気をつけて読んでみると、何となくJR東日本を悪者に仕立てようと言う意図が見えなくもないのですが・・・

<JR東日本>普通グリーン券に「落とし穴」(Yahoo!ニュース、提供元は毎日新聞)

国鉄時代からグリーン車が設定されており、大多数の利用者がシステムを理解している東海道線や総武・横須賀線では、こんな事は聞いた事無いのでしょうが、近年連結されるようになった湘南新宿ライン・宇都宮線・高崎線では、必ずしも東海道・総武横須賀ほどの認知には至っていないという事なのでしょうか?言いたい事は・・・

それにしても、指定席か自由席か、グリーン件を購入するときに利用者はそんなことが分からないものか、少々疑問なのですが、どんなもんでしょうか。

もしグリーン車が「指定」なら、乗車するべき列車の発車時刻と座席番号が指定されているはずですし、その指定がなければ「自由」であると解釈するのが普通なのではないのでしょうか?
いや私が鉄ちゃんだからそう思うのでなく、社会通念上はそういうものだと思うのですが・・・
それにも関わらず「指定席だと思って乗ったら座れなかった・・・」そりゃあんたのグリーン券(いやこの場合はSuicaに記録されているけど購入時に指定されていなければ一緒でしょう)には座席は指定されていませんからね・・・

満席の場合はわざわざ立たずに、利用せず払い戻しを受ける、というのは、「理屈に合わないお金は払わない」関西人ならば常識的に取る行動だと思うのですが、やはり関東とは地域柄が違うのか・・・

ところで最後の段落で大変気になった事を一点。

さらに、Suicaの場合、ホームの券売機ではSuica1枚につき、グリーン券は1枚しか買えない。複数枚買う場合は、窓口に行かなければならない。子連れで荷物の多い人やお年寄りなどにとっては、なお負担になる仕組みのままだ。

お年寄りでもSuica持っている人は多数いると思いますし、Suicaを持っているお年寄りにとっては、わざわざ窓口に行かずしてグリーン券購入出来るわけですから、逆に負担が少なくて済むのではないのでしょうか?
グリーン車に乗る場合に限らず、Suicaの場合は改札にかざせば通れますから、磁気券のように改札でのきっぷの取り忘れがないので、お年寄りにとっても使い勝手良いシステムのような気もします。
また、磁気カードのように使い捨て(した後はリサイクルしてはいるのですけど)ではなく何度も繰り返し使えるSuicaのシステムは、物を大切にする傾向が強いお年寄りにとっても理解しやすいものだと思います。

どうも「Suicaなんていう複雑なものをお年寄りが使えるわけがない」とかいう先入観で書かれているような気がしますが、それはそれで聞き捨てならない(いや読み捨てならない?)記事ではないでしょうか?

まあこれが毎日クオリティの記事、といわれればそれまでなんですけど・・・