山陽本線の宮島口と宮島とを航路で結ぶ「宮島連絡船」。
青函・宇高なき後、唯一のJR鉄道連絡船として厳島神社への観光客や地元住民の足として運行されています。

さて、その宮島連絡船ですが、JR西日本の船舶事業より、子会社として独立する旨、発表がありました。

船舶事業子会社の設立について(JR西日本プレスリリース)

子会社としての営業開始は、来年4月からとなります。
これにより、鉄道事業者自体が運航する連絡船は消滅すると言うことになりますが、宮島連絡船に限って言えば、より効率的な事業展開の為の子会社化という、今後を見据えた子会社化、と言えるでしょうか。

ところで問題になるのは、同航路が鉄道連絡船として位置づけられている関係上、連絡きっぷの発売や18きっぷ等企画切符での乗船の扱い等、鉄道路線の一部としての取扱がされているのですが、子会社化後も行われるのか?といったことです。

同じく本体運営から子会社運営となったJRバスの場合、連絡切符の発売が大幅に縮小されましたが、一部需要の多い区間では存続しているようです。
(ちなみに18きっぷは元々自動車線は除く扱いになっていました)
航路の子会社化が、乗車券の取扱上どのようになるのか、ちょっと気になるニュースでもあります。
仮に連絡きっぷが消滅となれば、早いこときっぷの収集や乗船に行かなくてはならないな、と思ったニュースでした。