阪和線の沿線から

阪和線沿線に住まう管理人による、鉄道やバスなどのブログ。

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和泉鳥取(0740)-和歌山 普通 モハ224-5015
和歌山(2029)-和泉鳥取 紀州路快速 モハ224-5011

「鉄道insight」を読んでみました…「鉄道ジャーナル」の後継になれるかどうかはライター次第?

去る2025年6月号(4月発売)をもって休刊となった鉄道雑誌「鉄道ジャーナル」。

鉄道雑誌各誌の中でも、車両そのものよりも、その輸送にまつわるシステムを中心(ダイヤや営業政策、国や自治体の政策など)に焦点を充ててきたといえるこの雑誌は、他の鉄道各誌が車両を中心とした内容であるのに対し、その独自性が故に、かつては多くの読者を集めていました。

しかし、そういった分析情報が、今やネットニュースや個人の発信により一定程度流通してきたこともあってか、主要鉄道三誌(鉄道ジャーナルに加え、鉄道ファン、鉄道ピクトリアル)の中で、真っ先に休刊となってしまいました。

その後、こういった鉄道に関する社会的分析情報をまとめて発行する、という媒体が出てこないのか、と思っていたところ、「鉄道insight(インサイト)」という雑誌が発売された、ということを聞きましたので、購入してみました。

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▲「鉄道insight」と「運輸と経済」。
「運輸と経済」は、一般社団法人交通経済研究所が発行する、月刊の交通経済・経営の専門誌で、1947年の創刊から、交通研究の発表の場として、多くの研究者・実務者が執筆してきました。
「鉄道ジャーナル」休刊に伴い、新たに連載の場を「運輸と経済」写した連載記事も4月号より始まっています。


執筆者は、鉄道ジャーナルでも記事が連載されていた佐藤信之氏が中心に、「鉄道ジャーナル」の読者が集まって始めた雑誌、とのことです。

実際にページをめくって見てみますと、デザインは著者によりまちまちである上に、所々で編集作業のミスであろう記事の重複箇所があったりと、「月刊誌」というより「毎月発行される同人誌」というノリが近いのかな、と感じました。

記事についても、それぞれ内容の濃淡があり、結局は「ライター次第」なのかな、と感じています。
結局今後このプロジェクト?が続くかどうかは、
・どれだけ編集作業に注力できるか?
・どれだけ良質なライターを見つけられるか?

になるのかな、と感じました。

前者は、上述のとおり、デザインや構成、そして校正に関するところで、「鉄道ジャーナル」の後継を目指す書誌であるのなら、こういったところにも本気を見せて欲しい、と感じています。
内容以前の問題で、失望してしまう読者も少なからずいるとすれば残念に思えてしまいます。

そして後者は、個人的に参考になる記事もある一方、北陸新幹線米原ルートが小浜ルートより早くなるという、個人的にはなかなか承服しがたい記事もあったりと、その内容の差は大きいものと感じています。
(参考)
「鉄道insight」創刊号を読む | 旅するマネージャーのブログ

結局、良質なライターにどれだけ協力してもらえるか否か、がこの「鉄道insight」の継続の鍵なのかな、と思った次第です。

創刊号となる6月号を元にご紹介しましたが、第2号となる7月号も発売されているようです。
鉄道insight 2025年7月号 1訂
加藤好啓
Independently published
2025-06-08




リアル店舗では、「書籍グランデ」「書籍ブックタワー」でしか発売しておらず、加えて価格も1,850円とのことなので、今回は購入しようかどうか、見極めたいと思います。
一方で、上述のとおり「運輸と経済」でも、かつて「鉄道ジャーナル」から移ってきた連載記事が始まったりしており、「鉄道ジャーナル」無きあと、何を読んでいこうか、とも感じつつある次第です。



【関連ブログ】
「鉄道insight」創刊号を読む | 旅するマネージャーのブログ
『鉄道insight』創刊~『鉄道ジャーナル』の後継誌に名乗り | 書斎の汽車・電車



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【近鉄】青い近鉄電車が誕生。大阪線・名古屋線・南大阪線等に新型一般車両を投入(2026年〜)

近畿日本鉄道(近鉄)では、既に2024年から新型一般車両「8A系」を奈良線、京都線等で運行していますが、今回、大阪線、名古屋線系統及び南大阪線系統で新型車両を投入することを発表しました。

2026年に大阪線・名古屋線・南大阪線などで新型一般車両がデビュー! |近畿日本鉄道

概要は以下のとおりです。
【各線区への導入予定年度・車両数等】
●大阪線、山田線、鳥羽線「1A系」:
カラー:
導入予定年度・車両数:
2025年度・・・4両編成×2本(計8両)

●名古屋線、山田線、鳥羽線「1A系」「1B系」:
カラー:
導入予定年度・車両数:
2025年度・・・「1A系」4両編成×3本(12両)
2026年度・・・「1B系」3両編成×3本(9両)

●南大阪線、吉野線、長野線、御所線「6A系」:
カラー:
導入予定年度・車両数:
2026年度・・・4両編成×3本(12両)
2027年度・・・4両編成×2本(8両)

【多目的トイレ】
バリアフリー対応のトイレを、「1A系」「6A系」に設置
また、8A系についても、2026年度以降導入編成から新設

【1A系イメージ】
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(上記発表資料(https://files.microcms-assets.io/assets/f76cb3f097104533921f6d6262a336ee/ed86364ee0d94d10ad3687f45f012d96/20260612rw.pdf)より引用)
詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



既に下記記事で奈良線に投入される「8A系」についてご紹介し、ここでも大阪線や名古屋線に投入されることをご紹介していました。
(参考)


今回、その続報というべき、大阪線、名古屋線、南大阪線の新型車両導入が発表されました。

車両形式は大阪線、名古屋線系統は「1A系」「1B系」、南大阪線系統は「6A系」となっています。

この「8A」という付番は、どのような規則性に基づくものか、明らかになってはいませんでしたが、今回の導入系式をみますと、それぞれの線区系統で使用されている一般形車両の一ケタ目を継承しているものと考えられます。
例えば南大阪線系統の一般車両は、現在では全て6000番台の系式となっていますが、これがそのまま「6A系」にも引き継がれています。

そんな規則性が明らかになった今回の導入発表ですが、多くの方が驚いたのが車体カラーでありましょうか。
上記発表によると、1A系及び1B系が、何と「青色」ベースのカラーに変更されることとなりました。

長年、近鉄の一般車両は線区に関係なく「赤色」の車両でお馴染みでしたが、それがまさかの「青」となるとは、予想外も甚だしい、といいましょうか。

ここにきて、なぜ新たに青色を導入するのかの理由についてですが、下記朝日新聞の記事によりますと、「伊勢志摩につながる路線であり、当社のコーポレートカラーが青色ということで総合的に判断した。伝統を守りながら進化をしていくというのを表現したい」との近鉄社員の説明があり、また、「名古屋線系統では今後、既存の車両も1A系と同様の塗装に順次変更する」とも報じられています。
(参考)
近鉄の一般車両に初の青い塗装 名古屋線などに1A系、来年1月登場:朝日新聞

今までとは大きく異なる「青色」の近鉄電車、しかも新型車両だけでなく既存車両も塗色変更されるということですので、見慣れないうちはファンのみならず一般利用者も驚きをもって眺めることになるのかな、と感じたニュースでありました。

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和泉鳥取(0740)-和歌山 普通 モハ224-5027
和歌山(2029)-和泉鳥取 紀州路快速 サハ223-107

今日の乗車記録(通勤)


20250612_073540



和泉鳥取(0740)-和歌山 普通 サハ223-15
和歌山(2230)-和泉鳥取 普通 クモハ224-5111

今朝和泉鳥取駅から乗車しようとしたら、改札口がQRコード対応の改札機に交換されていました。
これまでQRコードは、自動改札機に貼り付けられたQRコードを読みとる方式でしたが、当駅でも改札口で読みとる方式に変更となりました。

…まだ、JR西日本でQRコード対応のきっぷは使ったことがないのですが、いずれおトクなきっぷがラインナップされれば、使う機会も出てくるのかな、と思います。

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和泉鳥取(0809)-和歌山 区間快速 モハ224-5120
和歌山(2230)-和泉鳥取 普通 クモハ224-5107

【JR東日本】E657系を使用した新たな「夜行特急列車」導入(2027年春)

JR東日本では、E657系特急型車両を改造した、新たな夜行特急列車を、2027年春に導入することを発表しました。

新たな夜行特急列車を導入します〜運行を通じて地域の皆さまと新たな観光需要を創出します〜|JR東日本

概要は以下のとおりです。

【運行開始予定】
2027年春

【運行エリア】
首都圏エリア〜北東北エリアなどを予定
(時期によって運行エリアの変更あり)

【車両】
E657系特急型車両10両1編成を改造

【座席・定員】
全席グリーン車指定席(個室)定員120名程度
(※)個室定員は1〜4名を予定

【列車デザイン】
●イメージ
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●エクステリアデザイン
車両全体を2色の青が包み込むように、1号車側と10 号車側に異なるカラーリングを実施。
1号車側には、夜行列車(ブルートレイン)の記憶を受け継ぐ明るい青「メモリアルブルー」を、10号車側には、真夜中から夜明けへと向かう時の流れを象徴する濃紺「ミッドナイトホライズン」を配置。
2色の青とそれらをつなぐ白いラインによって夜明け前の一瞬の輝き「ブルーモーメント」を描き出し、かつての夜行列車の旅の楽しさを受け継ぎながら、地域とともにその地域の新しい未来を切り拓いていくという意志を込めたもの。
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●インテリアデザイン
「シンプルでありながら上質な移動空間」をコンセプトに、プライベートスペースを確保するため全座席グリーン車指定席の個室タイプを設定。
また、一部座席はより快適にゆったり過ごせるプレミアムグリーン個室とする。
一人でのご利用に加え、二人以上でのご利用も想定した複数の部屋タイプとする予定。
その他、ラウンジスペースや販売スペースの設置なども予定

・プレミアムグリーン個室:
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・グリーン個室:
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・ラウンジ
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(画像はいずれも、上記発表資料(https://www.jreast.co.jp/press/2025/20250610_ho03.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



かつて全国津々浦々で運行されていた夜行列車ですが、新幹線の延伸や空港の新設・滑走路延長、夜行高速バスの台頭などにより廃止が続き、今では定期列車としては東京〜出雲市・高松の「サンライズ出雲」「サンライズ瀬戸」のみとなりました。

一方、定期列車ではないものの、夜行列車にも使用できる設備を用意し、臨時列車としながらも、一定のシーズンを夜行列車として走る列車としては、JR西日本の「WEST EXPRESS 銀河」がよく知られているところです。

「WEST EXPRESS 銀河」は、かつて「新快速」などで運行されていた117系電車6両編成を改造し、個室や寝台、座席車などを設置し、比較的リーズナブルな運賃・料金で長距離列車の旅を楽しむことを主眼に、2020年から運行されています。
主に山陽、山陰、紀南コースを中心に、スポット的に他の線区でも運行されているのは、このブログでもご紹介しているとおりです。

「WEST EXPRESS 銀河」の特徴の一つとしては、上述のとおり117系電車を改造したものであるため、同車両が乗り入れ可能な線区、即ちJR西日本の直流電化区間(※)であれば走行可能であることから、近畿圏と地方を結ぶコースとして、様々な運行ルートを設定可能であることが挙げられます。
様々なルートが設定できることから、リピーターを獲得しやすく、列車の人気をより高めることができるといえます。
(※)JR四国の電化区間でにも乗り入れの実績あり

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▲和歌山駅に停車中の「WEST EXPRESS 銀河」紀南コース。
「紀南コース」の新宮発は昼行ですが、京都発は夜行となっており、かつての夜行列車「はやたま」を彷彿させる列車が、今の時代に合わせた設備で楽しむことができます。


そんな「WEST EXPRESS 銀河」が人気を博している一方、JR西日本よりも広い営業エリアを有するJR東日本でも、このような長距離夜行列車が運行されることを心待ちにしていたファンも多かったのではないか、と思います。
近年、JR東日本管内では、かつての夜行急行を彷彿とさせる特急「アルプス」を臨時列車として運行していたりなど、ニーズに応じて夜行列車を走らせてきた模様ではありました。

今回は、それを発展させ、専用編成を用意した夜行列車を導入し、都市圏と地方を結ぶルートを設定し、列車に乗ることを楽しむ旅行を提案する、というもので、まさにJR東日本版「銀河」といえる列車の誕生、といえるでしょう。

この「新たな夜行特急列車」ですが、まず注目すべき点として、「E657系の改造」という点でしょうか。
上述の「WEST EXPRESS 銀河」は、既に定期運用の終了が見込まれていた117系を改造したものでありました。
一方で、今回のJR東日本の夜行特急列車は、現在も「ひたち」「ときわ」で運用されているE657系を転用するというものであります。
通常、このような観光列車は、上述の「WEST EXPRESS 銀河」117系のように、定期列車での運用が終了した(あるいは見込まれる)車両を充当することにより、投資リスクを抑える、というのが常套手段であるように思えます。
そういう意味では、未だ「ひたち」「ときわ」で稼働してるE657系を充当するということが、相当の決断の上であった、ということが分かりそうです。
(通常なら、恐らくE653系が改造対象となっていたかと思います。)

また、座席が全て個室、というのも特徴で、これはJR西日本「WEST EXPRESS 銀河」には無い特徴で、「銀河」よりも価格帯は高めに設定し、ターゲットもそれ相応の客を狙っている、といえるでしょう。

編成も、10両編成となっていますが、逆に言えば、10両編成であるが故に、完全個室が実現した、ともいえるでしょう。
「完全個室」といえば、先頃引退が発表された「カシオペア」がデビュー当時有名でしたが、この「夜行特急列車」は、その「カシオペア」のコンセプトを一面で引き継いだ列車、といえるかも知れません。


運行エリアは、首都圏〜北東北等となっていますが、E657系が充当されることを考えると、首都圏から上越、羽越、奥羽本線経由で青森へ、あるいは、首都圏から東北本線または常磐線経由で盛岡へ、といったところが想定されるでしょう。

一方で、それ以外の運行エリアも可能性としてはありそうですので、デビュー後の運用が楽しみ、といえるでしょう。

かつて全国は勿論、現在のJR東日本エリアでも、多くの列車が走っていた「ブルートレイン」。
その塗色を現在に蘇らせた、この新しい夜行特急列車。
東北地方をはじめとした各地で、夜行列車の旅行を楽しむ乗客の姿が見られることを楽しみにしつつ、今後の続報に期待したいな、と感じたニュースでした。




【関連ブログ】
【速報】JR東日本、E657系を夜行特急に改造!2027年デビュー | 鉄道プレス
JR東 夜行特急列車を導入へ! E657系を改造 | 旅するマネージャーのブログ
E657系が夜行特急専用車両に: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」



鉄道コム関連記事】
常磐線特急が「豪華夜行列車」に変身! JR東、2027年春に「全車グリーン車個室」の夜行列車を投入 - 鉄道コム

今日の乗車記録


和泉鳥取(0816)-和泉砂川 紀州路快速 モハ224-5004
砂川駅前(0828)-岩出駅前 和歌山バス那賀

岩出(1116)-和歌山 普通

和歌山(2016)-和泉鳥取 紀州路快速モハ224-5002

【南海電鉄】運休中の特急「サザン」2往復を運転再開(2025.6.11〜)全車両自由席特急は前日で運行終了に

南海電鉄では、5月17日(土)より運休していた特急「サザン」2往復について、6月11日(水)より運転を再開することを発表しました。

特急サザン座席指定車両の修理完了について(お知らせ)|南海電鉄

詳細は、上記発表資料をご覧ください。



このブログでもご紹介したように、去る5月17日より、特急「サザン」指定席車両の電源装置に不具合が生じたことから、日中の2往復の特急「サザン」を運休し、同時刻の「自由席特急」を運行してきました。

今回、修理が完了したことから、これら運休していた特急「サザン」を運転再開することとしました。
これに伴い、特急「サザン」と同時刻で運転されていた「自由席特急」は、明日の6月10日(火)をもって運転終了となりました。

今や定期列車では見られず、非常時のみに見られた「自由席特急」が、南海線では久々に見られたことから、ファンの注目を集めた運行でしたが、その代替運行も、一ヶ月弱で見納めとなりました。

私自身、この「自由席特急」は、自身の都合もあって、結局記録ができたのは二回だけとなってしまいました。
(参考)


いずれも7100系の6両編成でしたが、SNS上の情報では、8300系や1000系、そして3000系の充当もあった模様です。
ともあれ、イレギュラーでないと運行のないこの「自由席特急」、次見られる機会はいつなのか、というのを楽しみに待つ、というのはいささか不謹慎でもありますので、そんな場面に遭遇すれば、支障のない範囲で記録に残しておきたいと思います。
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▲尾崎〜樽井間で撮影した7100系による全車両自由席特急(2025.5.31)
上述のブログ記事と合わせて、結局この期間中に「全車両自由席特急」が撮影できたのは二回だけでした。

下記X(Twitter)投稿によりますと、7100系以外にも3000系も充当されていたりと、割と様々な車両が充当されたようですね。
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