阪和線の沿線から

阪和線沿線に住まう管理人による、鉄道やバスなどのブログ。

【パンダくろしお】パンダ中国返還後も継続方針がJR西日本社長会見で明らかに

JR西日本の特急「くろしお」で運行されている「パンダくろしお」ですが、今月(2025年6月)28日に「アドベンチャーワールド」からパンダ4頭が中国へ返還された後の運行が気になるところでした。

下記「紀伊民報」の報じるところによれば、JR西日本の新社長・倉坂氏は、6月18日(水)に行われた記者会見において、パンダの中国返還後も「パンダくろしお」は運行を継続する方針を固めたことを明らかにした、とのことです。

同社によりますと、運行継続はパンダへの感謝を思いを示すものとして、また、返還後もパンダが白浜にいることが誤解されないような形で運行継続を続けたいとし、現在関係者と調整中であり、決定後に正式発表するとのことです。
(参考)
パンダくろしお継続へ 特急列車、JR西が方針、和歌山:紀伊民報AGARA|和歌山県のニュースサイト


当ブログでも、アドベンチャーワールドから中国へパンダが返還されるニュースをご紹介した際、この「パンダくろしお」の去就が気になる点として、ブログ記事でもご紹介していました。
(参考)


仮に「パンダくろしお」が運行終了となれば、「パンダ」に加え、白浜をはじめとした紀南地方の観光コンテンツが更に消滅することとなり、JR西日本は勿論、沿線の観光地にとっても大きな痛手になることは間違いありませんでした。

それだけに、個人的にも何らかの形で「パンダくろしお」が運行されることを願っていましたが、一方で「『パンダ』もいないのに『パンダくろしお』が走っているのは詐欺では?」ということにもなりかねないことから、どのように折り合いをつけるのか、本当に気になるところでした。


この点、上記でご紹介した新社長の会見によりますと、「パンダへの感謝の思いを示す」ものとして運行し「パンダがいると誤解されない」ような形で運行するということとのことで、法的な懸念点をクリアしつつ、多くの人々の願いに沿った形になるのではないか、と思われます。

「パンダへの感謝の思いを示し」つつ「パンダがいると誤解されない」走らせ方がどのようなものになるのか、それも気になるところですが、いずれにせよ、何らかの形で「パンダくろしお」が走り続けることは、公私で特急「くろしお」を利用する一人としては、本当に嬉しく思ったニュースでありました。


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▲2018年3月に阪和線・山中渓駅で撮影した「パンダくろしお」。
桜のシーズンの山中渓駅は、多くの花見客や撮影者で賑わいますが、その中でも「パンダくろしお」はやはり注目を集める列車であります。
来年の春にもこのような「パンダくろしおの花見」が見られる模様です。
詳細は、今後発表とのことですが、まずは嬉しいニュースであります。

今日の乗車記録(通勤)


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和泉鳥取(0809)-和歌山 区間快速 モハ224-5145
和歌山(2350)-和泉鳥取 普通 クモハ224-5117

ここのところ仕事が立て込んでいるのもあってでしょうか、心身ともになかなか辛い状況にはあります…

今日はそんな中、最終列車で帰宅です。
この列車に乗ること自体は久しぶりでありましょうか…

今日の乗車記録(通勤)


和泉鳥取(0809)-和歌山 区間快速 モハ224-5140
和歌山(2150)-和泉鳥取 紀州路快速 クモハ224-5005

今日の乗車記録(通勤)


和泉鳥取(0809)-和歌山 区間快速 モハ224-5104
和歌山(2150)-和泉鳥取 紀州路快速 サハ223-6

今日の乗車記録(通勤)


和泉鳥取(0740)-和歌山 普通 モハ224-5015
和歌山(2029)-和泉鳥取 紀州路快速 モハ224-5011

「鉄道insight」を読んでみました…「鉄道ジャーナル」の後継になれるかどうかはライター次第?

去る2025年6月号(4月発売)をもって休刊となった鉄道雑誌「鉄道ジャーナル」。

鉄道雑誌各誌の中でも、車両そのものよりも、その輸送にまつわるシステムを中心(ダイヤや営業政策、国や自治体の政策など)に焦点を充ててきたといえるこの雑誌は、他の鉄道各誌が車両を中心とした内容であるのに対し、その独自性が故に、かつては多くの読者を集めていました。

しかし、そういった分析情報が、今やネットニュースや個人の発信により一定程度流通してきたこともあってか、主要鉄道三誌(鉄道ジャーナルに加え、鉄道ファン、鉄道ピクトリアル)の中で、真っ先に休刊となってしまいました。

その後、こういった鉄道に関する社会的分析情報をまとめて発行する、という媒体が出てこないのか、と思っていたところ、「鉄道insight(インサイト)」という雑誌が発売された、ということを聞きましたので、購入してみました。

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▲「鉄道insight」と「運輸と経済」。
「運輸と経済」は、一般社団法人交通経済研究所が発行する、月刊の交通経済・経営の専門誌で、1947年の創刊から、交通研究の発表の場として、多くの研究者・実務者が執筆してきました。
「鉄道ジャーナル」休刊に伴い、新たに連載の場を「運輸と経済」写した連載記事も4月号より始まっています。


執筆者は、鉄道ジャーナルでも記事が連載されていた佐藤信之氏が中心に、「鉄道ジャーナル」の読者が集まって始めた雑誌、とのことです。

実際にページをめくって見てみますと、デザインは著者によりまちまちである上に、所々で編集作業のミスであろう記事の重複箇所があったりと、「月刊誌」というより「毎月発行される同人誌」というノリが近いのかな、と感じました。

記事についても、それぞれ内容の濃淡があり、結局は「ライター次第」なのかな、と感じています。
結局今後このプロジェクト?が続くかどうかは、
・どれだけ編集作業に注力できるか?
・どれだけ良質なライターを見つけられるか?

になるのかな、と感じました。

前者は、上述のとおり、デザインや構成、そして校正に関するところで、「鉄道ジャーナル」の後継を目指す書誌であるのなら、こういったところにも本気を見せて欲しい、と感じています。
内容以前の問題で、失望してしまう読者も少なからずいるとすれば残念に思えてしまいます。

そして後者は、個人的に参考になる記事もある一方、北陸新幹線米原ルートが小浜ルートより早くなるという、個人的にはなかなか承服しがたい記事もあったりと、その内容の差は大きいものと感じています。
(参考)
「鉄道insight」創刊号を読む | 旅するマネージャーのブログ

結局、良質なライターにどれだけ協力してもらえるか否か、がこの「鉄道insight」の継続の鍵なのかな、と思った次第です。

創刊号となる6月号を元にご紹介しましたが、第2号となる7月号も発売されているようです。
鉄道insight 2025年7月号 1訂
加藤好啓
Independently published
2025-06-08




リアル店舗では、「書籍グランデ」「書籍ブックタワー」でしか発売しておらず、加えて価格も1,850円とのことなので、今回は購入しようかどうか、見極めたいと思います。
一方で、上述のとおり「運輸と経済」でも、かつて「鉄道ジャーナル」から移ってきた連載記事が始まったりしており、「鉄道ジャーナル」無きあと、何を読んでいこうか、とも感じつつある次第です。



【関連ブログ】
「鉄道insight」創刊号を読む | 旅するマネージャーのブログ
『鉄道insight』創刊~『鉄道ジャーナル』の後継誌に名乗り | 書斎の汽車・電車



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【近鉄】青い近鉄電車が誕生。大阪線・名古屋線・南大阪線等に新型一般車両を投入(2026年〜)

近畿日本鉄道(近鉄)では、既に2024年から新型一般車両「8A系」を奈良線、京都線等で運行していますが、今回、大阪線、名古屋線系統及び南大阪線系統で新型車両を投入することを発表しました。

2026年に大阪線・名古屋線・南大阪線などで新型一般車両がデビュー! |近畿日本鉄道

概要は以下のとおりです。
【各線区への導入予定年度・車両数等】
●大阪線、山田線、鳥羽線「1A系」:
カラー:
導入予定年度・車両数:
2025年度・・・4両編成×2本(計8両)

●名古屋線、山田線、鳥羽線「1A系」「1B系」:
カラー:
導入予定年度・車両数:
2025年度・・・「1A系」4両編成×3本(12両)
2026年度・・・「1B系」3両編成×3本(9両)

●南大阪線、吉野線、長野線、御所線「6A系」:
カラー:
導入予定年度・車両数:
2026年度・・・4両編成×3本(12両)
2027年度・・・4両編成×2本(8両)

【多目的トイレ】
バリアフリー対応のトイレを、「1A系」「6A系」に設置
また、8A系についても、2026年度以降導入編成から新設

【1A系イメージ】
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(上記発表資料(https://files.microcms-assets.io/assets/f76cb3f097104533921f6d6262a336ee/ed86364ee0d94d10ad3687f45f012d96/20260612rw.pdf)より引用)
詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



既に下記記事で奈良線に投入される「8A系」についてご紹介し、ここでも大阪線や名古屋線に投入されることをご紹介していました。
(参考)


今回、その続報というべき、大阪線、名古屋線、南大阪線の新型車両導入が発表されました。

車両形式は大阪線、名古屋線系統は「1A系」「1B系」、南大阪線系統は「6A系」となっています。

この「8A」という付番は、どのような規則性に基づくものか、明らかになってはいませんでしたが、今回の導入系式をみますと、それぞれの線区系統で使用されている一般形車両の一ケタ目を継承しているものと考えられます。
例えば南大阪線系統の一般車両は、現在では全て6000番台の系式となっていますが、これがそのまま「6A系」にも引き継がれています。

そんな規則性が明らかになった今回の導入発表ですが、多くの方が驚いたのが車体カラーでありましょうか。
上記発表によると、1A系及び1B系が、何と「青色」ベースのカラーに変更されることとなりました。

長年、近鉄の一般車両は線区に関係なく「赤色」の車両でお馴染みでしたが、それがまさかの「青」となるとは、予想外も甚だしい、といいましょうか。

ここにきて、なぜ新たに青色を導入するのかの理由についてですが、下記朝日新聞の記事によりますと、「伊勢志摩につながる路線であり、当社のコーポレートカラーが青色ということで総合的に判断した。伝統を守りながら進化をしていくというのを表現したい」との近鉄社員の説明があり、また、「名古屋線系統では今後、既存の車両も1A系と同様の塗装に順次変更する」とも報じられています。
(参考)
近鉄の一般車両に初の青い塗装 名古屋線などに1A系、来年1月登場:朝日新聞

今までとは大きく異なる「青色」の近鉄電車、しかも新型車両だけでなく既存車両も塗色変更されるということですので、見慣れないうちはファンのみならず一般利用者も驚きをもって眺めることになるのかな、と感じたニュースでありました。

今日の乗車記録(通勤)


和泉鳥取(0740)-和歌山 普通 モハ224-5027
和歌山(2029)-和泉鳥取 紀州路快速 サハ223-107

今日の乗車記録(通勤)


20250612_073540



和泉鳥取(0740)-和歌山 普通 サハ223-15
和歌山(2230)-和泉鳥取 普通 クモハ224-5111

今朝和泉鳥取駅から乗車しようとしたら、改札口がQRコード対応の改札機に交換されていました。
これまでQRコードは、自動改札機に貼り付けられたQRコードを読みとる方式でしたが、当駅でも改札口で読みとる方式に変更となりました。

…まだ、JR西日本でQRコード対応のきっぷは使ったことがないのですが、いずれおトクなきっぷがラインナップされれば、使う機会も出てくるのかな、と思います。

今日の乗車記録(通勤)


和泉鳥取(0809)-和歌山 区間快速 モハ224-5120
和歌山(2230)-和泉鳥取 普通 クモハ224-5107
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