NTTドコモがPHS事業より撤退するというニュースが出ました。

ドコモ、PHS事業から撤退へ〜FOMAに経営資源を集中

PHSといえば、丁度10年前に、携帯電話よりコストの安い手軽な電話として颯爽とデビューしましたが、当初の「簡易型」携帯電話というネーミングから、使えない電話というイメージが先行してしまい、また、携帯電話の相次ぐ値下げにより、一時期は600万人いたユーザーもどんどん減ってしまいました。

他のPHS事業者でも、アステルグループは全国の殆どのところで撤退してしまい、または撤退を予定しており事実上崩壊となっています。
唯一がんばっているのはウィルコム(旧DDIポケット)です。ウィルコムは、PHSの強みを生かした戦略を推し進めていこうとしているようで、その一つであるデータ通信に力を入れているようです。
実際、移動体通信で、256kbpsが出せるのは、ウィルコムだけですから、力の入れようが分かるようなものです。

ところでこのPHSですが、日本では鳴かず飛ばずでしたが、お隣中国ではかなり普及しているようです。やはりポイントは普及コストが安くて済む事のようです。