阪和線の沿線から

阪和線沿線に住まう管理人による、鉄道やバスなどのブログ。

【JR東日本】特急「わかしお15号」に乗る。勝浦〜安房鴨川間が普通列車となるユニークな運行形態を見てみます。

東京駅と京葉線・外房線を経由し、茂原、上総一ノ宮、勝浦、安房鴨川を結ぶJR東日本の特急「わかしお」。
現在、11往復が運行されていますが、そのうち「わかしお15号」(東京駅19:00発・安房鴨川行き)は、途中の勝浦駅から普通列車となって運行されています。

「特急列車が末端区間を普通列車として運行する」ケースは、近年まではJR北海道・室蘭本線の特急「すずらん」(札幌〜室蘭、普通列車の区間は東室蘭〜室蘭)がありましたが、「すずらん」については、2024年3月のダイヤ改正から、全区間特急列車となり、それまで普通列車として運行していた東室蘭〜室蘭間の相互間については、普通乗車券のみで利用できるように変更されました。
(参考)



そのため、現在のJRグループで、特急列車が途中駅から普通列車となるのは、上述の「わかしお15号」と、第三セクター鉄道に乗り入れる区間を含めると、JR西日本の特急「はしだて7号・8号」(京都〜豊岡、京都丹後鉄道線内の夕日ヶ浦木津温泉〜豊岡間が快速)、JR九州の特急「かささぎ104号」(肥前鹿島〜吉塚、博多〜吉塚間が快速)のみとなっています。

今に至るまで、勝浦〜安房鴨川間を普通列車として運行し続けている「わかしお15号」。
勝浦以遠を普通列車として運行し続ける理由はどこにあるのか、実態を目にする機会に偶然恵まれましたので、その際の乗車記をご紹介できればと思います。
(乗車日:2026年2月12日(木))



「わかしお15号」は、東京駅の京葉地下ホームから出発します。
平日の19時発ということですから、その多くが都心から外房方面の帰宅客となっていました。
発車10分ほど前には、既に満席となっていました。

20260212_184921_R

▲東京駅京葉地下ホームに停車中の「わかしお15号」。

20260212_184200_R

▲駅の発車案内表示は、「安房鴨川行き」となっています。

20260212_184838_R
20260212_184834_R

▲一方、車両の行先表示は「安房鴨川」と「(勝浦から普通)」が交互に表示されていました。
この表示が見られるのも、「わかしお15号」のみとなります。

「わかしお15号」は、満員の通勤客を乗せて、東京駅を発車しました。
途中、蘇我、土気(とけ)、大網、茂原、上総一ノ宮と駅に止まる毎に下車していき、上総一ノ宮を発車した時点では、各車両数名ずつ乗っている状態となっていました。

20時31分、勝浦駅に到着しました。
この駅から普通列車となります。

20260212_203109_R
20260212_203115_R

▲勝浦駅に停車中のE257系。
この駅から普通列車(5265M)として運転するため、前面の種別・愛称表示器には「普通」と表示されています。
E257系のこの表示器が「普通」と表示するのは、過去には他にもあったようですが、現在ではこの「わかしお15号」勝浦以遠の普通列車のみとなるかと思われます。

DSC08967_R
DSC08966_R

▲側面の行先表示は、変わらず「安房鴨川」「(勝浦駅から普通列車)」が表示されていました。
注目は種別で、「特急」のままでした。
また、「自由席」となっているのも注目です。
(特急区間では、全車指定席のため、ここは「指定席」と表示されています。)

勝浦駅から普通列車になることから、この駅から乗車してくる乗客がいるのか、と目を凝らしてホームを見てみましたが、そんな乗客はいなかった模様です。

その後、安房鴨川まで各駅にとまりますが、乗降客は特になく、各車両数名の乗客が、終点の安房鴨川まで乗り通していました。

20260212_210328_R

▲終点、安房鴨川駅に到着した特急「わかしお15号」から転じた普通列車。
先頭車の愛称・種別表示は、早々に「回送」となっていました。



以上が、勝浦〜安房鴨川間を普通列車として運行する「わかしお15号」の乗車記でした。

冒頭に記したように、JRグループにおいて、末端区間を普通列車として格下げして運行する特急列車は、現行ダイヤでは今回ご紹介した「わかしお15号」の他は、「はしだて7号・8号」のみとなっています。

過去には、これまた冒頭に記した特急「すずらん」の他、
・「あやめ」:東京〜鹿島神宮(佐原〜鹿島神宮・銚子間普通列車)
・「すいごう」:銚子〜東京(成田線経由)(銚子〜佐原間普通列車)
・「しおさい」:東京〜銚子(総武本線経由)(成東〜銚子間普通列車)
・「さざなみ」:東京〜館山(君津〜館山間普通列車)
・「南紀」:名古屋〜紀伊勝浦間(新宮〜紀伊勝浦間普通列車)
・「むろと」:徳島〜海部間(牟岐〜海部間普通列車)

等のように、房総地区を中心としつつ、それ以外の地域にも少なからず存在していました。
しかしこれらの列車も、その後の廃止や運転系統の見直し等により、普通列車格下げが見られなくなりました。

今回乗車した「わかしお」についても、勝浦〜安房鴨川間を普通列車として運行するようになったのは、1993年7月のダイヤ改正からのようであります。
当初は3往復あったこの勝浦〜安房鴨川間が普通列車となる「わかしお」も、その後の減便等により縮小し、現在は下り1本のみがこの形態を維持しています。

勝浦〜安房鴨川間を普通列車として運行するようになった理由としては、利用者が少ない区間・時間帯における沿線各駅の利便性拡大といった点が推察されます。

しかし今回乗車した限りでは、普通列車のみの停車駅(鵜原、行川(なめがわ)アイランド、安房天津)で乗り降りした乗客が、私の見た限り見受けられなかったこともあるので、そもそもこの区間を普通列車として運行する必要があるのかどうかが微妙な利用状況でした。

もっと言えば、勝浦止めにして、勝浦以遠をE131系の普通列車に置き換えても、輸送力としては十分足りるのではないか、とさえ感じました。

とすれば今後、勝浦以遠は別途普通列車を仕立てることもあり得るでしょうから、そうなれば、今回のような「勝浦から普通」の特急「わかしお」も見納めになるのかも知れません。



ところでこの「わかしお15号」、特急列車が途中駅から普通列車となることから、東京〜安房鴨川間等、普通列車となる区間を含んでインターネット予約サービス(「えきねっと」等)で予約しようとすると、候補としては表示されるものの、そこから先の予約の取扱いができない旨のエラーが表示されます。

ekinet20260614

▲JR東日本のインターネット予約サービス「えきねっと」で、「わかしお15号」を東京〜安房鴨川間で予約しようすると、取扱いできない旨のエラーが表示されます。
これは、JR西日本のインターネット予約サービス「e5489」でも同様のエラーとなり、購入することができません。


これを回避するためには、特急列車のみの区間(この場合は東京〜勝浦間)で指定すればOKなのですが、これは「わかしお15号が勝浦以遠普通列車となる」ことを知っていない人にとっては、ハードルが高すぎるものと感じます。

このように、ネット予約での不都合もあることから、末端区間が普通列車となる特急列車は、「すずらん」のように「全区間を特急列車とする」(但し救済措置あり)とか、その他の特急列車のように区間短縮や系統整理で、特急列車と普通列車を分離させる等、ネット予約で不都合の無いような運行体系に整理されることになるのではないか、と個人的には感じています。
(※)上述の「はしだて7号・8号」でも同様の問題が発生しますが、普通列車となる区間が夕日ヶ浦木津温泉以遠(小天橋〜豊岡間)のため、問題となるケースが限られるものと推察されます。
また、「かささぎ104号」については、そもそも自由席が設定されていることから、「ネットで買えない」ということ自体は回避することは可能といえるでしょう。


折しも、外房線に関して言えば、2021年3月にE131系が投入され、普通列車の柔軟な運用が可能となっていますが、そういった車両の動きと併せて、途中から普通列車となるという、ユニークな形態の「わかしお15号」に、今後何らかの変化が出てくるのか、注目しておきたいな、と思います。

【きのくに線新宮・白浜間】JR西日本和歌山支社長が特急「くろしお」実証運行利用状況を発表。目標の半分程度と厳しい状況が続く

JR西日本和歌山支社の富澤五月(とみざわ さつき)支社長は、去る6月9日、和歌山市内で記者会見を行い、JR紀勢本線(きのくに線)の新宮〜白浜間の利用状況や利用促進策を発表しました。
記者会見の内容は、和歌山県内の地域メディアを中心とした各社に取り上げられていますので、下記にてご紹介します。

JR西日本 特急くろしお増便実証実験“利用増につながらず” | NHKニュース
紀勢線 様々な利用促進策実施へ│WTVニュース│テレビ和歌山
JR西日本・紀勢線の白浜〜新宮間利用増厳しい状況「この夏が勝負」/和歌山 | WBS和歌山放送ニュース
利用促進「勝負の夏」 オーシャンアロー30周年で誘客、JR紀勢線:紀伊民報AGARA|和歌山県のニュースサイト
近畿最大の赤字路線で利用者増に向けた実証実験 特急「くろしお」増便は厳しい結果に…一日あたりの乗車人数目標を1000人あまりに設定も最多の月で平均約570人 JR西日本(MBSニュース) - Yahoo!ニュース
【速報】特急「くろしお」増便で利用者増を狙った実証実験「効果みられず」新宮―白浜間の輸送密度 1987年の4分の1まで落ち込む(関西テレビ) - Yahoo!ニュース

各社の報道から、富澤支社長の会見内容を要約すると、以下のとおりとなりそうです。

【特急「くろしお」増便実証実験の結果】
・2025年11月〜2026年4月の特急「くろしお」1日平均乗車人数は475人と、目標(1,040人)の半分以下
・これまでで最も利用の多かった2026年4月でも、568人と、本数増加に見合う利用者増に結びついていない。
増便実証実験は今年度(2026年度)が期限であるため、この夏が勝負の時で、夏のハイシーズンに向けて利用者数の増加に力を入れる。
・富澤支社長は、「実証実験の結果は危機的な状況と受け止めている」「我々(特急「くろしお」)が選ばれていないとの危機感がある」と、厳しい状況と受け止めている

【利用促進策】
・この夏の利用促進策として、283系「オーシャンアロー」デビュー30周年を記念した誘客策などの利用促進策に取り組む
・「オーシャンアロー」30周年以外にも、観光特急「WEST EXPRESS 銀河」紀南コースや、JAL(日本航空)との連携、特急「くろしお」乗り放題特急券の販売といった、様々な利用促進策を畳みかけるように取り組んでいく。

【上下分離について】
・JR北海道が採算性の低い路線の維持策として、沿線の自治体が線路や施設の維持管理を担う上下分離方式の導入を提案したが、富澤支社長は、「JR西日本としては今のところ何も考えていない。弊社だけで決められることではない」と述べた




富澤支社長の会見の内容について、報道記事を元に、上記のとおりまとめてみました。
会見内容からは、一言で言えば、利用促進の目標に対して厳しい状況が続いている実態が続いている、その一点に尽きるでしょう。

この利用促進目標の数値の考え方については、輸送密度2,000人/日に近い、2007年度の数値を元に設定しているとのことです。
少なくともこの数値を維持できなければ、鉄道として同社単独での維持が困難という理由から設定された、といえるでしょう。
(参考)
2026061222-39-174
(引用元:紀勢本線活性化促進協議会新宮白浜区間部会 プレスリリース(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/250821_00_press_Kiline_riyousokushin.pdf))



そう考えると、現在の利用状況が続くのであれば、そもそもJR西日本単独で維持していくのが難しいので、他の方法(上下分離等)を取るか、あるいは鉄道からバス等への転換を選ぶことになるのか、ということにもなりそうです。

その上下分離に関しては、富澤支社長は「JR西日本としては何も考えていない」としており、即座に別の形を用意しているのでは無さそうです。
ただ、「弊社(JR西日本)だけで決められることではない」ともしていることから、沿線自治体等とで今後の新宮白浜間のあり方を考えていくことも考えられるかも知れません


この新宮白浜間については、特急列車が5〜6往復運行されていることからも分かるように、沿線住民だけでなく観光客も一定の利用者が存在している線区であります。

そういう意味では、沿線住民の生活に加えて観光、しかもそれは各市町村の独立した観光スポットだけでなく、各スポットを結ぶ周遊観光の手段としても、この新宮白浜間を機能させる必要があるといえるでしょう。

そうなれば、単に地域の移動を支えるだけでなく、広域観光の誘客という観点から、市町村だけでなく県としても必要な交通手段として維持していくことが求められてくるのかな、と感じています。

実際、今回の増便実証実験を実施してる「紀勢本線活性化促進協議会 新宮白浜区間部会」には、沿線市町村だけでなく和歌山県も入っていて、増便以外にも様々な利用促進の取組を実施してきたことは、これまでも当ブログでご紹介してきたとおりです。
(参考)



そのような経緯や状況も鑑みれば、今年度で終わることが予定されている増便実証実験の後のあり方についても、市町村だけでなく県も交えた議論もあり得るのではないのかな、とも思ったりしました。


この夏には、上述のとおり「オーシャンアロー」30周年をはじめとした、これまでにない利用促進を、それこそ畳みかけるように実施していくこととしています。
(参考)


これらの利用促進でどの程度利用者が上積みされ、目標とする利用者数に対し、どの程度の結果を残せるか、そしてその結果、今後の新宮白浜間をどのようにしていくのか。

和歌山県内では、この紀勢本線・新宮白浜間だけでなく、「和歌山電鐵貴志川線」や「南海フェリー」、そして「紀州鉄道」と、いくつもの公共交通機関が存廃の岐路に向き合ってきました。
(参考)




貴志川線は完全上下分離に合意、南海フェリーは2年後の撤退、そして紀州鉄道は譲渡事業者の決定と、それぞれの方向性が見えてきたいま、残るはこのJR紀勢本線・新宮白浜間の行く末、となりそうです。
数年後、この線区の方向性がどのような姿となっているのか、引き続き注目しつつ、まずは今は、JR西日本が中心となって取り組んでいる利用促進策により、一人でも多くの方が特急「くろしお」を利用するようになってほしいな、と感じた会見でありました。

DSC03297-2_R
▲JR紀勢本線(きのくに線)日置川橋梁(周参見〜紀伊日置間)を通過する283系「オーシャンアロー」。

20250926_150014 (1)
▲新宮駅に停車中の283系「オーシャンアロー」。
283系「オーシャンアロー」については、この7月31日でデビュー30周年を迎えます。
既に記念イベントの発表もありましたが、これらのイベントが利用者の獲得に結びつくことを願っています。

DSC08448_R
▲日置川橋梁を通過する287系「パンダくろしお」。
アドベンチャーワールド(白浜町)からはパンダはいなくなりましたが、「パンダくろしお」については、引き続き運行しています。
地元住民の利用だけでなく、観光客の利用も大きなウエイトを占めると考えられる、この新宮白浜間ですが、より一層の観光利用が求められるだけに、交通分野だけでなく観光振興の面でも利用促進に大いに取り組む必要があるのではないか、とも考えられます。


今日の乗車記録(通勤)


和泉鳥取(0740)-和歌山 普通 モハ224-5022
和歌山(1913)-和泉鳥取 紀州路快速 モハ225-5001

今日の乗車記録(通勤)


20260611_214810


20260611_214758


和泉鳥取(0740)-和歌山 普通 モハ224-5017


和歌山(-)-和泉鳥取 紀州路快速 クモハ225-5121

今日の帰りは、夕方から倒木の影響で運転見合わせだった阪和線が、22時に運転再開見込みなので、振替輸送に南海に回るのも時間がかかることから、大人しく和歌山駅で発車を待つことにしました。

22時7分に運転再開となりましたが、私の乗ってた紀州路快速は、結局22時30分に和歌山駅を発車しました。

写真は、運転見合わせの影響で行き先がブラックアウトしていた紀州路快速でした。

【JR東日本】近距離乗車券のQR化を実施(2027年春)従来の小型券(エドモンソン券)は発売終了へ

JR東日本では、2027年春より近距離乗車券を、現在の磁気乗車券からQR乗車券への置き換えを行い、磁気乗車券を廃止することを発表しました。

新たな技術イノベーションにより、駅におけるお客さまサービスを高度化します|JR東日本

上記発表によりますと、QR乗車券の大きさは、QRコードのかざしやすさを考慮し、現行の小型券から大型券(定期券サイズ)に変更することとしています。

2026061020-58-073
(上記発表資料(https://www.jreast.co.jp/press/2026/20260609_ho03.pdf)より引用)


今回販売終了となる「小型券」は、「エドモンソン式乗車券」とも言われているサイズのきっぷで、鉄道開業当初から存在していたサイズのきっぷのようです。

JR東日本でも、国鉄時代から継続して、このサイズのきっぷを、それこそ当たり前のように販売してきたわけですが、今回のQR乗車券への移行に伴い、かざしやすさの観点から廃止になるというのは、やはり技術の移り変わりを実感するものであります。

下記JR東日本の社長会見でも、「鉄道開業150年間、この大きさの券を使ってきた」と言及していたサイズのきっぷが、このタイミングで発売終了する、というのも、歴史の移り変わりの象徴といえるのではないかと思います。
(参考)

(余談ですが、この記者会見では、喜勢社長が「硬券を集めていた」と、自らきっぷを集めていたことを明らかにしていたことが話題にもなりました。
(参考):JR東日本喜㔟社長、「硬券きっぷ」を収集してたことが判明 | 鉄道プレス


ともあれ、JR東日本が表明した「エドモンソン券」サイズのきっぷ廃止。
その理由が「QRにかざす際の利便性確保」ということとなれば、他社も追随していくことと思われます。
勿論、全国的に完全に廃止になるのは、まだしばらく時間はかかると思うのですが、テクノロジーの進化の結果の廃止、となることを考えると、案外早いタイミングで主だった各社から姿を消していくのかも知れません。

そう考えると、最近はめっきり買う機会の減ってきた小型券(エドモンソン券)も、機会があればちまちま集めておく必要もあるな、と感じたニュースでありました。




鉄道コム関連記事】




↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓
鉄道コム

今日の乗車記録(通勤)


和泉鳥取(0740)-和歌山 普通 モハ224-5026
和歌山(1829)-和泉鳥取 紀州路快速 サハ223-15

【JR東日本】新たな夜行特急列車の名称は「ルナ・アズール」に

JR東日本では、2027年春を予定に、E657系特急型車両を改造した新たな夜行特急列車を導入することを既に発表しています。
(参考)


この度、この新たな特急列車の愛称等が発表されました。

夜行運転に対応する特急列車により新たな乗車体験を提案します|JR東日本

概要は以下のとおりです。
【列車名】
「ルナ・アズール」(Luna Azul)
スペイン語で「青い月」を意味する名称。

【エクステリアデザイン】
2026060921-12-561
(上記発表資料(https://www.jreast.co.jp/press/2026/20260609_ho04.pdf)より引用)

【導入時の運行区間】
・春〜秋(夜の運行)
品川〜青森駅(上越線・羽越本線経由)を、週2往復運行。
(下り)21時頃発→9時半頃着
(上り)16時頃発→7時頃着
(10両編成で運行)

・冬(昼の運行)
品川駅〜長野原草津口を、週6往復運行。
(下り)10時半頃発→12時半頃着
(上り)16時半頃発→19時半頃着

【価格設定・販売形態】
・料金は、品川〜青森間をグリーン個室利用の場合、東北新幹線グリーン車+α程度を想定。
・旅行商品での販売を予定

【車両設備詳細】
2026060921-43-133
(上記発表資料(https://www.jreast.co.jp/press/2026/20260609_ho04.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



冒頭で触れたように、JR東日本では2027年春の導入を目指して、夜行運転に対応する新たな特急列車を導入することを発表しています。
今回その夜行列車の名称等が発表されました。

名称は「ルナ・アズール」と、スペイン語を用いたものとなっています。
「アズール」はスペイン語で「青」という意味だそうで、夜行列車(ブルートレイン)の記憶を受け継ぐ「メモリアルブルー」の車体にマッチした名称となっています。


また今回の発表では、導入当初の運行区間も明らかになっています。
これによりますと、当初発表のあった「首都圏エリア〜北東北エリア」として、品川〜青森間(上越線・羽越本線経由)と、かつての寝台特急「あけぼの」を彷彿とさせる運行区間、そしてダイヤで運行されるほか、冬は「昼の運行」として、品川〜長野原草津口を運行することも明らかになっています。

また、品川〜長野原草津口間で運行の場合は、7両編成に短縮して運行することとしています。


これらの運行については、旅行商品としての販売を予定しているとのことです。
通常の乗車券類として販売すると、乗車券と組み合わせて利用できる一方、買い占めや転売が起こることもままあり、問題となるケースが少なくありませんでした。

そういうことを見越してでしょうか、旅行商品として販売することになりましたが、個人的には、旅行商品として発売することで、転売サイト等に頼ること無く、「乗りたい人」がまっとうな手段できっぷを手にすることができるので、この方法は大いに賛成です。


運行区間や運行形態、そして販売方法等をみると、やはりJR西日本の「WEST EXPRESS 銀河」を意識しているようにも思えますが、「ルナ・アズール」の場合は、全てがグリーン席となっているのが大きな特徴であり、グリーン席の料金の支払いを受け入れる層がターゲットとなりそうです。


ともあれ、品川〜青森間で言えば、およそ半日以上の列車旅となるわけですから、これは一度乗車してみたいな、と関西在住の私でも思いましたので、今後の具体的な販売方法や価格等、追加情報があればこのブログでもご紹介していきたいな、と思っています。




鉄道コム関連記事】



↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓
鉄道コム

【JR西日本】「オーシャンアロー」車両デビュー30周年を記念して車内チャイム復刻放送等のイベント実施(2026.7.31〜)

JR西日本では、特急くろしお「オーシャンアロー」車両(283系)がデビュー30周年を迎えることを記念したおもてなしの取組を実施することを発表しました。

特急くろしお「オーシャンアロー車両」デビュー30周年! ご利用いただいた皆様に感謝を込めた取り組みの実施について:JR西日本

概要は以下のとおりです。

【実施期間】
2026年7月31日(金)〜2027年3月31日(水)(予定)

【実施内容】
○30周年記念ロゴ:
2026060920-36-581
(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/2026/06/09/items/260609_00_press_oceanarrow.pdf)より引用)

○おもてなしの取組:
・オーシャンアロー車内チャイムの復刻放送(7月31日〜予定)
・オープニングイベント(7月31日または8月1日に和歌山駅で実施予定)
・記念グッズ販売

詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



JR西日本の特急「くろしお」に用いられている283系電車。
「オーシャンアロー」という愛称とともにデビューしたのが、もう30年前と、時の経つのは早いものであります。

これまでの「スーパーくろしお」や「国鉄色」の381系とは全く異なった、スマートな先頭車両となったパノラマ型グリーン車や、展望ラウンジを設けたこの車両は、登場当時から今に至るまで、JRきのくに線の特急列車の代表格として、一般客は元より鉄道ファンにも人気の高い車両となっています。

今回、「オーシャンアロー」30周年を記念して、まずは「車内チャイム」の復刻が目に付きます。
現在は、287系・289系と共通のチャイムとなっていますが、登場当時はスピード感あふれる曲調のpチャイムが採用されていましたが、これが復活する、というものになります。

その他、30周年当日には30周年記念のオープニングイベントが和歌山駅で開催され、PRイベントや記念ノベルティの配布など、ファンにとっては見逃せないイベントが開催されるとのことですので、多くの鉄道ファンが、この「オーシャンアロー」30周年を契機に、きのくに線の特急「くろしお」に乗車されることを願いたいと思います。


この283系「オーシャンアロー」ですが、下記記事でご紹介している、特急「くろしお」の増便実証運行にも充当されています。
(参考)


とかく撮影の被写体として多くのファンの注目を集めるこの283系「オーシャンアロー」ですが、その実列車の利用状況は芳しいわけではなく、むしろより多くの利用が必要な状況となっています。

ファンとしては、「車で効率良く動いて写真を撮りたい…」という心理が働くのは百も承知ですが、今この「くろしお」を利用しないことには、今後もこのきのくに線、特に利用促進が求められている新宮〜白浜間に、引き続き283系を含む特急「くろしお」が走り続ける保証はどこにもありません。

撮影の合間に、一区間だけでも乗るだけでも、少なくない利用促進の貢献になるかと思いますので、どうかこの機会に、283系を「撮る」だけでなく、特に海の綺麗な区間で「乗る」ことにも関心を持っていただければな、と思ったニュースでありました。
DSC01848-2_R
▲紀伊中ノ島駅を通過する283系「オーシャンアロー」。

DSC00680-2_R
▲桜の咲く山中渓駅を通過する283系「オーシャンアロー」。

DSC03297-2_R
▲きのくに線・紀伊日置〜周参見間の「日置川橋梁」を通過する283系「オーシャンアロー」。




【関連ブログ】
「オーシャンアロー30周年」で車内チャイムが復活へ | 鉄道プレス



↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓
鉄道コム

今日の乗車記録(通勤)


和泉鳥取(0740)-和歌山 普通 サハ223-16
和歌山(1829)-和泉鳥取 紀州路快速 サハ223-9

【南海電鉄】2200系「天空」撮影会を小原田車庫で開催(2026.6.27)

南海電鉄では、今年3月20日をもって定期運行を終了した、観光列車「天空」(2200系車両)2両編成を用いた撮影会を実施することを発表しました。

2026年6月27日(土)小原田車庫で観光列車「天空」2200系写真撮影会を開催! | 南海電鉄

概要は以下のとおりです。
【開催日】
2026年6月27日(土)

【開催時刻・受付開始時刻】
・第1部:
10:00〜12:00(受付開始:9:30〜)
・第2部:
13:40〜15:10(受付開始:13:10〜)

【開催内容】
・第1部:
車両撮影会(1時間30分)及び車内撮影会(30分)
・第2部:
車両撮影会(1時間30分)
<実施内容>
・留置番線:4番線
前方・後方の撮影。但し側面は片方(西側)のみの撮影。
3番線には入場不可。
・方向幕の変更
・車内撮影(第1部のみ)

【参加費(税込)】
・第1部:1名18,000円
・第2部:1名15,000円
(※)小学生のみの参加不可。小学生・幼児を連れての参加不可。

【開催場所】
南海電鉄 小原田車庫(御幸辻駅下車徒歩20分)

【募集要領】
・募集期間:
2026年6月9日(火)10時〜6月19日(金)10時
・募集人数:
第1部:30名、第2部:60名
(最少催行人員 各20名)
・申込方法
「ぶらりたびび」ホームページより申し込み
https://www.nankai.co.jp/odekake/burari.html
・先着順で、募集人数に達した時点で募集終了。キャンセルの受付は無し。


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



2009年から南海高野線の橋本〜極楽橋間で運行されてきた観光列車「天空」。
今年3月20日をもって定期運行は終了しましたが、その後は団体臨時列車として不定期運行する予定であることが既に発表されています。
(参考)


その不定期運行がどのような形で実施するのか、特に情報が無かったのですが、それよりも先に、小原田車庫での撮影会を実施することが発表されました。

内容は、外観の撮影に加え、第1部(午前)では車内の撮影も実施されるとのことです。
「天空」は、橋本〜極楽橋間の風景を楽しむために、谷側に向かって座席が配置されている独特の車内となっています。
そのエッセンスは、後継となる「GRAN天空」にも引き継がれていますが、その特徴的なシートをじっくり撮影できる、という意味ではまたとない機会だと思われます。

参加費は、18,000円(車内撮影あり)または15,000円(車内撮影無し)と、若干値が張るところはありますが、定期運行が終了し、おいそれと撮影することが難しいこの「天空」2200系をじっくり撮影できる機会、と考えれば申し込んでみよう、という方も多いのではないのでしょうか。

申し込み受付は、明日(6月9日)の午前10時からですので、気になる方は是非チェックいただければと思います。

20220612_102620_R
▲橋本駅に停車中の「天空」2200系。
6月26日(金)に小原田車庫で撮影会が実施されますが、その際には「天空」オンリーの2両編成という、貴重な状態での撮影になるかと思います。
気になる方は是非チェックですね。




鉄道コム関連記事】




↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓
鉄道コム
当ブログのTwitterアカウント
ブログ「阪和線の沿線から」のツイッターアカウントです。更新情報の通知やコメントの受付などはこちらのアカウントをフォローして下さい。
記事検索
「鉄道コム」登録ブログはこちらをクリック
鉄道コム
Archives
Categories
にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

  • ライブドアブログ