阪和線の沿線から

阪和線沿線在住の筆者が記している日記です。
鉄道を中心に、バス・航空・フェリーといった交通全般に関する話題や、
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カテゴリ:旅行記・撮影記録 > ブログ10周年記念旅行(2014.9)

二泊三日の旅行を延々と9本の記事でご紹介してきた今回の「ブログ10周年記念旅行」。
最後のエントリーでは、今回の旅行を通して、あるいは旅行記をまとめた際に改めて感じた感想を中心に記していきたいと思います。


今回の旅行では、三日間という限られた日程ので効率よく、かつ見ておきたいと考えていたことはほぼ達成できたのではないか、と思いました。
欲を言えば、震災被災地での滞在をもう少し増やしたかったところですが、釜石〜盛岡〜宮古〜久慈〜八戸の列車の乗り継ぎが、ほとんど待ち時間の発生しない理想的なダイヤとなっていたという効率よい行程だったことから、これは仕方なかったといえます。

とはいっても、震災被災地の現状は車窓越しからでもよく分かりました。
特に陸前高田や大船渡のように、復興の前に地盤沈下のかさ上げ工事といったような、言ってみれば「復旧」の工事がまだ終わらないところを見るにつけ、この震災の被害の大きさを実感しました。

よく「三年半も経ってるのに復興がすすんでいない」とも言われたりしてますが、正直な話、そんな程度の期間ではまだ復興にまでたどり着くのは難しい、それくらいに大きな災害だった、というのは、震災後初めて現地の様子をみて、改めて感じました。

また、今回の旅行では、この春に全線復旧したばかりの三陸鉄道にも全線乗ることができました。
復旧フィーバーや「あまちゃん」効果もあってか、やはり多くの観光客を見かけただけに、多くの観光客が三陸鉄道を利用している点に関しては、心強く感じました。

それだけに、今後の課題は地元の利用者の確保だということも同時に感じました。
地元の利用者の動向は、高台移転などの地域のまちづくりとその進捗状況とも関わってくると考えられます。そのまちづくりの方向性によって、三陸鉄道の利用者数も変わってくるだけに、今後の復興の過程で目が離せないものの一つとも思いました。

今回の旅行で、これまで長年の懸案だった岩手県内の鉄道路線の踏破を達成できたのは、大きな収穫だったと思います。
今後、こちらのエントリーでご紹介している山田線の不通区間(宮古〜釜石)が復旧することとなれば、再びこの地を訪問して未乗区間を踏破するとともに、その後の被災地の復旧・復興の様子をじっくりみておきたいと思います。
とはいえ、それが実現するのは何年後か、はたまた山田線の復旧そのものが実現するのかさえも分かりませんが、それでも時期をおいて、再び、三たびと出来る限り何度も訪問してみたい、と思いました。

加えて、今回の旅行では急行「はまなす」の乗車も果たすことができました。
「はまなす」乗車日であった二日目の行程は、特に釜石から青森までほとんど待ち時間が発生しない乗継でしたが、この乗継が可能なダイヤだったからこそ、青森駅で「はまなす」に乗ることができました。
「はまなす」も、北海道新幹線の開業後の動向が注目されていますが、客車・機関車の老朽化もあることから、現在の姿での運行も、それほど長くはみることはできないのかもしれないな、と感じました。
「はまなす」の乗車は、約20年前に自由席に乗車して以来、今回が二度目の乗車でした。
この機会に「カーペットカー」を体験することができたのも、気になっていた車両なだけに、乗車が果たせて満足でした。
今後、北海道新幹線の開業が近づくにつれて、より多くのファンが「はまなす」に殺到するものと思われますが、そういった混雑が発生する前に一度、ゆっくり乗車できたのも満足だった、といえるでしょう。

旅行全体を通して、個人的にはブログ10周年を迎えるにふさわしい旅行ができたのではないか、と思いました。
次の節目の20周年にはどんな旅行ができるのな、と考えると今から期待に胸が膨らみますが、その時にはまたこんな感じで旅行記を記していくことができればいいな、と思います。

長々とおつきあいいただきましてありがとうございました。


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その8からの続きです。

大船渡で宿泊した翌日、列車の乗継に時間があったので、釜石の市内を歩いてみることにしました。

1時間ほどの時間があったので、釜石駅を起点に、今年春にオープンしたばかりの「イオンタウン釜石」まで歩いてみることにしました。
といっても、イオンタウン釜石の開店時間は午前9時からとなっており、店内に入ることはできませんが、徒歩での折り返し地点ということで目指してみることにしました。

釜石市では、前日の陸前高田や大船渡で見られたような大規模な地盤改良工事が行われているようには感じませんでした。
勿論、私が歩いていないところでは行われていたのかも知れませんが…

駅前から歩いていると、空き地と新しい建物が目立ちます。
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その7からの続きです。

このブログの旅行記では、鉄道をはじめとした公共交通機関の乗車体験を中心にご紹介しており、それ以外の旅行の内容(例えば観光地の訪問など)は、ブログの趣旨には合致していないこともあり、基本的にご紹介してきませんでした。

しかし今回、未曾有の大災害といえる東日本大震災で発生した津波に襲われ、かけがえのない多くの人命と財産が一瞬にして奪われたその地を訪問することから、交通機関のご紹介とは別に、被災地の様子をご紹介していきたいと思います。

まず、BRT車内から眺めた陸前高田の街です。

陸前高田の市街地は、津波により街中の建物がほとんど全てが流されてしまいました。
その映像・写真を見てショックを受けた方も多かったと思います。
それから約3年半。現在の陸前高田では、高台移転のための土地造成、そしてそこで発生した土砂を利用した地盤かさ上げの改良工事が大規模に進められています。

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その6からの続きです。

八戸駅で、青い森鉄道の青森行きに乗り換えますが、第三セクター転換後、この区間は初めての乗車です。

八戸を17時12分に発車しましたが、この日は沿線の三沢基地の公開があったようで、この列車も、三沢駅で大量の乗車がありました。

青森に到着し、これから乗車する急行「はまなす」の発車まで約3時間ありますが、その間に汗を流すべく、駅近くにあるこちらのスーパー銭湯に入ってみます。
青森まちなかおんせん

青森駅から徒歩10分程度にあり、営業時間は23時まで、入浴料は大人420円でタオル貸し出しは200円、という場所・価格ともに急行「はまなす」の乗車前後に立ち寄るにはもってこいのスーパー銭湯といえるでしょう。
これから「はまなす」に乗車される方には是非参考にして頂ければと思います。

本日朝5時から乗り続けている疲れをここで流し、夕食を済ませて青森駅に戻り、「はまなす」に乗車するべくホームに向かいます。
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その4からの続きです。

宮古駅で9分の乗り換えで三陸鉄道北リアス線に乗車します。

時間の余裕がないので構内の連絡通路を通り、窓口で乗車券と入場券を購入します。

ちなみにですが、三陸鉄道ではここ宮古駅と釜石駅の窓口で、イオングループの電子マネー「WAON」が利用可能となっています。
三陸鉄道釜石駅 | 使えるお店を探す|電子マネー WAON [ワオン] 公式サイト
三陸鉄道宮古駅 | 使えるお店を探す|電子マネー WAON [ワオン] 公式サイト

WAONの利用明細と購入した硬券乗車券・入場券を並べてアップしておきます。
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三陸鉄道グッズの購入は勿論のこと、今回のような乗車券・入場券の購入にも利用可能となっていますので、WAONを利用している方は、試しに利用してみてはいかがでしょうか。
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その3からの続きです。

次に乗車する列車は、釜石〜盛岡の釜石線・東北本線の快速「はまゆり2号」と、盛岡〜宮古の快速「リアス」です。
この2本の快速列車を利用することで、津波被害により不通となっている山田線・釜石〜宮古を速達列車同士を乗り換え1回で結ぶことができるという、理想的な乗継が実現します。

とはいえ、所要時間は約4時間半と、被災前の山田線はおろか、現在運行されている山田線代行バスよりもはるかに時間がかかるのですが、今回はその1で触れたように「北海道&東日本パス」を使用しているのと、釜石線・山田線ともに乗ったことがないため、このルートを辿っていくことにします。

まずは釜石〜盛岡の快速「はまゆり2号」からです。
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その2からの続きです。

タクシーで、三陸鉄道南リアス線の盛駅へ向かい、南リアス線の初発列車、5時48分発釜石行きに乗車します。
盛駅は、気仙沼駅と同じように、BRTと三陸鉄道が対面で乗り換えができる構造となっています。
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少し時間があるので、駅の東西広場を結ぶ跨線橋や広場などから、隣接している岩手開発鉄道の様子も撮影してみます。
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いつも当ブログ「阪和線の沿線から」にご訪問いただきまして、ありがとうございます。

このブログは明日で開設10周年を迎えることとなりますが、その節目に何か記念の旅行をしてみようと考えて、9月6日から8日にかけて二泊三日の旅行に行ってみることにしました。

今回の旅行では、大きな二つのテーマを掲げてみることにしました。
まず一つは、東日本大震災で被災した三陸地方の鉄道を乗りつつ、震災から三年半が経とうとする現地の様子をこの目で見てみようというものです。
そのため、これからご紹介する旅行記では、「東日本大震災復興応援企画」のカテゴリでも分類しています。

そして、もう一つは、北海道新幹線の開業を一年半後に控えて新幹線開業後の去就が注目されている急行「はまなす」に乗車してみるというものです。

どちらのテーマも何らかの形で実行したいと、以前から温めていたテーマですが、ブログ10周年という機会は、これらの計画を実行するこにまたとないタイミングになりました。

では早速ですが、初日の旅程から記していきたいと思います。
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