阪和線の沿線から

阪和線沿線に住まう管理人による、鉄道やバスなどのブログ。

今日の乗車記録(通勤)


和泉鳥取(0809)-和歌山 区間快速 モハ224-5120
和歌山(2104)-和泉鳥取 紀州路快速 モハ224-5117

【JR東日本】中央線快速・青梅線でのグリーン車サービス開始(2025年春)10月13日からサービス開始までは「お試し期間」を実施

JR東日本では、これまで首都圏近郊を結ぶ主な線区で、普通列車のグリーン車サービスを提供してきましたが、この度新たに中央線快速・青梅線にも2階建てグリーン車のサービスを開始することを発表しました。

中央線快速・青梅線でグリーン車サービスを開始します〜快適な移動空間の提供を通じ、輸送サービスの質的変革を目指します〜|JR東日本

概要は以下のとおりです。

【グリーン車サービス開始時期】
2025年春のサービス開始予定(具体的な時期は別途発表)

【運行区間及び列車】
・中央線快速(東京〜大月間):E233系電車で運行する全ての列車
・青梅線(立川〜青梅間):中央線快速(東京方面)と直通運転する全ての列車
【車両編成】
4号車・5号車に2両連結
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(上記発表資料(https://www.jreast.co.jp/press/2024/20240910_ho02.pdf)より引用)


【サービス開始後のグリーン料金】
・Suicaグリーン料金:
50kmまで750円、100kmまで1,000円
・通常料金(紙のきっぷ)
50kmまで1,010円、100kmまで1,260円
(※)中央線快速・青梅線のグリーン車と、他線区(東海道線、上野東京ライン、湘南新宿ライン、総武線快速、横須賀線等)のグリーン車を、1 枚のグリーン券で利用することは不可。それぞれのご乗車区間に必要なグリーン券の購入が必要。

(※)中央線快速および青梅線内完結のご利用で、後戻りすることなく順方向に列車を乗り継ぐ場合のみ、1枚のグリーン券で2つ以上の列車のグリーン車を利用可能。
但し、立川駅で大月・高尾方面と拝島・青梅方面を乗り継ぐ場合は、順方向とはならないため、1枚のグリーン券で利用することは不可。


【「グリーン車お試し期間」の実施】
・2024年10月13日(日)以降、中央線快速・青梅線E233系の東京寄りから4・5両目に順次グリーン車を連結し、12両編成で運転。
・2025年春のグリーン車サービス開始までの期間は、グリーン料金不要(普通車扱い)の「グリーン車お試し期間」として利用可能


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



2015年2月に発表された中央線快速等へのグリーン車導入ですが、当初2020年度を予定していたものが、工事関係の調整や世界的な半導体不足に翻弄され、当初の予定よりも4年遅れ、導入発表から約10年でようやく導入されることとなりました。

導入線区等は、当初から発表されていたように、中央線快速列車に加え、青梅線や大月方面といった、直通運転する区間で、2両の2階建てグリーン車を導入することとします。

グリーン料金は、他線区の料金と同様ですが、他線区と乗り継いだ際には料金を通算せず、中央線快速等の線区で打ち切りとなることに注意が必要です。

グリーン車サービス開始は来年春を予定していますが、それまでの間順次連結されていくグリーン車には、お試しで料金なしで利用できることから、これまでグリーン席を利用する機会の無かった中央線快速の利用者にとっても、どんなものかを体験する機会になるのではないか、と思います。


かくいう私も、この関係記事でも記したかも知れませんが、阪和線沿線に移り住む前は、中央快速線沿線に住んでいましたので、かつて住んでいた場所にこのような有料着席サービスが始まることに、ワクワクしつつ、導入以降に訪問する機会があれば、是非利用したいと思っています。


また、中央快速線等のグリーン車開始が発表されたことから、併走する京王線の有料着席サービス「京王ライナー」でどのような施策が実施されるのかも、楽しみといったところでしょうか。

これまで、「あずさ」「かいじ」等の特急列車のみだった中央快速線の有料着席サービスが、次の春から大幅に増加することで、利用者からどのような反応が出てくるのかも楽しみにしつつ、まずは「お試し期間」の反応も楽しみにしたいな、と感じています。


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▲中央快速線E233系。
今年10月より順次、グリーン車2両を連結し、12両編成となります。
グリーン車の営業開始は来年春を予定、それまでは「おためし期間」として料金不要で利用が可能です。



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和泉鳥取(0809)-和歌山 区間快速 モハ224-5140
和歌山(1958)-和泉鳥取 紀州路快速 サハ223-12

【泉北高速鉄道】「せんぼくトレインフェスタ2024」開催(2024.10.12)

泉北高速鉄道では、「鉄道の日」記念行事として、毎年恒例の「せんぼくトレインフェスタ」を開催することを発表しました。

「せんぼくトレインフェスタ2024」を開催します[事前申込・抽選制] | 泉北高速鉄道

概要は以下のとおりです。

【開催日時】
2024年10月12日(土) 10:30〜15:30

【会場】
泉北高速鉄道 光明池車庫
(光明池駅下車徒歩約10分)

【主な内容】(抜粋)
・電車の運転体験(事前申込)
・ピットで電車くぐり体験(事前申込)
・電車に乗って洗車体験
・電車と綱引き
・車両と記念撮影
3000系、ラッピング電車、12000系泉北ライナー
・トイトレイン展示コーナー
・ステージショー
・物品販売
泉北高速鉄道、南海バス、阪堺電気軌道が出店

【応募方法】
・申込期間:
2024年9月9日(月)〜9月18日(水)17時

・募集人数:
4,000人

・申込方法:
専用サイト(https://sbkevent.wixsite.com/torefes2024-toppage)より申込

・当選発表
当選者のみ2024年9月20日(金)以降メールで連絡


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



毎年「鉄道の日」に近い10月中旬に開催されてきた「せんぼくトレインフェスタ」(トレフェス)ですが、今年もまた、開催の発表をご紹介する季節となりました。

今回のトレフェスでは久々に「ピットで電車くぐり体験」が復活するとのことで、電車の床下を点検時のようにくぐることができます。

そして展示車両は、「泉北ライナー12000系」「ラッピング電車(5000系?)」「3000系」の3編成が用意されることとなっています。
既に復刻デザインの編成も運用されている中、そう遠くないうちの完全引退も予想される3000系が注目を集めていることが、トレフェスでの展示編成にラインナップされていることからもわかります。
(参考)



そして今回のトレフェスは、「泉北高速鉄道(株)として開催する最後のトレインフェスタ」の可能性が高いと考えられます。

というのも、下記記事でご紹介した容易に、2025年度の早期にも、南海電鉄と泉北高速鉄道との経営統合が予定されており、この統合で泉北高速鉄道が吸収合併により消滅する予定となっているからであります。
(参考)


経営統合後も「トレインフェスタ」が光明池車庫で実施される可能性も決して低くはないかと思われますが、一方で上記経営統合が2025年度上半期に実施されることとなれば、「泉北高速鉄道としての」トレインフェスタは、今回が最後となります。

そういう意味でも、記録に残るトレフェスになるかも知れないな、と感じていますので、個人的には応募に当選して、是非訪問したいな、と思っています。


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▲「せんぼくトレインフェスタ2024」で展示予定の12000系「泉北ライナー」

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▲「せんぼくトレインフェスタ2022」での展示車両。
この時は、南海7100系「めでたいでんしゃ かしら」も展示されていました。




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【小田急】新型ロマンスカーの設計着手を発表。2028年度の運行開始を目指す

小田急電鉄では、2029年3月の運行開始を目指して「新型ロマンスカー」の設計に着手したことを明らかにしました。

2028年度の運行開始を目指し「新型ロマンスカー」の設計に着手|小田急電鉄

上記発表資料によりますと、新たなロマンスカーは、30000形「EXE」(リニューアル工事を実施したEXEαを除く)の代替であり、50000形「VSE」の後継として位置づけるとのことです。

また、今後約1年間の時間をかけて、利用者のニーズに寄り添い応えていけるように、コンセプトやデザインの検討を深度化し、その先に車両製造の決定に関する社内手続きを完了していくステップを考えているとのことです。

詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



小田急電鉄のロマンスカーは、現在は70000形「GSE」、60000形「MSE」、そして30000形「EXEα」「EXE」の3形式となっています。

箱根への観光輸送の目玉として親しまれてきた50000形「VSE」が既に引退し、上記3形式の他に今後ロマンスカーの車両の動きが出てくるのか、気になっていたところですが、今回新たなロマンスカーを投入することが発表されました。

運行開始は2029年3月を予定しているとのことで、約4年半後の投入を予定しています。
肝心の車両についてですが、リニューアル工事が未実施の「EXE」30000形の置き換えとして投入するものの、車両の位置づけとしては、上述「VSE」の後継となるものと考えられますので、ロマンスカーの特徴であった「展望席」の設置などが期待できそうです。

一方で、「EXE」が担ってきた通勤等の有料着席サービスとしてのロマンスカーの役割も果たす必要もあることから、これらの両立をどのように実際の車両に落とし込んでいくのか、今後車両デザインが明らかになっていく中で、楽しみにしていきたいものであります。

実車の登場は少し先ですが、期待しながら続報を待ちたいと思います。


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▲50000形「VSE」。
2029年3月に運行開始を目指す新型ロマンスカーはこのVSEの後継となるとのことです。

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▲30000形「EXE」。
リニューアル工事が実施されてない「EXE」は、新型ロマンスカーに置き換えれることとなります。




鉄道コム関連記事】
「VSE」後継の新型ロマンスカーの設計に着手、小田急 2029年3月デビュー予定 - 鉄道コム



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和泉鳥取(0740)-和歌山 普通 クモハ225-5019
和歌山(2029)-和泉鳥取 紀州路快速 モハ224-5005

「JR東日本 脱・鉄道の成長戦略」を読む(枝久保達也著・河出書房)

当ブログでは、管理人が鉄道関係の書籍や雑誌を、自ら実際に購入して読んでみて、その感想などを記していますが、本日ご紹介する本はこちらです。

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JR東日本 脱・鉄道の成長戦略 (KAWADE夢新書) [ 枝久保 達也 ]
JR東日本 脱・鉄道の成長戦略 (KAWADE夢新書) [ 枝久保 達也 ]

JR東日本 脱・鉄道の成長戦略 (KAWADE夢新書 S 454)
枝久保 達也
河出書房新社
2024-08-27





国鉄の分割・民営化により生まれた、日本最大の鉄道事業者である「JR東日本」。
会社設立から35年以上を経て、これまでどのような道を歩み、そして今後どのような成長戦略を描いていくのか。
埼玉県出身で、東京地下鉄(東京メトロ)の広報、マーケティング・リサーチ業務を経て、現在は鉄道ジャーナリストとして執筆活動等を行う(本書著者紹介より)著者が記した一冊であります。


国鉄の分割・民営化で誕生したJR各社では、国鉄時代には制約が多かった関連事業をいかに増やしていくのか、という点が重要な経営課題であったかと思います。
そのために、ヒト・モノ・カネを投入して様々な新規事業を立ち上げてきましたが、上手くいくものもあればそうでないものもあったのは、様々な事例で我々も見聞きしたところ、といえます。

本書では、この関連事業の立ち上げから現在に至るまでの歩みを丁寧に記しています。
特に首都圏という人口が多い地域、そしてその中でも移動で人が集まる「駅」を拠点とした鉄道事業の関連でありますので、コンビニや駅ビル、ホテル、そしてカードといった、駅拠点の関連事業が今に至って柱となっていますが、その関連事業が育っていく過程を、資料や取材を通じて丹念に書き記している点では、貴重な記録になるのではないか、と感じました。

特徴を感じたのは、自前での関連事業育成でありまして、コンビニについては、当初は各社が独自ブランドで手がけつつも、現在は大手コンビニに転換した会社も多い中、JR東日本は「NEWDAYS」の店舗を今でも数多く運営していますし、クレジットカードについても、他社が既存クレジットカード各社との提携で手がけたのに対し、JR東日本では自らがクレジットカード業務を担っていたりと、いわゆる「内製」の事例が多いな、と感じました。

一方で、本書では地方路線の今後のありかたについては、あまりボリュームを割いておらず、現状までの動きをまとめているに留めていますが、「JR東日本」という巨大企業が、国鉄改革からリーマンショック、東日本大震災、そしてコロナ禍を経てどのように変化し、そしてどのような方向に向かおうとしているのかが分かる一冊といえるでしょう。


著者も最後に記しているように、民営化後の20年間については、社史が編纂されたり、初代、二代目社長などが回顧録を記していることから、歴史的資料が豊富な一方、その後についてはまとまったものがみあたりません。

タイトルの「脱・鉄道の成長戦略」は、そのまま鉄道以外の関連事業をいかに育てていくのか、という意味であることを考えると、本書はそういった歴史を体系的にまとめたものと、と評価できるのではないか、と感じましたので、是非お読みいただければと思います。




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【JR北海道】東根室駅の見直し(廃止)を「黄線区」改善方策の実現に向けた実行計画で記載

JR北海道では、輸送密度200人以上2,000人未満の線区(以下「黄線区」といいます。)の事業の抜本的な改善方策を確実にとりまとめていくための実行計画を策定していますが、この度令和8年度(2024年度)末までの計画が発表されました。

地域の皆様との連携|地域交通の取り組み|JR北海道- Hokkaido Railway Company

「黄線区」は釧網線(釧路・網走間)、石北線(旭川・網走間)など8線区が対象となっていますが、このうち気になる内容として今回取り上げたいのが「花咲線」(釧路・根室間)であります。

この花咲線では、先頃北海道新聞の報道で、日本最東端の駅である「東根室駅」を来春(2025年春)に廃止する方針で検討されていることが明らかになりました。
(参考)


この報道があってからの、今後の実行計画の発表でありますので、果たして東根室駅についてどのような記載がされているのか、確かめてみることにしました。

jrhokkaido_higashinemuro3
上記発表資料(https://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/region/pdf/8senku/executionplan_02.pdf)より引用、赤枠は管理人による。

この計画の「第5章 具体的取組内容」中、「徹底したコスト削減」において、「ご利用の少ない駅見直し」とありますが、ここで「東根室駅など」と具体的な駅名として「東根室」が挙げられています。
「利用の少ない駅の見直し」そのものは、他の線区でも具体的な取組内容として記載されているものの、具体的な駅名が挙がっているのは、この東根室のみでした。

こういったことを考えると、この実行計画期間中の2026年度までの間の東根室駅廃止は現実性が高いものと考えられます。

この資料では、「花咲線アクションプラン実行委員会」による検証報告書も用意されていました。
この中で、調査・実証事業として、「落石駅〜根室駅バス実証運行」の結果もまとめられています。
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(上記発表資料(https://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/region/pdf/8senku/executionplan_02.pdf)より引用)

このバスの実証運行は、上記ブログ記事でもご紹介したように、落石、西和田の各駅近隣と、根室高校を経由して根室市立病院を結ぶ路線でありますが、特に朝の根室市内方面は、20名程度の利用があり、高校生はほぼ全てがバスに転移したとの結果であります。
一方で、帰りは部活等の関係があることもあってか、このバス以外にも他の交通手段にも分散しているとのことで、やはりこのバス実証運行の影響もあり、東根室駅の利用者数が減少した模様であります。

その結果もこの資料で明らかとなっており、東根室駅の乗車人員は、2019年〜2023年の5年平均で7.8人と、2018年〜2022年の5年平均10.8人から大きく減少しています。
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(上記発表資料(https://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/region/pdf/8senku/executionplan_02.pdf)より引用)

勿論、このデータからですと、東根室の他にも乗車人員の少ない駅は多いのですが、代替交通手段が確保できていることが、東根室駅が見直しとなる対象となった、といえそうです。


ともあれ、この実行計画に具体的に駅名が記載された以上、東根室駅の見直し方針は、JR北海道としても公式に明らかになった、といえるでしょう。
今後はその廃止時期が焦点となりそうですが、上述のとおり代替手段となるバス路線が既に機能していることから考えると、やはり来年春のダイヤ改正で廃止となる可能性が高そうな気もします。

例年12月に発表されているJRグループ春のダイヤ改正内容が徐々に明らかになるにつれ、この東根室駅の動向も明らかになるでしょうから、その際には改めてご紹介していきたいな、と思います。

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▲東根室駅の駅名標。
「日本最東端の駅」の標識もあり、旅行者にとっては感慨深いこの駅ですが、一方で利用は根室高校への高校生が主体となっています。
その高校生も新たに運行開始となった実証運行バスへの利用が進む中、駅としての役目を終えることとなりそうです。




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【南海バス】独自ICカード「なっち」終了を発表(2025.8.31完全終了)

南海バス、南海ウイングバス及び南海りんかんバスでは、現在三社で利用可能なハウスカード「なっち」について、2025年3月31日(月)をもって新規発行及びチャージを、2025年8月31日(日)をもって利用の取り扱いを終了することを発表しました。

ハウスICカード「なっち」の取り扱い終了について | 南海バス

「なっち」は、それまでの磁気回数カードの代替として、2016年10月1日に導入されました。
この「なっち」、回数カードの代替となるため、チャージの際にプレミアが付与されることとなっています。
また、プレミア額も、それまで販売されていた「昼間割引バスカード」の流れを汲むものとして、「普通精算」(1,000円ごと120円付与)と「昼割精算」(1,000円ごと200円付与)の二種類が用意され、利用スタイルに応じてどちらかを選択できる、というものであります。


サービス開始から、プレミア額については特に変更はないままでありましたが、昨今の回数券の廃止の流れもあってか、今回「なっち」の終了が発表されました。

上記発表資料では「全国共通ICカード利用率の増加」という理由を示していますが、その奥にある理由はやはり、頻度のあまり多くない割引の見直しではないか、とも思えます。

なお、ICOCAやPiTaPaなどの全国相互利用交通系ICカードについては、引き続き利用が可能となっています。
また、特に記載が無いことから考えると、PiTaPaに適用される「登録型割引」(事前登録必要)は引き続き適用されるものと思われますので、代替手段としてはこの「登録型割引」になるのではないか、とも考えられます。

ただ、この「登録型割引」も、一ヶ月に3,000円以上利用しないとその恩恵にあずかれませんし、割引も3,000円を超えた分となることから、全般的に利用者の負担が増えることは想定されそうです。


物価や人件費の高騰により、運行コストが上昇する中、割引施策の見直しは避けられないものと考えられますが、それでもいきなり「なっち」廃止とはかなり思い切ったというか急な施策といいますか、個人的にはかなり驚いたニュースでありました。

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▲堺東駅間を行き交う「堺シャトルバス」(左)と「堺・南港線」(右)の車両。
いずれも「なっち」が利用できる路線となっていますが、その「なっち」は来年3月末でチャージ終了、8月末で利用終了となることが発表されました。




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【Osaka Metro】中央線延伸部(コスモスクエア〜夢洲間)開業は2025年1月19日(日)に

Osaka Metro(大阪メトロ)では、大阪・関西万博のアクセスとして建設中の中央線・コスモスクエア〜夢洲間について、2025年1月開業を目標としていました。
(参考)


この度、同区間の開業日について、2025年1月19日(日)と決定したことを発表しました。

Osaka Metro 中央線延伸部(コスモスクエア駅から夢洲駅間)が2025年1月19日(日曜日)に開業します|Osaka Metro

冒頭の過去ブログ記事でもご紹介したように、大阪メトロ中央線・コスモスクエア〜舞洲間は、万博関係者の通勤車両削減に寄与できるよう、万博開会の2025年4月よりも2ヶ月以上前の2025年1月に開業できるよう取り組むことが示されていました。

今回、目標の1月末よりも更に半月ほど早い、2025年1月19日(日)の開業が発表されました。
なお、開業時の運行形態やイベント等については、今回は発表されておらず、追っての発表になるかと思われますので、こちらも発表あり次第、当ブログでもご紹介したいと思います。


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▲弁天町駅で発車を待つ大阪メトロ中央線400系・コスモスクエア行き。
来年1月19日に、コスモスクエア〜夢洲間が開業することが決定しました。
これにより、この「コスモスクエア」も目にする機会がぐっと減る可能性がありそうです。




【関連ブログ】
【速報】中央線の夢洲延伸日が1月19日に正式決定!! | Osaka-Subway.com
大阪メトロ中央線「夢洲駅」開業日が決定!! | 鉄道プレス



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