたいところであります。
以上、「ジパング倶楽部」入会要件の変更についてご紹介しました。
この手のシニア向け会員割引制度は、「ジパング倶楽部」以外にも、JR西日本「おとなび」やJR東日本「大人の休日倶楽部」といった、JRグループ独自の会員制度も設けられています。
トップページ│おとなび:JRおでかけネット
大人の休日倶楽部:JR東日本
「おとなび」「大人の休日倶楽部」は、いずれも会員資格は50歳以上と、「ジパング倶楽部」に比べて若い年齢が設定されていますが、ともあれ退職後などで時間の余裕がある年齢層向けの会員制度であることに違いはありません。
一方で、既に随分進んでしまっている少子高齢化により、こういったシニア層の年齢層が人口の多くの割合を占めるとなると、今後もこれらの割引制度を続けることができるのかどうか、安泰とも言えないのかな、とも感じたりしています。
特に、いわゆる「団塊ジュニア」世代(概ね1970年代前半生まれ)以降、出生数が減少し続けていることから考えると、この割引制度を支える若年層が将来的に更に少なくなることを考えると、こういったシニア向け割引制度は、曲がり角に来ないとも限らないのではないか、と思ったりしました。
個人的なことを記しますと、もう暫くすると50歳になろうとしており、こういった割引制度を利用できる年齢が近づいてきているのですが、果たして自分がその年齢に到達した時に、これらの制度が残っているのか、不安も同時に感じたニュースでありました。
【関連ニュースサイト】
●JRグループ、ジパング倶楽部の入会年齢を満65歳以上に統一 夫婦会員の新規受付は終了へ - 鉄道コム
●JRグループ、「ジパング倶楽部」の入会要件を変更 夫婦会員は終了 - TRAICY(トライシー)
●JR6社「ジパング倶楽部」、入会要件変更 全65歳以上に 夫婦会員は終了へ | レイルラボ ニュース
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「ジパング倶楽部」入会要件の変更について(JRグループ) :JR西日本
概要は以下のとおりです。
【個人会員の入会要件の年齢統一】
現行:
男性満65歳以上、女性満60歳以上
変更後:
満65歳以上(男女ともに)
【夫婦会員の新規入会停止】
夫婦会員の申込受付を終了
(※)
夫婦会員:夫婦のどちらかが満65歳以上が入会要件
【変更時期】
2024年4月1日入会申込分より
※2024年3月31日までに入会した場合は、今後も入会時と同条件で更新
詳細は、上記発表資料をご覧下さい。
JR線のきっぷを2割引または3割引で購入できる、シニア向け会員制度「ジパング倶楽部」。
上述のとおり、国鉄末期の1985年に設立し、現在も継承したJRグループ6社により運営が続けられています。
流石に民営化後36年を経過し、国鉄時代から引き継いだ企画商品などの多くが、時代の流れとともに姿を消していきましたが、そんな中、この「ジパング倶楽部」は今なお存続している制度であります。
このジパング倶楽部の入会要件は、設立当初より個人会員は男女で年齢差があったり、個人会員とは別に夫婦会員が用意されていました。
ジパング倶楽部設立当時のシニア層の世帯構成から考えると、こういった区分は当然のように受け入れられたのでしょうが、それから40年近く経つ現在、合理的な理由も無く男女で入会年齢の差を設けることも問題と考えられるような時代に変化しましたし、そもそも夫婦ではない単身シニアというのも、当時に比べると相当増えてきています。
今回、そういった「社会の変化」を反映した見直しとして、入会資格の整理が行われたものと思われます。
今後、ジパング倶楽部に入会を予定されている方は、これら要件の変化をしっかり確認しておきたいところであります。
以上、「ジパング倶楽部」入会要件の変更についてご紹介しました。
この手のシニア向け会員割引制度は、「ジパング倶楽部」以外にも、JR西日本「おとなび」やJR東日本「大人の休日倶楽部」といった、JRグループ独自の会員制度も設けられています。
トップページ│おとなび:JRおでかけネット
大人の休日倶楽部:JR東日本
「おとなび」「大人の休日倶楽部」は、いずれも会員資格は50歳以上と、「ジパング倶楽部」に比べて若い年齢が設定されていますが、ともあれ退職後などで時間の余裕がある年齢層向けの会員制度であることに違いはありません。
一方で、既に随分進んでしまっている少子高齢化により、こういったシニア層の年齢層が人口の多くの割合を占めるとなると、今後もこれらの割引制度を続けることができるのかどうか、安泰とも言えないのかな、とも感じたりしています。
特に、いわゆる「団塊ジュニア」世代(概ね1970年代前半生まれ)以降、出生数が減少し続けていることから考えると、この割引制度を支える若年層が将来的に更に少なくなることを考えると、こういったシニア向け割引制度は、曲がり角に来ないとも限らないのではないか、と思ったりしました。
個人的なことを記しますと、もう暫くすると50歳になろうとしており、こういった割引制度を利用できる年齢が近づいてきているのですが、果たして自分がその年齢に到達した時に、これらの制度が残っているのか、不安も同時に感じたニュースでありました。
【関連ニュースサイト】
●JRグループ、ジパング倶楽部の入会年齢を満65歳以上に統一 夫婦会員の新規受付は終了へ - 鉄道コム
●JRグループ、「ジパング倶楽部」の入会要件を変更 夫婦会員は終了 - TRAICY(トライシー)
●JR6社「ジパング倶楽部」、入会要件変更 全65歳以上に 夫婦会員は終了へ | レイルラボ ニュース
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