阪和線の沿線から

阪和線沿線に住まう管理人による、鉄道やバスなどのブログ。

わかやま電鉄、1年目の「成績表」

昨年4月に南海から運営を引き継いだ「わかやま電鉄 貴志川線」が走り始めて丸1年。
日経新聞のWebページにその「成績表」とも言うべき記事が掲載されていました。

和歌山電鉄貴志川線、初年度の利用者10.2%増(日経新聞Webページ)

記事の内容は次の通りです。
・平成18年度の利用客数は211万9000人で前年度に比べ10.2%増加。
・総収入は3億3400万円で総支出は4億9380万円で、地元自治体からの補助金(8200万円)を繰り入れると収支は7780万円の赤字。
・繰り入れ前の赤字額1億5980万円の赤字のうち、開業費用の償却が7700万円。

何はともあれ、利用客が増加したのは良いニュース。沿線にさしたる観光資源が無い中、「いちご電車」をメインとした沿線住民以外へのPR効果が結構あったのでは、とも思います。
あと、収支決算は赤字であるとはいえ、赤字額の半分は開業費用の償却で、運営上での赤字は約8000万円であると考えられます。
10年間は補助金が出るとはいえ、より一層のコスト削減も大事でしょうし、沿線住民が日常の足として貴志川線を継続的に利用していく事も大事でしょう。

以前も書いたかも知れませんが、存続が決まってからの方が実は大事で、補助金の支出が決まっている10年間の間に、経営が軌道に乗せる事が出来るのか、またその経営安定化に沿線住民(自治体だけでなく、現に住んでいる住民)がどれだけ協力できるのか、がキーポイントだと思っています。

まあ、そういう機運を外野から盛り上げていくのが我々鉄道ファン、なのかも知れませんが・・・

今日の乗車記録(通勤)

今日は訳あって鳥取ノ荘から南海線で出勤しました。
この時間に和歌山市方面へ向かうのは初めてですが、座席が7割方埋まるくらいで、直前に急行が有る割にはそこそこ利用されている印象でした。
帰りはいつも通り阪和線で帰宅です。

鳥取ノ荘(0811)〜和歌山 普通 7179
和歌山(1956)〜和泉鳥取 普通 クハ103-120

今日の乗車記録(通勤)

2ceaa66c.jpg223系2500番台の新車5両編成が停車していたので、写真に記録してみました。
和歌山18時35分発の紀州路快速となって出発するようです。

和泉鳥取(0812)〜和歌山 普通 クハ103-167
和歌山(1830)〜和泉鳥取 普通 クハ103-530

北朝鮮の鉄道事情・・・

鉄道ファンの中には、趣味の地理的範囲を国内メインに留めている人、海外にも手を伸ばしている人、逆に国内には目もくれず海外のみをターゲットにしている人、色々いると思います。
かく言う私は、日本の鉄道との対比してみると面白い、という点で海外の鉄道にも興味があるのですが、如何せん家庭的な事情のためおいそれと海外に出向けないので、もうしばらく経って、余裕が出来ればその領域にもはまってみたいな、とも思っています。

そういう海外の鉄道の中でも、特に情報が入ってこない国の一つに北朝鮮があります。
「情報が入ってこない」というのは、もともと簡単に訪問出来る国ではない上に、時刻表や路線図等、鉄道趣味の基本的データさえも一般人が簡単に入手出来ず、鉄道そのものが軍事施設の意味合いもあるため映像や写真が簡単に流通していないから、と言うのがあります。
つまり、日頃利用されている鉄道の生の姿が分からないというもの。

そういう事もあり、この国の鉄道の実態は深いベールに包まれている状態、でしたが、それを何とかして一冊の本に仕上げてた強者の書籍がこちら。

Amazon.co.jp: 将軍様の鉄道 北朝鮮鉄道事情: 国分 隼人: 本

内容は北朝鮮の鉄道地図や写真集に始まり、金正日の特別専用列車の謎・北朝鮮の鉄道事情や旅行術・鉄道史や主要路線のガイドと、これまで情報が皆無であった同国の鉄道事情を可能な限り紹介しています。

そもそも写真を撮る事自体が厳しいこの国で、よくこれだけの情報を集める事が出来たなあ、というのが第一印象。
そして、読み進めて行くにつれ、この国の鉄道の現況が想像以上に惨憺たるものである事が見えてきます。
例えば・・・
・電化率が高いのにもかかわらず、電力不足のため、電化区間であるにもかかわらず蒸気機関車やディーゼル機関車が活躍。
・材料不足のために枕木やバラストが間引かれていて路盤の状態が悪いため、列車は超低速で走行。
・上記のような劣悪な状況のため、定時運転はままならず、ダイヤはあって無いようなものの状態。
・信号はほとんどで自動化されておらず、腕木式信号機が未だ現役。
・車両も疲弊していて、窓ガラスなしの車両や地下鉄の廃車両や貨車を転用した客車に乗客を乗せている列車もある。
等々・・・

またこの書籍にはDVDが付録としてついており、蒸気機関車や車窓、平壌市内の地下鉄や路面電車の貴重な映像が収録されていて、こちらを目当てでこの本を購入しても決して損ではないと思いました。

気が向いた時にエントリーする鉄道関連本のご紹介でした。

今日の乗車記録(通勤)

和泉鳥取(0803)〜和歌山 普通 クモハ103-13 約8分遅れ
和歌山(1830)〜和泉鳥取 普通 クハ103-200

今日の乗車記録(通勤)

和泉鳥取(0812)〜和歌山 普通 クモハ103-129
和歌山(2039)〜和泉鳥取 普通 クハ103-46

今日の乗車記録(通勤)

和泉鳥取(0812)〜和歌山 普通 クハ103-23
和歌山(1830)〜和泉鳥取 普通 クハ103-46

今日の乗車記録

和泉鳥取(1729)〜山中渓 普通 クハ103-842

ニノミヤ、遂に事業廃止へ

このブログでは、民事再生手続開始後、何度かニノミヤの話題をお送りしてきました。

2005年1月11日、民事再生手続開始
2005年4月13日、ニノミヤ阪南店閉鎖
2005年10月10日、再生計画によりリニューアルされたニノミヤ日本橋本店を訪問

さて、そのニノミヤですが、突如として事業を廃止するとの発表がなされました。

事業廃止のお知らせ(ニノミヤWebページ)

実は今月の4日に日本橋界隈でNゲージの31フィートコンテナを探した際、ニノミヤの模型店「ホビックス」にも立ち寄りました。
ホビックスは日本橋本店の4階あたりにあったと記憶していますが、その下のフロアに入っていたはずの家電店が無くなっていました。
何となく嫌な予感はしていましたが、こんなに早く的中するとは思ってみませんでした。

思えば、家電店が衰退し、その入れ替わりにホビー店が増えつつある日本橋に、何故か家電店を出すという、そもそもの再生計画のスタートが間違いだったのかな?という気もしますし、もっとそれに早く気づいて、家電を切り捨ててホビー部門の強化といった業態転換をすれば、こういう事態にはならなかったような気もします。まあ全ては結果論なんですが・・・

街や経済は生き物、とは良く言いますが、かつて私が幼少から中学・高校生の頃、電化製品を買い求めに日本橋に来た際、青いジョーシンと並んで赤いニノミヤの店舗が並んでいました。
その赤いニノミヤのサインが全て消え去って過去の記憶となってしまう事に、一抹の寂しさを感じたニュースでした。

今日の乗車記録(通勤含む)

和泉鳥取(0955)〜和歌山 普通 クモハ103-77
和歌山(1408)〜天王寺 快速 クハ221-13
天王寺(1512)〜新今宮 普通 クハ103-806
新今宮(1623)〜王寺 区間快速 
王寺(1647)〜畝傍 普通 クハ105-9
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