阪和線の沿線から

阪和線沿線に住まう管理人による、鉄道やバスなどのブログ。

【JR西日本】観光列車「はなあかり」の運転計画発表。第一弾は敦賀〜城崎温泉間で10月〜12月の土日運転

JR西日本では、今秋開催される「北陸デスティネーションキャンペーン」に合わせて運行開始する観光列車「はなあかり」の運転計画等を発表しました。

観光列車「はなあかり」運行開始!!:JR西日本

概要は以下のとおりです。

【運転計画】
・運転開始日:
2024年10月5日(土)

・運転区間:
敦賀〜城崎温泉(小浜線、舞鶴線、京都丹後鉄道 宮舞線・宮豊線、山陰本線経由)

・運転期間:
2024年10月5日(土)〜12月22日(日)の土日
2025年1月以降は西日本エリアで区間を変えて運行予定

・運行ダイヤ:
(土曜日)
敦賀10:40発⇒東舞鶴13:06発⇒天橋立14:09発⇒城崎温泉15:39着
(日曜日)
城崎温泉9:54発⇒天橋立11:32発⇒東舞鶴12:39発⇒敦賀15:07着

【価格】
乗車には、運賃、特急料金に加え「グリーン料金」または「スーペリアグリーン料金」が必要。
(例)
敦賀〜城崎温泉間、片道、通常期、大人1人あたり
・スーペリアグリーン:12,840円(2名利用の場合の1名価格)
・グリーン車ボックス席・グリーン車指定席:10,640円
(京都丹後鉄道線の運賃・特急料金・グリーン料金を含む)

【きっぷの発売箇所】
・全国の駅のみどりの窓口および主な旅行会社窓口
・JR西日本インターネット予約「e5489」(グリーン車指定席のみ)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



このブログでもご紹介してきた、キハ189系改造の観光列車「はなあかり」。
既に列車名や設備概要などが発表されており、当ブログでも下記のとおりご紹介しています。
(参考)


今回運転日やダイヤなどが発表されましたが、ダイヤについては、上下ともに10時頃発⇒15時台着となっており、東京朝発の北陸新幹線「かがやき」に敦賀で接続しているほか、城崎温泉の旅館・ホテルをチャックアウトした後に乗車できるという、観光に都合の良いダイヤとなっています。

また、座席に関しては「グリーン席」と「スーペリアグリーン席」が設定される事は既に発表されています。
このうち「スーペリアグリーン」は、1名からの利用が可能である一方、1名利用の際でも2名分のグリーン料金が必要となりますので、注意が必要です。

そして注目は、2025年1月以降は西日本エリアで区間を変えて運行する予定であるということで、電化・非電化問わず運行可能であることから、既に運行されている観光列車「WEST EXPRESS 銀河」よりも更に広範囲での運行が期待できます。

実際、車内の調度品のうち、常設のものは、今回の運行ルート上の京都府の他、島根県や富山県ものも設置されおり、これら各県での運行も期待できそうです。

気動車という特性を活かした、あっと驚くような今後の運行ルートを期待しつつ、まずは第一弾の敦賀〜城崎温泉間の運行が盛況となるよう、期待したいところであります。

jrw_hanaakari_web
▲観光列車「はなあかり」Webサイト
https://www.jr-odekake.net/railroad/hanaakari/より引用)
きっぷの購入方法やおもてなしの内容など、予約開始が近づくにつれて整備されるものと思われます。




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和泉鳥取(0809)-和歌山 区間快速 モハ224-5146
和歌山(1913)-和泉鳥取 紀州路快速 モハ224-5130

【JR西日本・広電】JR西227系と広電5100形のデザインを入れ替えたラッピングコラボトレイン運行(2024.9.20〜)

JR西日本と広島電鉄(広電)では、現在工事中の広島駅南口広場再整備及び広島駅新駅ビルの完成に向けて、地域準民等の期待感を一層盛り上げるため、両社の車両デザインを入れ替えたラッピングコラボトレインの運行を発表しました。

広島電鉄・JR西日本によるラッピングコラボトレインを運行!:JR西日本
広島電鉄・JR西日本によるラッピングコラボトレインを運行!|広島電鉄

概要は以下のとおりです。

【運行期間】
広電:2024年9月20日(金)〜当面の間
JR西日本:2024年9月20日(金)〜2026年度中

【運行区間】
広電:2号線(広島駅〜広電西広島〜広電宮島口)
JR西日本:山陽本線、呉線、可部線

【対象車両】
広電:5100形「グリーンムーバーマックス」5101号(1編成)
JR西日本:227系A12編成(3両×1編成)

【デザイン】
<前頭イメージ>
2024082021-19-202


<ヘッドマーク>
2024082021-19-322


<側面デザイン>
2024082021-08-222
2024082021-08-392
(いずれも上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240820_00_press_hiroshima_wrappingtrain.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



冒頭に記したように、現在広島駅では、新しい駅ビルと、路面電車のルート変更を伴う駅前再整備が実施されています。
私自身も、この再開発により廃止となるルート(広島駅〜猿猴橋町〜的場町)を中心に訪問し、その際の記録もブログ過去記事でご紹介しています。
(参考)


来年春開業を目指して現在工事たけなわの広島駅前ですが、その機運を更に高めようと、今回同駅に乗り入れるJR西日本と広電がコラボ企画を実施することになりました。

その内容は、互いの車両のデザインを「入れ替える」という斬新なもので、「RED WING」の愛称でお馴染みの、赤色基調の227系と、車両名称の如く、緑色基調の5100形が互いに入れ替わり、227系は緑色、5100形は赤色を基調としたデザインに、まさに「入れ替わる」こととなりました。

様々なデザインの車両が走る広電だけでなく、今回「RED WING」に統一されているJR西日本で、緑の電車というのは、かなり目立つことになるのではないか、と思われます。

上述のとおり、駅ビル開業にともない、広電のルートが改編されることにより、新規開業区間が発生するため、その乗りつぶしついでに、この「入れ替わり」カラーの車両を記録できればいいな、と感じたニュースでありました。

DSC01555-2_R
▲JR西日本227系「RED WING」

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▲広電5100形「グリーンムーバーマックス」

今回、これら双方のデザインが入れ替わることになりますので、実車の登場が楽しみであります。




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和泉鳥取(0809)-和歌山 区間快速 クモハ225-5124
和歌山(1958)-和泉鳥取 紀州路快速 モハ224-5102

【京阪電鉄】石山坂本線「びわこ号」塗装車両運行終了(2024.9.23)

京阪電鉄では、2020年9月14日より運行してきた、石山坂本線600形「びわこ号塗装」車両の運行を、来る2024年9月23日(月・祝)で終了することを発表しました。

石山坂本線600形「びわこ号色塗装」車両の運行終了します |京阪電鉄

概要は以下のとおりです。

【運行終了日】
2024年9月23日(月・祝)

【「びわこ号塗装」車両運行終了イベント】
・開催日:
2024年9月8日(日)

・内容:
四宮車庫にて撮影会実施後、四宮駅から特別貸切列車に乗車し、坂本比叡山口駅にて下車後、日没に合わせて幻想的な雰囲気で撮影。

・参加費:
5,000円(税込、大人・小児ともに同額)

・定員:
30名(先着順)

・申込期間:
2024年8月20日(火)12時30分〜9月2日(月)23時59分

・申込方法:
「e-kenetマーケット」(https://www.e-kenetmarket.net/products/detail.php?product_id=30027)にて申し込み。

【ヘッドマーク掲出】
・びわこ号塗装車両運行終了記念のヘッドマークを掲出。

・期間:
2024年9月2日(月)〜9月23日(月・祝)



詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



下記記事でご紹介したように、2020年9月に「びわこ号運行終了50周年」を記念して運行開始した、600形「びわこ号塗装」車両。
(参考)


個人的に気になっていたこの塗装ですが、追々撮影しようとしていたところ、早々にお声がけをいただき、有志による撮影会に参加することができました。
(参考)


まさに「2020年代にやってきた『びわこ号』」という表現がピッタリの塗装で、愛称表示も旧仮名遣いにならい「こわび」と逆方向となっているところもポイントが高く、本当に完成度の高い復刻塗装と感じました。

あれから4年間、当初の予定通り、この9月で運行が終了となります。

大津線(石山坂本線)では現在、「響け!ユーフォニアム」や「成瀬は天下を取りにいく」といったラッピング電車が走っており、それこそ今が旬の撮影時期、といってもいいでしょう。
そんな中、運行終了記念ヘッドマークを掲出した「びわこ号塗装」車両も撮影できればいいな、と思っていますので、9月上旬に是非とも石山坂本線に撮影に行きたいな、とも今回のニュースを見て感じた次第であります。

DSC02419_R
▲京阪電鉄600形「びわこ号塗装」車両。
上述した団体臨時列車・撮影会(2024年9月26日)の際に記録した「びわこ号塗装」の写真です。
この塗装も、あと1ヶ月ほどで見納めとなります。




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【JR西日本】お盆期間の利用状況を発表。「くろしお」は南海トラフ臨時情報の影響で前年比25%の大幅減

JR西日本では、お盆期間(8月9日(金)〜8月18日(日)の10日間)の利用状況を発表しました。

お盆期間のご利用状況について:JR西日本

上記発表によりますと、お盆期間の利用状況は以下のとおりとのことでした。

・山陽新幹線:180万8千人 前年比107%
・北陸新幹線:39万7千人 前年比126%
・在来線特急:64万5千人 前年比101%


このうち、在来線特急については、前年比で増加した列車が多かった一方で、
「くろしお」(和歌山〜箕島):1万4千人 前年比25%
・「しらさぎ」(米原〜敦賀):4万1千人 前年比60%
と、前年を大きく割り込む列車もありました。

「くろしお」が大幅に減少(1/4)となったのは、下記のとおり「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発表されたことで、8月8日(木)夜から8月15日(木)17時にかけて、和歌山〜新宮間の特急「くろしお」が全て運休となった影響にほかなりません。
(参考)



ちなみにこの「1万4千人」というのは、新型コロナウイルス感染症の影響が大きかった2020年度のお盆期間の2万9千人の、更に半分程度ということで、「全列車運休」のインパクトが相当だったことがわかります。
(参考)
お盆期間のご利用状況について(2020年8月7日から17日まで):JR西日本
2024081921-12-331
(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/2020/08/page_16463.html)より引用)


一方の「はくたか」は、北陸新幹線・金沢〜敦賀間の開業に伴う利用動向の変化による減少であり、ある程度予測の範疇だったかと考えられます。
それだけに、この「くろしお」の大幅減は、安全の確保という点では避けようが無かったものの、まさかコロナ渦中の時期の半分程度であったことに、改めて衝撃を感じたニュースでありました。

DSC05214-2_R
▲日置川橋梁を走る特急「くろしお」289系。
このお盆の時期は,10日中7日間で特急「くろしお」が全列車運休となり、利用者数は大幅に減少してしまいました。




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【南海】2編成目の2200系が銚子電鉄へ譲渡

千葉県銚子市の銚子電気鉄道(銚子電鉄)では、昨年8月に南海電鉄の2200系1編成を譲り受け、今年3月28日より運行を開始しています。
(参考)



今回、この2200系の2編成目が、南海電鉄から銚子電鉄に譲渡されたことが発表されました。

もっと“なんかいい”ちょうしに!銚子電気鉄道は、南海電気鉄道の2200系車両第2編成を譲受しました | 南海電鉄
もっと“なんかいい”ちょうしに! 南海電気鉄道の2200系車両第2編成を譲受しました。 銚子電気鉄道株式会社

概要は以下のとおりです。

【譲渡車両】
2200系車両 モハ2201-モハ2251
(※)8月3日に多奈川線で南海電鉄のラストランを終了。

【今後について】
・第1編成と同様、銚子電鉄線内を走行できるスペックに改造する必要があり、同改造工事は第1編成に引き続き、京王重機整備株式会社が担当する予定。
・工事内容は、南海電鉄で運用されていた架線電圧1500V対応から、銚子電鉄で運用されている 600V に対応する「降圧工事」に代表される、”難解”な工事をクリアする必要がある。
・今回譲受した車両は、走行に必要な改造工事を施工した後に運用開始するが、開始時期については未定

詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



上述の記事でご紹介したように、丁度1年前に南海電鉄から銚子電鉄へ、2200系が譲渡され、大きな話題となりましたが、今回、その第2編成が譲渡されることとなりました。

第1編成は、今年の3月から運用開始となりましたが、新天地での2200系の活躍を一目見ようと、関西地区からも多くのファンが銚子電鉄を訪問し、新たな効果に繋がっているとのことです。

そして1年ごとなる本日、再び2200系が南海電鉄より銚子電鉄に譲渡されたことが発表されました。
今後については、第1編成と同様、所要の工事を実施した後、運用開始するとのことですが、第1編成が旧南海カラーに変更されているだけに、この第2編成がどのような塗色をまとうのか、そういった点でも楽しみなニュースであります。

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▲南海電鉄2200系(住ノ江車庫)。
昨年12月に開催された、鉄道友の会本部・阪神支部主催行事で参加しましたが、この際に撮影した2201編成が、今回銚子電鉄へ譲渡されました。
(参考)




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和泉鳥取(0809)-和歌山 区間快速 モハ224-5146
和歌山(1828)-和泉鳥取 紀州路快速 サハ223-11

交通法規研究会「列車の運行不能 遅延・運休・事故 きっぷの払いもどしQ&A」を読む

当ブログでは、鉄道をはじめとした公共交通関係の書籍や雑誌をご紹介していますが、今回ご紹介するのは、これまでにも度々ご紹介してきた「交通法規研究会」さんの新刊「列車の運行不能 遅延・運休・事故 きっぷの払いもどしQ&A」です。

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当ブログではこれまで、きっぷの「払いもどし」や「区間変更」など、何か事情が無ければ利用者が体験することが無いであろう取扱いについて、根拠規程や実例などを交えて、分かりやすく解説しており、私自身も大変勉強になる同人誌シリーズであると感じています。

今回は、その「レアケース」の中でも最たるものと考えられる、列車の「遅延」「運休」「事故」など、列車が計画どおりの運行が不能になった際の払いもどし等について、一問一答系式で分かりやすく、かつ体系的に記されています。


一口に「運行不能時の払いもどし」といっても、既に列車に乗っているか否かによって、可能な取扱いは大きく違います。
比較的遭遇するのは「乗車前」で、この場合は基本的に「手数料無しで全額払いもどし」となります。
私自身も下記記事でご紹介したように、南海トラフ臨時情報(巨大地震注意)」に伴い運休となった特急「くろしお」の特急券を、手数料無しで払いもどした体験談をご紹介しました。
(参考)


これに対し、列車乗車中に運行不能な事象に遭遇した場合は、乗車券、あるいは特急列車等のそれぞれについての対応方法があります。

これらには旅客が選択できるものもあれば、その時々に応じて定められているものもあるので、詳細は是非とも本書を手に取って、一読していただければ、大変参考になると思います。


手持ちのJTB時刻表では、「事故などの列車の取扱い」として、列車運行不能の場合の「無手数料払いもどし」「後続の特急列車等の乗車」「無賃送還」「有効期間の延長」、列車遅延時の「特急料金等払いもどし」「列車不接続により無賃送還・取り止め」といった内容が簡単に書かれている程度ですが、実際の取扱いは、同人誌が一冊出来上がるほどに奥が深いものだ、というのを実感できるのではないのでしょうか。


特に旅行中の払いもどし等の取り扱いは、遭遇するケースが多くないことに加え、旅行先あるいは列車に乗車中に遭遇すること、そして近年激甚災害が増加していることから考えると、どこか旅行する際には本書を携帯しておくと、いざという時に大いに役立つ内容といえます。

とはいえ毎回の旅行に常に持ち歩くのもなかなか大変なので、時間のあるときに本書を熟読しておくのが一番良いのかな、とも思いますが、ともあれ「きっぷ」「制度」系の鉄道ファンだけでなく、多くの鉄道ファンにとっても、運行不能な事象に遭遇しないとは限りませんので、是非とも手においていただきたい一冊と感じました。


▼本書の購入サイトはこちら。


今日の乗車記録(通勤)


和泉鳥取(0809)-和歌山 区間快速 モハ224-5135
和歌山(2120)-和泉鳥取 紀州路快速 モハ224-5012
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