阪和線の沿線から

阪和線沿線に住まう管理人による、鉄道やバスなどのブログ。

JR西日本中期経営計画2008-2012、発表

JR西日本の中期経営計画が発表されました。

JR西日本グループ中期経営計画2008-2012(JR西日本プレスリリース)

平成17年の福知山線脱線事故を契機とし、安全対策を第一に据える同社の新しい経営方針が、経営計画として発表されたもので、特に安全対策への費用は4年間で、前回の中期経営計画に比べ、700億円増の4300億円(約20%増)としています。
勿論、阪和線沿線に在住し、日常の足として使用している私として、この経営計画を下に、どんな施策が実行に移され、それが利用者に対するどのような形で目に見えてくるのか、逐次フォローしていきたいと思います。

ところで、この中期経営計画では、JR西日本が多数の路線を抱えるローカル線について、次のような言及がされていました。

・新幹線や在来線特急群をあわせた観光需要の喚起
・ローカル線の設備、システムのダウンサイジング
・環境性能、エネルギー効率に優れた車両の導入
・地域にとって最適な形の輸送サービスの提供(バス、DMV等への輸送モードの転換)


気になるのは2点目と4点目。
JR西日本のローカル線は、これまでにもかなりダウンサイジングされている面が見て取れます。
例えば月1回の日中の運休や、15kmや25km制限、交換設備の撤去等、できる事は既に行っている印象があるのですが、これ以上、どうダウンサイジングするのか、またそれが利用者にどのような影響が出てくるのか、ちょっと気がかりです。

さらに4点目は、現在の鉄道路線から何らかの形で撤退することも示唆しているものと考えられます。
これまで、そういう形でJR西日本が撤退した路線は無いわけではなく、可部線の可部以北(2003年にバス転換)、富山港線(2006年に富山ライトレールへ移管)という前例があるだけに、次なる転換路線をどこに考えているのか、かなり気になります。
新幹線や在来線特急と合わせた需要喚起を第一に置いている事から、逆に考えるとこれらの新幹線・特急路線網に接続せず、地域輸送の機能を果たせていない程度しか本数が確保されていない路線が対象になるのか、という気もしますが、どんなものでしょうか・・・

ともあれ、福知山線事故の影響から、とかくJR西日本の安全確保へのスタンスが注目されやすい今回の中期経営計画ですが、同社のローカル線に対するスタンスを見ていく上で、見逃してはならないな、と思ったりもした計画でした。

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グリーンピース窃盗団?

「グリーンピース窃盗団」と言っても、スーパーに売っているエンドウ豆をごっそり持ち帰る万引き集団とか、そういうことではありません。
ともあれ、こちらのニュース記事をご覧下さい。

乗組員が調査捕鯨のクジラ肉を横流し?水産庁が調査へ(gooニュース、元記事:読売新聞)

もともとは、調査捕鯨で捕獲された鯨の一部を乗組員が横流しして不正に持ち出していたというものです。
勿論、不正な持ち出しは、業務上横領になるわけでして、それはそれで厳しく罰せられるべきだとは、思います。

それ以上に問題なのは、この疑惑を追跡したグリーンピースの調査方法。こちらの引用をご覧下さい。

星川事務局長らは、先月に日本に戻った調査母船「日新丸」の乗組員12人が、クジラ肉を入れた段ボール箱計47箱を自宅などに宅配便で送っていたと指摘。メンバーが先月15日に都内の宅配便の配送所に立ち入り、伝票を目撃したため、翌16日に青森市内の宅配便の施設から無断で1箱を持ち出し、中から23・5キロのクジラ肉を見つけたことを明らかにした。同席した弁護士は「横領を告発するための行為で違法性はない」と主張している


あの・・・「違法性のない根拠」とは、一体何?
グリーンピースの行っている事は窃盗罪では?
しかも、何故そのことにマスコミは突っ込まない?
そして、こんな甘い管理体制の宅配便業者はどこなの?

鯨問題について素人の私でも、これだけの疑問が浮かんできます。
鯨問題でこれまでに取り上げられたグリーンピースの姿勢も、必ずしも誉められたものではないと思いますが、今回は完全に犯罪を犯しています。
グリーンピースだからと言って、何をしても良いわけでは無いのは当然です。
グリーンピースだからといって、法律を破って良いわけではありません。
業務上横領とは別に、グリーンピースの窃盗罪も、法治国家らしく厳しく罰せられる事を望みます。

ところで、この宅配便業者、次の記事によると、どうやら西濃運輸らしいです。

宅配荷物紛失で被害届=環境団体持ち出しの鯨肉か−西濃運輸(gooニュース、元記事:時事通信)

西濃運輸は、警察に対して宅配便の荷物が紛失したとして、被害届を出したようです。
顧客の荷物(その荷物がどういう荷物であったとしても)が簡単に紛失されるようでは、運送会社としての看板が泣いています。
特に、西濃運輸はトラック輸送だけでなく、鉄道貨物輸送でも私有コンテナを多数見かけます。そういう会社の荷物が、このような管理体制なら、鉄道貨物輸送全体の信頼を失う事になりかねませんので、西濃運輸にはグリーンピースに対し厳正に対処して欲しいと思います。

今日の乗車記録(通勤)

和泉鳥取(0814)〜和歌山 普通 モハ204-1001(74A)
和歌山(1900)〜和泉鳥取 普通 クハ103-591(A50)

島原鉄道南線、廃止後の踏切は・・・

長崎県の島原半島を走る島原鉄道。
今年3月末までは、島原半島を「半周」する鉄道でしたが、ご存知の通り島原外港〜加津佐間が3月末をもって廃止となった事から、現在は島原半島を「4分の1周」する鉄道となってしまいました。

私自身は、南線最後の訪問記(その1その2その3)でご紹介したとおり、廃止前の南線に一度乗車してきました。
過去のエントリーでもご紹介しているとおり、私の親戚がこの沿線に住んでいることもあることもあり、幼少の頃からお世話になってきた路線が廃止された事に寂しい気持ちをぬぐい去る事は、廃止からまもなく2ヶ月経とうとしていますが、まだできないのが正直な気持ちです。

さて、そんな気持ちを持ちながら、久しぶりに南島原市役所のWebページを覗いてみると、こんなページに出くわしました。
島原鉄道南線廃止に伴う踏切の通行方法について(南島原市役所Webページ)

実は、鉄道路線が廃止されたからと言って、自動的に「踏切」が消滅するわけではないようです。
しかも「踏切」が「踏切」である以上は、「一時停止」義務は免除されるわけではないとのことです。
決して列車が来ない踏切を、列車が来る前提の法令に基づき一時停止しなければならない・・・何だか滑稽でもあり、逆に虚しいとも思えた内容でした。

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今日の乗車記録(通勤)

和泉鳥取(0814)〜和歌山 普通 モハ204-1003(74A)
和歌山(1917)〜和泉鳥取 普通 クハ103-2(A25)

近鉄「湯の山特急」期間限定復活

近鉄四日市から湯の山温泉へ向かう近鉄湯の山線。

現在は普通列車のみの運転でしたが、数年前までは湯の山温泉・御在所山への観光アクセスとして特急列車が運転されていました。
しかし、利用客の減少から、平成16年3月をもって運転は終了となりました。

ところが、この度、この湯の山線特急が期間限定の臨時列車ながら、復活する事となりました。
「近鉄名古屋〜湯の山温泉」直通臨時特急列車を復活運転いたします(近鉄プレスリリース)

運転されるのは7月下旬〜8月中旬の土日祝日に、近鉄名古屋〜湯の山温泉間を一日一往復運転されます。
下りの四日市〜湯の山温泉間では乗車記念証を配布しますが、この記念証の提示によりロープウエイの割引や湯の山温泉の日帰り入浴が可能という、面白い企画もありますので、観光がてら、近鉄の支線系統で唯一運転されていた湯の山線の特急列車に揺られながら御在所山に避暑へ行かれるのもいいでしょう。

ところで、私自身は湯の山線に始めて乗車したのが1年ほど前(こちらの乗車記路となります)ということもあり、この湯の山特急には定期運転の間には乗れずじまいでした。
最盛期には、近鉄名古屋発着・近鉄難波発着がそれぞれ一日一往復設定されていて、そのうち近鉄難波発着は、近鉄難波〜白子間を名阪乙特急に併結されて運転されているという、ユニークな運行形態でした。
今回は、近鉄名古屋発着のみの運転ですので、白子での分割・併合は見られませんが、それでも近鉄四日市でのスイッチバック運転は再現される事から、こちらも見ものかなとも思ったりしました。

ところで、この臨時湯の山特急、近鉄特急インターネット予約に対応するのでしょうか・・・
そんな本筋でない事も同時に気になった、本日のニュースでした。

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和泉鳥取(0814)〜和歌山 普通 モハ204-1002(74A)
和歌山(1900)〜和泉鳥取 普通 クハ103-120(A53)

今、そこにある危機

「何が危機やねん?」と気になる方はいらっしゃると思いますので、まずはこちらの記事をご覧下さい。

高齢者ドライバー問題は「今、そこにある危機」(Business Media誠)

「危機」とは、高齢者ドライバーの増加による事故の増加と、高齢者になってもドライバーをやめられない「クルマ依存社会」のことであることが、上記のリンク先を読んで頂くと分かると思います。

特に地方部では、鉄道・バスの公共交通手段が未発達(衰退とも言う?)なのと、高齢者の比率が高いこともあり、高齢者ドライバーの割合は都市部に比べると高いことは明白です。

決して遅くないスピードで運転中は常に「認知・判断・動作」を繰り返し、とっさの緊急時には停車等の対応が必要とされる車の運転には、もともと高い運転操作の能力が必要なことです。
勿論、これらの能力は年齢とともに衰えていくわけですから、年齢を重ねるにつれて運転に適さなくなるのは当然のことと言えます。

しかし、一方で、特に地方では今や車がないとどこにも行けない位に公共交通手段が衰退してしまい、そのような高齢者でも運転せざるを得ない点、そしてそのことによる事故により貴重な人命が奪われていくことが、「そこにある危機」と言えます。

当座の対応としては、高齢者の意識改革や、運転をサポートする技術的な取り組みが求められますが、根本的な対策としては、やはり車を運転せずに生活できるようなまちづくりが求められるわけでして、そのことにも上記の記事は触れています。

原油価格の高騰と道路特定財源のあり方がクローズアップされたこの数ヶ月ですが、こういう観点からも車社会からの脱却が必要であることも、もっと広く認知される必要があるのかな、と思いました。

20世紀の交通社会が「車社会」とすれば21世紀の交通社会は「車社会から脱却する社会」となる、いやするべきではなかろうか、と感じた記事でした。
そのためにはどういうまちづくりを進めていくのかを、住民・行政・事業者等が真剣に考える必要があるのではないのかな、と思いました。

今日の乗車記録(通勤)

和泉鳥取(0814)〜和歌山 普通 モハ204-1005(A74)
和歌山(1830)〜和泉鳥取 普通 クハ103-118(A26)

今日の乗車記録(通勤)

和泉鳥取(0814)〜和歌山 普通 モハ204-1001(A74)
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