阪和線の沿線から

阪和線沿線に住まう管理人による、鉄道やバスなどのブログ。

Tポイント、ローソンでの加算は今年3月末まで

3月31日(土)でローソンのティーポイントサービスが終了します。(ティーポイントWebページ)

毎日弁当等の買い物でコツコツ貯めていたティーポイントですが、3月末をもって加算が終了するとのことです。
ティーポイントは、100円1ポイント+会計1回ごとに1ポイントが加算され、2ポイント=1マイルの割合で、ANAのマイルに交換する事が出来ます。
上記のローソンでは、支払いをクレジットカードで行う上にTポイントを加算すれば、結構な割合でマイルが貯まっていたので、最近のコンビニの買い物はもっぱらローソンを利用していましたが、それも3月末で終わりになりそうです。

とはいえ、ローソンでは近いうちに電子マネーEdyが利用出来るようですから、こちらも利用する毎にANAマイルが貯まるので、まだローソンの利用価値は全くなくなったというわけでもなさそうです。

富山ライトレール、4月から終日大人200円に

富山ライトレールの公式発表はありませんが、こういう記事がありました。

富山ライトレール、運賃半額割引制度を3月末で廃止(日経新聞Webページ)

富山ライトレールの運賃は普通運賃は大人200円ですが、昨年4月の開業時より、平日の昼間と土休日は期間限定割引運賃という事で、大人100円での乗車が出来ました。

この100円運賃の効果はかなり大きく、私が昨年7月に乗車した際、土曜日の夕方でしたが、特に沿線から富山駅方面への旅客流動がかなり存在していて、沿線住民が気楽に利用しているような印象を受けました。

平日の通勤・通学時間帯の運賃は今までと変わらないものの、特に土休日に利用している乗客にとっては実質負担増となってしまいますが、それを補うだけの魅力を利用客に対して示していって欲しいと思います。

富山ライトレールの一年目は、国内初という珍しさもあり、富山ライトレール自身が思っていた以上に好調でしたので、二年目以降の真価が本当に問われてくると思います。
また、富山ライトレールの二年目以降の実績により、国内の他の都市でも計画されているLRTにも良い意味でも悪い意味でも影響を与える事になるかと思います。
それだけに、富山ライトレールには、国内LRTのパイオニアとして頑張って欲しいと切に願ってします。

今日の乗車記録

和泉鳥取(1807)〜日根野 普通 クハ204-1004
日根野駅前(1839)〜泉佐野駅前 南海ウイングバス南部

JR西日本様、貴社は本気で「安全運行」を考えているのでしょうか?

去る2月1日、JR福知山線での脱線事故に関する航空・鉄道事故調査委員会(以下、事故調と略)の意見聴取会が開催され、JR西日本や事故の遺族・被害者・学識経験者等が意見を陳述しました。

<福知山線脱線>JR西、企業体質との関係否定 意見聴取会(毎日新聞)
JR西、日勤教育批判に反論=福知山線脱線で意見聴取会−事故調(時事通信)
福知山線脱線意見聴取会 JR西弁明 事故調指弾(読売新聞)

意見聴取会での内容が、事故調ホームページにアップされていないため、あくまでも新聞記事をベースにした内容での判断となる事をあらかじめ断っておきます。

さて、この意見聴取会でJR西日本が陳述した内容は、主に日勤教育の正当性(大阪高裁で不当ではない判決が出ているらしい)や、余裕のダイヤとの指摘に対する反論といったように、はっきり言って事故調に喧嘩を売るような内容に終始していたようです。

この意見聴取会は、ある意味、JR西日本が今後どのような安全対策を講じていくのかという姿勢を表明する場でもあったと私はとらえていたのですが、どうやら私の期待は100%裏切られた気持ちです。

確かに事故調の報告書が今後の刑事事件での大きな証拠にもなる事から、自社に不利な陳述は行いたくないのは理解出来ないわけではありません。
だからといって、事故調の報告書案に対する言い訳(いや口答え?)に終始したこのJR西日本の答弁は、今後の自社の安全運行に対する姿勢は事故前と全く変わっていない事、いや変えるつもりは毛頭ないことを言い切ったものであるとも言えます。

こんな答弁ですので、事故調の委員も猛烈に怒っていたようです。詳細は上記新聞記事を読んで頂きたいのですが、ここまで事故調と対立して、果たしてJR西日本にメリットがあるのか、私には最後まで理解出来ませんでした。

JR西日本のホームページのトップには同社の安全性向上計画とその進捗状況へのリンクが貼られていますが、この計画そのものの信憑性、やる気自体を疑わざるを得ない、そういう状況ではないかと思います。

更に言えば、企業の体質に問題がない(=企業の体質を変える必要がない)と言い切ったJR西日本は、福知山線のような多数の犠牲者を出す事故を再び起こすのではなかろうか、と思わざるを得ません。

私はこの事故の直後のエントリーでは、原因の究明とか改善策を提示することなく、ただひたすらJR西日本の批判ばかり行っているマスコミを批判していました。
今般、原因の究明の場で、安全運行のために企業の体質を変えようとしないことを表明しなかったJR西日本に対し、今度は逆に、もっとマスコミはこの姿勢を批判するべきだと思うのですが、どんなものでしょうか。

ともかく、春には調査報告が出されるので、それを元に、JR西日本はやはり態度を変えないのか、それとももっと辛辣な調査報告となってしまい、それに屈して結局は安全運行第一の企業体質を目指さざるを得ないのか、あまり追いかけたくない話題ですが、もう少し追跡したいと思います。

島原鉄道、島原外港・加津佐間廃止へ

私の本籍地であり、私の両親の出身地でもある長崎県南島原市(旧・南高来郡北有馬町)を走る島原鉄道の島原外港・加津佐間が来年度末に廃止するとの発表がありました。

島原鉄道線一部区間(島原外港〜加津佐)の廃止について(島原鉄道プレスリリース)
島原鉄道:島原外港−加津佐を廃止 バス増便で対応 /長崎(毎日新聞Webページ)
外港〜加津佐 廃止(朝日新聞Webページ)
島原鉄道の一部廃止へ ほぼ南半分、乗客減少で(ニュース:イザ)

上記新聞記事によると、以下の点も補足されているようです。
・島原〜深江〜島原で運転しているトロッコ列車も廃止(まあ路線がなくなるので当然ですが)
・沿線市町には3年前から打診をしていたが、反応が鈍かった。今年4月の合併により、体制が整うのを待って決定した。
・廃止後の代替輸送はバスの増便で対応。廃線跡は関係機関と協議して決定する。
・廃止区間の大半を占める南島原市では、影響をもろに受ける事により、対策本部を立ち上げて県にも指導を仰いで対応を決めると、市長は表明。

まず、一言。「来るべきものが来てしまった。」

両親の郷が今回の廃止予定区間にあるので、たまに帰省することもあり、薄々ながら沿線の状況も体感してはいましたが、人口減少が止まらず、また島鉄の主な利用客である高校生の数も減少している事から、廃止の噂は以前からあり、現に島鉄自身も南線廃止のケーススタディを行うようなことを表明していた事から、地域行政や住民も交えた利用促進活動が盛り上がっていかないと、島鉄自体の厳しい経営状態もあり、近いうちに廃止もあり得るのかもな、と思っていました。

また、今年4月1日に、沿線の市町が合併により大幅に整理され(※)、沿線行政機関への協議の相手方が大幅に減ったのも、あえてこの時期に廃止が発表される要因になったと言えるでしょう。
(※)今年4月1日に、次のように合併
南高来郡深江町・布津町・有家町・西有家町・北有馬町・南有馬町・口之津町・加津佐町・・・合併して南島原市となり、結果、廃止沿線の自治体は島原市と南島原市の二市のみとなった。

ともかく、いずれも結果論であり、島原外港以南の廃止はほぼ確実であろうと考えられます。

上で記したとおり、両親の郷を走っている路線であることから、自分が幼少の頃から帰省の度にお世話になったこともあり、沿線住民であり幼少の頃から見慣れた南海電鉄・泉北高速に加えて、私にとってのもう一つの鉄道趣味の原点がこの島鉄にありました。

南島原から単行となった気動車に乗車し、右手に雲仙岳を眺めていると、左手に天草諸島が見えてくる。
綺麗な海岸線(数年前、ポカリスエットのCMにも使用された)をのんびり走り続けて諫早から約2時間で北有馬着。特に前夜大阪を「あかつき」で発った場合、半日以上列車に揺られ続けて到着した父母の帰省先が何とも遠いという印象と同時に、ここまで列車で来る事ができるんだなあ、という感動を毎度感じることができました。

しかし、もう来年4月からはそういう感動も味わう事が出来ない。
自分の大切な物の一つが失われていくような気持ちです。

とはいえ、現実を直視しなければならないのも事実。機会があれば、名残乗車で混雑し、日常の風景が失われないうちに乗車したい、いや、乗車しなければならないと思っています。

近鉄・奈良交通他PiTaPa導入へ

今年春には近鉄でもPiTaPaを利用出来る予定になっていましたが、それ以降の発表がなかなか無かったので、忘れそうになっていたところ、本日発表がありました。

PiTaPa交通ご利用エリアを4月1日に拡大します!(スルッとKANSAIプレスリリース)
平成19年4月1日から、近鉄主要路線でIC カードの利用が可能になります(近畿日本鉄道プレスリリース)
PiTaPa(スルッとKANSAI IC決済サービス)の利用開始について 〜平成19年4月1日(日)より〜(奈良交通プレスリリース)

まず特筆すべき点は、近鉄の導入エリアの広さとPiTaPa決済運賃割引でしょうか。

まず近鉄の導入エリアは、近鉄線のうち、伊賀線・養老線・内部線・八王子線・鋼索線を除く全線で利用可能となっています。(ただし志摩線については特急停車駅と中之郷駅のみで対応)
上記プレスリリース内の利用可能路線図をみれば分かるとおり、東は名古屋、南は鳥羽から京都・吉野・奈良・大阪に至る広範囲で利用出来るようになっています。
大阪線・名古屋線等の本線系統だけでなく、湯の山線・鈴鹿線、はたまた奈良県内で磁気カード系が利用出来なかった田原本線でも利用出来るようになっているのには、ただ感動の一言です。

すなわち、JRグループよりも先に名阪間のICカード利用が可能になったわけです。
勿論、PiTaPa利用可能ということは即ちICOCAでも利用可能(運賃割引は適用されませんが)というわけです。

もう一つの注目点は、PiTaPa決済での運賃割引の内容です。

恒常的に実施する運賃割引は、利用額割引(利用額に応じて割引額が生じる)のパターンですが、期間限定(平成19年4月中)ではありますが、近鉄難波〜鶴橋・名古屋〜伊勢市以南のICカード利用可能駅間をPiTaPaで利用すると、普通運賃が何と50%割引、という何とも太っ腹な割引です。

ここのところ伊勢志摩の観光輸送に再び力を入れ始めた近鉄にとっては、この機会にPiTaPaで伊勢志摩に来てもらった上で、近鉄でもPiTaPaが使える事を利用者に体感してもらうための目的を持った割引施策でしょうが、ゴールデンウィークにも重なる事から、連休の予定に近鉄で伊勢志摩へいかれる際には是非検討してみてはいかがでしょうか。

まあ何というか、これまでのPiTaPa導入の社局にはないくらいの、お腹いっぱいの内容ですが、それに加えて、奈良県内の近鉄沿線を中心に路線網を張り巡らせている奈良交通とグループ会社のエヌシーバスでも4月1日からPiTaPaが使えるようになります。

奈良交通で特筆すべき点は、すでに奈良交通独自のICカード「CI-CA」(シーカ)が全路線で利用出来ることにより、今回のPiTaPaもこれに則り全路線(関空発着リムジンや夜行バス等一部は除く)で利用できること。

「全路線」というわけですから、大台ヶ原や、十津川へ向かう路線や、はたまた大和八木発十津川経由新宮行き特急バス(全所要時間が6時間程度かかると思います)でも普通に利用が出来るようになると言うわけです。

PiTaPa・ICOCAの使えるエリアがとてつもなく拡大した事に「呆然」と「感動」という感想を感じてしまった、今回のプレス発表でした。

ドラマ「華麗なる一族」に出てきた新幹線0系

TBS系列のドラマ「華麗なる一族」が人気だそうです。
私はもともとドラマは見ない人なんですが、山崎豊子原作の著書を読んだ関係上、とりあえずビデオにとって流しでみてみました。
さて、21日放送分の第2話で、キムタク演ずる万俵鉄平が新幹線で帰神するシーンがありましたが、この車内のシーンで使用されている座席が、何と新幹線開業時の転換クロスシート使用でした。どんなシートかというのはWikipediaの当該事項をご覧下さい。

新幹線0系電車(Wikipedia)

ドラマの時代設定が昭和40年代ということで、時代設定に違わず車内の設備も再現した、ということですが、果たして転換クロスシートの0系車両は現存しているのかな?とおもって、最後のクレジットをみていると、
「撮影協力 ・・・・ 交通科学博物館 JR西日本ロケーションサービス ・・・・」
という文字を発見しました。

そう、この撮影は、交通科学博物館(大阪市港区、JR環状線弁天町駅下車)に保存展示されている新幹線0系の初期型車両を使用して撮影されているわけです。
(JR西日本ロケーションサービスが入っているのは、交通科学博物館の所有がJR西日本である関係だと思われます)

現在の車両ではリクライニングが当然の座席なわけですが、敢えて交通科学博物館まで出向いて昭和40年代の展示車両を使用して撮影したあたりに、このドラマの本気度を垣間見ることが出来ました。

ちなみに、万俵鉄平は阪神特殊鋼の専務なのに、何で一等車でなく二等車での出張なん?という突っ込みはなしということで。
(実際展示車両には一等車もあるみたいなので、撮影できないことはないのでしょうけど・・・)

このような、ドラマであっても時代や状況を忠実に再現した車両等を使用して撮影した作品はきっと良い出来だ、と単純に判断するのは私が鉄道ファンであるが故でしょうか・・・

イオンSuicaカード誕生

とある雑誌のクレジットカード特集を読む機会がありました。Suicaと提携しているクレジットカードが結構多い事に驚かされましたが、そんな提携クレジットカードがまた一つ増える事になりました。

「イオンSuicaカード」の募集・発行を開始(JR東日本プレスリリース)

ほんでもって、関東地区のイオングループの店舗でSuicaが利用出来るようになるとのことです。

イオンの店舗で「Suica」とケータイクレジット「iD」の取り扱いを開始(JR東日本プレスリリース)

ここで導入されるのは、複数の電子決済に対応するカードリーダーということで、これまで複数の企画が乱立している電子決済も、こういう端末が増えて利用できる場所が増えればいいなと思います。

Suicaの他業種との連携は、鉄道系電子決済の中では突出していますが、他の陣営も地域性も生かしつつ、利用出来る店舗を増やしていって欲しいと思います。
PiTaPa陣営は、実は地味に店舗が増えては来ているようですが、利用頻度の面ではまだまだですし、ICOCAに至ってはまだJR駅ナカにとどまっている状態ですので、本業の鉄道事業の収益に寄与することもありますので、こちらの展開も頑張って欲しいなと思います。

阿蘇のSL、肥薩線で復活へ

台車のゆがみや車両の老朽化により一昨年の8月で運行を休止した「SLあそBOY」ですが、何と肥薩線で復活する事が発表されました。

SLの復活について(JR九州プレスリリース)

上記プレスリリースによると、台車の新製・ボイラーの修復をした上で、平成21年夏の運行再開を目指すというもの。
また、運行路線は熊本〜人吉の鹿児島・肥薩線を予定しているというもの。
以前「あそBOY」が走っていた豊肥本線には、既に観光列車「あそ1962」が走っている事から、現在熊本地区で観光列車が走っておらず、SLの運行実績もある肥薩線が候補に挙がったものと思われます。

このSLが運行開始することでこの記事の内容も併せて、熊本〜(SL列車)〜人吉〜(いさぶろう・しんぺい)〜吉松〜(はやとの風)〜鹿児島中央〜(観光特急)〜指宿という何ともすばらしい鉄道観光ルートが完成することになりそうです。

九州新幹線全面開業により、関西・中国地方からの観光客の入れ込みが増えると思われますが、このようにJR九州の観光列車が充実する事で、この地域の観光地としての魅力が大いに増すのは良い事だと思います。

SLの復活には、まだまだ困難がつきまとうと思いますが、JR九州の皆様には頑張って欲しいと思います。

今日の乗車記録その2

続いて、近鉄けいはんな線に乗車します。
少しはメリハリのあるルート、ということで、高の原駅から奈良交通バスに乗車しました。
高の原駅からのバス系統を全く理解していないため、すぐ来た学研奈良登美ヶ丘経由のバスに乗車しますが、案外時間がかかり、学研奈良登美ヶ丘駅に着いたときはかなり日が暮れていました。

とはいえけいはんな線はほとんどがトンネルのため、さして悔しい気持ちはなく、あっけなく生駒まで乗車してけいはんな線全線完乗。
引き続き第三軌条でありながら、結構なスピードで飛ばす、けいはんな線で大阪市内に向かい、本日の乗りつぶしの整理を終わります。

これで近畿二府四県で未乗なのは、大阪モノレール彩都線(全線)・京都市営地下鉄東西線(醍醐〜六地蔵)・近鉄吉野線(吉野口〜吉野)を残すのみとなりました。
このうち、大阪モノレールと京都市営地下鉄は、延伸の予定があるので、延伸区間もまとめて乗りつぶすこととし、残る近鉄吉野線も、早いうちに行ければいいなと考えています。

出町柳(1617)〜丹波橋 特急 8752
丹波橋(1640)〜高の原 急行 5604
高の原〜学研奈良登美ヶ丘 奈良交通
学研奈良登美ヶ丘(1741)〜森之宮 7503
森之宮〜天王寺 クハ200-64
天王寺(1852)〜熊取 快速 モハ223-5
熊取(1931)〜和泉鳥取 普通 クハ103-220
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