私をスキーに連れてっ…けない? シュプール号廃止(iza産経新聞)
京阪神発着のシュプール号の最盛期は、平成元年前後だったと思います。
京阪神から大糸線(白馬・南小谷方面)・信越線(黒姫・妙高高原方面)の他、確か越後湯沢や蔵王(鶴岡からバス)にも運行されていたと思います。
特に大糸線方面は非電化である事から、使用される車両も気動車(キハ65系エーデル、キハ181系)や客車(20系、14系シュプール仕様等)と、豊富なバリエーションがありましたので、時刻表を眺めているだけでも楽しかった覚えがあります。
大糸線では、シュプール号の運行のために、交換設備を増強した駅もあった記憶があります。(交換設備は存在するが、ホームが片方のみ)それくらい当時は盛況があったという事でしょう・・・それも、大糸線への運行終了に伴い、ほぼ意味をなさなくなったと思われます。
末期は、信越線方面は週末運転という形で昨年度まで運行されていましたが、やはり乗車率の低下は避けられず、今シーズンの運行廃止となってしまいました。
高速道路の整備によるバス・マイカーでのアクセス向上に加え、スキー人口そのものの減少が、シュプール号の縮小・廃止に拍車をかけてしまったこととなったようです。
今後は定期運行の「きたぐに」にスキー客を誘導するような施策を取るようです。まあこれで、「きたぐに」の利用率向上につながれば良いのでしょうが・・・
写真は、平成16年2月に大阪駅で撮影したシュプール号です。この日は案外利用が多い印象があったのですが・・・
でも、新幹線なら半分以下の時間ですよね。車販もあるし。今の人には流行らないんでしょうね。