経営再建中のダイエーですが、ジャスコなどを運営するイオンを再建の提携先として筆頭株主の丸紅が選定しました。

株式会社ダイエーとイオン株式会社の資本・業務提携について(丸紅プレスリリース)

今回の提携の提案がうまい事すすみ、実際イオンが再建に乗り出すと、イオングループ(ジャスコ含む)が他の小売企業を支援するのは、ヤオハン・マイカルに続いて3件目となると思われます。すでにヤオハン・マイカルで実績のあるイオンならダイエーも再生出来るのでは?とも考えられたとも思われます。

実はイオングループは全般的に郊外の出店が多く、大阪・東京の都心部の店舗はさほど多くありません。逆にダイエーは、大規模な閉店リストラの結果、関西・関東・九州に店舗を集中させ、またそれらの店舗も特に都心部に多く存在しています。
都心回帰の流れや、今後郊外の大規模ショッピングセンターの開発が規制されていく事から、都心部での基盤が必要なイオンにとっては、現在ダイエーの有している店舗には魅力を感じるのかも知れません。

資本・業務提携の検討は来年3月を目処にしているとのことです。うまい事まとまれば、先にも書いたとおり、とんでもない企業集団の誕生、となってしまいますが、どうなりますことやら・・・