阪和線の沿線から

阪和線沿線に住まう管理人による、鉄道やバスなどのブログ。

【鉄道友の会】2024年ブルーリボン賞・ローレル賞投票開始。今年は阪急2300系、近鉄8A系他合計11車種がノミネート

今年も鉄道友の会「ブルーリボン賞」「ローレル賞」の投票はがきが届きました。
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今年のノミネートは合計11車種です。
・仙台市交通局 3000系
・東日本旅客鉄道 E8系
・東日本旅客鉄道 サロE233形0代、サロE232形0代
・西日本旅客鉄道 273系
・西日本旅客鉄道 キハ189系7000番代
・西日本旅客鉄道 DEC700形
・近畿日本鉄道 8A系
・阪急電鉄 2300系
・九州旅客鉄道 2R形
・福岡市交通局 4000系
・熊本市交通局 2400形

昨年のノミネート車種が8車種であったことを考えると、若干の増加で、関西地区の鉄道事業者では近鉄8A系や阪急2300系が目を惹きます。
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▲阪急電鉄2300系
(鉄道友の会主催事業で撮影)


いっぽう、JR西日本でも、273系(「やくも」)やキハ189系7000番代(「はなあかり」)、そして電気式気動車「DEC700形」といった3車種がノミネートされているのも注目でしょうか。
このうちDEC700形については、2021年より各種試験が行われていましたが、昨年(2024年)9月に初めて営業運転に供されたことから、今回のノミネートとなっています。



毎年5月下旬に発表される鉄道友の会「ブルーリボン賞」「ローレル賞」。
栄えある受賞を射止めるのはどの車種なのか、楽しみにしたいと思います。



【関連ブログ】


今日の乗車記録(通勤)


和泉鳥取(0809)-和歌山 区間快速 モハ224-5106
和歌山(2150)-和泉鳥取 紀州路快速 モハ223-4

今日の乗車記録(通勤)


和泉鳥取(0809)-和歌山 区間快速 モハ224-5122
和歌山(2150)-和泉鳥取 紀州路快速 モハ223-6

【相鉄】いずみ中央駅開業35周年記念記念入場券発売。南海電鉄「和泉中央駅」、仙台市交通局「泉中央駅」とのコラボきっぷ(2025.4.4〜)

相模鉄道では、同社いずみ野線の「いずみ中央駅」が開業35周年を迎えることを記念して、「いずみ中央駅開業35周年記念入場券セット」を発売することを発表しました。

いずみ中央駅開業35周年記念券セット発売 | 相鉄グループ
相鉄いずみ野線 いずみ中央駅開業35周年記念「いずみ中央駅開業35周年記念入場券セット」を発売 | 南海電鉄
仙台市交通局 「いずみ中央駅開業 35 周年記念入場券セット」を発売【相模鉄道・南海電気鉄道・仙台市交通局】

概要は以下のとおりです。
【商品内容】
・B型硬券普通入場券
いずみ中央駅(相模鉄道)入場券1枚
和泉中央駅(南海電気鉄道)入場券1枚
泉中央駅(仙台市交通局)記念券1枚

・D型硬券普通入場券
いずみ中央駅(相模鉄道)入場券3枚
和泉中央駅(南海電気鉄道)入場券1枚
泉中央駅(仙台市交通局)記念券1枚

【販売期間・場所】
○いずみ中央駅での発売:
・期間:2025年4月4日(金)〜4月30日(水)

○通信販売:
・期間:
2025年4月4日(金)〜6月30日(月)
・Webサイト:
https://marche.kipputotetsukomono.com/

【販売価格】
1セット1,000円(税込)

【販売数量】
1,500セット(内訳:いずみ中央駅1,000セット、通信販売500セット)

【イメージ】
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(上記発表資料(https://cdn.sotetsu.co.jp/media/2025/pressrelease/pdf/r25-62-g35.pdf)より引用)
詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



相模鉄道の「いずみ中央駅」は、4月4日(金)に開業35周年を迎え、また同駅の駅ナンバリングが「SO35」であることから、35周年記念入場券が発売されることとなりました。

…これだけですと、よくある記念きっぷの発売発表ということですが、今回の発表では、それに加え、同じ読み方をする「和泉中央」駅(南海電鉄)及び「泉中央」(仙台市交通局)とのコラボ入場券セットとして発売されることが特筆、といえるでしょう。

加えて、「いずみ中央」駅は勿論、「和泉中央」「泉中央」の各駅についても、硬券入場券(泉中央駅は記念券)として発売されるのも注目といったところでしょう。
硬券のデザインを見ますと、D型硬券の券面には、南海電鉄「泉北ライナー」の写真もデザインされており、相鉄ファンのみならず、南海電鉄及び泉北線ファンにとっても、ぜひ購入しておきたいきっぷ、といえるでしょう。

以前から三つの「いずみちゅうおう」駅の存在は知ってはいて、「いつか3つの『いずみちゅうおう駅』でコラボができるといいな」と漠然と思っていましたが、まさかそんな、些細な望みのコラボ入場券が発売されるとは、嬉しい気持ちでありますので、是非購入したいと思います。


ところでこの記念入場券ですが、発売は相鉄「いずみ中央」駅及びネット販売のみとなっています。
「和泉中央駅」や「泉中央駅」では発売がありませんので、ご留意ください。

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▲和泉中央駅に停車中の泉北高速鉄道(現・南海電鉄泉北線)9300系。
相鉄とのコラボ入場券セットに、この「和泉中央駅」の入場券もセットされています。

今日の乗車記録(通勤)


和泉鳥取(0740)-和歌山 普通 サハ223-108
和歌山(2029)-和泉鳥取 紀州路快速 モハ225-5018

今日の乗車記録(通勤)


和泉鳥取(0719)-山中渓 紀州路快速 クモハ225-5025
山中渓(0743)-和歌山 普通 モハ224-5011
和歌山(1913)-和泉鳥取 紀州路快速 モハ224-5137

【南海】特急「サザン」新型車両更新を発表(2027年度末〜)

南海電鉄では、本日(2025年3月31日)「グループ中期経営計画2025-2027」を発表しました。
「NANKAI グループ中期経営計画 2025-2027」について|南海電鉄

この中で、公共交通事業のサービス品質向上の取り組みの一つとして、「特急サザンの新型車両更新」が記されていました。
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(上記資料より引用、赤枠は管理人による。)


上記発表によれば、特急サザンの新型車両更新は2027年度末からを予定していますが、これ以上の内容は特に記されていません。

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▲和歌山市駅に停車する特急「サザン」10000系

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▲箱作〜淡輪間を走行する特急「サザン」10000系

特急「サザン」は現在、8両編成のうち4両を「指定席」、残り4両を「自由席」として運行し、指定席車には10000系または12000系、自由席車には7100系(10000系とのセット)、8000系・8300系・9000系(12000系とのセット)で運行されています。

このうち、10000系については、1985年のデビューより40年が経過すること、加えて併結相手の7100系についてはそれ以上の経年が進んでいることから、老朽化が課題となっていました。

一方で、特に泉佐野以南で人口減少に伴う利用者源もあり、今後も引き続き「サザン」の運行体系が維持されるのか、という点についても個人的には懸念を抱いていました。

即ち、現在日中2本/時運行されている「サザン」については、朝と夕方の通勤・通学時間帯に特化した有料着席サービスにするべく、現在の12000系「サザンプレミアム」で運用できる本数に減便し、日中の運行を中止する、というシナリオが現実のものになるのではないか、といったものです。


しかし今回の発表では、「特急サザンを新型車両に更新」とありますので、現状の10000系を新型車両に置き換えるという線が濃厚なのではないか、と思われます。
「サザン」の置き換え開始はあと3年ほど先になりそうですが、それまでの間に色々な内容が発表されることでしょうから、このブログでもそれらの話題について、逐一お届けしたいと思います。

また、現行の10000系+7100系の「サザン」についても、あと3年程度で見納めとなりますので、その姿もしっかり記録していきたいな、と思います。



今日の乗車記録(通勤)


20250331_200307


和泉鳥取(0740)-和歌山 普通 モハ225-5007
和歌山(1940)-和泉砂川 紀州路快速 サハ223-105
和泉砂川(2011)-和泉鳥取 紀州路快速 モハ224-5001

今日は年度末、最後の出勤日となります。
とはいえ、今回は異動が無かったので、明日以降の新年度も引き続き、阪和線での通勤が続くこととなります。

帰宅時に和泉砂川まで往復したのは、ICOCA定期券ユーザー限定の「ICO+(イコプラス)」のキャンペーンで、今日中にあと240円ICOCAで乗車すれば、それ以上のポイントが貰えることが判明したからに他なりません。

さようなら「泉北高速鉄道」。合併二日前の泉ケ丘駅をみにいく(2025.3.30)

このブログで幾度となくご紹介してきたとおり、明後日の2025年4月1日(火)をもって、「泉北高速鉄道」は南海電気鉄道と合併し、54年の歴史に幕を閉じることとなります。
長年親しまれてきた「泉北高速鉄道線」の名称も、「南海泉北線」としてスタートすることとなります。

既に昨年末から今年2月にかけて、各駅でみられた「泉北高速鉄道」の様子をご紹介してきましたが、これらのサイン類もその後、ほとんどが南海電鉄の仕様に置き換えられています。

合併まであと二日となった本日(3月30日)、「泉北高速鉄道」としての最後の記録を撮っておこうと、忙しい中、泉ケ丘駅に向かうこととしました。


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▲駅入口の駅名表示も、既に南海電鉄のデザインに置き換えられています。

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▲駅舎外側の駅名表示もこのとおり。

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▲改札口前には、利用者への感謝のメッセージが記されています。

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▲様々な写真を組み合わせて、9300系車両を写し出したタペストリー

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▲感謝メッセージのポスター

券売機まわりを見てみます。
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▲運賃表。
既に当ブログでご紹介したとおり、4月1日に南海線・高野線と泉北線相互間をはじめとした運賃が値下げとなります。
一方で、3月31日までは既存の運賃が適用されますので、この「運賃表」だけは最後まで「泉北高速鉄道」として残ることになります。

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▲「泉北高速鉄道線」の部分をアップしてみます。

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▲入場券を券売機で購入します。
「泉北高速鉄道」と入ったきっぷも、明日限りです。

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▲券売機で購入すると、最後に出てくる「せんぼくん」。
「せんぼくん」自体は4月以降も南海泉北線のキャラクターとして活躍しづけますが、「泉北高速鉄道」としてのクレジット表示が見られるのも、明日までと思われます。

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▲合併を前に、券売機の切り替えが行われていました。
上記画像の券売機は休止中となっていますが、恐らく4月以降の新運賃が準備されたものとなっていることと思われます。
こういった様子が見られるのも、合併直前の一コマ、といえるでしょう。

改札内に入ります。
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▲ホーム方面の階段では、既に南海泉北線のサインに切り替えられていました。

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▲「泉北線」「新運賃」ポスター
新しい路線名、新しい運賃のPRが大々的に行われています。


ホームに降りてみます。
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▲駅名標は既に南海泉北線のデザインに切り替えられています。
一方で、発車案内は泉北高速鉄道のデザインのままとなっており、両社が混在する一枚となっています。

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▲南海泉北線の「泉ケ丘駅」駅名標


ホームに到着する列車を、咲き始めの桜と合わせて撮影してみようと思ったところ、丁度5000系の「泉北線」「新運賃」ラッピング編成が到着しました。
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▲5000系「泉北線」「新運賃」ラッピング編成
欲を言えば、桜がもう少し開花が進み、そしてもう少し明るければ、もっと絵になったのでしょうが、それでもしっかりこの時期の記録として残すことができました。

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▲「泉北線PRラッピング編成」「南海泉北線仕様の番線表示」「開花し始めた桜」を合わせて撮影してみました。

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▲こちらも「泉北高速鉄道線」から「南海泉北線」への過渡期の一枚として撮影してみました。
「旧塗装(水色+青色の帯)の7000系」「泉北高速鉄道デザイン発車案内」「南海泉北線デザインの番線表示」と、色々新旧が入り交じった一枚となっています。

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▲最後に泉北9300系がやってきました。
泉北高速鉄道最後のヘッドマーク掲出も、明日までとなりました。



以上が、合併二日前となった「泉北高速鉄道」の泉ケ丘駅の様子でした。
間もなく「泉北高速鉄道」として終わりを告げるわけですが、案内関係の表示については、既にほとんどが黄緑を基調とした「南海泉北線」に切り替えられていました。
一方で、運賃表は最後まで「泉北高速鉄道」表示ですし、何より「ありがとう泉北高速鉄道」の謝恩メッセージが見られただけでも、思い切って訪問してよかったと感じました。


泉ケ丘駅を選んだ理由としては、私が泉北高速鉄道沿線に住んでいた時の最寄り駅だったからであります。
物心ついた時から、ニュータウンにある自宅最寄り駅から、都心を結ぶ路線として、幾度と乗ってきた「泉北高速鉄道」。
特に高校は泉ケ丘から堺東まで、大学は泉ケ丘から中もずまで利用し、まさに自分の青春時代を過ごした路線といって差し支え無い路線でありました。

それだけ、自分にとっても思い入れのあった路線名であった「泉北高速鉄道線」。
この名称が明日で終わり、明後日からは「南海泉北線」という新しい名称になります。

運賃は値下げとなるものの、名称が変わったからと言ってダイヤが変わるわけでもなければ、車両の塗装が合併先の南海電鉄に統合されるわけでもないので、見た目の変化はそこまで大きくないのかも知れません。

ただ、合併して何年も経てば、かつて「泉北高速鉄道」という会社があったことも、鉄道ファンを除いた多くの人々にとっては記憶の彼方となってしまうのではないかと思います。

だとしても、泉北ニュータウンが造られてから半世紀以上、ニュータウンと都心を結ぶ鉄道として、幾多の人々を運んできた鉄道会社の名前は、記録に名を残し続けることになることには違いありません。
このブログも、後々に残り続ける「記録」の一つとなれば、青春時代の通学でお世話になった「泉北高速鉄道」への恩返しの一つにでもなるのかな、と感じました。


明日でその歴史に終止符を打つ「泉北高速鉄道」に最後の最後の訪問となりました。
次回訪問するときには、「南海泉北線」となっていることでしょうから、その姿も、このブログでご紹介できればと思っています。

今日の乗車記録


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和泉鳥取(0809)-和歌山 区間快速 モハ224-5111
和歌山(0848)-紀伊田辺 特急くろしお1号 モハ286-111
紀伊田辺(1832)-和歌山 特急くろしお34号 クモハ289-3507
和歌山(1958)-和泉鳥取 紀州路快速 モハ224-5017

今日も出張で、紀伊田辺まで往復してきました。
行きの「くろしお1号」は9両編成でしたが、席もかなり埋まっていて、春休みを実感しました。

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