阪和線の沿線から

阪和線沿線に住まう管理人による、鉄道やバスなどのブログ。

【JR東海・西日本】東海道・山陽新幹線「のぞみ」普通車指定席拡大を発表(2025年春から)3号車を指定席に変更

既に先月下旬、マスコミ各社が東海道・山陽新幹線「のぞみ」の自由席削減を報じていましたが、今回JR東海及び西日本より、「のぞみ」の指定席拡大(自由席削減)が発表されました。

東海道・山陽新幹線「のぞみ」号の普通車指定席の拡大について:JR西日本
東海道・山陽新幹線「のぞみ」号の普通車指定席の拡大について|JR東海

概要は、先行のマスコミ報道のとおりで、現在3両(1号車〜3号車)ある自由席のうち、3号車を指定席に変更するもので、実施時期は2025年春としています。

先のブログ記事では、ゆくゆくは「のぞみ全車指定席」への移行もあり得るのではないか、と記しました。
現在のネット予約の整備状況などを見ると、全車指定席への移行もあながち不可能ではない、と思えますが、一方で新幹線定期券「FREX」「FREXパル」利用者の取り扱いがどうなるか、気になるところであるのは、先の当ブログ記事で思っていることと、違いはありません。

2両削減後の動向を見て、全社指定席を決断するのかどうか、これまた来春以降の動向に注目したい内容といえるでしょう。

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▲東京駅で発車を待つ東海道新幹線。
来年春より、自由席車が1両削減となり、その分指定席が増加することになります。




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【南海電鉄】泉北高速鉄道との合併にょる運賃を発表。南海・泉北相互間の運賃は値下げに

南海電鉄と泉北高速鉄道では、合併に伴う両社相互間の普通運賃及び定期運賃について、2025年4月1日(火)から南海電鉄の運賃表を適用することで、初乗り運賃の二度払いを解消し、値下げを実施することを発表しました。

2025年4月1日(火)から、南海・泉北相互間の運賃値下げを実施します | 南海電鉄
2025年4月1日(火)から、南海・泉北相互間の運賃値下げを実施します | 泉北高速鉄道

概要は以下のとおりです。

【実施日】
2025年4月1日(火) 初列車から
(※)値下げ後の運賃で乗車券を購入する場合は、4月1日の初列車以降に購入

【対象区間】
南海電鉄各駅と泉北高速各駅の相互間
(泉北高速のみの各駅相互間の運賃は変更なし)

【値下げの概要】
・初乗り運賃の二度払いを解消
・対象区間に南海電鉄の運賃表を適用。
定期運賃(通勤・通学)は全区間で値下げ
普通運賃は一部区間を除き、ほとんどの区間で値下げ。なお現行運賃より高くなる場合は現行運賃を維持

【その他】
・泉北高速内の小児IC普通運賃(一律50円)は2025年4月1日以降も維持。
但し運賃計算方法の変更により、現行運賃より高くなる場合がある。

・泉北高速内の普通運賃及び定期運賃、光明池〜和泉中央の加算運賃、特急「泉北ライナー」の特別急行料金、定期特別急行料金は変更なし

【運賃比較例(泉ケ丘駅発着)】
・泉ヶ丘〜難波:
普通運賃・・・490円(値下げ額0円)
通勤1ヶ月・・・18,770円(値下げ額▲5,210円)
通学1ヶ月・・・6,060円(値下げ額▲9,670円)

・泉ヶ丘〜堺東:
普通運賃・・・290円(値下げ額▲90円)
通勤1ヶ月・・・12,690円(値下げ額▲4,450円)
通学1ヶ月・・・5,030円(値下げ額▲2,000円)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



来年4月1日をもって南海電鉄と合併する「泉北高速鉄道」。
既に、合併後の路線名「泉北線」、ラインカラー「黄緑色」が発表されています。


そして今回、利用者の多くが最も気にしている「合併後の運賃」が発表されました。
2023年12月の経営統合が発表された際に、既に「初乗り運賃の二度払い解消」の検討が発表されていることから、合併後の南海電鉄線との運賃は値下げになることは予想されていましたが、問題はどの程度値下げになるのか、というところでした。
(参考)


今回発表された南海・泉北相互間の運賃をみますと、南海と泉北高速相互間の運賃は、南海電鉄の運賃表を適用することで、初乗り運賃の二度払いを解消することとしています。
加えて、南海電鉄の運賃表を適用した場合に高くなる区間については、これまでどおりの運賃とすることにしています。

現在、既に乗継割引が適用されている普通運賃に比べ、特にメリットが大きいのが定期運賃といえるでしょう。
一例として、泉ヶ丘〜難波、泉ヶ丘〜堺東の運賃を上記で記載していますが、通勤定期で20%以上、通学定期で30%以上と大幅な値下げになることが読み取れます。

経営統合が契機とはいえ、ここまで大幅な値下げ、というのはあまり例が無く、泉北高速鉄道の利用者にとっては恩恵は大きいといえます。

加えて、これまで中百舌鳥駅で大阪メトロ御堂筋線に乗り換えていた泉北線利用者(特に定期券利用者)が、今回の値下げによって、御堂筋線経由から高野線経由に変更することも増えるのではないか、と思われます。
果たして値下げ後、競合となる御堂筋線の利用者数にどのような影響が出てくるのか、にも注目しておきたいと思います。


私自身、幼少の頃から大学卒業まで、泉北高速鉄道線の泉ケ丘駅を最寄り駅としていました。
中百舌鳥を境に初乗り運賃が加算されるスタイルを、当然の物として受け入れてきましたが、来年4月にはそんなことも無くなるのか、と思うと、感慨深いものを感じます。

と同時に、今回の運賃値下げにより、住環境に優れている泉北ニュータウンが再び脚光を浴び、沢山の人に選ばれる街として更に賑やかになればいいな、とかつて泉北に住んでいた者の一人として思ったニュースでありました。

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▲大和川橋梁を通過する泉北高速鉄道7000系。
来年4月より泉北高速鉄道と南海電鉄が合併となるのを期に、運賃値下げが実施されます。
特に定期運賃は大幅な値上げが実現します。

今日の乗車記録(通勤)


和泉鳥取(0740)-和歌山 普通 モハ225-5028
和歌山(2104)-和泉鳥取 紀州路快速 モハ225-5119

今日の乗車記録(通勤)


和泉鳥取(0740)-和歌山 普通 モハ223-2516
和歌山(2230)-和泉鳥取 普通 モハ224-5108

今日の乗車記録(通勤)


和泉鳥取(1005)-和歌山 紀州路快速 サハ223-3
和歌山(2120)-和泉鳥取 紀州路快速 モハ225-5016

今日の乗車記録(通勤)


和泉鳥取(0740)-和歌山 普通 モハ225-5105
和歌山(2104)-和泉鳥取 紀州路快速 モハ225-5016

【JRグループ】往復乗車券及び連続乗車券の発売終了を発表(2026年3月)

JRグループでは、交通系ICカード等の全国的な普及拡大及びインターネット予約の普及などを理由とし、「往復乗車券」及び「連続乗車券」の発売枚数が減少していることを踏まえて、JR各社での「往復乗車券」及び「連続乗車券」の発売を終了することを発表しました。

往復乗車券及び連続乗車券の発売終了について:JR西日本

概要は以下のとおりです。

【発売を終了する乗車券】
・往復乗車券
・連続乗車券
(JR各線と連絡会社線にまたがる連絡乗車券も含む)

【発売終了時期】
2026年3月(詳細な日にちは決定次第別途発表)

【その他】
・往復乗車券の発売終了に伴い、片道601km以上を往復する際に、往路及び復路の運賃がそれぞれ1割引となる「往復割引」についても、取扱いを終了

学生割引などの割引証や一部の特別企画商品(ジパング倶楽部等)について、今後取扱いが変更となる。
(詳細は決定次第、各社Webサイト等で発表)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



JRグループでは、ここにきて、「回数券」「乗継割引」といった、国鉄時代より引き継いできた運賃・料金制度を相次いで廃止してきています。
(参考)



そして今回、「往復乗車券」「連続乗車券」という、これらもまた国鉄時代より引き継いできた乗車券の発売が終了という、大きな発表がありました。

JTB時刻表(2024年3月号)によりますと、「往復乗車券」は、「行きと帰りが同一区間、同一の経由の乗車券」、そして「連続乗車券」とは、「乗車区間が一周を超える場合、または、乗車区間の一部が重複するなどで片道乗車券・往復乗車券にならない場合、片道乗車券2枚を組み合わせて発売する乗車券」となっています。

「往復乗車券」「連続乗車券」ともに、1回の購入で2枚のきっぷが発売されるのが、片道乗車券と異なる点といえますが、メリットとしては、
・有効日数が2枚分合算できること
・学割証の提出が1枚分で済むこと

が考えられます。

加えて往復乗車券のうち、片道の営業キロが601km以上の場合は、行き・帰りの運賃がそれぞれ1割引になる「往復割引乗車券」となります。
片道601km以上であれば、任意の区間で往復利用で1割引となるわけですから、愛用していた方も少なからずおられたのかも知れません。

丁度昨日購入した交通新聞社の書籍「きっぷのしくみ」(荻野貴久著)によりますと、「連続乗車券」については1958年から(それ以前にも「回遊乗車券」という類似の制度あり)、「往復乗車券」は1887年で、そして現在の形の「往復割引乗車券」は1960年からと、いずれも長い歴史を有する制度であることが分かります。

しかしこれら長年親しまれてきた制度も、交通系ICカードやネット予約の普及により、一定の役割を終えたものとして、今回発売の終了が発表された、ということになります。

また、今回の発表でもう一つ気になる点としては、「学生割引等の割引証の取扱いの変更」が挙げられます。
何をどのように変更するのかは記載されていないのですが、ここ近年少子化による人手不足から「みどりの窓口」等の駅窓口が縮小してきたことを踏まえた見直し、というのが一つ考えられそうです。

とするならば、今回の「往復乗車券」「連続乗車券」の廃止も、出札窓口の縮小を前提にした見直し、とも捉えることもできそうです。



「回数券」「乗継割引」に加え、「往復乗車券・往復割引乗車券」「連続乗車券」も発売終了となり、国鉄時代の制度が終わっていく中、次なる制度へのメスがどこに入れられるのか、気になるところです。

個人的に危惧するのは、「途中下車制度」だと感じています。

そもそも新幹線を含む列車の高速化が果たされたなか、列車運行の都合により途中で下車して翌日の列車を待つ必要が生じるケースというのは、相当レアなものになってきているかと思います。

今や途中下車制度は、列車運行の都合ではなくむしろ、複数の目的地で下車する際に、別々に購入するよりも通しで割安に購入できるおトクな制度、という認識になっているのではないか、と思います。

一方、交通系ICカードの普及で、途中で下車しても当該下車駅までの運賃が精算される仕組みが構築されていることも踏まえますと、制度設定の趣旨である課題がもはや解決されている現状、この途中下車制度をいつまでも残しておく必要が無いようにも感じます。

その「途中下車制度」廃止へのステップとしての、「往復乗車券」「連続乗車券」の廃止、というのは少々勘ぐりすぎなのかも知れません。
一方でこれまで見たように、以前は当然と思われていた運賃・料金の制度が悉く廃止されていった経緯がある以上、「途中下車制度」とて安泰とは言えない、ということだけは言えそうです。

ともあれ、「往復乗車券」「連続乗車券」が終了するのは、2026年春。
それまでの限りある期間、機会があればこれらの乗車券を活用してみようと思います。



最後に、私がこれまで購入した「連続乗車券」「往復乗車券」の一例をご紹介します。
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▲和泉鳥取⇒津島ノ宮、津島ノ宮⇒(讃)高松の連続乗車券。
一年のうち、2日間しか営業しないレアな駅「津島ノ宮」を訪問した際、どうせなら、ということで連続乗車券を購入して訪問しました。
(参考)


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▲苫小牧⇒夕張、夕張⇒女川の連続乗車券。
今は無き、石勝線夕張支線を廃止直前に乗車した際、夕張で折り返すことから、記念にもなると考え、連続乗車券で購入しました。


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▲和泉鳥取⇔山中渓の往復乗車券。
連続乗車券は、上述のとおり実使用のきっぷが手元に残っているのですが、単純な往復乗車券はあまり実使用することが無いようで、このように和泉鳥取駅「みどりの窓口」終了間際に、記念に購入したきっぷなど、実使用を伴わない購入が手元に残っています。
(参考)




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今日の乗車記録(通勤)


和泉鳥取(0809)-和歌山 区間快速 モハ224-5143
和歌山(1913)-和泉鳥取 紀州路快速 モハ225-5003

【運営報告】2ヶ月連続で10万PV達成(2024年10月〜11月)

本日は当ブログのページビュー(PV数)のご報告です。

2024年10月・11月と、2ヶ月連続して、10万PV超えを達成しましたので、ご報告します。

【2024年10月:106,829PV】
202410PV


【2024年11月:111,200PV】
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ただの個人ブログであるこの「阪和線の沿線から」。
決してPV数を増やそうと、SEO(検索エンジン最適化)を図るべく日々努力している…というわけでは全く無く、ただ単に自分が書きたいことをツラツラ書いているだけのブログです。

そんなブログでも、これまでそれなりのPV数は集まっていたのですが、ここ2ヶ月、上述のとおり、個人的に「多数のPV数を集める」10万を連続して達成していることに、驚きを感じずにはいられません。


過去、このブログが10万超のPV数を集めたのは、2020年5月の、いわゆる「コロナ禍」関係で様々なイベントの中止等をご紹介した内容でありました。
(参考)


この時は、本題の鉄道等、交通関係の記事では無く、あくまで「コロナ禍」関係のいくつかのニュースがPV数を集めたのに対し、今回は正真正銘、鉄道をはじめとした交通関係記事がPV数を集めているという、まさに当ブログの本題たる記事でPV数を集めたところが、4年前の10万PV超とは異なるところであります。

つい最近まで、月間PV数が3万台、ということもあったりと、なかなか厳しい時期が続きましたが、ようやく、というか再び多くの方々に読んでいただいている、というところに感謝と責任を感じています。

引き続き、当ブログをご訪問いただく全ての方のお役に立てるような記事を書いていきたいと思いますので、どうかご愛顧のほどよろしくお願いいたします。



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和泉橋本駅(R42)【阪和線全駅データ】

阪和線の全駅(羽衣線含む)36駅を順番にご紹介していく「阪和線全駅データベース」。
本日は和泉橋本駅をご紹介します。


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【読み方】
いずみはしもと

【天王寺からのキロ程】
30.0km

【開業年月日】
1930/6/16

【駅名変遷】
和泉橋本停留所(1930/6/16)
⇒和泉橋本(1944/5/1)

【乗車人員】
(2018年)3,277
(2022年)2,833

【改札口の数・名称】
1ヶ所

【住所】
大阪府貝塚市橋本33番地

【コメント】
・改札口は東側(山側)のみ1ヶ所で、バリアフリーはエレベーター設置で対応。

・水間鉄道との乗り換えは、当駅から水間鉄道「近義の里」(こぎのさと)駅まで歩くのが最も近いですが、それでも徒歩15分程度が必要です。

【画像】
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▲駅舎

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▲改札口

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▲跨線橋の階段。
エレベーターは左側の通路奥にあります。

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▲ホーム

【出典】
・天王寺からのキロ程:JTB時刻表2024年3月号
・開業年月日、駅名遍歴:駅名来歴事典 国鉄・JR・第三セクター編 石野哲 JTBパブリッシング
・乗車人数:大阪府統計年鑑(https://www.pref.osaka.lg.jp/o040090/toukei/nenkan/index.html)
・住所、改札口の数・名称:JRおでかけネット



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