阪和線の沿線から

阪和線沿線在住の筆者が記している日記です。
鉄道を中心に、バス・航空・フェリーといった交通全般に関する話題や、
管理人の乗車記録や旅行記、撮影記録などを気の向くままにお送りしています。
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カテゴリ: 鉄道(関西以外事業者)

下記の記事でご紹介したように、7月3日(金)から熊本県南部を中心とした豪雨の影響により、JR九州やくま川鉄道、肥薩おれんじ鉄道では大きな被害が発生しました。


このうちJR九州の被害状況が、本日発表されましたのでご紹介します。

「令和 2 年 7 月豪雨」による当社の被災状況について|JR九州

概要は以下の通りです。

【JR九州の被害状況】
●久大本線:
豊後中村〜野矢間の「第二野上川橋りょう」が流失した他、橋脚の傾斜、トンネルや線路への土砂流入、盛土流出等、145件の被害。
現時点では日田〜向之原間の復旧見通しは立たず。

●肥薩線:
球磨川第1橋梁(鎌瀬〜瀬戸石間)、第二球磨川橋梁(那良口〜渡間)が流失した他、盛土、路盤、道床流出など65件の被害。
現時点では八代〜真幸間の復旧見通しは立たず。

●鹿児島本線:
(熊本地区)
玉名〜肥後伊倉間で大規模な土砂流入発生。
(鹿児島地区)
木場茶屋〜串木野、上伊集院〜広木間で大規模な土砂流入が発生。
計26件の被害

JR九州全体で345件の被害を把握

●被害状況:
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▲久大本線・鹿児島本線の被害状況

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▲肥薩線の被害状況

(いずれも上記発表資料(https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2020/07/13/200713reiwa2nen7gatugouuhigaijoukyou.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



冒頭で紹介した過去記事でもご紹介したように、肥薩線では橋梁の流出等、大規模な被害が発生しましたが、久大本線でも広範囲に渡って甚大な被害が発生しました。
久大本線では、2017年(平成29年)の九州北部豪雨により橋梁流失の被害を受け、約1年掛けて復旧したところでした。
その復旧して2年後にまた、このように大きな被害による長期的な運休が発生する事態となりました。

まさに、豪雨被害を繰り返し受ける九州の鉄道を象徴してしまうような被害でありますが、しかし今回は被害箇所が145箇所と非常に多いことから、先の平成29年豪雨のような1年程度での復旧が可能なのかどうか、というところも気になります。


復旧で気になる、という点では肥薩線の状況も深刻であります。
被害箇所が65箇所にものぼる上、球磨川にかかる比較的長い橋梁の流失や、路盤の流失等、もはやそこに線路があったことが分からないくらいの被害の大きさが、JR九州の発表資料から明らかとなっています。

加えて先のブログ記事でもご紹介したように、肥薩線の利用者数は民営化直後の2割程度(8割減)となっており、そもそも鉄道として復旧することの社会的な是非が問われかねない程の利用者数となっています。


この区間は、かつては急行「えびの」「くまがわ」による博多・熊本と人吉・えびの・宮崎方面を結ぶ都市間輸送の利用が盛況でしたが、高速道路の整備による高速バス・マイカー等の利便性の向上により、これらの急行列車はいずれも廃止され、また沿線の過疎化により通勤・通学利用も非常に少なくなってしましました。
一方で、球磨川の風景を眺めながら乗車できる区間であることから、これを活かした「SL人吉」や「ななつ星in九州」、「かわせみ やませみ」といった観光列車が設定されてきており、もはや都市間輸送の回復が見込めない中、観光列車をメインに集客していた線区であったかと思います。

そういった路線が今回、このような被害を受けた中、沿線利用者が少なく観光利用が主体となっているこの路線が復旧できるだけの目的と財源が果たして用意できるのか。
決して悲観的な予想をしているわけではありませんが、昨今の事例を見ても、必ずしも復旧ありきではない、ということだけは念頭におきたいところです。

甚大な被害を前に、JR九州は元より、沿線自治体も、どのように復興していくのかさえも考えつかない段階だと思いますし、今は被災者の生活支援が第一だと思います。
しかし、時を経るにつれ、いずれそういう判断が沿線住民に求められる時期がやってくるのは間違いないですし、その時にどういう判断がなされるのか、についても今後触れていかないといけないな、とも感じたニュースでありました。




●関連ニュースサイト:
JR九州の豪雨被害 判明だけで345件 橋流失の肥薩線と久大本線は復旧の見通し立たず | 乗りものニュース



●関連ブログ:
Msykの業務(鉄道)日誌:急行「えびの」



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静岡県の大井川鐵道では、SL「かわね路号」や「きかんしゃトーマス号」が有名ですが、鉄道ファン的には、十和田観光電鉄や南海電鉄、近畿日本鉄道(近鉄)の中古車両を譲り受け、ほぼ当時の姿で運行している点でも人気のある路線であります。

その大井川鐵道で、今回南海電鉄6000系を譲り受けたとの報道が、地元の静岡新聞が報じていましたので、ご紹介します。
1966年製造、南海電鉄車両仲間入り 大井川鉄道、クレーンで搬入|静岡新聞アットエス

【注意】
当記事執筆時点では、大井川鐵道から南海電鉄6000系の譲受に関する公式な発表は行われておりませんので、ご注意下さい。


上記報道によりますと、大井川鐵道では、南海電鉄の6000系(1966年製造)を2両導入するとのことで、今後同社線での運転に必要な安全装置等の取り付けを行うとのことで、運転開始時期は現在のところ未定とのことです。

また、今回の南海6000系導入に伴い、近鉄16000系(2編成4両)のうち2両を廃車するとも報じられています。


南海6000系は、1962年(昭和37年)から投入された同社初のステンレスカーで、合計72両が製造され、投入後50年を過ぎる近年まで全車両が、新製当時に投入された高野線で、優等列車から各停まで幅広く運用されてきました。

しかし、2018年3月に発表された同社の中期経営計画では、この6000系を2023年度までに全車両を更新(8300系による新車投入)されることとなりました。


この計画に基づき、昨年11月からは新型車両8300系による高野線での運用も開始され、6000系の廃車も徐々に発生している模様です。


一番古い車両で製造後60年に間もなくなろうかという車両でありますので、もはや全ての車両が廃車・解体されるものと思っていましたが、まさかの大井川鐵道への譲渡が実現するとのことで、驚くよりほかありません。

オールステンレスの6000系の車体自体はかなり耐久性に優れているようですが、まさか60年近くの運用を経て、第二の職場が与えられるとは、仰天でありますが、それだけ6000系の耐久性が高い証左、ともいえるのかも知れません。

今後、整備を経て大井川本線で運用されるものと思われますが、既に同線で運用されている21000系との共演が、四半世紀を経たいま、再び大井川鐵道で実現するとは、引退・譲受の当時には誰が想像したことでありましょうか。

南海6000系が大井川鐵道で運用を開始すれば、是非とも見に行くことができればと思っています。

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▲大和川橋梁を渡る南海6000系(2019年7月6日撮影)

このように毎度大和川を渡っていた光景が、今後大井川で見られることになるだけに、胸熱に思えるのは、決して私だけではないかも知れませんね…



●関連ブログ:
南海6000系が大井川鐵道に: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」



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7月3日(金)から熊本県南部を中心とした大雨の影響により、JR九州の肥薩線やくま川鉄道を中心に大きな被害が発生しました。

肥薩線では、球磨川第一橋梁、第二球磨川橋梁が流失したほか、複数の駅で線路が冠水、またくま川鉄道では球磨川第四橋梁が流失したほか、人吉温泉駅構内では線路冠水、土砂流入が発生するなど、長期的な運休が不可避となる、甚大な被害が発生しています。

これらの橋梁は、開業時から列車の運行を支えてきているものばかりで、国登録文化財にもしていされていたものもありましたが、これらを一気に流し去ってしまうという、過去に見ない豪雨でありました。

犠牲となられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げ、一日も早い生活の復興を願う次第であります。



私自身、今から6年半程前の平成26年(2014年)3月に、肥薩線とくま川鉄道を訪問しました。



特にくま川鉄道では、新型車両「田園シンフォニー」の営業運転直前で、地元の方々を対象とした試乗会らしきイベントが実施されていました。
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その後、終点の湯前まで乗り通して往復してきました。
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また、人吉駅の駅舎は、このように駅前にからくり時計が設置され、小京都の玄関に相応しい駅でありました。
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そして、肥薩線では、「九州横断特急」「いさぶろう・しんぺい」の編成が行き来していました。
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▲キハ185系「九州横断特急」と「いさぶろう・しんぺい」。
この後のダイヤ改正により、「九州横断特急」は肥薩線の運行を取りやめ、現在のダイヤではD&S列車「やませみ・かわせみ」が運行されていました。

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▲「いさぶろう・しんぺい」車両を使用した普通列車の八代行き。
現在のダイヤでは、八代〜人吉間を特急列車として運行されていました。


今回の水害により、くま川鉄道では、冒頭で記した橋梁流失に加え、「田園シンフォニー」車両の5両すべてが水没するという、大きな被害を受けました。
経営規模の小さい第三セクター鉄道であるだけに、今後の復旧には多難な道のりが予想されます。
そんな中、くま川鉄道では同社の支援への声に応える、という観点から、寄付の受付を実施しています。
くま川鉄道株式会社【公式】 - くま川鉄道株式会社 kumagawa-rail
(「7月4日豪雨災害に伴うくま川鉄道への寄付について」参照)
寄付は現金書留または銀行振込により受付しているとのことです。
同社のオンラインショップについては、注文処理が追いついていないこともあるようですので、これを機会にくま川鉄道を支援したい、という方は、こちらの寄付の窓口も利用してみてはいかがでしょうか。



さて、今回肥薩線・くま川鉄道を襲った豪雨被害からの復旧には、相当の時間がかかるものと思われます。

一方で、下記のJR九州が発表している線区別利用状況によりますと、今回甚大な被害のあった肥薩線・八代〜人吉間の平均通過人数は、1987年度の2,171人に対して2018年度は455人と、この約30年間の間に8割も減少しています。
また、この「455人」という数値は、吉都線の吉松〜都城間(465人)と同水準で、これより少ない区間となると、指宿枕崎線・指宿〜枕崎間(291人)、日豊線・油津〜志布志(193人)、肥薩線・人吉〜吉松(105人)、豊肥本線・宮地〜豊後竹田(101人)となっており、この区間の利用者の少なさ、あるいは減少幅の大きさが見えてきます。
【参考】
線区別ご利用状況 | 交通・営業データ | 企業情報 | 企業・IR・採用 | JR九州

そんな中、既に平成29年(2017年)の水害により大きな被害を受けた日田彦山線・添田〜夜明間について、BRTによる復旧方針となったこともあることから、今回の肥薩線・八代〜人吉の復旧も、そのまま鉄道による復旧が行われるかどうか、難しいというところもあり得るかも知れませんので、今後の復旧に関する議論も気になるところであります。


一方のくま川鉄道でも、沿線住民の減少で厳しい経営状況が続く一方、沿線高校の統廃合により、逆に朝の通学ラッシュが激しくなっている、という現実があります。
乗車率130%、ローカル線の謎 都会並みの大混雑 皮肉なラッシュの背景とは 熊本のくま川鉄道|【西日本新聞ニュース】

高校生の通学需要が多い現状から、鉄道インフラとしては必要性のある一方、経営規模の小さい第三セクター鉄道では、自力での復旧は困難であるかと考えられますので、今後どのような費用負担で復旧するのか、議論を見守っていきたいと感じています。


今回ご紹介した肥薩線・くま川鉄道に加えて、熊本県内では肥薩おれんじ鉄道や鹿児島本線、大分県内では久大本線といったように、九州地方の多くの路線で甚大な被害が生じました。
久大本線については、平成29年(2017年)の豪雨で鉄橋が流失し、約1年の運休期間を経てようやく復旧したところ、その2年後にまたもや橋梁流失という被害を受けました。

各地での豪雨災害による運転見合わせにより、新型コロナウイルス感染症後の観光列車の運転にも影響が生じる事態となっていますが、これも併せて、今後どのようなスケジュールで復旧に向けた議論が進んでいくのか、節目節目でご紹介できればと思っています。




●関連ニュースサイト:
九州の鉄道「当分運休」の区間は 橋流失・土砂流入など各所で豪雨被害 状況把握進む | 乗りものニュース
社員は全員無事、熊本県のくま川鉄道が被災状況を公表…『ななつ星』は運行再開を延期 令和2年7月豪雨 | レスポンス(Response.jp)
肥薩線などのローカル線が壊滅的な被害…7月6日も九州新幹線熊本以南が終日運休に 令和2年7月豪雨 | レスポンス(Response.jp)
JR肥薩線、くま川鉄道・肥薩おれんじ鉄道など九州内の豪雨被害状況 | マイナビニュース



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JR北海道では、昨年9月末をもって、「JR北海道わがまちご当地入場券」の発売を終了しましたが、その際、来春(2020年春)に新しい企画を準備していることも、合わせて発表していました。


しかし、この春はご承知の通り、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、この後継企画の発表は見送られていたようです。
この度、外出自粛の段階的な緩和も踏まえて、JR北海道から、「わがまちご当地入場券」に続く新たな入場券企画「北の大地の入場券」が発表されました。

「北の大地の入場券」を発売します|JR北海道

概要は以下の通りです。

【「北の大地の入場券」概要】
●発売開始日時:
2020年7月18日(土) 各発売窓口の営業開始時刻より

●発売価格:
1枚200円

●発売箇所:
全86種類

●入場券デザイン:
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▲「北の大地の入場券」デザイン
(上記発表資料(https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20200710_KO_ticket.pdf)より引用)

●裏面の地図について:
入場券の裏面の地図は、およそ30万分の1の縮尺で、1枚ずつ繋げることにより、JR北海道全線の地図が完成。
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▲入場券裏面のイメージ
(上記発表資料(https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20200710_KO_ticket.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



上記発表資料によると、94万5千枚もの発売枚数を記録した「JR北海道わがまちご当地入場券」ですが、その後継企画が今年春にも発表予定となっていましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、それがなかなか発表されませんでしたが、この度「北の大地の入場券」として発表されました。

表面は、「わがまちご当地入場券」と同様、当該自治体沿線の鉄道風景が描かれていますが、今回の特徴は裏面でしょうか。
上記引用画像から分かるように、裏面にはJR北海道沿線の地図がおよそ30万分の1で示されています。
これを繋げていくことで、JR北海道の地図が完成しますが、全駅コンプリートすれば、JR北海道全線の地図が完成するという、大がかりであり、また楽しみである企画であるといえます。

折しも、下記記事でご紹介したように、「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」が7月23日から利用可能となることが発表されています。

こういったおトクな商品もフルに活用しながら、今回の「北の大地の入場券」もより多くの皆さんが購入する(勿論新型コロナウイルス感染症対策をした上で)ようになればいいな、とも思ったニュースであります。




●関連ニュースサイト:
JR北 北の大地の入場券 発売(2020年7月18日〜) - 鉄道コム



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JR北海道では、新型コロナウイルス感染拡大により大きく落ち込んだ道内の交通需要及び観光需要を喚起する目的で、北海道の「ぐるっと北海道・公共交通利用促進キャンペーン」を活用したおトクなきっぷ「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」を発売することを発表しました。

「ぐるっと北海道・公共交通利用促進キャンペーン」を活用するおトクなきっぷを発売します!!|JR北海道

概要は以下の通りです。

【「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」概要】
●利用期間:
2020年7月23日(木)〜2021年1月31日(日)
(8月10日〜8月19日、12月28日〜1月6日は利用不可)

●発売期間:
2020年7月17日(金)〜2021年1月25日(月)
(※)利用開始日の1ヶ月前から前日までの発売

●価格:
大人12,000円(北海道運輸局へ提出している金額)

●発売箇所:
JR北海道の主な駅の指定席券売機、みどりの窓口、旅行センター

●有効期間:
6日間

●きっぷの内容:
北海道内の在来線特急列車・普通列車の普通車自由席及びJRバス(一部路線を除く)が乗り降り自由。
普通車指定席も4回まで利用可能

●その他:
北海道の補助金が上限に達した場合は、発売期間中でも発売を終了。
発売終了となった場合は、JR北海道Webサイトで告知。


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、鉄道をはじめとする公共交通機関の利用はめっきり低下してしまいました。
第2波の懸念はあるものの、ここまで冷え込んだ旅行・移動需要をそのまま放置するわけには決していかず、国及び各都道府県では、観光頭の需要促進事業を予算化しています。

今回ご紹介するJR北海道でも、「ぐるっと北海道・公共交通利用促進キャンペーン」と題した北海道の事業を活用することにより、道の補助金により企画きっぷが大幅に割り引かれることとなっています。

その割引率は、当エントリーでご紹介した「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」では、何と半額の12,000円で、この価格で6日間JR北海道の特急・普通列車自由席が乗り放題という、格安という表現では足りないくらいの衝撃の安さのきっぷとなっています。

単純計算で一日あたり2,000円で乗り放題というわけですが、見方を変えると札幌や新千歳空港から、稚内や根室まで単純往復するだけでも十分元が取れてしまう、と考えると本当に恐ろしい破格のきっぷであるといえるでしょう。

気をつけるべき点は二つあり、一つは「道内限定で前日までの発売」であること、また「北海道の補助金上限に達した時点で発売終了」という点であります。
前者は特に、北海道外から利用しようという方は要注意で、前日までに道内に入るように旅程を組んでおく必要があります。
後者は、実質的な枚数制限であるといえますので、おトクに北海道を旅行したいと思う方は、発売期間に関係なく、なるべく早めに利用した方がよいかと思われます。

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▲日本最東端の駅、東根室駅(根室本線・根室市)
ここ東根室へも、この「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」を使えば12,000円で訪問可能です。

上記画像の東根室駅の訪問はほんの一例です。
6日間有効、道内特急・普通列車自由席乗り放題、指定席は4回利用可能という条件をフルに活用し、この機会に、マスク着用・手洗い励行等に注意しながら、思い思いの北海道旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか。




●関連ニュースサイト:
北海道の鉄道6日間乗り放題で1万2000円! 特急&JRバスOK 周遊パスで観光復興へ | 乗りものニュース
HOKKAIDO LOVE 6日間周遊パス 発売(2020年7月17日〜) - 鉄道コム
6日間特急自由席乗り放題で12,000円 JR北海道が「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」を発売 | 鉄道ニュース | 鉄道チャンネル



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秋田県の第三セクター鉄道「由利高原鉄道」では、この7月1日(水)より、貸切列車の運賃を通常の75%割引するセールを実施しています。

貸切列車75%割引セール開始 | お知らせ | 由利高原鉄道

概要は以下の通りです。

●割引セール概要:
秋田県と由利本荘市の補助金を利用し、貸切列車の運賃を割引。
補助金がなくなり次第、予告次第終了。

●運賃:
通常貸切(定期便に増結)
片道1両貸切:6,000円(通常24,000円)
往復1両貸切:9,000円(通常36,000円)

臨時便貸切(通常は走らない特別な便)
片道1両貸切:9,000円(通常36,000円)
往復1両貸切:15,000円(通常60,000円)

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▲由利高原鉄道 貸切列車割引セール
(上記発表資料(http://www.obako5.com/info/貸切列車75割引セール開始/)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。




私自身、これまでも何度か貸切列車に乗車したことがありますが、毎度貸切列車の手配をしていただき、感謝している次第ですが、その貸切列車が大幅に割引となるセールを、由利高原鉄道が実施するとのことであります。

例えば、臨時列車(1両編成)を往復仕立てると、通常60,000円かかるところが、この割引制度を利用することにより、15,000円の負担で済むこととなります。
これほどまでに割り引くことができるのは、冒頭にも記したように、秋田県と由利本荘市の補助金を活用した企画であるためですが、地方鉄道の利用促進という意味では、面白い取り組みに感じました。

この貸切列車の活用方法としては、一般的にはパーティーやイベント、といったことが考えられますが、勿論一人で貸し切ることも可能ですし、もしかしたら「誰も乗らない」貸切、というのも可能かも知れません。
例えば、沿線で撮影のために敢えて誰も乗っていない列車を走らせる、というわけで、鳥海山の山麓で、誰にも邪魔されず自分の思い通りに撮影したい、という向きには持ってこいの企画、といえるかも知れません。

そもそも「誰も乗らない貸切列車」が可能かどうかも含めて、実際に利用する際には由利高原鉄道に問い合わせする必要はありますが、ともあれ、貸切列車の大幅割引により利用を促進する、という着眼点が面白いな、と感じたニュースでありました。




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JR九州では、今年秋に787系を改造した新しいD&S列車「36ぷらす3」を運行することを既に発表しています。



今回、この「36ぷらす3」の運行開始日及び旅行プラン等が発表されました。

「36ぷらす3」 運行開始日と旅行プランについて|JR九州

概要は以下の通りです。

●運行開始日:
2020年10月15日(木)

●各ルート概要:
・木曜日:
博多9:52(祝日:9:58)発→鹿児島中央16:24着
(途中、玉名駅・牛ノ浜駅でおもてなし)

・金曜日:
鹿児島中央12:16発→みやざき15:57着
(途中、大隅大川原駅でおもてなし、青井岳駅に特別停車)

・土曜日:
宮崎空港11:25発・宮崎11:43発→大分16:23着・別府16:46着
(途中、延岡駅・重岡駅でおもてなし、宗太郎駅に特別停車)

・日曜日:
大分11:30発・別府11:43発→小倉15:01着・博多16:23着
(途中、杵築駅・中津駅でおもてなし、門司港駅で自由散策)

・月曜日(長崎行き):
博多10:51(祝日11:05)発→佐賀12:07着/12:20発→長崎15:36着
(途中、肥前浜駅でおもてなし)

・月曜日(博多行き):
長崎17:30発→佐賀19:48着/20:05発→博多21:03着

●旅行プラン:
・ランチプラン・ディナープラン:
JR券と食事がセットになったプランで、1〜3号車の個室と5〜6号車の座席を利用するプランの2パターンを設定。
(価格例(大人1名))
木曜日:博多→鹿児島中央
ランチプラン(個室)・・・25,500円(鮨プラン30,000円)
ランチプラン(座席)・・・20,500円

・グリーン席プラン:
「きっぷ」としてJR券のみで利用できるプラン
・発売箇所:
「36ぷらす3」Webサイト、JR九州インターネット予約、全国のみどりの窓口、指定席券売機、JR券取扱い旅行会社
(※)博多〜鹿児島中央、熊本〜鹿児島中央間は、JR九州以外のJR各社及び上記旅行会社の一部では取扱不可

・新たに設定するグリーン料金「36ぷらす3グリーン料金」:
150キロまで:3,300円
200キロまで:4,300円
201キロ以上:5,300円


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



jrkyushu_36plus3_logo
▲「36ぷらす3」ロゴ
(上記発表資料(https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2020/06/30/200630363unkoukaishi_1.pdf)より引用)

冒頭でご紹介した過去ブログ記事で取り上げたように、かつて「つばめ」でデビューした787系を使用した初のD&S列車となる「36ぷらす3」。

その時刻・サービス概要がこの度発表されました。

時刻をみると、月曜日の長崎発を除き、昼前後に出発し、夕方頃に到着、という時刻設定となっており、沿線の景色を眺めながら、車内で提供される食事も美味しくいただくような設定となっています。

また各曜日の時刻に掲載されている特別停車の駅をみてみると、木曜日の牛ノ浜駅は海沿いの駅としてその眺めが有名ですし、土曜日の運転では、おいそれと降りることも難しい秘境駅である、日豊本線の宗太郎駅が特別停車駅に選ばれていたりするところが、非常に面白く感じました。

加えて、料金や販売チャンネルに関しても、食事がセットとなったプラン商品に加え、全国のみどりの窓口等で購入可能なグリーン席プランが用意されており、利用者の旅行スタイルに応じた購入方法が可能であるのも興味深いところです。

ただ「グリーン席プラン」(通常のグリーン券購入)で注意すべきところは、肥薩おれんじ鉄道線を途中に含む「博多〜鹿児島中央」「熊本〜鹿児島中央」は、JR九州以外のJR各社等では購入できない点でありましょう。
これは、JR線と肥薩おれんじ鉄道線とを通しで購入できるきっぷの販売が、JR九州のみで可能なことによるものと思われますので、九州以外の方が、木曜日のプラン(博多〜鹿児島中央)を購入する際には、「36ぷらす3」公式WebサイトやJR九州インターネット列車予約等を利用することになるので、留意する必要があります。


ともあれ、10月の運転開始に向けて、具体的なダイヤや料金等の営業詳細が発表され、いよいよデビュー間近といった感じであります。
かつての「つばめ」を想起する木曜日のプランの人気が高そうですが、それ以外にも各プラン、それぞれに特色のある内容となっていますので、一度ならずとも乗り比べすることができるのも、「36ぷらす3」の魅力なのかな、とも感じたニュースでありました。




●関連ニュースサイト:
36ぷらす3 営業運転(2020年10月15日〜) - 鉄道コム
新観光列車「36ぷらす3」10月運行開始 5日で九州全県周遊 JR九州 | 乗りものニュース



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JR九州では、JR九州の全線または北部九州エリア路線に乗り放題の「みんなの九州きっぷ」を、期間限定で発売することを発表しましt。

「みんなの九州きっぷ」の発売について|JR九州

概要は以下の通りです。

●利用期間:
2020年7月11日(土)〜9月27日(日)の土・日・祝日

●発売期間:
2020年7月1日(水)〜9月23日(水)
発売は、利用開始の1ヶ月前から3日前まで

●価格:
全九州・・・大人10,000円、こども2,000円
北部九州・・・大人5,000円、こども1,000円

●きっぷの概要:
・1名から利用可能(こども1名の利用は不可)
・有効期間中は、九州新幹線・特急列車等の普通車自由席に2日間乗り放題。
また、普通車指定席を6回利用可能。
・全九州版はJR九州全線、北部九州版は九州新幹線(博多〜熊本)、豊肥本線、鹿児島本線(熊本〜宇土)、三角線(宇土〜三角)を含む北部エリアで利用可能。
・博多〜小倉間の山陽新幹線と、博多〜博多南間の博多南線は利用不可。

●発売箇所:
JR九州インターネット列車予約、JR西日本「e5489」

●ロゴ:
jrkyushu_min-nano_kyushu_ticket
(上記発表資料(https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2020/06/29/200629minnnanokyushukippu.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



6月もまもなく終わりとなる本日、JR九州から期間限定・ネット限定ながら大盤振る舞いな乗り放題きっぷの発売が発表されました。

「みんなの九州きっぷ」と称されたこのきっぷ、7月11日から9月27日までの土休日の二日間有効で、有効期間内は九州新幹線を含むエリア内のJR九州全路線が乗り放題で、大人10,000円というこれまた格安なきっぷとなっています。
加えて、普通車指定席を6回まで利用可能ですので、長時間乗車を予定している列車は予め指定席を抑えておく等の活用も可能で、まさに乗りつぶしファン待望のきっぷの発表であります。


今回の「みんなの九州きっぷ」が発売された背景には、言うまでも新型コロナウイルス感染症の影響による利用者の減少があると考えられます。
アフターコロナ後の旅行需要の促進に際し、以前のような訪日外国人旅行者の回復は、年単位の時間が必要となりますので、それまで間は日本人向けの旅行消費を喚起していく必要があります。
今回の「みんなの九州きっぷ」は、そういった需要喚起の為に設定されたきっぷであるといえますし、今回を逃すとこういったおトクなきっぷはそうそう発売されないでしょうから、まさに今が九州各地に旅行へ出かけるタイミング、といえるのではないのでしょうか。

「みんなの九州きっぷ」は、ネット予約限定となっていますが、その予約サイトも、JR九州の「インターネット列車予約サービス」に加え、JR西日本の「e5489」も対象となっています。
私のようなJR西日本エリア在住であっても、きっぷの予約・引き換えが可能となっていますので、こりゃ今年の夏は九州へ旅行に行ってみようかな、とも思える発表でありました。

来る8月8日(土)には、熊本地震で被災した豊肥本線が全線で復旧し、特急「あそぼーい!」「九州横断特急」が熊本〜別府間で運転を再開することとなっています。


復旧した豊肥本線に乗車し、熊本地震からの復興の様子を見てみる、という意味でも、今回の「みんなの九州きっぷ」は絶好の商品だと思われますので、今夏の旅行に是非検討してみてはいかがでしょうか。



●関連ニュースサイト:
JR九州が全線乗り放題「みんなの九州きっぷ」2日間新幹線・特急OKで1万円 北部版も | 乗りものニュース
JR九州 みんなの九州きっぷ 発売(2020年7月1日〜) - 鉄道コム
JR九州「みんなの九州きっぷ」発売、新幹線・特急列車も乗り放題 | マイナビニュース



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近年、国内のお寺を巡って「御朱印」を集めるのが人気となっています。
当ブログでも「西国三十三ヵ所巡り」のカテゴリー記事でご紹介したお寺でも、御朱印を集めるために沢山の参拝客が並ぶ様子を目にしています。
(もっとも、御朱印を集めているのは私ではなく家族でありますが。)



その「御朱印帳」の鉄道版ともいうべき企画が、本日日本旅行、読売旅行及び第三セクター鉄道等協議会から発表がありました。

日本旅行×読売旅行×第三セクター鉄道等協議会がコラボ! 地方鉄道をつなぐ、元気にする「鉄印帳の旅」発売!|日本旅行
「鉄印帳」による地方鉄道活性化プロジェクト|読売旅行
地方鉄道をつなぐ、沿線を元気にする 「鉄印帳]の発売開始についてのお知らせ | 三陸鉄道
全国40の鉄道会社が連携する共同プロジェクト 地方鉄道をつなぐ、沿線を元気にする「鉄印帳」の販売開始について|しなの鉄道
地方鉄道をつなぐ、沿線を元気にする「鉄印帳」の販売開始|伊勢鉄道
オリジナル印「鉄印」を集める旅に出よう|北越急行

概要は以下の通りです。

●鉄印帳とは:
寺社の御朱印帳をモチーフに、第三セクター鉄道等協議会加盟40社オリジナルの「鉄印」と、それを冊子にまとめる「鉄印帳」を作成したもの。

●発売日等:
2020年7月10日(金)〜(記帳も同日より開始)

●料金:
・鉄印帳は一冊2,200円
・記帳料は300円〜
(各鉄道会社の指定窓口で、乗車券の提示と記帳料の支払いにより鉄印の記帳を受ける)

●旅行商品:
日本旅行で、「鉄印帳」を使用して第三セクター鉄道を楽しむ「鉄印帳付き宿泊プラン」Web山陽商品を発売。
初回は2020年7月下旬発売予定。

読売旅行では、7月10日より東北地方の第三セクター鉄道の鉄印帳付きツアーを発売(10月〜11月催行)

●参加鉄道会社:
・道南いさりび鉄道 ・三陸鉄道 ・IGRいわて銀河鉄道
・秋田内陸縦貫鉄道 ・由利高原鉄道 ・山形鉄道
・阿武隈急行 ・会津鉄道 ・野岩鉄道
・わたらせ渓谷鐵道 ・真岡鐵道 ・鹿島臨海鉄道
・いすみ鉄道 ・北越急行 ・しなの鉄道
・えちごトキめき鉄道 ・あいの風とやま鉄道 ・IRいしかわ鉄道
・のと鉄道 ・明知鉄道 ・長良川鉄道
・樽見鉄道 ・天竜浜名湖鉄道 ・愛知環状鉄道
・伊勢鉄道 ・信楽高原鐵道 ・京都丹後鉄道(北近畿タンゴ鉄道)
・北条鉄道 ・若桜鉄道 ・智頭急行
・井原鉄道 ・錦川鉄道 ・阿佐海岸鉄道
・土佐くろしお鉄道 ・平成筑豊鉄道 ・甘木鉄道
・松浦鉄道 ・南阿蘇鉄道 ・くま川鉄道 ・肥薩おれんじ鉄道
(鉄印帳掲載順)

●鉄印帳と鉄印:
tetsuincho
▲鉄印帳

tetsuin
▲鉄印
(いずれも上記発表資料(https://www.nta.co.jp/news/2020/__icsFiles/afieldfile/2020/06/23/tetsuincho.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



冒頭に記したように、寺社を訪問する「御朱印」が人気となっておりますが、今回の「鉄印帳」は、まさにその「御朱印」の鉄道版であります。

第三セクター鉄道等各社の「鉄印」が用意されている駅を訪問し、記帳料を支払って押印を受ける、というシステムは、まさに「御朱印」そのものであるといえます。
また、「鉄印帳」の取り組みとして興味深いのは、上記記事内の下線を付した部分で、単に「記帳料」を支払うだけでなく、鉄道会社各社の乗車券を別途用意しておく必要がある点です。

こういったスタンプラリー的な取り組みでは、往々にして自家用車等で効率よく回りたい、と考える人も少なからずいるわけですが、それだと鉄道会社の収益にはあまり貢献しない、という弱点がありました。
今回の「鉄印帳」では、押印要件として「乗車券類の購入」が示されており、これにより少しでも運賃収入につなげることができる上に、車で回る(=列車を利用しない)収集者にも運賃相当の負担を求めていることになるわけで、これは面白い考えと感じました。

加えて、日本旅行や読売旅行では、「鉄印帳」向け旅行商品も用意するとのことですので、これまでこういった地方第三セクター鉄道等に見向きもしなかった顧客層に訴求する、という意味では興味深い商品に感じました。


私自身は、既にこれらの第三セクター鉄道等には乗車済であることから、改めて「鉄印帳」を始めようとは、今のところ思ってはいませんが、ただ「御朱印」をモチーフにした押印は、ちょっと惹かれるものがありますので、機会があれば実際に押印を受けてみてもいいな、と感じたニュースでありました。



●関連ニュースサイト:
「鉄印帳」で全国巡りを=三セク鉄道40社が連携 | 乗りものニュース
日本旅行と読売旅行、地方鉄道を巡る「鉄印帳」の旅。御朱印感覚で鉄印を集める鉄道旅商品を発売 - トラベル Watch
第三セクター鉄道40社、「鉄印」集めて記帳する「鉄印帳」を開始へ | 鉄道ニュース | 鉄道新聞
御朱印帳ならぬ「鉄印帳」発売へ 第三セクター40社のオリジナル「鉄印」を集める旅 | 鉄道ニュース | 鉄道チャンネル



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JR東日本とJR東海は、主に夏休み期間の臨時列車の運転計画を発表しました。

7月以降の臨時列車の運転計画および指定席発売について|JR東日本
在来線臨時列車の運転計画について(8月分)|JR東海


詳細は、上記発表資料をご確認いただきたいのですが、今回の発表内容を見ますと、これまで夏季に設定のあった「ムーンライトながら」(東京〜大垣)の設定がありません。

「ムーンライトながら」の設定が見送られたことについて、下記の一部鉄道系ニュースサイトがJR東日本及びJR東海に直接問い合わせをしたところ、以下のような回答が得られたとのことでした。

今夏はJR東日本のニュースリリースをはじめ、夏の臨時列車を掲載した時刻表にも「ムーンライトながら」に関する記載がなかった。JR東日本に問い合わせたところ、新型コロナウイルス感染症の影響など諸情勢を鑑み、今夏の設定は見送るとの説明だった。

東海道本線の夜行列車「ムーンライトながら」2020年夏は設定見送り | マイナビニュースより引用


東京―大垣間を運行する夜行快速列車「ムーンライトながら」についてJR東海東京広報室に問い合わせたところ、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、社会情勢に鑑み今夏の設定を見送ることになったという。

JR東海 8月の在来線臨時列車運転計画発表 「ムーンライトながら」設定なし 新型コロナウイルス感染拡大防止のため | 鉄道ニュース | 鉄道チャンネルより引用



以上の各メディアの取材のとおり、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、今夏の「ムーンライトながら」の設定は見送られることとなりました。

確かに、「青春18きっぷ」と指定席券で利用可能という、割安な夜行列車である「ムーンライトながら」は、その指定券がネットオークションにさえも流れてしまう程の人気であるだけに、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の原因の一つである「密接」の懸念はあります。

加えて、夜行快速列車という性格上、長時間同じ車両に、同じ乗客が乗り続ける状態であることから、車内の換気は十分に行われているとはいえ、鉄道事業者にとっても、利用者側にとっても感染拡大の不安は拭い切れないことから、今回の設定見合わせは致し方が無いのかな、と感じました。


とすると、次の「青春18きっぷ」シーズンである冬の臨時列車で「ムーンライトながら」の設定があるのか、というと、これまた不透明な部分もありそうです。

一つは、いわゆる「アフターコロナ」における「新しい生活様式」の観点から、「ムーンライトながら」のような比較的密集な状態が長時間続く列車の運転が是認されるべきなのか、という点。
もう一つは、これまで「ムーンライトながら」で運行されてきた185系が置き換えられるなか、今後充当可能な車両があるのか、という点。

管理人が勝手に考えるに、少なくとも上記二点に対する方針が見えてこないことには、「ムーンライトながら」の設定復活は難しいような気もします。
二点目の充当車両については、185系の置き換えとしてE257系が「踊り子」に充当されていますが、これが「ムーンライトながら」にも使用されるのか否か、といった点が左右してきそうな気もします。


ともあれ、長らく続いた「青春18きっぷ」の歴史の中で、初めて夜行快速・普通列車が運転されないシーズンとなった、この2020年夏。
次の2020年冬以降、夜行快速列車が復活するのか、という点も合わせて今後注目しておきたいところです。

【参考】
タイムリーにも、先月の鉄道ピクトリアルの特集が「夜行快速ムーンライト」でした。
「ムーンライトながら」をはじめ、種々の「ムーンライト」等称された夜行快速列車が満載の特集でしたので、未入手の方は是非お求めいただければと思います。





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