以前の日記で、JR羽越線の脱線事故に関し、毎日新聞の社説があまりにも幼稚な理論(というか理論抜きの感情論だけで書いた社説)であったため、ネット上では批判の嵐だということを書きました。

どうやら批判はネット上だけではなかったようで、実際毎日新聞にも数多くの批判の当初があったようで、その社説の検証記事が掲載されていたようです。
(大阪版ではみた記憶はないのですが、東京版では記事になっているようですね)

開かれた新聞:委員会から 12、1月度 JR羽越線転覆事故の社説をめぐって

まあ反省記事を掲載するだけでもまだましか、とは思いつつ、どうして事前のチェックができなかったのか、根本の問題解決ができない事には同じといえば同じですが。

一つだけ気になったのは、最後の「論説室から」という毎日新聞側のまとめの記事。

(略)
思いがあまって感覚的な批判になったのは否定できません。大事なのは科学的検証の必要性だったと、批判を謙虚に受け止めます。また、JR尼崎事故とは性格が異なる点で異論はありません。混同したつもりはありませんが、まぎれのない表現に努めたいと思います。
(略)

JR宝塚線の事故とは異なる性格の事故であったことを果たして理解していたのでしょうか?
きっちり理解していれば、違うアプローチから記事が書けたとは思うんですけど・・・