阪和線の沿線から

阪和線沿線在住の筆者が記している日記です。
鉄道を中心に、バス・航空・フェリーといった交通全般に関する話題や、
管理人の乗車記録や旅行記、撮影記録などを気の向くままにお送りしています。
当ブロクの更新情報やコメントについては、当ブログ用ツイッターアカウントを
ご利用下さい。

南海バス(グループ各社含む)

南海高速バス「サザンクロス」にスポットを当てた同人誌「SOUTHERN CROSS STORY」発刊が発表されました(2022年12月テスト販売予定)

南海バスを中心とする南海グループが運行する高速バス「サザンクロス」

歴史を遡れば、今から34年前の1988年、当時の南海電鉄が東京急行電鉄と共同運行で開設した「和歌山・東京線」がはしりで、それ以降、バブル期に路線を拡大したものの、その後他社との競合により廃止、また更に時代を下ると他の交通機関との競争環境の変化(LCC等)により廃止となった路線もありました。

一方で、主たる需要区間である関東〜関西線では、東京都心のみならず、その郊外への路線も開設し、他社とは若干異なるユニークな路線展開も進めています。

そして、車体に描かれた巨大な「N」の文字と、「サザンクロス」の愛称の元ととなった「南十字星」をモチーフにしたロゴは、一目で「南海バスの高速バス」であることが認識できるとともに、上述の「和歌山・東京線」開設以来、34年間もの間、手が加えられることなく今もバスの車体に描かれていることが、デザインの俊逸さを物語っている、といえるでしょう。



その南海高速バス「サザンクロス」のこれまでの34年間をまとめた資料があればいいな、と前々から思っていたのですが、この度高速バスを数多く乗車され、その乗車記も数多く手がけられてきた「ひろしプロジェクト」さんが、この「サザンクロス」に特化した同人誌を発行されることを発表されました。



タイトルは、「SOUTHERN CROSS HISTORY 南海高速バス34年のあゆみ」
内容は、上記Webサイトをご覧いただければと思いますが、その内容を、上記Webサイトより引用します。
・第1章:南海高速バス「サザンクロス」のあゆみ
・第2章:南海高速バス 車両アルバム<2022年度冬版>
・第3章:南海高速バス関連資料(年表・開業当時復刻時刻表)
・編集後記
-上記Webサイト(https://hiroshi-project.jp/southern-cross-history)より引用-


上記Webサイトにも書かれているように「資料としても活用出来る」質と量が期待できる内容と感じました。

著者のツイッターアカウントによりますと、年内にテスト販売開始とのことで、既にテスト販売ページも用意されているようです。


南海電鉄沿線の方や、これまで高速バス「サザンクロス」に乗ったことのある方に、「サザンクロス」の歴史と今を、俯瞰することのできる、見逃せない一冊になるのではないかと思います。
勿論私も手に取って、「サザンクロス」の歴史とラインナップをじっくり眺めたいと思います。



私が「サザンクロス」に初めて乗車したのは、1990年、当時の大阪・岡山線でした。
当時は山陽自動車道が開通前でしたので、「岡山ブルーハイウェイ」〜「国道2号線」〜「播但連絡道路」〜「中国自動車道」という、高速道路が整備された現在からみると、かなり迂回したルートをたどっていたような記憶があります。

その後、頻繁に「サザンクロス」に乗車することになったのは、就職で東京都内に転居し、大阪に帰省する際に、主に利用した「堺・東京線」(サザンクロス・ドリーム堺号)でありました。
この路線、当時は大阪側の停留所が「南海堺駅」「南海堺東駅」のみという路線で、堺市内を出発すると、「西名阪自動車道」〜「名阪国道」〜「東名阪自動車道」を経由する路線であったと記憶しています。
実家から電車で一本の堺東駅まで、東京駅や新宿駅からダイレクトに向かうことができるこの路線、堺市出身の私にとっては、「我が故郷へ向かう高速バス」という意味で、他の路線以上に愛着のある路線でありました。

またこの「堺〜東京線」、当時は南海電鉄(南海バス)の他、西日本JRバス、JRバス関東の3社の共同運行となっていました。
そのため、これら3社のうちいずれの事業者の受け持ち便に当たるか、それも楽しみにしていた記憶があります。



以上のように個人的な思い入れも深い「サザンクロス」。

その「サザンクロス」を同人誌としてまとめ上げていただける、というのは個人的に待望していただけに、大変有り難いことと感じています。
当ブログからも微力ではありますがPRすることで、多くの方々に手に取っていただければいいな、と思っています。

DSC_2594_R
▲手元に「サザンクロス」の写真が無かったので、代わりに南海バス(当時は南海ウイングバウ南部が担当)と共同運行していたJRバス関東の「ドリーム和歌山号」の写真を掲載しました。
当時は、JRバス関東受け持ち便は、南海和歌山市駅まで運行した後、和歌山バスの和歌山営業所(和歌山バス「和歌浦口」停留所近く)に回送されていたようです。
そのため、このようにJRバス関東の二階建てバスが和歌山市内を走る姿が、概ね隔日見られました。

ちなみに背景のホテルは「和歌山東急イン」で、かつてはこのホテルにもバス停がありました。
なお「和歌山東急イン」も、現在は「スマイルホテル和歌山」となっています。




↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓
鉄道コム

【南海ウイングバス】山直(やまだい)線運行開始(2022.11.7〜)新拠点交通広場「山直東」を経由

南海ウイングバス南部では、来る11月7日(月)より「山直(やまだい)線」を運行開始することを発表しました。

【南海ウイングバス】岸和田地区ダイヤ改正のお知らせ(2022/11/7実施) | 南海バス
路線バス実証運行 - 岸和田市公式ウェブサイト

概要は以下のとおりです。

【「山直線」概要】
・運行区間:
和泉中央駅〜山直東〜職業能力開発大学校前〜道の駅愛彩ランド

・運行本数
和泉中央駅発18本(うち4本は急行)、道の駅愛彩ランド発19本

・運行間隔
朝の通勤時間帯は3本/時、夕方は2本/時、その他は概ね1本/時

・パンフレット:
2022110401
(上記発表資料(https://www.city.kishiwada.osaka.jp/soshiki/47/rosen-bus.html)より引用)

・時刻表、ルート図:
2022110501
(上記発表資料(https://www.city.kishiwada.osaka.jp/soshiki/47/rosen-bus.html)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



今回路線が開設される「山直線」ですが、終点の「道の駅愛彩ランド」には、既に岸和田駅及び下松駅からの路線があり、1時間あたり1〜2本運行されていますが、これに加えて、今回「山直線」が設けられることになります。

しかしこの「山直線」、岸和田市の市制100周年記念事業のひとつとして、山直北地区に設けた「新拠点交通広場 山直東」から和泉中央駅へのアクセスが主な役割になるかと思われます。

この「新拠点交通広場 山直東」は、泉北ニュータウン・和泉中央方面からの道路「三林岡山線」と、岸和田市内を山手から海辺へ結ぶ道路「岸和田牛滝山貝塚線」との交わる「フタツ池」付近に設けられるもので、同市山手地区の新拠点として、公共交通を中心とした移動がスムーズとなるまちづくりを進める上での核となる施設となっています。


これまで海手まで出向く必要のあった山直地区の住民が、距離的に近い泉北高速鉄道・和泉中央駅へ向かう新たな路線が設けられることで、より利便性の高い公共交通の利用が可能となり、これにより、これまで手薄であった岸和田市の山手地区でも公共交通を活用したまちづくりが進むことが期待されます。

明日(11月6日(日))には、この「新拠点交通広場 山直東」の開設イベントも実施されるとのことですので、お近くのかたは訪問してみてはいかがでしょうか。
新拠点交通広場開設記念イベント - 岸和田市公式ウェブサイト


この新路線「山直線」、岸和田市も積極的な姿勢を見せている路線なだけに、今後利用者が定着していくのかどうか、気になるところであります。
比較的自宅から近いこともありますので、付近の商業施設を訪問する際に、ついでにこの新拠点の様子も見学できればいいな、とも思いました。



【関連ブログ】
和泉中央駅−道の駅愛彩ランド間に路線バス: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」




↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓
鉄道コム

【南海りんかんバス】高野山麓を巡るアクセスバス(高野山・奥の院前〜丹生都比売神社)に乗車する(2022.10.15)

先日、下記記事でご紹介した「高野山麓を巡るアクセスバス」。


前回は橋本駅前〜丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)と、麓側約半分の区間をご紹介しました。
今回は残り山上側の半分、高野山(奥の院前)〜丹生都比売神社の間をご紹介します。



本日、既に下記記事でご紹介した「ジャパンコーヒーフェスティバル」に参加するため、高野山駅まで登ってきました。


20221015_122906_R
▲秋晴れの高野山駅。

ここから南海りんかんバスに乗車し、一旦奥の院まで向かい、昼食の後、これから乗車する「高野山麓世界遺産アクセスバス」に乗車します。

20221015_141743_R
▲奥の院前バス停

20221015_141748_R
▲同・時刻表

奥の院前発は14時25分、これが最終です。
これから丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)に寄ってから橋本駅に向かうダイヤとなっていますので、若干早いですが、この時間より遅くなると、今度は神社参拝が間に合わなくなるものと考えられます。

14時20分頃、バスがやってきました。
CIMG1457_R

CIMG1453_R


行先表示LEDはこのような感じです。
CIMG1455_R
▲前面

CIMG1454_R
▲後面

いずれも期間限定で、秋の土休日のみ見ることのできる表示です。


14時25分、バスは丹生都比売神社に向けて、出発します。
車内は山内の区間利用者もいました。

千手院橋(せんじゅいんばし)・大門と停車した後、国道480号をカーブしながらひたすら下るルートとなります。
20221015_142414_R
▲バスの車内案内表示

20221015_144450_R
▲紀伊山地の山並みを眺めながら、どんどん下っていきます。

20221015_144629_R
20221015_144634_R
▲連続するカーブも、運転士さんの熟練したハンドルさばきで、安全かつ快適に下っていきます。

この区間を路線バス車両で下ることができるのは、実は非常に珍しく、この「高野山麓世界遺産アクセスバス」以外では、大十バスが運行する「高野マリンライナー」くらいしか無いのではないかと思われます。
路線バス案内 | 大十バス株式会社

純粋な観光要素抜きでも、「高野山へ登る路線バス」という意味でこの路線バスに乗ってみる価値は十分ありそうですね。


バスは更に山を下ります。
途中で国道480号から県道に分かれ、それこそのどかな風景の中を走っていくと、田んぼの多い開けた集落に入っていきます。
20221015_151046_R
20221015_151059_R

このあたりが、かつらぎ町天野とよばれる地域であります。

奥の院を発車して約35分、丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)前に到着しました。
20221015_153623_R
▲丹生都比売神社前に到着した「高野山麓世界遺産アクセスバス」。

この後、約1時間の乗り継ぎで橋本駅前行きのバスに乗り換え、橋本駅前に向かいます。
その待ち時間の間、丹生都比売神社を参拝し、更に天野地区を散歩してみることにしました。

20221015_153550_R
20221015_152016_R
20221015_152053_R
▲丹生都比売神社の境内。
前回訪問時は雨模様で参拝者も少なかったのですが、この日はお天気にも恵まれ、境内も賑やかなものでした。

20221015_153956-2_R
▲集落を歩いていると、橋本駅間からのアクセスバスが走っていきましたので、撮影してみました。

20221015_1619-2_R
▲かつらぎ町天野の地区を東から西に歩き、途中の「山荘 天の里前」からバスに乗車します。
バス運行路線図は、こちらの公式サイト引用画像をご覧下さい。
img_model_map
▲高野山麓世界遺産アクセスバス路線図
https://ito-tanoshi.com/event/acc_bus/より引用)


また、バス停の位置はこちらのGoogleマップを参照してください。
(丹生都比売神社前〜山荘 天の里前間は、徒歩で20分ほどです。)





以上、二回にわたって「高野山麓を巡る世界遺産アクセスバス」のご紹介をしました。
季節限定で、高野山とそれに関係のあるお寺や神社を巡るバスとして、また南海高野線とは異なる高野山への交通手段として、この秋に利用してみてはいかがでしょうか。

さて、下記記事でもご紹介しましたように、明日(10月16日(日))まで「ジャパンコーヒーフェスティバル」が開催されます。


コーヒーフェスティバル自体、橋本〜高野山間の電車・ケーブルカーが500円で乗車できるチケットが購入できるので非常におトクですが、今回は趣向を変えてこの「高野山麓世界遺産アクセスバス」を利用してもいいかも知れませんね。

乗り継ぎとなる停留所は、「橋本駅前」または、九度山駅近くの「九度山駅下」です。
この「九度山駅下」停留所は、「南海高野線九度山駅」と徒歩2分ほどの距離にあります。


乗り継ぎプランとしては、
・先にコーヒーショップを巡ってから「アクセスバス」で高野山から降りてくる
・「アクセスバス」で登ってから、コーヒーショップを巡る

の二通りが考えられますが、時間的な余裕を考えると、前者の「先にコーヒーショップを巡る」方がよいかと考えられます。

乗り継ぎ時刻は以下の通りです。
奥の院前14:25発→千手院橋(西)14:30発→丹生都比売神社15:10着
(乗り継ぎ)
丹生都比売神社16:15発→九度山駅下17:01着→橋本駅前17:20着


またきっぷは、1,200円でこれらの区間を片道利用できる「高野山麓世界遺産ぐるっとパス」が発売されています。
加えて、これに300円プラスして高野山内の1日乗車券が付く券種も発売されています。
accbus_faretable_ticket
▲「高野山麓世界遺産ぐるっとパス」料金表。
https://ito-tanoshi.com/event/acc_bus/より引用)
上記「S券」が、高野山内1日乗車券が付くプランとなっています。


S券を1日乗車券から利用する場合は、スマホでの事前購入をしておくとスムーズに利用できます。
スマホ購入は下記サイトから可能です。




以上、10月・11月の土休日限定で運行されている「高野山麓世界遺産アクセスバス」と、これを「ジャパンコーヒーフェスティバル」と絡めて利用する方法についてご紹介しました。

明日も天気が良さそうですし、その後も高野山とその周辺の観光にはいい季節となっています。
是非とも前回・今回と二度に渡りご紹介した高野山麓を巡る世界遺産アクセスバスを利用して、より楽しい観光をしてみてはいかがでしょうか。



↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓
鉄道コム

【南海りんかんバス】高野山麓を巡るアクセスバス(橋本駅前〜丹生都比売神社)に乗車する(2022.10.9)

和歌山県の北東部、霊峰・高野山に向かうには、南海電鉄高野線の特急「こうや」などを利用する方が多いかと思います。

また、下記のとおり、京阪バスと南海りんかんバスで運行する「京都〜高野山」高速バス、そして当ブログでも先日取り上げた「関西空港〜高野山」線といった、高速・空港バスでアクセスことも可能です。





これらの路線に加え、橋本駅・九度山・高野口駅等から「丹生都比売神社」(にうつひめじんじゃ)を経由して、高野山(大門・千手院橋・奥の院前)に向かう路線バス、「高野山麓世界遺産アクセスバス」が、2022年10月・11月の土休日限定で運行されています。
世界遺産登録社寺を巡る・高野山麓世界遺産アクセスバス|高野・山麓いと楽し〜高野山と高野山麓 観光ポータルサイト〜

秋も深まり、紅葉の季節ももう間もなくやってくる時期でもありますので、これからの行楽シーズンにも役立つ、この高野山麓の世界遺産を巡るアクセスバスをご紹介してみようと思います。



まずこのアクセスバスの概要、ダイヤ、運賃について簡単にご紹介します。

2022100901
▲高野山麓世界遺産アクセスバス・パンフレット
https://ito-tanoshi.com/event/acc_bus/より引用)


【概要】
このバスは、下記の二つの区間で運行されています。
・橋本駅前〜丹生都比売神社間(橋本丹生都比売線)・・・1日4往復
・丹生都比売神社〜高野山(奥の院前)間(高野丹生都比売線)・・・1日3往復


これら両線を丹生都比売神社で乗り継ぐことで、橋本駅から高野山まで、路線バスだけで向かうことができる、面白い路線となっています。

高野山に訪問される際に、「少し違ったアクセスをしてみたい」、また「高野山だけでなく関係ある神社も訪問してみたい」という方には、絶好のバスであります。


【ダイヤ】
・橋本駅前〜丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)間(所要時間65分)
橋本駅前発:
8時25分、10時00分、11時25分、14時30分

丹生都比売神社発:
10時10分発、11時50分発、13時15分発、16時15分発


・丹生都比売神社〜高野山(奥の院前)間(所要時間45分)
丹生都比売神社発:
10時10分発、13時15分発、16時15分発

奥の院前発:
8時45分発、11時25分発、14時25分発


丹生都比売神社で40分〜65分の待ち時間、相互に乗り換えが可能なダイヤとなっています。
<詳細ダイヤ>
2022100903
https://ito-tanoshi.com/event/acc_bus/より引用)


【運賃】
区間運賃表が定められていますが、下記のとおり格安な「高野山麓世界遺産ぐるっとパス」が発売されています。
2022100902
https://ito-tanoshi.com/event/acc_bus/より引用)

この「ぐるっとパス」を活用することで、橋本駅前〜奥の院前間を1,200円で移動することが可能です。
また途中、「丹生都比売神社」などの観光スポットに立ち寄ることも可能です。
(同じ方向の乗車で、途中下車が可能)

ちなみに、南海高野線と高野山ケーブル、そして南海りんかんバスを使って橋本〜極楽橋〜高野山〜奥の院前を乗車した場合は1,370円と、この「高野山麓世界遺産ぐるっとパス」の方が割安となっています。
ちょっと違った高野山への訪問のしかたとして、是非検討してみてはいかがでしょうか。



では実際に乗車した際の様子をご紹介します。
今回は橋本駅前〜丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)間に乗車してみました。
残りの区間(丹生都比売神社〜高野山(奥の院前)は、別の機会にご紹介できればと思います。

20221009_081704_R
20221009_081735_R
▲橋本駅前(3番のりば)で発車を待つ「高野山麓世界遺産アクセスバス」。
乗り場は、橋本駅の改札口をでて右手にあります。

20221009_082121_R
▲車内の案内表示
季節限定の運行ですが、専用の案内が用意されています。

20221009_091026_R
▲橋本・九度山の街中の停留所を経由し、丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)に向かいます。
日頃はコミュニティバスでしか乗車できない区間を、観光路線で乗車することができます。

20221009_092604_R
▲バスは坂をどんどん登っていきます。

20221009_092916_R
▲丹生都比売神社のある、かつらぎ町天野(あまの)地区です。
「にほんの里100選」にも選ばれた、四季折々の田園風景を楽しむことができるエリアです。
(参考)
天野の里 | かつらぎ観光協会


20221009_093411_R
20221009_093343_R
▲橋本駅前から65分で、丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)に到着します。

20221009_095903_R
▲「橋本駅前〜丹生都比売神社」「丹生都比売神社〜高野山(奥の院前)」の各路線のバスがここで乗り換え可能です。


20221009_120858_R
20221009_120923_R
20221009_120956_R
▲先程からバス停の名称として出てきた「丹生都比売神社」。
読み方が難しい神社でありますが、「にうつひめじんじゃ」と読みます。
今から1700年前に創建された神社とのことで、非常に歴史があります。
またここは、弘法大師が密教の根本道場を求めていたところ、高野山へと導いたという、縁のある神社でもあります。

丹生都比売神社の詳しい情報は、公式Webサイトをご覧下さい。



20221009_113316_R
20221009_113259_R
▲丹生都比売神社での待ち時間に最適なのが、こちらのカフェです。
名前は「客殿」と言うそうです。


この地区で収穫されたお米をつかった食事セットやスイーツなどを、このようなオシャレな古民家でいただくことができます。
20221009_114533_R
▲お食事セットの一例です。おいしくいただきました。



以上が、「高野山麓世界遺産アクセスバス」の橋本駅前〜丹生都比売神社間の概要です。
先にも記したように、この先の区間(丹生都比売神社〜高野山)は、別の機会に改めてご紹介できればと思います。

【参考サイト】




【関連ブログ】
路線バスを乗り継いで高野山へ: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」



↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓
鉄道コム

和歌山県のIR整備計画申請が県議会で否決。BRT・連接バス運行計画も見送りか?

和歌山県議会では、本日開催された4月臨時県議会において、同県が誘致を進めるIR(カジノを含む統合型リゾート)区域整備計画の認定を国に申請する議案を反対多数で否決しました。

県議会がIR整備計画について否決|テレビ和歌山
IR、カジノを含む統合型リゾート施設の整備計画について、国への認可申請の可否を審議する臨時県議会の本会議が開かれ、採決の結果、反対多数で否決されました。県は計画を国に申請できなくなりました。今日の本会議で行われた無記名投票の結果、賛成18、反対22の反対多数で否決し、県議会はIR整備計画の国への申請を認めないと判断、県は計画を国に申請できなくなりました。
県のIR整備計画では、和歌山市の和歌山マリーナシティを候補地に、仮称、IR和歌山を令和9年、2027年秋頃に開業するとしていました。初期投資額は4700億円で、カジノや国際会議場、ホテルなどから成り、開業2年目の総収益はおよそ2500億円、収益、利益が安定的に成長することを見込んでいました。しかし、計画を巡っては、議会の特別委員会で、主に資金調達の確実性などが議論され、議会が最終的にどう判断するか注目されていました。



県議会・IR区域整備計画を反対多数で否決・国への申請は白紙に | WBS和歌山放送ニュース
カジノを含む統合型リゾート・IRの区域整備計画の是非を審議している、4月臨時和歌山県議会は、最終日のきょう(20日)採決が行われ、県のIR区域整備計画の国への申請について反対多数で否決されました。これを受け、県は今月(4月)28日に期限を迎える国へのIR設置申請を断念することになります。

県では、和歌山市の和歌山マリーナシティにリゾート型IR施設を誘致していて、今月(4月)14日から臨時の県議会を開いて、計画の是非を審議してきました。

この間、一般質問やIR対策等特別委員会が行われ、県や事業者が示す資金調達のメドに不透明な点があるといった指摘が相次いだほか、とくに、IR対策等特別委員会では過去の県当局の答弁に虚偽の疑いも指摘され、県当局を調査する百条委員会の設置が検討されるなど、議論は混迷を極めました。

きょうの本会議での採決は、無記名の投票で行われ、開票の結果、有効投票数40票のうち、賛成18、反対22となり、県のIR区域整備計画の国への申請は、わずか4票差で反対が上回り、否決されました。

臨時議会終了後、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は「痛恨の極み。和歌山の衰退を止め、成長の起爆剤にしようと頑張ってきたが、民主主義なので仕方がない。絶対に仕上げて責任を持ってやろうと思ったが、責任を取れなくなってしまった。ただ、どんな状況でも県民を守らないといけないから、大きな起爆剤は失われたが、それならそれで、別のことを考えて必死でやるしかない」と述べました。

また、和歌山県議会の森礼子(もり・れいこ)議長は「特別委員会であそこまで深く協議したことが、きょうの投票結果に現れたと思う。今回の結果を受け、和歌山を更に盛り上げたい気持ちに変わりはなく、全員の結束が高まったと思う。IRへの申請も3か所目が決まるまでは次のチャンスが残っているので、区域整備計画をよりブラッシュアップして、あきらめずに頑張ってくれることを大いに期待したい」と述べました。



これにより、今月末が期限とされていた国へのIR整備計画の提出について、和歌山県は断念することとなり、IR整備計画の提出は大阪府・市と長崎県の二者となることが濃厚となりました。



和歌山県のIRについては、私の勤務地での新たな誘客開発として、個人的に注目していました。

県内の経済活性化の観点でも大きな効果が見込めるだけに、県内あるいは県議会においても、誘致そのものへの反対はそこまで強くはなかったかと思います。

ただ今回県議会において否決されたのは、IR自体への反対ではなく、事業者の資金計画が不透明であった点が疑問視され、今回の否決に至ったものとみられます。

国全体で3件とされているIRについて、その数が満たなくなることから、次の募集があり得るかも知れませんし、仁坂県知事もそのチャンスに向けて再トライしたい意向も示しています。
一方で、今回否決に至った理由が「資金計画の不透明さ」であったことから分かるように、和歌山でのIR実施で万全な資金計画を提示できる事業者が現れるのかも、これまた難しい点があることから、二次募集があるからといって即座に応募できるものではないかも知れません。



以上、和歌山県のIR整備計画について、本日議会で否決されたニュースについて述べてきました。

さて、公共交通機関の話題がメインのこのブログで何故IRを突然取り上げてるのか?という疑問も持たれる方もあるかと思われますが、その理由は下記記事をご覧いただければお分かりいただけるかと思います。



和歌山市では、この和歌山IRが実現した際の市内の公共交通アクセスを改善するため、南海電鉄とBRTの共同研究を実施していて、そのひとつとして、交差点の道路改良の必要性、既存交通への影響等を検討するための連節バスの試走を、昨年3月に行いました。



和歌山IRの開業予定が2027年(令和9年)でありましたので、それに併せて道路改良の実施・連節バスの導入という予定を立てていたものと思われます。
しかし、今回のIR整備計画提出が否決されたことにより、少なくとも2027年の開業予定は無くなることと考えられ、それに伴いこのBRT導入計画も見送りとなる可能性が高そうです。


個人的には、IRの誘致とは別に、純粋に和歌山市内のバスのブラッシュアップという意味で、このBRT導入については大きな期待をしていました。
しかし今回、上述の理由からこのBRTについても見送りとなることが濃厚となることは、非常に残念ではありますが、元よりIR整備について地元自治体の議決が求められている仕組みの上でのことであることから、それは仕方がないことであるとは思います。


ただやはり、和歌山市内を連節バスが走る姿、それにより便利になり利用者が根付くバス路線の姿というのを見たかっただけに、残念であることも事実であります。
今後、このBRT計画が中止となるのか、あるいは形を変えて検討されていくのか、引き続き注目したいと思います。

DSC03788-2_R
▲西汀丁(にしみぎわちょう)交差点を右折する試走中の連節バス。
このような姿が和歌山市内で見られる日々を楽しみにしていたのですが・・・



↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓
鉄道コム

【南海バス】関西空港内の燃料電池バスに乗ってみました(2022.4.16)

南海バス及び関西エアポート株式会社では、今年3月16日より関西空港内で「燃料電池バス」の運行を開始しています。



運行から丁度一ヶ月となった本日、ようやくこの「燃料電池バス」に乗車することができましたので、ご紹介したいと思います。



この燃料電池バスは、関西空港の第1ターミナル〜展望ホール間を中心に運行されています。
ただ現在のところ、展望ホールは土・日・祝日のみの営業となっています。
関空展望ホール スカイビュー | 関西国際空港

その他の時間帯・曜日でも、第1ターミナル〜第2ターミナル線や、給油地区方面への路線にも運行されているようですので、特に平日に乗車される際には、バスのりば等で動向を確認しておいた方がよいかも知れません。

今回は、11時発の展望ホール行きに乗車します。

DSC06569_R


DSC06571_R


南海バスや関西空港交通の車両が多い中、独特のカラーリング・スタイルの燃料電池バスは注目を集めます。

この日は土曜日でありましたので、展望ホールへ向かう観光客・家族連れを乗せて発車していきました。


乗車している際の印象ですが、一言で言うならば、「静か」でしょうか。
本当に「静か」です。
これは是非乗ってみて体験していただければと思うのですが、とにかく「静か」です。

約6分で、展望ホールに到着します。
折り返し、第1ターミナルに向かいますので、私も乗車してターミナルに戻ります。
DSC06578-2_R
▲展望ホールで発車待ちする燃料電池バス。

DSC06579_R
▲展望ホールをバックに撮影


以上が、関西空港内で運行を開始した「燃料電池バス」の様子でした。
先にも記しましたが、とにかく「静か」でした。

このバス、燃料は水素のため、実際の導入には水素ステーション等のインフラ整備が必要ですが、ここ関西空港では既に水素利活用に向けた取り組みを実施しており、島内に水素ステーションが2ヶ所あるほか、島内でも22台の燃料電池フォークリフトが既に稼働しています。
(出典:関西エアポート(株)環境レポート
http://www.kansai-airports.co.jp/efforts/environment/efforts/file/envreport_2021.pdf

燃料電池バスについては、インフラ整備は元より、その導入コストの高さ(車両導入価格は約1億円とも言われている)が故に、その導入もなかなか進まない模様ですが、各自治体で補助金を設けるなどして、少しずつではありますが、その導入は進んでいる模様です。


ここ大阪府内では、今回ご紹介した関西空港内路線(南海バス)の他、大阪シティバスでもこの3月に運行を開始しています。
下記記事で、この大阪シティバスの燃料電池バスの乗車記をご紹介しますので、併せてお読みいただければ幸いです。
【大阪シティバス】水素(燃料電池)バスの「SORA」に乗ってきた! | Osaka-Subway.com




さて、私自身、関西空港に来たのは、恐らく1年半ほどぶりだったかと思います。
しかも、空港ターミナル内である程度時間をかけて滞在していたのは、コロナ禍後初めてではないかと思います。
(コロナ禍後に関西空港に来たのは、271系「はるか」乗車と、羽田行きスターフライヤー初発便搭乗くらいだったかと記憶しています。)

この機会に、と第1ターミナルを少し歩いてみましたが、想像以上に人がいませんでした。
特に1階(国際線到着)と4階(国際線出発)は、予想していた以上に「無人」でした・・・
20220416_104256
▲関西空港第1ターミナル4階。10時30分頃の光景です。
コロナ禍前は、この時間帯であっても東アジア方面の各路線が出発している時間でもあったので、多くの搭乗客がチェックインに並んでいましたが、そんな光景は本当にどこかへ消えてしまいました・・・

20220416_103834
▲1階の国際線到着口。
改装工事中でもあるので、到着案内はLCDディスプレイで表示されていますが、それでも用意されている2枚のディスプレイのうち1枚だけで本日全ての到着便が表示できてしまうところに、コロナ禍で国際線旅客便がほぼ壊滅していることを否が応でも感じざるを得ません。


もはやコロナ禍前のインバウンド客の賑わいが懐かしくさえ思えてしまう惨状に、改めて愕然としたわけですが、この状況が、どれくらいの時期で、どの程度まで回復するのか。
関西空港利用客の消費が、地元経済へ波及していた効果は決して少なくないだけに、地元民の一人としても、非常に気になる現状を改めて実感した次第でした。




↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓
鉄道コム

【大阪府阪南市】路線バス・コミュニティバスの再編に関する住民説明会を実施。昼間の「尾崎線」「阪南スカイタウン線」はコミュニティバスに再編へ

大阪府阪南市では、同市で策定した「阪南市地域公共交通網形成計画」に基づき、市内を運行する路線バス及びコミュニティバスについて、主に重複運行区間に関するバス路線再編を行い、路線バス・コミュニティバス両方の収支改善を図り、持続可能な公共交通の実現を目指すこととしています。

この路線バス・コミュニティバスの再編について、3月11日(金)から16日にかけて住民説明会を実施するとともに、パブリックコメントを実施することを発表しました。

路線バスとコミュニティバスの再編に伴うダイヤ改正に係る住民説明会について/阪南市

【説明会】
(開催日時・場所)
令和4年3月11日(金)午後7時〜 尾崎公民館(定員20名)
令和4年3月12日(土)午後2時〜 防災コミュニティセンター(定員30名)
令和4年3月14日(月)午後7時〜 箱作住民センター(定員15名)
令和4年3月15日(火)午後7時〜 西鳥取公民館(定員20名)
令和4年3月16日(水)午後7時〜 東鳥取公民館(定員20名)

いずれも先着順

【パブリックコメント】
令和4年3月22日(火)〜令和4年4月21日(木)




阪南市では、令和2年3月に「阪南市地域公共交通網形成計画」を策定しました
阪南市地域公共交通網形成計画を策定しました。/阪南市

ここでは、「需要と供給を踏まえた効率的な公共交通の実現」「利便性の向上による快適な利用環境の実現」「地域住民の公共交通の役割と必要性に関する意識醸成」の目標が掲げられおり、それに向けての施策を実施することとしています。

hannan_koutuumou_target
▲「阪南市地域公共交通網形成計画」の目標及び施策
(同計画より引用)


今回の路線バス・コミュニティバスの再編は、この目標のうち「公共交通運営の効率化及び効果的な運行」を目指すものとし、その施策として「重複運行区間における輸送効率の改善」及び「地域内交通における路線の見直し」を実現するものであります。

この「重複運行区間」については、特に阪南市外の方には若干の説明が必要かと思います。
現在、阪南市内で完結する南海バス運行の路線バスは、以下の2路線が運行されています。
【701系統・701C系統(尾崎線)】
尾崎駅前〜和泉鳥取〜尾崎駅間(一部、中村西口止め)

【771系統・771C系統(阪南スカイタウン線)】
箱作駅前〜桃の木台小学校前〜箱作駅前(一部、桃の木台3丁目止め)


これとは別に阪南市の事業として実施しているコミュニティバスのうち、「緑が丘・さつき台コース」は南海バス「尾崎線」と、「桃の木台・万葉台コース」は「阪南スカイタウン線」と路線の一部が重複しています。
hannan_busroute_1
▲阪南市内重複区間の現状について
(阪南市役所作成資料(https://www.city.hannan.lg.jp/material/files/group/21/03data00002.pdf)より引用。以下単に「阪南市役所資料より引用」と記す。)



DSC_2032
▲阪南市コミュニティバス「さつき号」。
阪南市役所を拠点に市内各地への路線を設定していますが、一部路線バスと重複する区間もあります。


このように、路線バスとコミュニティバスの路線が重複している区間があり、特に利用者の少ない時間帯においては非効率であり、採算性の低下による持続可能なバス路線の維持が難しいことから、今回これらを再編しようとするのが、今回の案であります。

ではどのように再編するのかについてです。
続きを読む

【南海バス】関西空港内に燃料電池バスを導入(2022.3.16)展望ホール等への路線に投入

南海バス及び関西エアポート株式会社では、関西空港内に、水素を燃料として走行する「燃料電池バス」を導入することを発表しました。

燃料電池バスの導入について | 南海バス

概要は以下の通りです。

【導入経緯】
大阪府の「令和 3 年度 燃料電池バス導入促進事業費補助金」の交付および株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 5 社からの寄付を受け、南海バスが関西国際空港内にて燃料電池バスを運行するもの。

【運行開始予定】
2022年3月16日(水)

【運行路線】
関西空港内 第1ターミナルビル〜展望ホール 他

【燃料電池バスイメージ】
nankai_fuelcell_bus
(上記発表内資料(https://www.nankaibus.jp/uploads//2022/02/J_220216_PressRelease_FCbus.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



持続可能な社会の実現に向けて様々な取り組みが行われているなか、バスについても、従来からのディーゼルエンジンから、他のクリーンなエネルギーへの転換の試みが行われています。

今回ご紹介する「燃料電池バス」もその一つで、その仕組みは「水素と空気中の酸素の化学反応によって発生する電気を用いてモーターを駆動させ走行する」(上記発表内資料より引用)ものとのことで、走行時に環境負荷物質の排出を行わないことが特徴といえます。

今回、大阪府内で初めての燃料電池バスの導入とのことで、運行路線も展望ホール方面への路線が予定されていることから、少し未来の環境にやさしいバスを見るため、久々に関空を訪問してみるのもいいかも知れないな、と感じたニュースでありました。




↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓
鉄道コム

和歌山市内での連節バス(南海バス・シターロ)試走の様子を撮影する(2021.3.6)

和歌山市では、誘致を進めている統合型リゾート(IR)を含めた市内の公共交通アクセスを改善するため、南海電鉄とBRTの共同研究を実施しています。



その中で、南海電鉄が関西空港で運行している連節バスを使用して、交差点の道路改良の必要性、既存交通への影響等を検討するための試走を、今年度中に実施することを発表していました。


今回、この試走が2021年3月6日(土)と7日(日)の二日間で行われることが発表されましたので、早速その様子を見に行くことにしました。

続きを読む

【南海バス】大阪・京都〜鶴岡・酒田線の運行を再開(2021.3.18〜)

南海バスでは、新型コロナウイルス感染症の影響により運休をしていた高速バス高速バス「大阪・京都〜長岡・三条線」「大阪・京都〜鶴岡・酒田線」を運行再開することを発表しました。

高速バス「大阪・京都〜長岡・三条線」「大阪・京都〜鶴岡・酒田線」の運行再開について | 南海バス

概要は以下の通りです。

【運行再開日】
大阪・京都〜鶴岡・酒田線:2021年3月18日(木)より
大阪・京都〜長岡・三条線:2021年3月19日(金)より


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。




新型コロナウイルス感染症の影響により利用者が激減していることを踏まえて、各地の高速バスでは減便・運休が多く発生しています。

南海バスでも、夜行路線のうち現在運行しているのは「神戸・大阪・神戸〜長野・湯田中・野沢温泉」線のみという状況になっています。

関東方面の路線も全て運休しているなかではありますが、今回京都府・大阪府・兵庫県への緊急事態宣言が終了したことも踏まえて、上記の二路線が運行再開となりました。


このうち、「大阪・京都〜鶴岡・酒田線」は2017年4月に運行開始した路線で、関西地区と庄内地区を結ぶ初めての高速バス路線ということで、路線開設直後から目立つ存在ではありました。



一方で、庄内地区の人口がさほど多くないことなどもあり、このコロナ禍を契機に廃止さえることもあり得るのではないか、と思っていただけに、関東方面の路線を差し置いて先に運行再開するとは、少し予想外でもあり、嬉しくも感じました。


新型コロナウイルス感染症の影響もまだ大きく、利用者の戻りもどの程度になるのか、期待できる状況ではないのは確かですが、ともあれ、運行再開すること自体、今の状況では嬉しいニュースだと捉えたいな、と感じた次第です。




●関連ニュースサイト:
13時間超え夜行バス1年ぶり復活! 酒田・鶴岡〜京都・大阪線 庄内交通&南海 | 乗りものニュース



↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓
鉄道コム
当ブログのTwitterアカウント
ブログ「阪和線の沿線から」のツイッターアカウントです。更新情報の通知やコメントの受付などはこちらのアカウントをフォローして下さい。
記事検索
「鉄道コム」登録ブログはこちらをクリック
鉄道コム
Archives
Categories
にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村
  • ライブドアブログ