阪和線の沿線から

阪和線沿線に住まう管理人による、鉄道やバスなどのブログ。

毎日新聞が、やってしまいました・・・

「何をやってしまったのか?」かというのはこちらから。

毎日新聞、購読者などの個人情報6万5千人分が流出

毎日新聞、大失態…読者10万人?の個人情報流出 (夕刊フジ)

最近、毎日新聞では情報流出の記事を積極的に報道しており、最近では防衛庁の情報流出のスクープをしたり、また教育機関・警察の私用PCの利用状況を調査して、「まだまだ対策がなっていない」という論調で記事を書いていたりしました。

そういう毎日新聞自体の情報セキュリティ管理が全くなっていない事が、今回の事件で明らかになりました。

記事によると、毎日開発センター(毎日新聞の関連会社)の男性社員が自宅にデータを持ち帰り、個人用パソコンに移していたとのことです。皆さんどう思われますか?

いくらグループ会社とはいえ、それは機密情報を扱うマスコミの関連ですから、こんなずさんな情報管理では、とてもじゃないけど、他所の情報管理を批判できる立場ではありません。

実は、私がここまで怒り心頭なのには、もう一つ理由があります。
「事後対応がなっていない!」

今現在(4月27日の20時30分現在)MSN毎日インタラクティブのホームページを見ても、お詫びの文書が一文字も掲載されていません。

MSN毎日インタラクティブ

実はこのページの一番下「毎日新聞から」をクリックすると、このページに切り替わり、ようやくお詫びの文書・問い合わせ先の記載にたどり着けます。

このページです。

どうやら、「MSN毎日インタラクティブ」と「毎日新聞社」の両方のページで連携が取れていないみたいです。そもそも、どうして、「mainichi.co.jp」というドメインがありながら、別に「mainichi-msn.com」というドメインがあるのか、理解に苦しみます。どっちが毎日新聞のメインページか、よく分かりません。二重管理なんてややこしい事しない方が、こういうことに迅速に対応できると思うのですが・・・

通常こういう事件が起きれば、殆どの企業はホームページのトップページを切り替えるなりして、「情報流出のお詫び」「問い合わせの連絡先」等を掲載するのが当たり前です。
それがこういう事態における、企業・役所の初動対応というものです。
しかし、こういった情報が全く載っていない。

こんな場合、MSN毎日のページのトップに、お詫びの文書へのリンクを貼るべき、いや貼らなければならないのは素人でもわかるのですが、こうして探さないとたどり着けないところに掲載する事は最悪な対応です。はっきり言って。

2日前の投稿で、マスコミに反省してもらいたい旨の記事を書きました。どうして2日後に同じようなことを書かなければならないのか。情けないですね。

ちなみに、この件についての問い合わせ先は、0120−312−196で、24時間対応だそうです。この番号、実はYahoo!のニュースで見つけました・・・

明淡高速船、廃止へ

今日のブログは、昨日の続き(福知山線事故とマスコミ)について書くつもりにしていましたが、それより先にこのニュースを取り上げておこうと思います。

兵庫県の明石と淡路島の岩屋港を結ぶ「明淡高速船」が5月にも運休し、その後廃止されるとの事です。

明淡高速船廃止へ 来月にも運休 原油高響く
営業努力、万策尽き 船離れ歯止めかからず

明石海峡大橋開通前は数え切れないくらいの航路があった関西・淡路航路ですが、開通後は一変。いつの間にか大橋の近くの3航路(たこフェリー・淡路ジェノバライン・明淡高速船)と、大橋と少し離れた1航路(泉佐野〜津名の南海フェリー)のみとなってしまいました。わずかに残った4航路のうちの1航路が廃止になります。

原因は大橋開通による乗客減と、原油高だということです。

船の話題をここで取り上げるのもあまりないのかも知れませんが、実はこの明淡高速船には一度乗船した事があります。垂水駅の近辺で家族が友人の結婚式に出席している間、あまりにも暇なので、淡路島まで往復してみようとして、行きは路線バス、そして帰りはこの明淡高速船に乗船しました。

確かにその時でも乗客は決して多くなかったと思いますが、それでも制服を着た学生が普通に乗船していたりと、地元の生活路線として機能していると思っていましたが、やはり経営的には難しかったんでしょう。

こうなると、残る淡路ジェノバラインやたこフェリーに頑張ってほしいものですね。
特にたこフェリーは河内屋菊水丸のイメージソングで知名度は上がりつつあるので、その調子を維持して航路も維持してほしいと思います。

4月25日は何の日か・・・

今日は4月25日。何の日か?と問われると、107人が死亡した、JR宝塚線の脱線事故が起きた日、と答える人が多いと思います。

どうして技術がこれだけ発達した平成の時代に、こんな原始的な(スピードオーバーによる転覆事故の公算が大きいと思われる)事故が起きたのか、事故発生直後は衝撃を受けました。
それがJR西日本が安全投資を後回しにしてきたことも原因の一つである事も、時が経つに連れて明らかになってきました。

今後、JR西日本は安全関係の投資を増やしていくそうです。今頃からとは、遅きに逸した感はありますが、それははともかく、これからどんな投資をしていくか、チェックしていく事も我々デイリー(最近はウィークリーになりつつあるが・・・)ユーザーの責務と私は考えています。

ところで、もう一つの「4月25日」と私が思っているのは、「マスコミが信頼を失った日」とでも言った方がいいでしょうか。

JR宝塚線の事故を報道したマスコミは、その後、事故の原因究明やその過程を報道していくという本来の目的を忘れ、やれボーリング大会やら飲み会やらを持ち出して何でもかんでもJR西日本を叩けばいいという論調でした。
挙げ句の果てに、記者会見で、記者がJR西日本社員に対して暴言・罵倒するという、前代未聞の事件まで起こってしまいました。

その後、数メートル(扉1枚分に満たない)のオーバーランをもあたかも安全対策の遅れとも言うべき論調で記事にしたりしていました。

もともと人間が列車を止めるわけですから、些細なミスがあるのは「想定内」。人間のそうしたミスを機械その他が食い止めて事故を防ぐのが安全対策というものだと思っていますが、どうもマスコミの人たちの認識は全く違うようで、人間がミスする事自体が安全対策がなっていないとの論調です。

こんな論調はさらなるプレッシャーを運転手にかけるだけだと私は思います。そう、片や「運転手にプレッシャーをかける組織が悪い」といっておきながらその実、マスコミ自身が運転手にプレッシャーをかけている。これが中立・客観的な報道と言えるだろうか?

まあ、こんな感じで、これまで無条件に一般市民に信じられていた「マスコミの考えている事・報道している事」が一概には信頼されなくなったはこの事故の報道がきっかけだと思います。
それに対し、マスコミはどのように反省し、これからの報道にどう生かしていって、「失った信用」をどのように取り戻すのかが全く見えていません。「報道しっぱなし」「我々は100%正しい」という高慢な意識がうかがえる、というのは決して言い過ぎではないと思います。

そういや、今朝事故を起こした列車と同じダイヤの列車が、長い警笛を鳴らしながら事故現場を通過した映像を見ましたが、先頭車両に向かってフラッシュをたいているカメラマンがいました。そんなマスコミに安全運転を語らせる資格はないと私は思います。

関空内の売店でもPiTaPaショッピング利用開始

関空内のANAの売店でもPiTaPaのショッピング機能が使えるようになりました。

関西空港・伊丹空港・岡山空港にPiTaPaがご利用いただけるお店が誕生!

先頃ANAPiTaPaカードの誕生といい、ANAとPiTaPaの提携が進んできている様子です。
ちなみに、この関空のANAの売店は、当方自宅から一番近いPiTaPaショッピング利用可能店舗でもあります・・・

今度飛行機に乗るときに、使ってみようかなとも思います。

ちなみに、今回岡山空港でも利用できるようになりましたが、これはもちろん、岡山電気軌道・両備バスがPiTaPa加盟するからに他なりません。

廃止の北海道ちほく高原鉄道、一部保存へ?

去る4月20日をもって廃止となった北海道ちほく高原鉄道(北見〜池田)ですが、その一部区間を「動態保存」しようという動きがあるそうです。

ふるさと銀河線 「銀河鉄道999」車両計画 北海道

廃止されたのは大変惜しい(しかも悔しい事に私は一度も乗れないままだった)のですが、こういう方法で保存していくのは良い事だと思います。
懸念はやはり、見学客が来てくれるのかどうか。保存しようとする区間は陸別〜川上となっており、北見からもかなり遠いところですので、よっぽどのPRをして見学客を集めないと、数年で保存出来なくなってしまうことは容易に予想できます。
私自身乗った事がないので、今回の保存区間がどのような場所かは分かりませんが、景色等で魅了できるような、北海道の観光客に一度は立ち寄ってもらえるブランドイメージを持った場所に発展できればよいのですが。

いっそのこと「全線動態保存」なんてできないものかなあ・・・

JR宝塚線事故のドラマが放送されているようですが・・

今日、フジテレビ系列(関西では関西テレビ)で、こんな番組が放送されているようですね。

金曜エンタテイメント特別企画『家族たちの明日 尼崎列車事故から1年』

題名からも分かるとおり、昨年4月25日に発生したJR宝塚線(福知山線)の事故を再現したドラマです。

日頃、マスコミが「事故の被害者の心の傷はまだ癒えていない」とか言っていますが、こんな番組を見せられた事故の被害者はどう感じるでしょうか?
いくらすばらしくドラマを作ろうが、心の傷を癒すどころか、逆に治りつつあった心の傷を更に広げる事は容易に想像できるでしょう。

被害者に事故を思い出させないために、JR西日本は決して少なくない費用を投じて207系の塗装を変えました。
事故の当事者であるJR西日本がそれくらいの配慮をしているのにもかかわらず、当事者以上に、世間に対するアピール力の強いテレビが、あえて今の時期に、どうしてこんな逆効果な番組を放送するのか?意図が分かりません。

取材に応じた遺族は趣旨を理解しているのかも知れません。でも、取材に応じた遺族の理解だけで、こんな番組を作っていいものかどうか。
取材の範囲外の遺族の心情を想像すれば、こんな番組を作るような意思決定は出来なかったはずです。

阪急と阪神の経営統合に近鉄と京阪が反対を表明

先日来、特に関西地区で大きな話題になっている阪急ホールディングズ(阪急電鉄グループの持ち株会社)による阪神電鉄株の買収ですが、今度は同じ関西の大手民鉄である京阪と近鉄が反対を表明しているとの事です。

阪急の阪神株取得に反対 京阪、近鉄と共同戦線も

京阪が反対している理由は、関西鉄道網の総合的な発展には、財界人・有識者を交えて今後のあり方を広く考えていくべきであるとのこと。

ところでこの記事の最後にあったコメントで妙に引っ掛かったのは、これ。

近鉄は阪神と相互に乗り入れる予定で、首脳は「京阪も将来、乗り入れることになる」と話している。

近鉄と阪神の乗り入れは、阪神西大阪線(尼崎〜西九条)のことで、2009年の開業を目指して現在工事中ですが、京阪と阪神が相互乗り入れする計画というのは、どういう計画なのか、ぴんと来ません。
現在、京阪の新設路線として工事を行っているのは、中之島新線(天満橋〜玉江橋(仮称))ですが、これを更にのばして阪神とつなげるという計画なのか?
確かに京阪も阪神も1435mmの標準軌であるため、出来ない事はないのですが、果たしてそんな計画は実現するのでしょうか・・・

ちなみに関西大手民鉄の残り1社である南海は蚊帳の外ですかそうですか・・・
(線路の幅も1067mmの狭軌だけですしね)

妙な事で阪南市が有名になったものだ

滅多に全国ニュースにならない我が街阪南市ですが、こんな事で全国ニュースで躍り出てしまいました。

<阪南談合>し尿処理施設巡りメーカーなど家宅捜索 大阪

実は阪南市はし尿を未だに海洋投棄しているのですが、海洋投棄自体が来年1月に出来なくなるので、この処理施設を急ピッチで建設しているところに、こんな談合があったわけです。
しかもこのし尿処理施設は建設開始までに紆余曲折があり、地元の反対を押し切って建設しようとして、処理施設建設予算案が市議会で否決されたこともありました。

建設するのに一悶着あり、建設中に談合捜査。二度あることは三度あるとはよく言いますが、また何か出て来そうな気がしないでもないのですが、こんな事でしか阪南市が有名にならないのも、何だかなあ・・・

南海バス泉北・伊丹空港線休止

運行開始時の1時間ヘッドから、現在の5往復のダイヤ(朝:泉北発、夕:伊丹発)になったときから、そのうち休止や廃止があるかな、と思っていたら予想通りでした。

泉北〜大阪(伊丹)空港線休止のお知らせ(南海バスホームページ)

開設当初は1時間ヘッドの運転で、私も一度だけ利用した事はありますが、関空行きとさして変わらない利用状況のような気がしましたが、やはり大阪市内を通るため、時間が読めないことも多く(関空行きの方がかなり時間は読める)利用者が根付かなかったのでしょうか。

発着便数では関西空港より伊丹空港の方が多いにもかかわらず、伊丹行きのリムジンバスが先に廃止されるのも、あまりないケースではないのでしょうか?
(関空行きの方が先に廃止というのはいくつか例があったと思いますが)

PiTaPa定期券の詳細です。

プレスリリース自体は少し前に出されていましたが、阪神電鉄からPiTaPa定期券の詳細が発表されていました。

お持ちのCoCoNet PiTaPaに定期券をプラスできる!(通勤・通学:阪神電車全線)
「IC定期乗車券サービス」7月1日開始!!(2006/03/13)


概略は次の通り。
●定期券が利用できるのはPiTaPaカード(阪神に限らず他社でも可能)で、PiTaPaカードに定期券情報を登録する
●磁気定期券と同じく種類は、通勤・通学それぞれ1・3・6ヶ月がある
●定期区間外はポストペイPiTaPa機能として決済
●とりあえずは阪神線のみ。環境が整い次第、他社との連絡定期を販売

阪神と同じ時期にPiTaPa定期券を発売する予定の阪急の詳細はまだ発表されていませんが、恐らく同じような仕組みであろうと考えられます。

既存のPiTaPaの仕組みの中で定期券の機能をプラスした、といった感じですので、新たにPiTaPa定期に切り替えるにしても審査等の手続きがあるため、即時発行というわけにはやはりいかないようです。即時発行出来ないのも、PiTaPaがいまいち普及しない要因とも考えられますが・・・

連絡定期はこれからですが、定期券情報を複数社登録出来るのであれば、JR以外の連絡定期は簡単にできる気がします。もっともJRとの連絡定期は、ICOCA定期券がカード表面に区間等を印刷する仕様のため、すんなりことが進むとも思えないのですが・・・
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