別府ゆけむり号:別府と広島結ぶ高速バス、利用者1万人突破 /大分(Yahoo!ニュース)

1万人突破というのは別にどうでも良い事で、私が目を引いたのは、このくだり。

「途中の竹田津(国東市国見町)―徳山(山口県)間はフェリーに乗り込む。」

気になったので、大分交通のサイトで当該路線の記事を見てみました。

別府〜広島 ゆけむり号(大分交通ホームページ)

なるほど、確かに途中でフェリーに乗っていますね・・・

これまでに、経路の途中でフェリーに乗船する高速バス路線というのは、過去にもなかったわけではありません。私が記憶しているだけでも、
・東京〜徳島(京浜急行・徳島バス)
・大阪〜徳島(阪急バス・南海電鉄・阪神電鉄・徳島バス)
・三原〜今治(せとうちバス)
といった路線が存在していました。

徳島発着の2路線は、明石海峡大橋開通までの間、須磨と大磯の間をフェリーに乗船していました。勿論開通後は大橋経由になりました。
最後の路線は、あまりよく知らないのですが、こういう路線もあったなあ、という程度の記憶しかありません。ただ、少なくともしまなみ海道開通後に開設された路線である事は確かです。しまなみ海道開通による需要を見込んで開通させたのでしょうが、やはり利用者が少ないために廃止になったようです。

今回の広島〜別府便は、フェリーで周防灘をショートカットするルートを取っており、高速道路経由よりも早いものだと思われます。
あとは利用者がどれだけ付くか、といったところでしょうが、途中フェリー乗船という、久しぶりに登場した珍しい路線ですので、なるべく走り続けて欲しいところですね。