寝台特急「出雲」の廃止まであと1週間といったところで、余部鉄橋等の撮影ポイントにはファンが多数詰めかけているようです。

その「出雲」廃止と、代替の「スーパーいなば91号・92号」誕生のセレモニーの概要がプレスリリースされていました。

寝台特急「出雲」・特急「サンライズリレー号」ダイヤ改正に伴うセレモニーなどの実施

「あさかぜ」「彗星」廃止の際にこんなセレモニーのプレス発表はなかったと記憶しています。これも、鳥取県に対する不義理を尽くして「出雲」廃止を強行し、地元の反感を大いに買ってしまったJR西日本の後ろめたい気持ちと、形でもよいから「誠意」を見せておけばよいだろうと感じたりするのは窺った見方でしょうか?

ところで、気になるのは、「出雲」代替の接続特急である「スーパーいなば91号・92号」にいつの間にか「サンライズリレー号」とかいう名前が付いている事。
どちらかの名前に統一した方が、指定券販売等の都合もあるのでよいとは思いますが。

出発セレモニーをプレス発表するのは、代替手段もちゃんと確保してますよ、というJRの姿勢を印象づけるのと、サンライズリレーも利用状況が悪ければホントに廃止しますよ、という宣戦布告の姿勢を表明している、と考えるのは窺った考え方でしょうか?

どうも窺った見方ばかりになるのは、もとをただせばJR西日本の地元に対する不誠実なやり方から来ているような気がします。
廃止するにしても、もっと地元の反感を買わないようなやり方をすればよかったのになあ、とも思います。