18日からスタートしたJR西日本の改定ダイヤ。「ゆとりダイヤ」としてテレビでも全国ニュースの枠で取り上げられていました。
通常ダイヤ改正のニュースなんか、取り上げられても地方枠での取り扱い程度だと思うので、このダイヤの関心の高さが伺えます。

JR西、14路線で「ゆとりダイヤ」スタート

ところで、18日付毎日新聞夕刊(大阪版)では、「ゆとり=安全なの?」という見出しでこの改定を取り上げていますが、この見出しに違和感を痛烈に感じるのは私だけでしょうか?
だって、昨年のJR宝塚線の事故の際、あれだけ「ゆとりのないダイヤが」云々叫んでいたのは当のマスコミではなかったか、それをゆとりダイヤ改正した途端にこんどはゆとりダイヤに疑問符を投げつける。
そうしていつまでもマスコミはJR西日本のあら探しばかりし続けるのか、と思うと情けなくて仕方ありません。
こんな程度の記事しか書けないのであれば、新聞の特殊指定をとっとと見直してくれよ、と思うのは決して私だけではないのでありましょうか。

さらに突っ込むとすれば、見出しの次の冒頭では、「運転士の中でも乗ってみないと分からないと不安を見せる人も」とあるが、これは実は新しいダイヤの事ではなく、ATS-Pの設置による制限速度変更のことを言っているのに、もともと違うものを(しかもATS-P設置はダイヤ改正とは関係なく設置されている)ごっちゃにして書いて、余計に不安感を煽らせたりと、素人の我々でも「毎日新聞の記者さん、あんたらちゃんと勉強して書いていますのかいな?」と問いかけたくなる内容でした。

ネット上でのソースを探しましたが、見あたりませんでした。かといって本文を書き写すだけの暇はないのでご勘弁の程を。

私の利用している阪和線では、単にダイヤが遅くなっただけではなく、接続列車が変わったりしたのですが、その告知が直前までなかったので、そういうところを突っ込んでほしいなあと思ったのですが、記者は日頃JRを使ったりはしないんかな?

そういえば、「キシャがキシャでキシャする」なんていう漢字の書き取り問題がありますなあ、とふと思い出したりしました。

(正解は勿論「記者が汽車で帰社する」ですな)