阪和線の沿線から

阪和線沿線に住まう管理人による、鉄道やバスなどのブログ。

今日の乗車記録(通勤)


和泉鳥取(0809)-和歌山 区間快速 モハ224-5146
和歌山(2016)-和泉鳥取 紀州路快速 モハ225-5025

【アドベンチャーワールド】パンダ4頭が中国に返還へ(2025年6月末頃)「パンダくろしお」の今後も気になるところ

和歌山県白浜町の「アドベンチャーワールド」で暮らしているジャイアントパンダ「良浜」「結浜」「彩浜」「楓浜」4頭全てが、中国四川省の成都ジャイアントパンダ繁育研究基地へと帰国することが、この度同園より発表がありました。



中国への帰国は6月末ごろを予定しているとのことで、帰国後は、国内で飼育されるパンダは上野動物園の2頭のみとなります。



1994年よりパンダ繁殖に取り組んできたアドベンチャーワールドでは、これまでの30年間で合計17頭のパンダが誕生してきました。
もはや「パンダの誕生」が恒例イベントとなるほど、ここ和歌山県に定着してきたパンダですが、4頭全ての帰国発表に、衝撃を受けた方も多かったのではないかと思います。

また、アドベンチャーワールドの地元である白浜町は、温泉とパンダを代表とした観光誘客で成り立っている町でもあることから、その観光の主要コンテンツであるパンダがもう見られなくなれば、同町のみならず、和歌山県全体の観光誘客にとっても大きな影響を受けることは必至でありましょう。

下記報道によれば、アドベンチャーワールドでは繁殖が続けられるよう中国側と協議を進めたいとしており、新たな枠組みでの繁殖研究がスタートすることを願うばかりですが、ともあれ6月下旬以降は、パンダがアドベンチャーワールドで見られなくなることだけは確実であります。
(参考)
和歌山 アドベンチャーワールドのパンダ 4頭すべて中国返還へ | NHK | 和歌山県

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▲2020年10月にアドベンチャーワールドを訪問した際に撮影したパンダの写真。
入園客の近くでパンダを間近で見られるアドベンチャーワールドは、家族連れなどは勿論、パンダの愛好家にとっても「聖地」だったに違いありません。
私のような素人であっても、このような生き生きしたパンダの写真が撮影できたわけですので、それが今後見られなくなるのは、非常に痛いものがあります。




さて、アドベンチャーワールドでパンダが見られなくなると、鉄道ファン的に気になるのは、「パンダくろしお」の去就でありましょうか。

2017年8月から運行開始した「パンダくろしお」。
287系特急型電車の前面をパンダの顔に見立てたそのデザインは、登場直後からそれこそ老若男女の注目の的となりました。
(参考)


そして、「パンダくろしお」第2編成は2019年12月から、第3編成となる「パンダくろしお『サステナブルSmileトレイン』」は2020年7月から運行開始し、現在では原則毎日、いずれかの「パンダくろしお」が阪和線やきのくに線で運行されており、「Smileトレイン」の名の通り、それこそ観光客の笑顔を乗せて運行されています。
(参考)



もはや特急「くろしお」の代名詞となった「パンダくろしお」のモチーフである「パンダ」が、白浜からいなくなることは、「パンダくろしお」に注目する鉄道ファンにとっても寝耳に水のニュースで、将来的には「パンダくろしお」が見納めとなる、という可能性も十分あり得るものと思われます。

一方、今回のパンダ中国帰国を受けての「パンダくろしお」の今後の動向については、現在のところ何も発表されていませんので、しばらくは現状のとおり3編成の「パンダくろしお」が走り続けることだけは確かなようです。

とはいえ、「パンダ」を取り巻く環境が変わることを考えると、「パンダくろしお」についても、未来永劫とは限らない、ということだけは、肝に銘じて、記録や乗車に勤しみたいところです。


このブログをよく読まれている方の中には薄々お気づきの方もおられるかも知れませんが、昨年度から頻繁に和歌山県内の出張で、「くろしお」を利用しています。

その際、時間帯の良い「くろしお1号」(和歌山8:48発)に乗車することが多いのですが、時間帯の良さに加え、「くろしお1号」には原則「パンダくろしお」編成が毎日充当されていることもあって、乗車率の高い日も見受けられる列車となっています。

「くろしお1号」に乗車すると、これから白浜でパンダを見るのが楽しみな乗客も多く見られることから、そういった楽しそうな姿にほっこりするとともに、この「パンダくろしお」が和歌山県の観光誘客や、きのくに線の利用促進に大きな役割を果たしていることを実感してきました。

それだけに、今回の発表には個人的にも衝撃を受けた次第でありますが、ともあれ、「パンダ」がいなくなっても、アドベンチャーワールドにはその他多くの動物が飼育されており、それらを見るのでも十分楽しいものでありますので、引き続き多くの観光客に来ていただくとともに、特急「くろしお」も利用し続けて欲しいな、と感じたニュースでありました。

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▲2017年8月5日、運行開始当日の「パンダくろしお」第1編成を山中渓駅で撮影しました。
初めて実車を見た時には、前面に描かれた「パンダ」のデザインは衝撃を受けました。
(参考)


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▲2020年7月23日、これまた運行開始当日に、和泉鳥取駅で撮影した「パンダくろしお『サステナブルSmileトレイン』」。
他の「パンダくろしお」と異なり、「親子」で描かれているのが特徴です。
(参考)


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▲日置川橋梁を走る「パンダくろしお」


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▲山中渓の桜と「パンダくろしお」も、運行開始後毎シーズン、花見客の注目を集めました。
これからもこういった様子も見ることができるのか、今後の発表に注目したいと思います。


今日の乗車記録(通勤)


和泉鳥取(0740)-和歌山 普通 モハ225-5002
和歌山(2104)-和泉鳥取 紀州路快速 モハ224-5136

今日の乗車記録(通勤)


和泉鳥取(0740)-和歌山 普通 サハ223-6
和歌山(2313)-和泉鳥取 普通 モハ224-5026

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和泉鳥取(0719)-和歌山 紀州路快速 モハ223-2519
和歌山(2150)-和泉鳥取 紀州路快速 モハ225-5105

今日の乗車記録(通勤)


和泉鳥取(0719)-和歌山 紀州路快速 モハ224-5012
和歌山(2150)-和泉鳥取 紀州路快速 モハ224-5005

「サロンカーなにわ」をみる(2025.4.18・和歌山駅)

昨日(2025年4月18日(金))、仕事帰りに和歌山駅に到着すると、何やらディーゼルのエンジン音が聞こえてきました。

慌てて地下道からホームに上がってみると、こんな列車が停車していました。

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▲和歌山駅に停車中の14系客車「サロンカーなにわ」

ディーゼルのエンジン音は、「サロンカーなにわ」14系客車の電源用エンジンの音で、かつては全国各地の寝台特急などで聞くことができましたが、もはや今となっては「懐かしいサウンド」といえるでしょう。

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▲「サロンカーなにわ」の特徴である展望席を後方から撮影。
サボには「サロンカーはやたま」と記載されています。

この「サロンカーはやたま」とは、「サロンカーなにわ」を利用した、下記の団体臨時列車の名称とのことです。
「サロンカーなにわ」で行く サロンカーはやたま 3日間 - 日本旅行

かつて、天王寺〜新宮の夜行普通列車「はやたま」を想起させる列車名の団体臨時列車ですが、当時の「はやたま」同様、往路は夜行での運行となっていました。

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▲「サロンカーなにわ」電照サボ

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▲「サロンカーなにわ」側面


復路は明日(4月20日(日))に昼行で運行される予定となっています。
上記日本旅行サイトによれば、16時15分頃和歌山駅に到着する模様です。
その時間帯は、あいにく和歌山駅まで出向くことができませんので、今回の団体臨時列車での記録は、当ブログとしてはこの投稿のみとなります。



ここしばらく公私ともに体力的、精神的に忙しい日々が続いているので、ロクに情報を追いかけていなかったのですが、この「サロンカーはやたま」だけでなく、ここにきて「サロンカーなにわ」使用の団体臨時列車が多く設定されているようです。

また、先月には、京都鉄道博物館で、営業線と接続した引込線を活用して、「サロンカーなにわ」の展示が行われました。
(参考)
なにわともあれ京都鉄博へ 「サロンカーなにわ」特別展示(京都鉄道博物館):JR西日本

そんな状況から察するに、この「サロンカーなにわ」も引退の時期が近づいているのか?という邪推もあり得なくは無いのかな、とも思ったりしましたが、ともあれ、いつも利用する和歌山駅に停車中の「サロンカーなにわ」の様子を、偶然とはいえ撮影できたのは、貴重な記録として今後も活用していきたいと思っています。

「3・3・SUNフリーきっぷ」19年ぶりの再登場はデジタルきっぷで発売へ【南海・近鉄・名鉄】

かつて、近鉄・南海・名鉄の3社が共同で発売していた「3・3・SUNフリーきっぷ」。
大人1人5,000円でこれら3社の鉄道路線が3日間乗り放題という破格なきっぷで、鉄道ファンの人気を集めていました。

さらに、これら3社のグループであるバスや船舶等の路線も乗り放題な「ワイド3・3・SUNフリーきっぷ」に至っては、奈良交通バスの八木新宮線や南海フェリーにも乗車・乗船できて6,000円と、究極の破格度を有するきっぷとして、今なお語り継がれる商品でありました。

しかし、この「3・3・SUNフリーきっぷ」、2006年を最後に惜しまれながら発売終了となりました。
(参考)


それから19年、今回この「3・3・SUNフリーきっぷ」が復活することが発表されました。
−近鉄・南海・名鉄が連続3日間乗り放題 −「3・3・SUNフリーきっぷ」がデジタルきっぷになって19年ぶりに再登場 | 南海電鉄
― 近鉄・南海・名鉄が連続3 日間乗り放題 ― 「3・3・SUN フリーきっぷ」がデジタルきっぷになって19年ぶりに再登場 〜 連続2 日間利用の商品も発売 〜
―近鉄・南海・名鉄が連続3日間乗り放題―「3・3・SUNフリーきっぷ」がデジタルきっぷになって19年ぶりに再登場〜連続2日間利用の商品も発売〜

19年という時代の変化を反映して、今回の「3・3・SUNフリーきっぷ」はデジタルきっぷとして発売され、QRコードを改札にかざして利用するものとなっています。
そのため、各社のQRコード利用可能なエリア・駅での利用が限定されており、南海電鉄では汐見橋線・多奈川線・高野線:下古沢駅〜極楽橋駅で利用ができず、名鉄では、中部国際空港、名鉄名古屋、金山、東岡崎、神宮前、国府宮、名鉄一宮、新木曽川、笠松、名鉄岐阜、犬山、知多半田、西尾の計13駅でのみ、利用が可能となっています。

また価格も、連続3日間は8,200円、連続2日間は6,200円と、かつての「3・3・SUNフリーきっぷ」より割高になっています。

総じて、かつてよりもおトク度は減っている(逆に以前の方が破格すぎた)のですが、それでもかつてのおトクなきっぷの代名詞でもあった「3・3・SUNフリーきっぷ」が復活したのは、嬉しい限りですし、個人的にも使える機会があれば、是非利用してみたいな、と感じたニュースでありました。

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▲今回復活する「3・3・SUNフリーきっぷ」で訪問可能な各社の終端駅の様子をご紹介します。
(上)南海電気鉄道 関西空港駅
(中)近畿日本鉄道 賢島駅
(下)名古屋鉄道 中部国際空港駅
既に訪問したことのある方も、今回新たな「3・3・SUNフリーきっぷ」で訪問してみるのも面白いかも知れませんね。

今日の乗車記録(通勤)

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和泉鳥取(0740)-和歌山 普通 モハ224-5111
和歌山(2150)-和泉鳥取 紀州路快速 モハ223-2511

今日も忙しくて少し遅めの帰宅で和歌山駅にやってきたら、やたらと大きいエンジンの音がしたので!?!と思ってホームをみてみたら、「サロンカーなにわ」団体臨時列車が停車していました。

4月にツアーがあるのは知っていましたが、それがまさか今日だったとは、驚くほかありませんでした…

今日の乗車記録(通勤)


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和泉鳥取(0809)-和歌山 区間快速 モハ224-5111
和歌山(2150)-和泉鳥取 紀州路快速 モハ223-2509

今日は少し遅くまで仕事してました。
帰りのバスが遅れた影響で、和歌山駅で30分ほど待つこととなりました。

暇なので、やってきた283系オーシャンアローを撮影…
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