阪和線の沿線から

阪和線沿線在住の筆者が記している日記です。
鉄道を中心に、バス・航空・フェリーといった交通全般に関する話題や、
管理人の乗車記録や旅行記、撮影記録などを気の向くままにお送りしています。
当ブロクの更新情報やコメントについては、当ブログ用ツイッターアカウントを
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JRグループ

【WEST EXPRESS 銀河】四国へ初めて運行を発表(2021.12.25〜26)

JR西日本が運行する長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」。
現在は12月までの予定で「紀南コース」として京都〜新宮間で運行されています。

今回この「WEST EXPRESS 銀河」が初めて四国へ運行することが、JR西日本及びJR四国から発表されました。

「WEST EXPRESS 銀河」が四国へ初めて運行します:JR西日本
【社長会見】「WEST EXPRESS 銀河」を四国で初めて運行します|JR四国

概要は以下の通りです。

【運転日・運転時刻・停車駅】
・下り:
運転日・・・2021年12月25日(土)
運転時刻・・・大阪7:19発〜琴平14:05着
停車駅・・・大阪・神戸・岡山・児島・多度津・琴平

・上り:
運転日:2021年12月26日(日)
運転時刻・・・琴平15:32発〜大阪22:02着
停車駅・・・琴平・多度津・丸亀・児島・岡山・神戸・大阪


【発売方法】
旅行会社が企画・実施する旅行商品に限定して発売。
発売開始日時:
11月5日(金)15時〜<先着順>


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



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▲和歌山駅に停車中の「WEST EXPRESS 銀河」。
12月25日・26日は初めて四国へ運行されます。


冒頭に記したように、現在「紀南コース」で運行されている「WEST EXPRESS 銀河」。
来年1月から3月にかけては、「山陽コース」(往復昼行)での運行が既に発表されています。



しかし今回、この「山陽コース」への運行前に、初めて四国の琴平まで運行されることが発表されたことに、驚いた方も多かったかと思います。

現在、JRグループでは「四国デスティネーションキャンペーン」をこの10月から12月までで開催していますが、そのクライマックスを飾る列車として、今回「WEST EXPRESS 銀河」の四国初上陸が実現した次第であります。

運行は、流石に距離の短さもあり、往復ともに昼行、所要はおよそ7時間と、他のコースに比べると少々短いものでありますが、一方でWEST EXPRESS 銀河で瀬戸大橋を渡るという、他のコースでは味わえ得ない体験ができるのは、大きな注目点といえるでしょう。


このツアーですが、11月5日(金)15時から発売開始となっていますが、気をつけたいのは「先着順」です。
これまでの「WEST EXPRESS 銀河」のツアーは抽選制でしたが、今回の四国方面への運行は、早い者勝ちとなっています。
上下各1回のみの運行となっていますので、参加したい方は忘れず申込しておきたいところであります。


今回の「WEST EXPRESS 銀河」四国入線が成功裏に終われば、今後四国方面への運行も他コースと同様、恒常化されることも考えられますので、そういったことにも期待したいな、と感じたニュースでありました。




【関連ブログ】
117系「銀河」の琴平行きを運行へ。初の四国上陸! - 鉄道プレス



【関連ニュースサイト】
WEST EXPRESS 銀河、初の四国入りへ - 鉄道コム
四国初運行!長距離特急「WEST EXPRESS銀河」今冬は琴平へ | 乗りものニュース
『WEST EXPRESS 銀河』が今度は四国へ…大阪-琴平間を昼行で往復 12月25-26日 | レスポンス(Response.jp)
JR西日本「WEST EXPRESS 銀河」四国へ - 12月末に大阪〜琴平間運行 | マイナビニュース



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【JR東日本】足湯新幹線「とれいゆ つばさ」2022年3月引退を発表

JR東日本では、車内で足湯を楽しめる新幹線「とれいゆ つばさ」の運行を、2022年3月をもって終了することを発表しました。

「とれいゆ つばさ」運行終了のお知らせ|JR東日本

概要は以下の通りです。

【運行終了予定】
2022年3月

【歩み】
2014年7月〜 「とれいゆ つばさ」として運行開始
(2002年10月〜 改造前は秋田新幹線「こまち」として運行)
2019年4月 車内設備やサービスを一部リニューアル
2022年3月 運行終了

これまでの約7年間の運行で、のべ約6万5千人が利用

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▲「とれいゆ つばさ」イメージ
(上記発表資料(https://www.jreast.co.jp/press/2021/sendai/20211019_s01.pdf)より引用)




上述のとおり、「とれいゆ つばさ」は「足湯が楽しめる新幹線」として、2014年7月の運行開始以降多くの人々に親しまれてきました。

通常は山形新幹線区間を走るので、在来線特急とあまり変わらないスピードで足湯を楽しむのですが、時折フル規格区間でも運行されたこともあり、その際には時速200km超で走る足湯新幹線として、通常では楽しめないハイスピードな足湯という、貴重な経験もされた方もおられたかも知れません。


そんな「とれいゆ つばさ」ですが、この度来年3月での運行終了が発表されました。

「とれいゆ つばさ」に使用されているE3系については、これまた上述のとおり秋田新幹線「こまち」用車両を転用したもので、投入後20年を迎えることとなります。
今回、このE3系の老朽化もあり、引退が決定されたとのことであります。


「足湯新幹線」というユニークなコンセプトが人気の「とれいゆ つばさ」、一度乗りたかったわけですが、どうやらそれは難しそうであります。
また、報道によりますと、「とれいゆ つばさ」の後継となる新たな観光用車両の投入は予定されてない模様です。
(参考)
足湯の「とれいゆつばさ」来年3月引退 福島―新庄間、車両老朽化で | 河北新報オンラインニュース / ONLINE NEWS

とはいえ、「とれいゆ つばさ」というユニークな試みは、7年間で6万5千人もの延べ利用者を集めたわけですから、この実績を活かして、今後観光列車を取り巻く状況が好転すれば、次の「とれいゆ つばさ」となりうる「のって楽しい新幹線」が登場すると嬉しいな、と感じたニュースでありました。



【関連ブログ】
【JR東日本】「とれいゆつばさ」2022年3月運行終了 - kqtrain.net(京浜急行)




【関連ニュースサイト】
足湯つきの新幹線「とれいゆ つばさ」、2022年3月に運転終了 - 鉄道コム
「足湯新幹線」2022年春で引退へ JR東日本「とれいゆ つばさ」 | 乗りものニュース
「とれいゆ つばさ」、2022年3月に運行終了。“温泉街のように楽しめる”足湯付き新幹線 - トラベル Watch
JR東日本「とれいゆ つばさ」2022年3月で運行終了、イベント実施へ | マイナビニュース
JR東日本,「とれいゆ つばさ」の運転を2022年3月をもって終了|鉄道ニュース|2021年10月20日掲載|鉄道ファン・railf.jp
さよなら「とれいゆつばさ」。2022年運行終了、「のってたのしい新幹線」に後継なし | タビリス



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【JR四国】新しい「伊予灘ものがたり」詳細を発表。1両まるごと個室車両も登場(2022年春運行開始)

JR四国では、2014年7月から運転してきた「伊予灘ものがたり」について、2022年春にキハ185系による新車両に置き換えることとしてますが、この度その詳細が発表されました。

2022年春デビュー!新たな「伊予灘ものがたり」について |JR四国

概要は以下の通りです。

【ポイント】
・3号車にラグジュアリールーム(個室)を新設
・ペアシートが登場
・新型コロナウイルス対策を徹底(自動換気システム、シート間隔拡大等)
・これからも「オール愛媛」にこだわり

【運転開始予定】
2022年春予定

【運転区間等】
これまでに引き続き、松山〜伊予大洲・八幡浜間を運行

【デザイン】
・エクステリアデザイン
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(上記発表資料(https://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2021%2010%2018.pdf)より引用)

・インテリアデザイン
1号車「茜の章」、2号車「黄金の章」
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(上記発表資料(https://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2021%2010%2018.pdf)より引用)

3号車「陽華(はるか)の章」
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(上記発表資料(https://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2021%2010%2018.pdf)より引用)

【車内設備】
・定員:58名
1号車「茜の章」定員27名
(海向き展望シート、2人掛け山側シート、4人掛けボックスシート)

2号車「黄金の章」定員23名
(海向き展望シート、2人掛け海向きペアシート、2人掛け山側シート)

3号車「陽華の章」グリーン個室・定員8名
(2人掛けソファーシート4席)

・3号車「陽華の章」ラグジュアリールーム
定員:8名(2名以上で利用可能)
料金:利用人数分の運賃、特急料金とグリーン個室1室料金28,000円が必要


【運賃・料金・発売】
・車両リニューアルにともない、特急料金を適用し、新たな特急グリーン料金とグリーン個室料金を設定。

・1号車「茜の章」2号車「黄金の章」の料金例(いずれも予定):
松山〜伊予大洲:3,670円(運賃970円、特急料金1,200円、グリーン料金1,500円)
松山〜八幡浜:4,000円(運賃1,300円、特急料金1,200円、グリーン料金1,500円)

・3号車「陽華の章」乗車の際には、利用人数分の運賃料金のほか、グリーン個室1室料金28,000円が必要(定員8名、2名以上で利用可能)

・販売方法:
特急券・グリーン券は、全国のみどりの窓口、主な旅行会社で乗車日の1ヶ月前から発売。
3号車「陽華の章」グリーン個室については、JR四国ツアー及び主な旅行会社で発売するほか、乗車日の1ヶ月前から全国のみどりの窓口で発売。


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



現行の「伊予灘ものがたり」が運行開始したのは、2014年7月で、その運行開始発表の記事を、当ブログでもご紹介しました。



この「伊予灘ものがたり」が、その後四国各地に登場する「ものがたり列車」のスタートともいうべき列車でありますが、来年春にはキハ40系(キロ47形)からキハ185系への置き換えが実施されることとなっていました。

今回、そのキハ185系に衣替えされる「伊予灘ものがたり」の概要が発表されましたが、注目を集めたのは、3号車の「陽華の章」ラグジュアリールームでしょうか。

1両丸々個室で定員8名という、というかなり思い切った構成となっています。
個室自体は他の列車にもありますが、「1両丸々」となると、「TWILIGHTEXPRESS瑞風」等のクルーズトレインくらいにしか例が無いのではないか、とも思えるくらいです。

この「ラグジュアリールーム」、利用料金は28,000円(別途利用人数分の運賃・料金が必要)ですが、最大8名で割れば1人当り3,500円の料金となりますので、小グループでちょっと贅沢な観光列車の旅行を楽しみたい、という方々には絶好の選択肢なのではないか、とも思われます。

勿論、最低人数である2名での個室利用もかのうですから、貸切気分を楽しみたい方には、そういった利用方法もありかも知れません。


現行のキロ47形「伊予灘ものがたり」は今年末までの運行となりますが、それを引き継ぐ二代目のキハ185系「伊予灘ものがたり」。
初代から更に発展し、そして個室という新たな利用方法も提案しての登場と、これまた楽しみな列車となりそうですね。




【関連ブログ】
【JR四国】キハ185系「伊予灘ものがたり」のデザイン発表 - 鉄道プレス



【関連ニュースサイト】
1両まるごとグリーン個室に、JR四国が「伊予灘ものがたり」新車両のデザイン発表 - 鉄道コム
1両まるごとグリーン個室も! JR四国 新たな「伊予灘ものがたり」を発表 キハ185系を改造 | 乗りものニュース
JR四国の新型特急、2人で1両まるまる貸切も…伊予灘ものがたり 2022年春投入 | レスポンス(Response.jp)
JR四国,2022年春から運転する新たな「伊予灘ものがたり」の概要を発表|鉄道ニュース|2021年10月18日掲載|鉄道ファン・railf.jp
JR四国 キハ185系版 新型「伊予灘ものがたり」 特急に格上げし2022年春から運行 | 鉄道ニュース | 鉄道チャンネル
JR四国「伊予灘ものがたり」新車両はキハ185系3両編成、個室を新設 | マイナビニュース
JR四国、観光列車「伊予灘ものがたり」新車両を2022年春運行開始。個室やペアシート設置 - トラベル Watch



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【JR貨物】九州向けEF510形式電気機関車製作を発表。車体は銀色ベースに(2023年3月運行開始予定)

JR貨物では、現在九州で運行しているED76形式、EF81形式の置き換え用として、EF510形式を導入することを発表しました。

九州向けEF510形式交直流電気機関車「ECO−POWER レッドサンダー」の製作について|JR貨物

概要は以下のとおりです。

【特徴】
・交流回生ブレーキを搭載
・車体の塗装を銀色に変更(EF81形式で親しまれている塗装)

【車両メーカーからの出場日】
2021年12月16日(予定)

【運行開始日】
2023年3月(予定)

【デザイン】
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(上記発表資料(https://www.jrfreight.co.jp/storage/upload/08c9a4240c5fbab9404997b3ffc5e00f.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



JR貨物のEF510形式は、2001年から製作を開始している機関車で、本州の日本海縦貫線を中心に運行されていますが、今回、新たに九州地区にこのEF510を投入することが発表されました。

九州地区では、現在でもEF81やED76といった国鉄時代からの継承及びJR貨物発足直後に製作した、国鉄型の電気機関車が今も主力を占めています。
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▲佐賀駅に入線するJR貨物ED76形電気機関車。


しかし、特に国鉄から継承した車両は老朽化も進んでいることから、そろそろ置き換えの時期がやってくるのではないか、と思われたところ、今回のEF510投入となった、というところでしょうか。


九州地区に投入されるEF510の特徴としては、やはり車両デザインでありましょうか。
日本海縦貫線に投入されているEF510は、車体が赤色ベース(一部に「北斗星」「カシオペア」時代の塗色を残している車両もあります)ですが、九州地区に投入されるEF510では、EF81 303号機等で親しまれている「銀色」をベースとした塗色になっていることが特徴であります。

この銀色、元をたどれば関門トンネル専用に投入されたEF30がそのはしり、といえるでしょうか。
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▲北九州市門司区の「和布刈公園」に静態保存されているEF30。

その後、EF81形式300番台でもこの銀色が継承されましたが、その後継であるEF510形式300番台でもこの銀色が使われるのも、関門間で親しまれたカラーが継承されていく、という意味ではファンにとっても嬉しいのではないかとも思えます。


EF510形式300番台の運行開始は2023年3月、今から1年半程度先の話となります。
既に日本海縦貫線では20年程度の運用実績がある同形式ですが、九州での運用を行うのに際しては、やはりそれなりの準備期間が必要なのではないかとも思われますが、この新形式が下関から関門トンネルをくぐり、九州各地に貨物列車を牽引する姿を早く見たいものであります。


ただ、EF81やED76が九州から完全に引退するのは、もうしばらく先でもありますが、それだけに、残された時間があるうちに、これら国鉄型電気機関車の記録は早めに済ませておきたいところでもあります。




【関連ブログ】
【速報】銀釜の「EF510-301」が登場! - 鉄道プレス
【JR貨物】九州向けEF510形式交直流電気機関車「ECO-POWERレッドサンダー」の製作について公表 - kqtrain.net(京浜急行)
Msykの業務(鉄道)日誌:EF510カモレを見る〜その51



【関連ニュースサイト】
JR貨物、九州向けEF510形交直流電気機関車を製造 - 鉄道コム
JR貨物 九州向けEF510形電気機関車を製作 車体塗色変更 1両目は301号機 | 乗りものニュース
JR貨物、九州向けに銀色のEF510形 - 愛称「レッドサンダー」は継承 | マイナビニュース
JR貨物、九州へのEF510形投入は2023年3月…銀色車体で回生ブレーキ装備の300番台 | レスポンス(Response.jp)
JR貨物、シルバーのEF510「ECO-POWER レッドサンダー」導入 2023年3月運行開始 | RailLab ニュース(レイルラボ)
JR貨物,九州向けEF510形「ECO-POWER レッドサンダー」を導入|鉄道ニュース|2021年10月15日掲載|鉄道ファン・railf.jp



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【JR東日本】東北・北陸・上越新幹線で「新幹線オフィス車両」実施(2021.11.22〜)

JR東日本では、東北・北陸・上越新幹線において、車内でWeb会議や通話が可能な「新幹線オフィス車両」の運用を開始することを発表しました。

新幹線オフィス車両、東北・北陸・上越新幹線 全方面で実施|JR東日本

概要は以下の通りです。

【実施時期】
2021年11月22日(月)〜(土休日、年末年始などの多客期は除く)

【対象列車・号車】
東北・北海道・北陸・上越新幹線(こまち号・つばさ号・つるぎ号を除く)全列車の8号車
(利用状況等により、実施日・対象列車等の変更あり)

【利用方法】
・利用列車の乗車に必要な乗車券類を所持した旅客が利用可能。
・新幹線オフィス車両の追加料金は不要。
・新幹線オフィス車両の席予約は不可。空席を利用。



詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



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▲東北・北海道新幹線E5系車両。
「はやぶさ」「はやて」にも「新幹線オフィス車両」が設定されます。


新型コロナウイルス感染症の拡大を契機に在宅ワークが普及してきたことから、これまで通勤・出張での利用が多かった新幹線についても、その変化に応じた利用スタイルの変革が求められています。

既に東海道・山陽新幹線では、7号車をワークプレイス車両「S Work車両」として、インターネット予約「エクスプレス予約」限定で発売しています。


今回東北・北陸・上越新幹線で提供される「新幹線オフィス車両」も、上記「S Work車両」と同様、新幹線列車のうち1両をオフィス車両として提供し、当該車内でモバイル端末の使用や電話・Web会議での利用も可能となっています。

ただ、JR東日本の「新幹線オフィス車両」では、東海道・山陽新幹線「S Work車両」とは異なり事前予約不可であるのが大きな違いといえるでしょう。

言うなれば、「新幹線オフィス車両」は、仕事をするときだけ8号車に移動する利用スタイルであるのに対し、「S Work車両」では、乗車中は基本的に7号車の仕事場にいる、という違いがあるといえるでしょう。

また、「新幹線オフィス車両」では、土休日や繁忙期は設定が無いのも留意点と言えるでしょう。


このように、平日に8号車を丸々フリースペースとして利用提供できることをみると、東海道・山陽新幹線に比べると、東北新幹線等の平日の利用はかなり落ち込んでいて、余裕があるのかな、とも思えてきたりします。


ともあれ、コロナ禍前まではビジネス移動という確固たる需要があった各新幹線が、コロナ禍による「テレワーク」でビジネス需要が大幅に減退した後、どのように立て直していくか、という姿が少しずつ見えてきたような気がしますが、これらのサービスが今度どのように変化していくのか、引き続き注目してきたいと思います。


私自身もビジネスパーソンの端くれとして、これらのワークプレイス車両を活用する機会があれば、その感想を当ブログで記すことができれば、とも思っている次第です。



【関連ブログ】
JR東日本の新幹線にも仕事ができる車両: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」



【関連ニュースサイト】
東北・北陸・上越新幹線、新幹線オフィス車両を本格導入へ - 鉄道コム
Web会議できる“新幹線オフィス車両”本格化 JR東、全線の8号車に導入 - ITmedia NEWS
東北・北陸・上越新幹線でWeb会議や通話OKの「オフィス車両」。全方面全列車 - トラベル Watch
「オフィス車両」11月末から本格始動 東北・北陸・上越各新幹線の全区間で JR東日本 | 乗りものニュース



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【JR東日本等】指定席特急料金に「最繁忙期」を新規設定。シーズン別特急料金は4段階に(2022.4.1乗車分〜)

JR東日本等では、現在「通常期」「閑散期」「繁忙期」の3種類の期間に応じた料金を設定している指定席特急料金について、新たに「最繁忙期」を加え、計4段階の料金とすることを発表しました。

シーズン別の指定席特急料金の改定について|JR東日本
シーズン別の指定席特急料金の改定について:JR西日本
シーズン別の指定席特急料金の改定について|JR北海道

概要は以下の通りです。

【改定内容】
・利用が特に多い年末年始・GW・お盆期間に通常期の400円増しの「最繁忙期」を新たに設定。
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(上記発表資料(https://www.jreast.co.jp/press/2021/20211005_ho04.pdf)より引用)

【適用日カレンダーの見直し】
・利用の多い夏や秋の連休に「繁忙期」を設定
・「最繁忙期」「繁忙期」の前後の期間が利用しやすい価格となるよう、閑散期や通常期を設定

【対象会社及び列車】
○JR北海道:
・北海道新幹線

○JR東日本:
・東北・山形・秋田・上越・北陸の各新幹線
・一部の特急列車(つがる号、いなほ号、しらゆき号、草津号、成田エクスプレス号、わかしお号、しおさい号、さざなみ号 など)
(※)新たな着席サービスを提供している特急列車(通年同額)は変更無し
・一部の快速列車(リゾートしらかみ号、はまゆり号等)
(※)快速列車は通常期と閑散期のみの設定で、適用日カレンダーの見直しにより閑散期が拡大。

○JR西日本
・北陸新幹線

【改定日】
2022年4月1日(金)乗車分より


詳細は、上記発表資料をご覧ください。



JRグループの特急料金は、かつての国鉄時代を引き継いだ「通常期」「繁忙期」「閑散期」の3つの季節区分を引き継いできました。

繁忙期は年末年始、ゴールデンウィーク、夏休み、年度末・年度始めと特急列車等の利用が多い時期に、逆に閑散期は1月・2月・6月・9月・11月・12月の平日といった逆に利用者の少ない時期を中心に設定されてきました。

民営化後、繁忙期をなくした(JR北海道・JR九州)例はありましたが、JR本州3社を中心に、基本的には上述の3シーズンは維持されてきました。

今回、それらに加え、新たに「最繁忙期」という新たな区分が設定され、4シーズンになることが、今回の設定の大きな点となります。
「最繁忙期」は、現在の繁忙期の中でも特に利用が多い時期が設定されており、おおよそGW・お盆・年末年始の時期が該当します。

また、「繁忙期」も、2022年の7月・9月・10月の連休に新たに設定されている一方で、最繁忙期の直後等に閑散期の日数が増えていたりと、より需要の増減に応じたカレンダー設定になっていることが分かります。


航空や高速バスなどでは、繁忙期と閑散期に料金・運賃の差を設けることで、収益向上と利用促進を図る価格設定はずいぶん前から実施されています。
一方鉄道では繁閑の差による運賃・料金の差があまり大きくありませんでしたが、今回の「最繁忙期」設定開始により、よりシーズンに応じた料金の差を設ける動きが強くなるのかな、とも感じます。


今回の「最繁忙期」は、JR東日本と、同社と新幹線を相互直通運転しているJR北海道・北海道新幹線、JR西日本・北陸新幹線のみの設定となりますが、今後JR他社に広まっていくのか、という点も今後注目しておきたいな、とも感じたニュースでありました。




【関連ブログ】
JR東日本等で4段階のシーズン別指定席特急料金: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」



【関連ニュースサイト】
JR東など、特急料金に「最繁忙期」を導入し4段階制料金へ - 鉄道コム
JR東の新幹線「最繁忙期」に200円値上げ 指定席特急料金を改定 ピーク前後の利用促す | 乗りものニュース
JR東日本ら、指定席特急料金を4段階に。年末年始・GW・お盆は400円増しの「最繁忙期」 - トラベル Watch
JR北海道・JR東日本・JR西日本 2022年4月からシーズン別の指定席特急料金を改定へ|鉄道ニュース|2021年10月6日掲載|鉄道ファン・railf.jp
新幹線「最繁忙期」「繁忙期」「閑散期」の期間はいつになる? JR東日本が新カレンダー | タビリス




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【JR東日本】東北・秋田新幹線の今後の運転計画を発表(2021.11.8〜」)グランクラスなし・7両編成の「はやぶさ」運行へ

JR東日本では、新型コロナウイルス感染症拡大による利用状況を踏まえ、東北・秋田新幹線の一部の列車について、運転計画を変更することを発表しました。

東北・秋田新幹線の今後の運転計画について|JR東日本

概要は以下の通りです。

【運転取りやめする列車】
・はやぶさ3号
(東京7:08発〜新青森10:15着)

・はやぶさ9号・こまち9号
(東京8:40発〜新青森11:51着・秋田12:30着)

・はやぶさ6号
(盛岡7:37発〜東京9:47着)
(※)こまち6号(秋田〜東京)のみ運転

・はやぶさ12号
(新青森8:29発〜東京11:44着)

・はやぶさ26号
(新青森13:16発〜東京16:32着)

・こまち40号
(秋田16:34発〜東京20:32着)
(※)はやぶさ40号(新函館北斗〜東京)のみ運転


【編成両数変更】
・はやぶさ15号
(東京10:04発〜仙台11:39)
(※)7両編成で運転、グランクラスなし


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



相変わらず新型コロナウイルス感染症の影響による利用者減少が続いており、鉄道事業者各社とも長距離列車を中心に列車の減便を行っていたりしています。

今回、JR東日本の東北新幹線・秋田新幹線でも一部列車の運休及び編成両数変更が実施されますが、その中で注目されるのは、編成変更となる「はやぶさ15号」と、単独運行となる「こまち6号」でしょうか。

所定ではこれらの「はやぶさ・こまち」は、東北新幹線区間(東京〜盛岡間)E5系(10両)とE6系(7両)が併結されて運転されています。

しかし、上記発表資料によれば、「はやぶさ15号」は、「7両編成・グランクラスなし」での運行、また「こまち6号」は併結相手となる「はやぶさ6号」が運休となることから考えると、いずれも「東北新幹線内をE6系が単独運行」ということになるかと思われます。

所定ダイヤでは、E6系単独で東京〜盛岡間を運行するダイヤはありませんが、今回このコロナ禍による減便・減車の運転計画変更により、それが実現することとなりそうです。


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▲福島駅を通過するE6系「こまち」とE5系「はやぶさ」。
所定ではこのように東北新幹線内では併結されて運行されていますが、今回の運転計画変更で、E6系単独で運行する姿が見られることになりそうです。


とはいえ、今回の運転計画変更は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う利用状況を踏まえた変更であることから、今後緊急事態宣言の解除の方針や、それに伴う需要の回復が進めば、こういった減便・減車の変更は取りやめになる可能性もあります。

「E6系がフル規格区間を単独で走る」姿は珍しいものだそうで、それこそファンの注目を浴びそうですが、今回の変更がコロナ禍による需要減であることを考えると、やはり所定ダイヤでの運行されることを願いたいとも思い、複雑な気持ちではあります。


ともあれ、今回の変更発表のとおり「E6系東北新幹線単独運行」は実現するのか、引き続き注目しておきたいところであります。




【関連ニュースサイト】
東北・秋田新幹線、11月8日より当面のあいだ運休や両数変更など 新型コロナの影響で | 乗りものニュース
7両編成のはやぶさ?!E6系単独で?!東北・秋田新幹線の運転計画変更 | RailLab ニュース(レイルラボ)
「はやぶさ」7両編成の仰天。東北新幹線東京〜仙台間、E6系充当か | タビリス
E6系 はやぶさ 運転(2021年11月8日〜) - 鉄道コム




【関連ブログ】
【JR東】はやぶさ15号、グランクラス抜きの7両で運転へ | 鉄道プレス



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【JR北海道】倶知安駅新ホーム使用開始を発表(2021.10.31〜)北海道新幹線延伸工事の一環

JR北海道・函館本線の倶知安(くっちゃん)駅では、北海道新幹線札幌延伸に伴う工事を実施していますが、この度、新幹線延伸工事の一環として、在来線ホームの移設が実施されることとなりました。

倶知安駅 新ホームの使用開始について|JR北海道

概要は以下の通りです。

【新ホーム使用開始日】
2021年10月31日(日)

【主な整備内容】
ホーム(延長92m、幅4.5〜5m)
連絡通路(延長約40m)

【完成平面図】
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(上記発表資料(https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/210917_KO_KuccyanSt.pdf)より引用)

(※)工事に伴い列車の運休・バス代行輸送を実施
(10月30日(土)の上り列車の一部、10月31日(日)の下り列車の一部)





現在、2030年度末の札幌延伸を目指して工事が進んでいる北海道新幹線。
延伸となる新函館北斗〜札幌間の中で、延伸により最も大きく交通体系が変化するものと考えられるのが、この「倶知安」ではないか、と個人的に思っています。

倶知安町は、北海道後志総合振興局の所在地であることもあり、国や道の出先機関も多く立地する、この地域の中心地の役割を担っています。
加えて、隣接するニセコ町等とともに、スキーを中心とした観光資源が集積しており、コロナ禍前には国内のみならず海外からの観光客が多く来訪していた町でもあります。

勿論、コロナ後における状況にはまだ不確定要素があまりにも多いので、安易な予想は難しく、特に観光に関しては、コロナ禍の期間が長くなればなるほどダメージが大きいわけですが、一方で当地の自然環境と既に存在している観光インフラ(ホテル・スキー場)の量と質をみれば、コロナ禍後であっても一定の集客は見込めるのではないか、と考えてもいいのではないか、とも思っています。


ところが、現在倶知安に通ずる鉄道は函館本線のいわゆる「山線」で、かつては特急「北海」や急行「ニセコ」といった定期優等列車も運行されていましたが、いずれの列車も国鉄時代に廃止されて久しいところです。

現在は普通列車を主体のダイヤとなっていますが、その多くは倶知安〜長万部・小樽の区間運転が主体で、倶知安〜札幌方面の直通列車は、下り(札幌方面行き)2本、上り(倶知安行き)1本を数えるのみとなっています。

その直通列車の所要時間も、約2時間(快速「ニセコライナー」)と、普段使いとするにはあまりにも時間がかかるものとなっています。

方や高速バスに目を向けたとしても、北海道中央バスの「高速ニセコ号」が1日3往復、所要時間は2時間40分と、これまたJRの快速列車以上に時間がかかるものとなっています。
高速ニセコ号|北海道中央バス

それが、この北海道新幹線の札幌開業に伴い、札幌〜倶知安間はおよそ30分程度(※)で結ばれることから、この倶知安町が一気に札幌通勤圏に化けるのみならず、札幌からの日帰り観光は勿論、新千歳空港からのアクセスでも1時間30分程度(快速「エアポート」と北海道新幹線の所要時間で合計1時間程度、乗り換え等を含んだ時間)となり、居住・観光いずれにおいても大きな変化がもたらされることが、確実と考えられます。
(※)北海道庁Webサイトによれば、倶知安〜新小樽(仮称)は約13分、新小樽(仮称)〜札幌は約12分の想定である旨、記載されています。
北海道新幹線の最高速度と所要時間 - 総合政策部交通政策局交通企画課

勿論、札幌都市圏とあまりにも短い時間で結ばれることになるため、これまで否が応でも倶知安に居住せざるを得なかった人が通勤できることから住まなくなり、人口の減少が懸念されるということも考えられます。
ただ、「札幌から30分で結ばれる」ことは、それを補って余りあるインパクトがあるのではないかと思いますし、しかもそれが、これまで30年以上に渡って札幌・函館との直通列車が来なかったこの倶知安であるからして、その影響は他の延伸区間新駅よりもはるかに大きいのではないか、と考える次第です。


勿論、観光利用という点では、東京から5時間程度でダイレクトに結ばれることも、少なくないPR効果になるでしょうが、それよりも倶知安の住民の日々の生活などを考えると、「札幌と30分で結ばれる」ことの方が、はるかに大きな影響を与えるのではないか、とも考えられます。



前置きが大変長くなりましたが、このように北海道新幹線札幌開業後は「札幌と30分で結ばれる」倶知安でどのような変化がおきるのか、今から楽しみでもあり、興味があるのですが、その北海道新幹線延伸に向けての工事の一環として、在来線ホームの移設が実施されることとなりました。

移設される在来線ホームは、上記完成平面図のように、改札口からみて、現在のホームから更に奥に設置されることとなります。
この場所にはかつて、転車台や留置線が設置されていましたが、その場所に在来線を移設し、現在の在来線の場所に新幹線を建設する計画となっています。

DSC06115_R
▲倶知安駅に停車するキハ150形(長万部行き)
この写真は2019年1月に撮影しましたが、その後キハ150形は既に「H100形」に置き換えられたわけですが、この写真のホームも、10月下旬で見納めとなります。

新しい倶知安駅ホームは1面2線の構造となっていますが、現在の列車本数からみれば、必要十分な本数といえるでしょう。
またホームの延長は約92mと、列車4両程度が停車できる長さとなっており、山線の拠点駅として長大編成が発着していた名残を今に伝える長いホームも、見納めとなりそうです。




ところでこの移設された在来線ですが、北海道新幹線全通後も引き続き運行されるのかどうか、という点では厳しい予想をせざるを得ません。

上述のとおり、小樽・札幌方面への利用は新幹線が開業することでそちらへシフトすること、そして残った地域輸送についても、現在でさえも小樽方面は上下合わせて25本、長万部方面は同14本と、バスへの移行を行ったとしても十分賄える輸送需要であることを考えると、このまま鉄道として残すことは難しいのではないか、とも思われます。

勿論、この「山線」を含む並行在来線の存廃については、今後地元等の関係者で協議の上、決定されていくことになるため、現段階では廃止が決まっている訳ではないのですが、状況はかように厳しい、ということは事実でありましょう。

その事実を前にして、「山線」を含む並行在来線に関して果たしてどのような決定が行われるのか。
貨物輸送との兼ね合いから路線そのものの廃止が難しい長万部〜新函館北斗の状況も踏まえて、北海道新幹線札幌開業までの間、引き続き注目していく必要があるのかな、と改めて感じたニュースでありました。



【関連ニュースサイト】
倶知安駅 新ホーム 供用(2021年10月31日〜) - 鉄道コム
JR北海道、北海道新幹線延伸に伴う倶知安駅新ホーム10/31使用開始 | マイナビニュース
函館本線 倶知安駅、新ホームを10月31日供用開始。北海道新幹線札幌延伸に向け移転 工事のため10月30日〜31日に一部列車運休。バスで代行輸送 - トラベル Watch



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【JR北海道】来春のダイヤ見直し概要を発表。特急「おおぞら」キハ283系は引退、H100追加投入で新得〜釧路のキハ40置き換えへ

JR北海道では、来春に向けてダイヤ見直しの検討を行っていますが、本日、現時点で検討している項目の概要を発表しました。

来春のダイヤ見直しについて|JR北海道

概要は以下の通りです。

【見直しポイント】
・特急「おおぞら」283系(6本)を全て261系へ置き換え(22両)、オール261系化

・H100形の追加投入(30両)
根室線(新得〜帯広〜釧路間):54本全てを置き換え
石北線(旭川〜上川間):24本中19本を追加置き換え

・学園都市線「ロイズタウン駅」開業に併せたダイヤ見直し
全84本のうち、ダイヤ制約のある中で最大限の9割の停車を計画

・宗谷線「名寄高校前」設置に伴うダイヤ見直し
東風連駅を名寄駅方向に1.6km移設し、改称

・特急「おおぞら」閑散期の編成短縮(4両編成)

・札幌圏のダイヤ見直し
土休日に普通列車10本程度を運休
学園都市線の日中時間帯や夕通勤時間帯の本数・両数を見直し

・札幌圏以外の普通列車の見直し
減車、土休日運休を計20本程度で実施

・利用の極端に少ない駅の見直し
花咲線1駅、宗谷線5駅、函館線5駅の計7駅を廃止の方向で関係自治体と協議中

【経費節減効果】
動力費・・・年間約7,000万円
駅廃止・・・年間約1,000万円
合計・・・約8,000万円
(人件費、清掃費等については精査中)

【実施時期】
2022年春予定



詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



JR北海道では、コロナ禍前より厳しい経営状況の中、同社自身の経営努力に加え「持続可能な交通体系の構築」「北海道新幹線の収支改善」「地域と利用者に理解をお願いする課題」の3つの経営課題をクリアするため、「開発・関連事業の拡大による事業構造の変革」「輸送サービスの変革」「鉄道オペレーションの変革」の3つの戦略により、2031年度の経営自立を目指す「長期経営ビジョン」及び、これに基づいた2023年度までの設備投資を実施する計画「中期経営計画2023」を策定しています。




中期経営計画では、主な設備投資計画として、「721系の733系への更新」「特急「北斗」のオール261系化」「H100形投入によるメンテナンスコスト削減」等が示されています。


今回発表された、来春のダイヤ見直しでは、このうち「261系」「H100形」の追加投入による見直しが注目されます。

とはいっても、中期経営計画では「北斗」のオール261系化だったものが、今回の発表では、「北斗」に先んじて「おおぞら」の261系化が実施されることになった点が、注目でもあり、衝撃であったかと思われます。

「おおぞら」(かつては「スーパーおおぞら」)283系は、1997年に営業運転が開始され、札幌〜釧路間の所要時間短縮に大きく貢献しました。
一方で、ただでさえ気象条件の厳しい北海道で、札幌〜釧路間をロングランで運用する「(スーパー)おおぞら」の運用は、車両にとってかなり過酷でもあったようでもあり、それが281系を差し置いての引退に繋がった、とも考えられるかも知れません。
1997年の営業運転開始から24年。リニューアルを行い30年以上使用されることも多い鉄道車両としては、決して長い活躍、とはいえませんが、上述の気象条件と運用条件を考えると、もはや限界だった、と考えられるでしょう。


一方、根室本線方面では「おおぞら」の261系化に加えて、新得〜帯広〜釧路間の普通列車が、全てキハ40からH100形に置き換えられることも同時に発表されています。
H100形は、JR北海道に多数残っているキハ40を置き換えるべく、道内各地に投入されており、既に函館線・小樽〜長万部間では、201系気動車で運転される一部の列車を除く全列車で置き換えが実施されたところです。



次なる投入線区とその置き換え規模が気になるところでしたが、その答えは上述のとおりで、しかも現在キハ40で運行されている列車を全て置き換えるわけですから、先に述べた「おおぞら」オール261系化も加えて、道東の鉄道風景は一気に変化することが明らかになりました。

思えば今から5年前、2016年の夏に、新得駅で283系「スーパーおおぞら」に乗車しました。
その際、待ち時間を利用して283系やキハ40を撮影していたわけですが、それから5年の後に、この光景が一気に変化するとは、その当時は想像だにできなかったのが、正直なところです。
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▲新得駅に入線する「スーパーおおぞら」283系。
これが私自身、最後の283系乗車になりそうな感じです。

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▲新得駅構内に留置中のキハ40。
駅構内に停車中の車両は、全てキハ40でしたが、これが全てH100形に置き換わることになるとは思ってもみませんでした。

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▲キハ40のサボも見納めです。

根室本線等、道東地区への再度の訪問は、距離的にも難しいところですが、機会があれば、261系に置き換えられた「おおぞら」に、見たり乗ったりすることができればいいな、とも思っています。


また、下記記事でもご紹介した学園都市線「ロイズタウン駅」ですが、今回の発表によれば「約9割の列車が停車」することが発表されています。



てっきり全列車が停車するものと思っていましたが、ロイズタウン駅を通過する列車も設定されるとのことが意外でした。
恐らく、工場への通勤・見学客が少ない時間帯は通過することで、動力費の削減を見込んでいるものとも思われますが、今後の利用者増加により、全列車停車が実現することを願いたいな、とも思った次第です。


ともあれ、283系やキハ40といった、長年北海道の鉄道を支えてきた車両が大量に置き換えられることとなる来春の改正ですが、今後も引き続き路線を維持するためには、必要な投資、といえるでしょう。
間もなくお別れとなる車両に惜別の思いを寄せつつ、気候はもとより経営環境も厳しい状況ではありますが、新たに投入される車両を願いたいところであります。



【関連ニュースサイト】
特急「おおぞら」から振り子式のキハ283系引退 計7駅の廃止も JR北海道方針 | 乗りものニュース
特急『おおぞら』からキハ283系撤退、新得-釧路間ローカルはH100化…JR北海道2022年春のダイヤ見直し | レスポンス(Response.jp)
JR北海道「おおぞら」キハ283系の運行終了へ - 閑散期は4両編成に | マイナビニュース
JR北海道H100形30両追加投入、根室本線新得〜釧路間すべて置換えに | マイナビニュース
JR北海道「ロイズタウン駅」約9割停車を計画 - 7駅を廃止で協議中 | マイナビニュース
JR北海道,2022年春に行なうダイヤ見直しの概要を発表|鉄道ニュース|2021年9月18日掲載|鉄道ファン・railf.jp



【関連ブログ】
JR北海道、2022年春のダイヤ改正の概要を発表: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」



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【JR九州】長崎本線・肥前山口〜諫早間の第一種鉄道事業を廃止。同区間の上下分離に向けた手続きの一環

JR九州では、来年(2022年)秋に西九州新幹線(武雄温泉〜長崎間)の開業を予定しています。


整備新幹線開業後の並行在来線については、基本的に第三セクター鉄道に移管されて運営されることとなっていますが、この西九州新幹線の並行在来線については、肥前山口〜諫早間において、新幹線開業後上下分離方式を導入し、JR九州が新幹線開業時点から23年間運行を維持することとなっています。
(諫早〜長崎間は引き続きJR九州が上下一体で運営。)

その上下分離方式の導入に向けた手続きの一つとして、同区間の第一種鉄道事業を廃止する届出があったことが、国土交通省九州運輸局より発表がありました。


九州旅客鉄道株式会社の鉄道事業の一部を廃止する届出及び本届出に係る公衆の利便の確保に関する意見の聴取について|国土交通省九州運輸局

概要は以下の通りです。

【届出日】
令和3年8月31日

【届出事項】
鉄道事業法第28条の2第1項の規程による第一種鉄道事業の一部廃止

【廃止の届出のあった路線・区間】
長崎線 肥前山口駅〜諫早駅間 60.8km

【廃止を予定する日】
九州新幹線(武雄温泉・長崎間)開業日(令和4年秋頃を予定)

【その他】
上記廃止届出の区間については、JR九州から第二種鉄道事業許可申請書、一般社団法人佐賀・長崎鉄道管理センターから第三種鉄道事業許可申請書が提出済

【参考資料】
kyushu_unyukyoku_nagasakiline
(上記発表資料(https://wwwtb.mlit.go.jp/kyushu/content/000244051.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



冒頭でも記したように、これまで整備新幹線の開業に伴う並行在来線区間については、基本的に地元が負担するというスキームのもと、沿線自治体等が出資する第三セクター鉄道が引き継ぐことが基本的な流れとなっていました(一部例外あり)。

今回の西九州新幹線区間で、並行在来線として扱われる肥前山口〜長崎のうち、長崎市内への近郊輸送が多い諫早〜長崎間はJR九州が引き続き運行する一方、肥前山口〜諫早間は第三セクター鉄道が線路等の設備を保有し、運営はJR九州が行う、上下分離方式を採用することとなりました。
今回の手続きは、その上下分離方式への一環となります。

並行在来線は地元移管が基本、というスキームの例外とでもいうべき、この肥前山口〜諫早間ですが、新幹線開業区間が長崎本線ではなく大村線沿線であること、一方新幹線開業に伴い特急列車が激減するのは、他ならぬ長崎保線であることもあり、こういった歪な運営方法となったのは、ある意味特徴的かも知れません。

また、JR九州による運営機関が開業から23年と、期限が設けられているのも特徴的です。
当初の23年間はJR九州が第二種事業者として「上」の部分を運営し続けるとして、その後はどうするのか、といったところも、将来注目せざるを得ない点といえるでしょう。

そもそも、コロナ禍後の需要回復が見通せない中、果たして23年間もこの区間をJR九州が運営し続けることができるのか、ということさえも気になる昨今の状況ですが、ともあれ、関係者で合意に達した枠組みですから、まずはそのスタートが確実に行われることを願いたいところです。



なお、引き続きJR九州が上下一体で運営する諫早〜長崎間については、新幹線開業を期に電化設備が撤去されることとなっています。
これは、上述の肥前山口〜諫早間では、既存の電化設備を残すのが肥前浜以北となるため、肥前浜〜諫早間は非電化となること、また諫早で接続する大村線が非電化であるため、電化設備を有する車両を送り込むことができなくなることが理由とされています。

1976年(昭和51年)に全線電化し、485系特急「かもめ」が走り始めた長崎本線ですが、それから46年後に、その半分以上が非電化化されることになるとは、電化当時は想像さえもされなかったのではないか、とも思われます。

時刻表の索引地図上では、既存の路線に西九州新幹線が加わるだけですが、そこを走る列車は大きく変わることが予想される長崎本線。
機会があれば、非電化化前の長崎本線の姿を見にいくことができればいいな、と同時に感じたニュースでありました。




【関連ニュースサイト】
JR九州、上下分離に向け長崎本線の第一種鉄道事業廃止を届出 - 鉄道コム
長崎本線肥前山口-諫早間の第一種鉄道事業廃止を届出…23年間は上下分離で運行 西九州新幹線の並行在来線 | レスポンス(Response.jp)



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