767899e8.JPG本年最後の「阪和線の沿線から」ブログは、今里筋線乗車の感想で締めくくりたいと思います。

乗車したのが12月の30日ということもあり、利用客は結構少なめでした。もともと大阪市内の外縁を走る路線ですので、休日の利用が減る事は予想していましたが、それでも少なめでした。
井高野から谷町線や鶴見緑地線というように、これまで鉄道交通がなく不便であった今里筋線の北部部分はそれなりに利用があると思われますが、問題はやはり南側、といったところでしょうか。
南側も、現在の今里から更に南に延びれば、鉄道の不便な地域となるため、ある程度の利用がつくとは言え、民営化も検討されている大阪市営地下鉄が、新たに採算の高いとはいえない路線を増やすとはあまり考えられないのでは、とも思います。

暗い先行きの話はともかく、開業区間について乗車してみた感想をいくつか述べたいと思います。
・今里駅での千日前線との乗り換えがかなり遠い(天王寺での御堂筋線・谷町線くらいの長さ?)
・全駅にホームドア設置、液晶モニター設置
(千日前線にも同じモニターが設置されていました)
・井高野〜清水の区間列車が存在する
・関目成育は二層式のホームである(下水管の関係で上下にホームを設置しなければならなかったらしい)

今里筋線が開通により新たに出来た駅(井高野・瑞光四丁目・だいどう豊里・清水・新森古市)での利便性が上がる事から、都心回帰の流れもあり、新しいマンション等の供給が増えるかどうか、またそれによって利用者が増えるかどうか、今後もチェックしていきたいと思います。

写真は関目成育駅。写真では分かりにくいかも知れませんが、上下二層式のホームです。

追伸:本年も当ブログにご訪問頂きまして有り難うございました。来年も鉄道の話題を中心にぼちぼち続けていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。