阪和線の沿線から

阪和線沿線在住の筆者が記している日記です。
鉄道を中心に、バス・航空・フェリーといった交通全般に関する話題や、
管理人の乗車記録や旅行記、撮影記録などを気の向くままにお送りしています。
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カテゴリ: 船舶・フェリー

阪九フェリーでは、同社の神戸〜新門司航路に投入する新造船について、第1船の「せっつ」に続き、第2船の名称を「やまと」と命名していました。


この度、新造船「やまと」の就航日が阪九フェリーから発表されましたので、ご紹介します。

新造船『やまと』就航日決定! – 新造船就航!九州と大阪・神戸を結ぶ、快適クルージングの阪九フェリー

上記発表資料によりますと、新造船「やまと」は2020年6月30日(火)の神戸六甲アイランド発より運航を開始することとしています。
また予約は、4月30日(木)より開始するとのことです。

詳細は、上記発表資料をご覧下さい。


「せっつ」の姉妹船となる第2船が、同じく関西地方の旧国名である「やまと」に命名されたことについてのコメントは、上記ブログ記事でご紹介したところですが、昨年11月の輸送経済新聞では、現有船の「つくし」も含めて5隻体制にすることが報じられています。

その後、新型コロナウイルス感染症の影響により、旅客輸送は激減していることは、阪九フェリーとて例外ではありませんが、一方で貨物輸送については、この状況であっても止まることがない、むしろ在宅による物流の増加もあり得るだけに、「やまと」の就航は予定通り実施されることとなりそうです。

「つくし」も含めた5隻体制が実施されるのかどうかは予断を許さない状況ですが、ともあれ、この6月末からは、阪九フェリーの毎日就航する便については、2015年以降の新造船に統一されることから、これまた多くの方々に、快いフェリーの旅路を体験していただければ嬉しいな、と感じている次第です。

その前に、やはり新型コロナウイルス感染症の収束を願いたいところではありますが…



●関連ニュースサイト:
阪九フェリー、新造第2船6月30日に就航



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阪九フェリーでは、今年春に新造船「せっつ」を神戸〜新門司航路に就航させることを既に発表していますが、この度「せっつ」の就航日が2020年3月10日(火)とすることとし、併せて予約を開始したことを発表しました。
2020年3月10日就航予定の新造船『せっつ』のご予約について – 新造船就航!九州と大阪・神戸を結ぶ、快適クルージングの阪九フェリー

加えて、「新造船キャンペーン」として、Web上のアンケート回答者から抽選で30名に、2020年就航新造船の乗船券が当たるキャンペーンを開始しています。
新造船キャンペーンスタート – 新造船就航!九州と大阪・神戸を結ぶ、快適クルージングの阪九フェリー

一方、同じく神戸〜新門司航路に就航する新造船の第2船について、その名称を「やまと」と名称した旨も、併せて発表されました。
新門司〜神戸航路へ新造船『やまと』の命名・進水式が執り行われました – 新造船就航!九州と大阪・神戸を結ぶ、快適クルージングの阪九フェリー
(上記発表資料によると、「やまと」は2020年6月の就航予定)
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▲阪九フェリー新造船「やまと」命名・進水式の様子
(上記発表資料(https://newship-han9f.com/news/200110/)より引用)


いずれも詳細は、上記発表資料をご覧下さい。


2020年春に就航予定となっていた、阪九フェリーの新造船「せっつ」。
その就航日が3月10日(火)に決定し、既に予約も開始されています。
また、抽選で乗船券が当選するという、これまた運が良ければ新造船を無料で体験できるキャンペーンが実施されることも発表されており、当選すればラッカーなだけに、早速応募してみようと思います。

加えて、今回の発表では、「せっつ」とペアを組む第2船が「やまと」と命名されました。
「やまと」という名称ですが、現在同名の船が就航していますので、恐らくこの現「やまと」との置き換えになるものと思われます。


「せっつ」という名称は、かつて1995年12月に就航した「フェリーせっつ」で採用されましたが、この際ペアとなる第2船には「フェリーすおう」という名称が付けられていました。
今回の「せっつ」に関しても、この流れでいくと「すおう」とう名称が付けられるものと思いきや、現有船の「やまと」の名称が継承されることとなり、意外な感じがしました。

最近の阪九フェリーの命名例から考えると、「フェリーせっつ」(旧国名「摂津」)「フェリーすおう」(旧国名「周防」)、「やまと」(旧国名「大和」)「つくし」(福岡県の地域名「筑紫」等)、「いずみ」(旧国名「和泉」)「ひびき」(山口県・福岡県沿岸に広がる「響灘」)と、関西側・九州側にゆかりのある名称を1隻ずつ付けるのが自然な流れと思いきや、「せっつ」「やまと」といずれも関西側の旧国名が付けられるとなると、今回の「やまと」の命名に若干のアンランスが感じられます。
それに対する答えが、昨年11月の「輸送経済新聞」という業界紙のWebサイトに、阪九フェリーの小笠原社長へのインタビューに記されていましたので、引用してみます。

来春、新型2隻が就航 来秋からは5隻体制に 輸送経済新聞社

 ――5隻体制にする。
 小笠原 代替の2隻に加え、つくしを残して5隻体制にする。貨物需要の高い新門司―泉大津航路で走らせる。SOx(硫黄酸化物)排出規制対応でスクラバー(脱硫装置)を設置するため来秋の就航となる。デイリーではなく、月・水は上り、火・木は下りで運航。トラック積載台数は162台が純増する。
 ――ダイヤは。
 小笠原 出航時間は上りで午後9時、下りで午後8時半を予定している。九州から本州へ運ぶ青果物などの輸送需要が高く、遅めに出航時間を設定してほしいという声は以前からあった。

(上記輸送経済新聞記事より引用、下線太字は管理人による)

社長インタビューによると、新造船2隻就航後も「つくし」は残存し、泉大津航路の増便(週2便)に充てることと記されています。
そうなると、平日を中心に泉大津航路の増便、しかも個人的に設定の欲しかった遅い便の増便が実現することとなり、これまた嬉しいニュースではあるだけに、正式発表を待ってみたいところであります。

ともあれ、神戸航路への新造船就航を前に、様々なニュースが発表されている阪九フェリー。
これを機会に、九州方面の旅行にこれらの新造船を利用した計画を立ててみるのはいかがでしょうか。



●関連ニュースサイト:
新造船「せっつ」神戸〜新門司航路で3月10日デビュー 予約開始 阪九フェリー | 乗りものニュース



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「シルバーフェリー」の愛称で八戸・宮古と室蘭・苫小牧でフェリーを運航している川崎近海汽船では、現在運行している宮古・八戸〜室蘭航路について、2020年3月31日限りで宮古寄港を休止し、八戸〜室蘭での運航とすることを発表しました。

宮古〜室蘭フェリー航路 宮古寄港休止の件|川崎近海汽船

上記発表資料によれば、2018年6月に宮古〜室蘭航路を開設したものの、就役の柱であるトラックの乗船台数が当初見込みを大幅に下回る等の厳しい航路運営が続いており、事態を打開すべく室蘭発では八戸寄航を実施する等の努力を行ってきたが、今後コスト増が見込まれることから、2020年3月31日をもって、宮古寄航を当面休止するとのことです。

なお、今後は三陸沿岸道路の全線開通等の動向を注視しながら再開に向けた検討を継続するとともに、2020年4月以降は八戸〜室蘭航路での運航を予定しているとのことです。


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。


シルバーフェリー室蘭〜宮古便については、下記記事で、本州と北海道を結ぶ新たな航路として当ブログでもご紹介しました。


北海道から三陸方面への航路開設ということで、特に宮古側では大きな期待や寄せられていたと思われますが、如何せん高速道路からのアクセスが、同じくシルバーフェリーが拠点としている八戸港に比べると現状では劣っていたこともあり、上記発表資料の通りトラックの利用が大幅に下回る状況が続き、今般休止に至ったとのことです。

北海道から直接ダイレクトに三陸に行けることから、新たな観光ルートの可能性も秘めていただけに、早々の休止は残念でありますが、状況を鑑みると仕方がないといえるでしょうか。

ただ、今回の発表では「休止」としているので、三陸沿岸道路が全線開通し、高速道路のアクセスが八戸港と比べて遜色ない状況に転じれば、今後の再開もあり得るのかも知れません。

残り3ヶ月ほどとなった運航期間ですが、この冬休みに利用する機会があれば、下記記事で乗船レポートがアップされていますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。




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下記の記事でご紹介したように、2019年12月15日から運航を開始した、南海フェリーの新造船「フェリーあい」。


地元エリアを発着する航路で、久々の新造船ということもあるので、早速乗船して、その様子を確かめてみることにし、仕事の休みを取って乗船してみることにしました。

和歌山港には、10時35分の出航よりも少し早めに到着します。
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ターミナルには、新造船就航を記念して、胡蝶蘭が飾られていました。
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JR和歌山駅からのバス、和歌山市駅からの南海和歌山港線の列車も、ともにフェリーの出発に合わせて時刻が設定されているのですが、それよりも少し早めに来たのは、徳島港からやってくる「フェリーあい」の姿を撮影しようと考えたからです。

冬晴れの撮影にバッチリのコンディションの中、9時50分頃に和歌山港へ「フェリーあい」が入港してきました。
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旋回の合間に、真正面からのカットも撮影できました。
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DSC00416-5_R


続きを読む

大阪南港〜北九州・新門司港間のフェリーを運航する名門大洋フェリーでは、この度2021年度の就航に向けて2隻の新造船を建造することを発表しました。

2021年12月・2022年3月に、当社歴代最大の“CITY LINE”新造船就航決定!!|重要なお知らせ | 名門大洋フェリー

概要は以下の通りです。

●新造船の概要:
・「フェリーきょうと供廖屮侫Д蝓爾佞おか供廖2002年就航)の置き換え。
・総トン数15,400トン(被代替船は9,770トン)
・船名は「きょうと」「ふくおか」の都市名を継承することから、居住空間のデザインは、京都の街並みをモチーフとした「古都のたたずまい」と、福岡の活力をモチーフとした「ベイサイドシティのきらめき」を基本コンセプト。
・旅客定員は715名
・個人客のニーズに合わせてシングルルームとツインルームを増設し、トイレ・シャワーつきのツインルームを新設

●就航時期:
1番船・2021年12月
2番船・2022年3月

●イメージ:
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(上記発表資料(https://www.cityline.co.jp/wp/?notice=2021年12月・2022年3月に、当社歴代最大のcity-line新造船)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。

昨日の記事で、宮崎カーフェリーの新造船の話題を取り上げたところですが、続けて名門大洋フェリーの新造船建造が発表されました。

今回の新造船は、上記発表内容でも記されているように、現在1便に充当されている「フェリーきょうと供廖屮侫Д蝓爾佞おか供廚梁綢悗箸覆襪發里任后
このうち「フェリーふくおか供廚砲弔い討蓮下記記事で、2015年4月に乗船した際の記録をご紹介しています。


今回建造される新造船は、総トン数がこの「フェリーきょうと供廚茲蠅發困辰搬腓い15,400トンと、2015年に就航した「フェリーおおさか供廖屮侫Д蝓爾たきゅうしゅう供廚茲蠅盥垢紡腓いものとなっています。
加えて、船内設備でみると、ツインルームにトイレ・シャワーつきの部屋が新設されることとなり、この点でもこれまで以上に快適性が改善されるのは、近年の新造船に共通する動向でありましょうか。


今回の名門大洋フェリーの新造船発表により、大阪・神戸発着の長距離フェリーでは、2022年度以降は、ほとんどの船舶が2015年以降に就航した個室重視の船舶になります。
かつては雑魚寝の2等船室が多かったことから、敬遠されてきた面もあった長距離フェリーですが、相次ぐ新造船の就航により、そのような雑魚寝が縮小され、プライバシーが確保された快適な船室がメインとなる船旅が、様々な航路で楽しめるようになるのは、フェリー好きにとっては嬉しいお話であります。

今回の新造船についても、その概要等が明らかになれば、当ブログでも追ってご紹介していきたいと思います。



●関連ニュースサイト:
名門大洋フェリー、2021年度に新造船2隻就航|WEB CRUISE




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神戸と宮崎を一日一往復運航している「宮崎カーフェリー」。
現在の運航体制になってから5周年を迎えていますが、今般この宮崎カーフェリーが新造船の建造契約を締結した旨、発表しました。

新造船 契約締結のお知らせ | 【公式】宮崎カーフェリー

概要は以下の通りです。

●契約先:
内海造船株式会社

●就航予定:
1隻目は2022年5月、2隻目は同年11月

●基本テーマ:
・船舶の大型化
・客室の個室化
・省エネの達成

●基本スペック:
・全長・全幅:約194m×27.6m
・総トン数:約14,200トン
・航海速力:23ノット
・トラック積載台数:163台
・乗用車積載台数:81台
・旅客定員:570名〜580名

●新造船イメージ:
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(上記発表資料(https://www.miyazakicarferry.com/191219info/)より引用)


詳細は上記発表資料をご覧下さい。

関西と宮崎を結ぶ航路は、かつては大阪や、そして10年ほど前には貝塚から運航されていたことがありましたが、現在はこの「宮崎カーフェリー」が、神戸から運航しています。

しかし、そこで運航している「みやざきエキスプレス」「こうべエキスプレス」は、1996年から1997年にかけて建造された船舶ということもあり、老朽化が課題となっており、その代替となる船舶の建造、そしてその資金調達が課題となっていましたが、この度、宮崎県からも40億円を借り入れることにより、晴れて新造船の建造をスタートすることができました。

新造船の概要をみてみると、「個室化」「省エネ化」といった、昨今の新造船のトレンドが、宮崎カーフェリーの新造船にも取り入れられることがわかります。果たしてどのような接客設備が設けられるのか、期待したいところです。


2015年の阪九フェリー「いずみ」「ひびき」をスタートに、ほぼ毎年あるいは隔年のペースで誕生している関西発着の長距離フェリーの新造船。
つい10年ほど前は「高速道路一律1,000円」という政策により大打撃を受け、それによりトドメをささされた航路も少なくありませんでした。
しかし、昨今は主にトラック運転手の「人手不足」「働き方改革」により、長距離フェリーが見直されつつあり、それとともに新造船が相次いで就航・発表されるのは、個人的にも嬉しいニュースであります。

今回の「宮崎カーフェリー」新造船の話題も、続報が発表されれば逐次ご紹介していき、フェリーでの旅行を計画される際のご参考にしていただければいいな、と思います。



●関連ニュースサイト:
宮崎カーフェリー、22年に新造船2隻を建造




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先月の話になりますが、下記の乗車記録のとおり、大阪南港から北九州新門司港まで名門大洋フェリー「フェリーきたきゅうしゅう供廚望菫イ靴討ました。


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▲大阪南港で出航を待つ「フェリーきたきゅうしゅう供

「フェリーきたきゅうしゅう供廚砲弔い討蓮下記過去記事のとおり2016年4月に乗船して以来でありました。



今回乗船した船室は、「ファーストJ」でした。
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▲名門大洋フェリー「フェリーきたきゅうしゅう供廛侫 璽好J船室

「ファーストJ」の「J」(Japanese)からも推測されるとおり、ご覧の通り、「和室」の部屋です。
しかも「フェリーきたきゅうしゅう供廚離侫 璽好Jの多くの船室は船首部分に配置されています。

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このように、障子を開けると船首からの景色が堪能できますが、こちらは翌朝のお楽しみ、といったところでしょうか。

続きを読む

下記記事でご紹介したように、南海フェリーでは2019年度に新造船「フェリーあい」を導入することを発表しています。


この度、「フェリーあい」の就航日等が決定した旨、南海フェリーより発表がありました。

新造船「フェリーあい」が就航いたします|南海フェリー
新造船「フェリーあい」が就航いたします | 南海フェリー

概要は以下の通りです。

●就航日等:
・2019年12月15日(日)、和歌山港発下り5便(10:35発)より就航。
・就航開始を記念して、下り5便(和歌山港発10:35)、上り6便(徳島港発13:25)の乗船客各便先着100名に就航記念品をプレゼント。
・「フェリーつるぎ」は同日の上り4便(徳島港発8:00)をもって引退。

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▲試験航海中のフェリーあい
(上記発表資料(http://www.nankai.co.jp/library/groupinfo/news/pdf/191120.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。

南海フェリーで久々の新造船となる「フェリーあい」ですが、この度就航日が正式に決定しました。
当初の予定では、2019年度末(2020年3月頃)とされていましたが、予定よりも早くの就航となるのは、嬉しいニュースであるといえます。

当日は日曜日でもありますので、機会があればその様子をみることができれば、また就航したらなるべく早い目に「フェリーあい」の様子をレポートできればと思っています。

ところで、上記記事にもあるように、今回の新造船導入にともない、「フェリーつるぎ」は引退となりますが、もう一隻の既存船「フェリーかつらぎ」の置き換えはどうなるのか、こちらも気になるところでありますので、発表があれば引き続きご紹介していきたいと思います。




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大阪〜別府、神戸〜大分、大阪〜志布志のフェリーを運航する「フェリーさんふらわあ」では、同社の大阪〜別府航路に、新造船を投入することを発表しました。

お知らせ「大阪/別府航路 待望の新造船就航決定!」 | フェリーさんふらわあ

概要は以下の通りです。

●船名:
「さんふらわあ くれない」
「さんふらわあ むらさき」(※)
(※)変更の可能性あり

●就航時期:
2022年末〜2023年前半

●就航航路:
大阪〜別府航路

●新造船のポイント:
・移動手段としてのフェリーに客船(クルーズ)の要素を取り入れ、船旅そのものを楽しむことができる“初めての経験 わくわくドキドキ さんふらわあのカジュアルクルーズ”をさらに進化。
・貨物スペースを現行船の1.5倍に拡大し、物流をサポート
・日本発のLNG燃料フェリーとして、LNG(液化天然ガス)を燃料とし、硫黄酸化物(SOx)をほぼ排出せず、窒素酸化物(NOx)と二酸化炭素(CO2)の排出を大幅削減

●主な特徴:
・長距離フェリー初となる「コネクティングルーム」を設置し、和室・洋室の連結が可能に。
・大浴場・レストランを拡大。(大浴場面積は現行船の2倍、レストランの席数は1.5倍)
・トラック積載台数が、現行92台から136台へ増加。
・定員一人当たりの面積が6.9屬ら10.9屬愕搬隋
・大阪〜志布志航路に就航している「さんふらわあ さつま・きりしま」で好評の最上等級「スイート」、3層吹き抜けのアトリウムやプロジェクションマッピング、ペットと一緒に過ごせる「ゥイズペットルーム」「ドッグラン」などを用意

●スペック比較(現行船→新造船):
総トン数・・・9245トン→17,300トン
定員・・・710名→763名
個室割合・・・80%→90%

●イメージ:
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▲「さんふらわあ くれない」のイメージ
(上記発表資料(https://www.ferry-sunflower.co.jp/news/article/2022_LNG_ferry_debut.html)より引用)

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▲「さんふらわあくれない」のレストラン。
席数は現行船の1.5倍に拡大されます。


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。

このブログでも時折ご紹介しているフェリー情報ですが、大阪〜九州航路に関しては、2015年の阪九フェリー「いずみ」「ひびき」を皮切りに、名門大洋フェリー「フェリーおおさか供廖屮侫Д蝓爾たきゅうしゅう供廖▲侫Д蝓爾気鵑佞蕕錣◆屬気鵑佞蕕錣◆,気弔沺Δりしま」、そして来年春に就航予定の阪九フェリー「せっつ」と、ここ近年で怒濤の新造船ラッシュが続いています。

そして、満を持して、といいましょうか、かつての関西汽船時代から「さんふらわあ」の代名詞的な航路として著名な「大阪〜別府」航路に、新造船投入が発表されました。

新造船の概要をみますと、近年の新造船のトレンドとなっている個室重視等といったカジュアルクルーズ的な要素を盛り込んだものとなっていますが、「さんふらわあ くれない」での一番の注目は、「国内初のLNG燃料フェリー」でしょうか。
フェリーと言えば重油を焚くものがこれまでの常識でしたが、今回の「さんふらわあ くれない」は、重油でなくLNG(液化天然ガス)を使用することで、クリーンなエネルギーによる運行が実現します。
地球環境的にもCO2の削減という大きなメリットがあるのですが、乗客的にも、甲板にでて感じる重油の臭いが相当縮小されることから、より快適な船旅を楽しめるのではないか、と思われます。


新造船の就航は2022年末と、3年ほど先の話になりますが、実際の就航を心待ちにしたい、そんなニュースでありました。




●関連ニュースサイト:
日本初「LNG燃料フェリー」建造へ 「さんふらわあ」大阪〜別府航路2隻を置き換え | 乗りものニュース
フェリーさんふらわあ、日本初のLNG燃料フェリーを2隻建造



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四国急行フェリーでは、同社の運航する高松〜宇野航路について、2019年12月16日(月)より運航を休止することを発表しました。

高松・宇野航路の運航休止のお知らせ|四国急行フェリー

上記発表によれば、同社は高松・宇野航路のフェリー事業を昭和31年(1956年)から実施してきましたが、近年は瀬戸大橋通行料金のETC割引制度が大幅に拡充されたことから、輸送数量が激減してきたとのことです。
この間、コスト削減のために減船・減便を重ね、平成29年(2017年)4月1日より1日1隻5便での運航を続けてきましたが、コスト削減にも限界があり、輸送数量の激減による売上の減少に歯止めがかからないことから、本航路の維持存続が困難な状況であることから、令和元年(2019年)12月16日(月)より本航路の運航を休止することとなった、とのことです。

詳細は、上記発表資料をご覧下さい。


岡山県の宇野と香川県の高松を結ぶ「宇高航路」は、1910年に鉄道連絡線(宇高連絡船)が運航開始して以降、戦後は民間フェリー会社の参入もあり、瀬戸大橋開業までは本州と四国を結ぶ主要航路のひとつでありました。

瀬戸大橋が開業したことから、宇高連絡船はその役割は終えますが、瀬戸大橋の通行料金が割高だったこともあってか、この区間の航路は引き続き多くの便数が運航されてきましたが、平成21年(2009年)頃から実施された瀬戸大橋のETC割引拡充により、これまでのコスト的な優位性が失われた結果、大幅な減便を強いられることとなりました。

2010年には、当時宇高航路を運航していた四国フェリー・宇高(うたか)国道フェリー両社が廃止届を提出したものの、その反響の大きさが故に、翌月に取り下げた、という経緯がありました。

とはいえ、その後利用が回復してきたわけでは決してなく、宇高国道フェリーは平成24年(2012年)10月17日をもって休止、四国フェリーも深夜運航の休止や度重なる減便を実施せざるを得ないほどにまで、利用が減少してきました。
参考:


そして今回、唯一残っていた四国フェリー(四国急行フェリー)の5往復についても、12月15日(日)の運航をもって休止し、明治時代より109年続いてきた宇高航路が遂に終焉を迎えることとなりました。


元来、瀬戸大橋開業時に、大幅な整理が行われることも考えられたこの宇高航路ですが、上述のとおり瀬戸大橋の通行料金の高さが故に、大橋開業後も20年に渡り航路が存続してきたわけですが、その大橋料金が大幅に引き下げられてきたが故に、大橋開業後30年過ぎた今になっての、航路の休止に至ったわけであります。

今から10年前は、突然の廃止届の提出で、地元にも大きな反響が起きましたが、それから10年経過し、宇高航路を利用する車両も当時に比べると大幅に減少していることから、今回はもはや廃止の届出に大きな反対が生じることもないのかな、とも感じました。
もう、それほどまでに、トラックの利用も宇高航路経由から瀬戸大橋経由に完全にシフトしてしまったが故に結果、ともいえるでしょうか。


さて、この宇高航路ですが、私自身もこの四国フェリー運航便に一度だけ乗船したことがあります。

(2010年8月27日の記事です。)

この時は、8月の平日のお昼で、乗客は30名ほどだったようですが、トラックの利用は割と多かったように思えました。
当時は四国フェリー、宇高国道フェリーの両社で深夜便も含めて運航されていましたが、まさか10年もしないうちに航路が完全に消滅するとは、その当時は想像だにできませんでした。

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▲四国フェリーの高松方面のりば

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▲宇野港で高松行きへの乗船の様子

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高松港での到着の様子

本航路休止後も、宇野から高松へは、直島を経由することで、航路による到達は可能であるだけに、事業者は異なりますが、宇野〜直島と直島〜高松の乗継割引を設定するくらいの、救済措置としてあり得る程度であり、もはや航路の存続は結果的に難しいといえるのかなと感じます。
ともあれ、残り1ヶ月程度となってしまった宇高航路、幸運にも乗船できる機会に恵まれた方は、本州と四国の大動脈であったこの航路の歴史を振り返りながら、最後の航海を味わてみてはどうか、とも感じたニュースでありました。



●関連ニュースサイト:
四国急行フェリーが休止届、宇高航路109年の歴史に幕




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