阪和線の沿線から

阪和線沿線在住の筆者が記している日記です。
鉄道を中心に、バス・航空・フェリーといった交通全般に関する話題や、
管理人の乗車記録や旅行記、撮影記録などを気の向くままにお送りしています。
当ブロクの更新情報やコメントについては、当ブログ用ツイッターアカウントを
ご利用下さい。

堺市長選挙

【堺市長選挙】確定得票数・投票率

昨日のエントリーで当選確実までお知らせした堺市長選挙。
最終結果を掲載しておきます。

平成21年9月27日執行 堺市長選挙・堺市議会議員南区選挙区補欠選挙 速報(堺市役所Webページ)

●投票率:43.93%(前回比+11.54%)

●各候補者の得票数
井関 たかし 18,537
きはら 敬介 89,006
竹山 おさみ 136,212
小林 ひろし 48,631

投票率が10%以上もアップしたことが、今回の選挙の注目度を裏付けているのは確かといえるでしょう。
木原候補は、前回と同じ程度の得票だったわけですが(平成17年度の市長選挙では89,741票)、投票率アップ分の得票がほとんど竹山候補に流れたような構図となったといえるでしょう。

【堺市長選挙】新人竹山氏が当選確実

本日投票のあった堺市長選挙。
新人の竹山氏が現職の木原氏を破り、当選確実の旨報道されました。

堺市長選、橋下知事支援の新人が相乗り現職破る(Yahoo!ニュース、元記事:読売新聞)

堺市LRT計画に関しては、竹山氏は「東西線について中止、堺浜方面へは住民の声を聞いて早急に判断したい」としています。

と言うわけで、私が危惧していた東西線の中止に伴う阪堺線我孫子道以南の廃止の可能性が高くなってきたことは確実となりました。

竹山氏の話を調べてみても、東西線は中止とはいっても、じゃあ阪堺線はどうするんかいな、という点が一切触れられていません。
今後阪堺電軌側が廃止を表明してくると、それに対する何かしらの支援を行うのか。
とすれば、「事業採算性を得られないLRT(低床式路面電車)事業は、実施しません。」というマニフェストに抵触する可能性もあります。
阪堺側は不採算で撤退したいといっているわけですから、この区間に関しては「事業採算性が得られていない」訳です。そこに補助・支援を行うとすれば、このマニフェストとの整合性をどう説明するのか。
それとも、阪堺電軌が正式に廃止を表明すると、特に反対もせずに廃止となるのか。
もし廃止となることに対する損失をどうカバーするのか、いやできるのか。
・・・等々、果たしてここまで考えてマニフェストに「LRT計画中止」を記し、また市民もここまで判断して竹山氏に投票したのかどうかは分かりませんし、ぶっちゃけ「橋下知事が応援しているから何かよく分からんけど竹山氏に投票しよう」とかいう人が多かったのかどうかもよく分かりませんが、こういう後ろ向きの展開が実際起こったときに、新市長、そして市民はどう判断し、どう行動するのか、元市民として、またこの計画をずいぶん前から追いかけてきた身としても、ゆっくり見させて頂きたいと思います。

一方竹山氏は「堺東駅西地区の活性化」をマニフェストに挙げていますが、現状の堺東駅西地区をLRT無しでどのように活性化していくのか、という点も気になります。
こちらは、ではどうやって市内・市外から人を呼び込むのか、そのための装置・手段はどうするのか、といった点です。
現在では通過する鉄道客と減少するバス乗客とで、堺東駅近辺の求心力が弱まっていていますし、そういう現状を私も目にしてきたのですが、じゃあどうやって人を集めてくるか。
LRTが東西線・阪堺線と接続することで従来カバーできなかった範囲から広く住民を呼び込むことが出来うる手段だったのに対し、それを代替できる手段を提示できうるのか。

堺市LRT計画が、事業の進め方は堺市・住民双方の更なる話し合いが必要であったとはいえ、中心市街地や阪堺線の活性化という点を捉えた計画であり、この計画を進めることで中心市街地の活性化を進めるための道具立てが出来ると思っていましたが、これも竹山氏の当選でまた違う道具立てが必要となります。

いや、そもそも竹山氏自体が中心市街地の活性化自体必要としているのか、そして市民が実際のところどう考えているのか、といった点も見ていく必要があるかと思います。

ともあれ、とりあえず竹山氏の当選で大小路通りにLRTが走ることはなくなり(とはいえ堺浜地区への可能性はまだありますが)、それだけでなく阪堺線の我孫子道以南が廃止になることが現実味を帯びてきた。そういうことだけは言える選挙結果となったことを記して、エントリーの締めとさせて頂きます。

9月28日追記:
阪堺電軌軌道株式会社の略称に間違いがありましたので、修正しました。

【お知らせ】本日は堺市長選挙の投票日です

本日は堺市長選挙の投票日です。
投票日は、朝7時から夜8時までです。
堺市内の有権者の皆様は忘れず投票しましょう。

堺市長選挙の続報。立候補予定者のWebページが全て揃ったようです

衆議院議員選挙・阪南市議会議員選挙と選挙がらみのエントリーが続きますが、こうもこのブログに関係する選挙が続くというのも偶然なのか何なのか分かりませんが、今日は堺市長選挙の関連エントリーです。

このブログでもご紹介しているとおり、堺市長選挙は9月27日に実施されますが、今回の市長選挙では、堺市LRT計画が選挙の争点の一つになることはほぼ確実と思われます。
以前のエントリーで、市長選挙立候補予定者の顔ぶれをご紹介しましたが、しばらくこちらの情報もフォローしていないうちに、4立候補予定者のWebページが全て出そろっていたので、改めて取り上げます。

堺市長 きはら敬介 ウェブサイト

井関たかし公式サイト

堺市 竹山おさみ(竹山修身)21世紀フェニックス都市を創造する会

堺市長選挙 小林ひろし | 住みよい堺市をつくる会

各立候補予定者の政策は上記Webページをご覧いただければと思います。

前回エントリー時以降の動きを簡単にご紹介します。

橋下知事、堺市長選の相乗りを批判 「なぜ戦わぬ」(朝日新聞Webページ)

 大阪府の橋下徹知事は8日、9月の堺市長選についてで「政治、行政で最悪なのは、なれ合い。自民党、公明党、民主党は国政で戦っているのに、なぜ堺市で戦わないのか」と述べ、与野党が相乗りで木原敬介市長を推そうとしていることを批判した。

 橋下知事はこの日、市長選に立候補表明している元大阪府部長の竹山修身氏の応援で街頭演説。「戦いのないところは緩む。政治や行政は戦い続けなくてはならない」と訴えた。この発言に対し、市議会の与党会派は「国政と市政は違う」などと反発している。
平成21年8月9日 朝日新聞Webページ
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200908090021.html


橋下府知事は、もと部下の竹山氏支持のようです。自公民相乗りで木原現市長を推す動きに対する批判しています。

衆議院選挙が終わると、こちらもヒートアップしてくると思いますが、逐次情報をフォローできればと思います。
当ブログのTwitterアカウント
ブログ「阪和線の沿線から」のツイッターアカウントです。更新情報の通知やコメントの受付などはこちらのアカウントをフォローして下さい。
記事検索
「鉄道コム」登録ブログはこちらをクリック
鉄道コム
Archives
Categories
にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

  • ライブドアブログ