私の携帯(W32H)はFMラジオが聴取可能で、自家用車でもFMラジオを聞く事ができます。その中でも一番よく聞くのはNHK-FM。
ポップスだけでなく管弦楽オーケストラ・吹奏楽や懐かしの洋楽、そして邦楽やラジオドラマなんてのも放送されているという、何ともバラエティー豊かなラジオであります。

実はこのNHK-FMが、廃止の危機にあるのだとか。
竹中平蔵総務相の私的懇談会「通信・放送の在り方に関する懇談会」が出した報告書案の中に、はっきりNHK-FMの廃止が明記されています。

通信・放送のあり方に関する懇談会 最終報告書

NHKのチャンネルの削減

現行のNHKの8チャンネルは、電波の希少性、個々のチャンネルの役割等を勘案した場合、公共放送として放送するには、明らかに多過ぎると考えられる。
具体的には、衛星放送については、難視聴対策として行うことが適当であるが、そうした対策は1チャンネルで十分であり、1チャンネルを削減すべきである。次に、FMラジオ放送については、民間のFM放送や音楽配信サービスが普及している現状では、多彩な音楽番組の提供という公共放送としての役割は既に終えたものと考えられる。従って、これらの放送については、必要な周知等の措置を十分に行った上で、2011年までに停波の上、速やかに民間への開放等の措置を取り視聴者が多様な放送を享受できるようにすべきである。


いやだから、まだ役割は終わっていませんって!

確かにNHK-FMが放送している番組は聞いている人が多いか、といわれると否、と答えざるを得ません。しかし、他の民放が金太郎飴のようにどこも同じようなヒップホップ系のJ-POPばかりを流している中、これだけバリエーション豊かな放送チャネルを切ってしまって良いものでしょうか?
かりに廃止になれば、ポップス以外の音楽という文化を我々はどこで聞く事ができるのか?音楽文化の崩壊につながりかねない、といっても決して大げさではないと思います。

まあもっと言えば、日本の音楽文化の薄さがこういった事態を招いている(現在民放が流している以外の音楽を流す民放チャンネルが存在しない)とも言えなくはないのですが、だからといって簡単に切っていいものではないはずです。

ところで、少々気になったので、この懇談会のメンバーを見てみると、やはりそういう音楽を文化として楽しんでいるような人が見受けられなかったので、こういうけったいな結論が出るのもある意味うなずけます・・・いや、うなずいているだけではいけませんね。
今からでも総務省にそういう意見を送っておいても無駄ではないような気はします。