一昨日の事故の続報です。

死者の数が、100人を超えそうになりました。22時時点で96名ですが、車内にはまだ10名程度取り残されている様子。
別に死者が一人だろうが100人だろうが、鉄道の単独事故というだけで十分重大事故になるわけですが、これだけ数が多いと、やはり運転手の単純なスピードオーバーだけでは済まされない部分が出てくるでしょう。

とりあえず、JR西日本の役員は役員賞与を全員分カットするようです。

JR西日本、役員賞与全額カット 13人、事故責任とる

そのJRですが、企業モラルの低下が事故の遠因ではないかとは、神戸新聞の記事。

深刻なモラル低下 JR中枢 現場に責任転嫁も

現場に責任転嫁されるのなら、現場も責任転嫁されないように嘘をつくという、まさに負のスパイラルにはまってしまっているうちにこの事故が起きたのではないかとのことです。その一端が昨日この日記でも書いた「オーバーランの5分の1虚偽申告」ではないかと思います。

軽量化ステンレス車体の強度の弱さを指摘するマスコミもあります。確かにそうかもしれないが論点がずれている気がします。現場が規律を守って運行する体制を整えないと、軽量化車輌であろうが国鉄時代の重量級車輌であろうが、大惨事は起きるような気がします。

さて、ここまで過密、というよりむしろ無理強いダイヤが問題になっている中、今後のダイヤ改正でこれを改めることはあり得るのだろうか?と考えてみます。「ダイヤは商品」とは鉄道会社の謳い文句でよく聞きますが、この商品であるダイヤを今後も放置しているのなら、そして今と変わらずダイヤ厳守、遅れた場合は厳罰という過酷なものなら、似たような事故はまた起きるかも知れません。

JR西日本首脳陣が今回の反省をどのように生かすのか、その姿勢が次のダイヤ改正に現れるのでは、と個人的に思います。

多少競争力が落ちても、駅での余裕時間を現在より増やしたり、乗り入れ線区を限定する等の安全サイドのダイヤ改正なら、反省と改善の姿勢があると判断できるのではないのでしょうか。

ともかく今は、残された人の救出と原因究明でしょうか。

3日目の夜をむかえました。お疲れでしょうが、がんばって下さい。>レスキュー隊の皆様
原因究明に全力を尽くして下さい>国土交通省・鉄道事故調査委員会の皆様