阪和線の沿線から

阪和線沿線に住まう管理人による、鉄道やバスなどのブログ。

【東武鉄道】磁気定期乗車券の発売終了(2026.3.13)IC定期券に統一へ

関東の大手民鉄・東武鉄道では、現在発売している「磁気定期乗車券」の発売を終了し、今後はIC定期乗車券のみの発売とすることを発表しました。

2026年3月13日(金)をもって、磁気定期乗車券の発売を終了いたします。|東武鉄道

概要は以下のとおりです。
【発売終了日】
2026年3月13日(金)

【発売終了する磁気定期乗車券】
通勤定期乗車券、通学定期乗車券
(※)他事業者への連絡となる実習用通学定期券は除く

【発売終了後】
定期乗車券はIC定期乗車券のみ発売

【その他】
上毛電気鉄道、わたらせ渓谷鐵道、野岩鉄道との連絡定期乗車券については、PASMOカードへの搭載ができないため、各社線区間の定期券は別途購入が必要

詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



ICカードの普及により、年々その発売枚数が減少している磁気定期乗車券ですが、既に関西地区の大手民鉄では京阪電鉄、阪神電鉄、阪急電鉄の各社で発売が終了しています。
(参考)

消えゆく「磁気定期券」なぜ? 阪神も廃止 “脱・磁気券”目指す理由 | 乗りものニュース
また、南海電鉄では他社との磁気定期乗車券を発売を終了しています。

一方関東地区では、2024年5月にJR東日本や東武鉄道などの鉄道事業者8社が、磁気乗車券からQR乗車券への置き換えを既に発表しています。
(参考)


そして当の東武鉄道も、この発表の1ヶ月前の2024年4月に、同社が発表した中期経営計画において、QR乗車券による磁気乗車券の全廃を記載しています。
(参考)


このように、東武鉄道では近いうち磁気乗車券の全廃の方向性が示されていた中、ICカードという移行先が既に整備されている定期乗車券について、この3月で全廃することが正式に発表されました。

廃止後はICカード定期券を利用することになりますが、ICカードを導入していない各社(上毛、わたらせ、野岩)の各線への連絡定期券は発売終了となり、東武鉄道と各社との定期券を別々に購入する必要があります。
(※)
ところで、乗り換えが必須の上毛電鉄及びわたらせ渓谷鐵道については、東武鉄道の定期と別々に購入したところで特に問題は無いと思慮されますが、直通列車が運行している野岩鉄道との定期券は、東武鉄道のみICカードにすると、入場・出場の組み合わせが正しく記録されないことからエラーとなるトラブルが発生しかねません。
ただ、野岩鉄道と東武鉄道との連絡定期乗車券が、どの程度の枚数が発売されているのか、というのも気になりますので、あまりにも少なければ、大きなトラブルにならない、とも言えますが、果たしてどうでしょうか…?


ともあれ、自動改札機の普及に大きな役割を果たした磁気乗車券も、大手各社では終焉の時を迎えつつあるな、と感じたニュースでありました。

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▲東武東上線・小川町駅に停車中の10000系電車。
東武鉄道では磁気定期乗車券の発売を今年3月13日限りで終了することを発表しました。


【大井川鐵道】2026年の「きかんしゃトーマス」運行発表。「パーシー」も運行開始に

静岡県の大井川鐵道では、近年継続して実施している「きかんしゃトーマス号」が走る公式イベント「DAY OUT WITH THOMAS」の今年(2026年)の実施内容を発表しました。

「DAY OUT WITH THOMAS™」2026年開催決定 - 大井川鐵道 DAY OUT WITH THOMAS

上記発表によりますと、今年の運行では、トーマスの大親友である緑色のタンク機関車「パーシー」が大井川鐵道を走ることになります。
「パーシー」は、トーマス号に先駆けて、今年春頃からの運転を予定しており、その後トーマスが運行されることとなっています。

なおこの「パーシー」については、同社が所有しているC10形蒸気機関車の意匠を変更することが、同社社長・鳥塚氏が下記により明らかにしています。
(参考)
なぜSLを緑色に塗るか。大井川鐵道でパーシーを走らせる真相(鳥塚亮) - エキスパート - Yahoo!ニュース

詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



大井川鐵道の「きかんしゃトーマス」は、2014年から運行が続いており、今や同社を代表する観光列車コンテンツとなっており、毎年の運行を楽しみにしている方も多いのではないか、と思います。

この間、2022年には台風豪雨により、大井川本線の家山以北(現在は川根温泉笹間渡以北)が長期間に渡り運休となっています。
この区間の復旧は進みつつあるものの、一方で復旧そのものの費用に加え、日々運行していくための収入も運休前よりも減少しているわけで、これまで以上に集客する必要があることも、これまた事実でありましょう。

今回の「パーシー」の追加は、そんな大井川鐵道の現状で、より多くの集客を見込める方策として、C10形蒸気機関車を改装し、「トーマス」とともに運行していくこととしています。
これにより、国鉄時代の黒色のSLは、全線復旧(2028年度予定)まで運行されないことになりますが、家族連れの利用が多く、より多くの利用が見込める「トーマス」シリーズに経営資源を投入するのは、同社として今後も路線を永続していくための判断、といえるでしょう。


事実、昨年7月に私が大井川鐵道に乗車した際も、「きかんしゃトーマス」は多くの乗客が乗車していた一方、電気機関車牽引の客車列車には空席も目立っていたことから、その集客力の差が大きいことを実感していました。
事実、上記鳥塚氏の記事でも、黒色のSLに対し「トーマス」は4〜5倍の乗車があるとのことですので、部分運休で厳しい経営が続く大井川鐵道で、限られたSLを走らせ続けるためには、トーマスシリーズを重点的に運行するという判断に対して、単にノスタルジーな観点で批判はできないのかな、とも感じました。

最も、黒いSLは、全線復旧後に運行していくことも、鳥塚氏が明言していることもあることから、今後に期待しつつ、今は「トーマス」シリーズでしっかり収入を確保してもらうしかないのかな、と個人的には感じています。


個人的には、「トーマス」と「パーシー」が互いにすれ違う光景は、「きかんしゃトーマス」のアニメや絵本で見られた光景が現実のものとなることから、非常に見てみたいものがあるので、「パーシー」の本線デビューに期待はしているのですが、このニュースがSNS上等で賛否両論で話題になっていたことから、ちょっと触れてみた次第です。


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▲「パーシー」については、現在家山駅に留置されていますが、この車両は元々部品取りであることから、本線を走行することができません。
今年は、本線を走行できるSLに「パーシー」の総称を施すこととなり、駅や本線上、大井川を渡る橋梁などで「パーシー」の姿が見られることになります。


今日の乗車記録(通勤)


和泉鳥取(0711)-和歌山 普通 モハ225-5004
和歌山(1828)-和泉鳥取 紀州路快速 モハ225-5018

今日の乗車記録(通勤)


和泉鳥取(0849)-和歌山 紀州路快速 モハ224-5019
和歌山(2029)-和泉鳥取 紀州路快速 モハ223-2515

今日の乗車記録(通勤)


和泉鳥取(0740)-和歌山 普通 モハ225-5012
和歌山(2104)-和泉鳥取 紀州路快速 モハ224-5125

【紀州鉄道】紀伊御坊〜西御坊間の復旧目処立たずの報道。運営事業者は費用を投下しない方針を示す

和歌山県御坊市を走る紀州鉄道に冠しては、今年(2026年)中にも鉄道事業廃止の可能性があることが、昨年11月に各メディアより報じられました。
(参考)


その紀州鉄道では、踏切施設の故障により昨年12月4日より紀伊御坊〜西御坊間で運休が続いています。
(参考)



てっきり踏切復旧に向けての工事を進めているものと思いきや、この踏切復旧の費用が捻出できないとして、復旧の目処が立たない状況が続いていると、地元のラジオ局・和歌山放送が報じています。
紀州鉄道・紀伊御坊〜西御坊間の復旧めど立たず/和歌山県(WBS和歌山放送ニュース) - Yahoo!ニュース

上記報道によれば、紀州鉄道の運営事業者は、2026年中の鉄道廃止を念頭に、経営譲渡先を探しているものの、今のところ手を挙げる企業が無く難航している、とのことです。
加えて、関係者のコメントとして、運営事業者は、部分運休から全線廃止に持って行く可能性も出てきている、とも報じています。


事業者から、今後の方針について明確な説明が無い状況でありますので、紀州鉄道の今後について断言できる状況では無いのは百も承知ですが、「踏切の復旧費用が出せない」ということは、相当な経営難であることは容易に推測されます。
経営難というのは、単に紀州鉄道の鉄道事業だけでなく、同社が主業としているホテルや会員制リゾート事業も含めての経営難、ということになるのではないか、とも考えられます。

そうすれば、やはり現在運休している紀伊御坊〜西御坊間が、復旧されないまま廃止となるという、最悪のシナリオも現実味を帯びてくるのではないか、とも考えられます。

この紀州鉄道線に関しては、地元の御坊市では、紀州鉄道存続を話し合う、学識経験者や沿線住民などを交えた協議会を設置して議論を始めている、と和歌山放送では報じています。
その協議会での方針により、紀州鉄道の今後が見えてくるものと思われますが、上述の報道によれば、存続に向けてはかなり厳しい状況であることを察せざるを得ないニュースでありました。

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▲紀州鉄道の車両。
撮影地の学門駅では、現在のところ列車は発着していますが、隣の紀伊御坊駅から先で運休が続いています。


【JR西日本】七尾線観光列車「花嫁のれん」一般販売再開(2026.3.14〜)

JR西日本では、七尾線の観光列車「花嫁のれん」について、能登半島地震発生後の運転では、貸切乗車ツアーなどの団体専用臨時列車として運転してきましたが、2026年3月14日(土)以降、一般販売を再開することを発表しました。

七尾線観光列車「花嫁のれん」一般発売再開のお知らせ:JR西日本

概要は以下のとおりです。

【「花嫁のれん」一般販売実施期間】
2026年3月14日(土)〜9月の土曜日・日曜日及び5月のゴールデンウィーク、9月のシルバーウィークの祝日に運行

【ダイヤ】
・金沢→和倉温泉:
花嫁のれん1号:金沢11:00発→和倉温泉12:31着
・和倉温泉→金沢:
花嫁のれん4号:和倉温泉17:07発→金沢18:27着

【食事サービス】
・花嫁のれん1号 和軽食セット(3,800円)
・花嫁のれん4号 スイーツセット(2,450円)

その他詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



金沢〜和倉温泉を運行する「花嫁のれん」は、北陸新幹線の長野〜金沢間が開業した2015年から運行を開始した観光列車です。
私自身も、2023年11月にこの「花嫁のれん」に乗車し、その際の様子を下記記事でご紹介しています。
(参考)


しかしこの乗車の一ヶ月半後の2024年1月1日に発生した能登半島地震により「花嫁のれん」は運休となりました。
地震発生から1年2ヶ月後の2025年3月には、貸切列車ツアーなどの団体臨時列車として運行が再開されました。
(参考)


団体臨時列車での運行再開から1年になり、沿線の復興状況も踏まえて、今回一般販売を再開することとなった「花嫁のれん」。
半島という地理的要因もあり、復興に多大な労力がかかる中、このように観光誘客の面でも震災前の様子を取り戻しつつあることは、被災地外の私から見ても、心強いものがあります。

一方で、震災前は2往復あった「花嫁のれん」が、今回の運転再開では1往復のみと、まだ完全な再開には至っていませんが、今後和倉温泉を中心とした沿線の観光地で復興が進み、受け入れ体制が整ってくると、元の2往復体制に戻るかも知れませんので、こちらも期待していきたいと思ったニュースでした。

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▲和倉温泉駅に停車中の「花嫁のれん」
列車自体は昨年3月から運行開始していますが、今年3月からは一般販売も再開されることとなりました。

今日の乗車記録(通勤)


和泉鳥取(0740)-和歌山 普通 モハ225-5012
和歌山(1628)-和泉鳥取 紀州路快速 モハ223-2521

今日の乗車記録(通勤)


和泉鳥取(0740)-和歌山 普通 モハ225-5012
和歌山(1628)-和泉鳥取 紀州路快速 モハ223-2521

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和泉鳥取(0740)-和歌山 普通 モハ225-5012
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