鳥取県を走る第三セクター鉄道「若桜鉄道」(郡家〜若桜)ですが、こちらも存廃問題が浮上しているとのこと。

25年後の岐路 若桜鉄道存廃問題再燃(日本海新聞)

2年ほど前に余部鉄橋に日帰りで行った際、まだ若桜鉄道には乗車した事がなかったことを思いだし、「スーパーはくと」を郡家で下車し、若桜鉄道を若桜まで往復しました。

さほど長い距離ではない鉄道ですが、JR因美線への乗り入れ列車も設定されていて、県都・鳥取への重要な交通手段だなと思っていましたが、ご多分にももれず廃止の問題が浮上しているようです。

一方、若桜鉄道と並行して走る路線バスの利用も悪く、こちらも廃止されかねない状況で、最悪、若桜町から公共交通手段が消滅してしまうこともあり得るのだとか。

それでいて、公共交通が消滅の危機にある事に対する住民の意識が低い事が気になります。
日頃の生活はマイカーでまかなえるのが意識の低さの原因にあるのかも知れませんが、なくなってから取り戻すのはそう簡単ではないのは、火を見るより明らかです。

また、「存続問題に議員は役に立たない」とのくだりも興味深いものがあります。
議員となれば、どうしても自分の選挙区なり地盤地域の方に目がいってしまうのは確かで、そうなるとどうしても消極的な意見しか出ない。
結局は住民の存続に対する思いや力が議員や行政を動かすのだという、至極当然の結論を改めて感じました。

とまあ、若桜鉄道の将来についてはあまり明るくないものを感じますが、この存廃問題、どのように展開していくことでしょうか・・・