学校週5日制見直し、報告案で明記へ…教育再生会議(読売新聞Webページ)

このブログは教育問題を語るページではないので、本題でないことを書いていきたいと思います。

大都市圏を除く地方鉄道の主要な利用客の一つに高校生という存在があります。中には「通学専用列車」と化している列車もあると思われます。
もちろん、高校とて学校週5日制の対象となっており、1992年より月1回、1995年より月2回と段階的に増やしてきて、2002年には完全に週5日制となりました。

土曜日が休みとなる事で、もちろん通学客総数も7分の1減少してしまったわけですが、仮に週5日制が週6日制になると、単純に考えて現在の6分の1だけ通学客総数が増える事になります。
もちろん、現に土曜日も授業を行っている学校があったり、部活動等で学休日も利用している生徒もいる事から、単純にこれだけ増えるわけではありません。
また、通学生のほとんどが通学定期を利用している関係上、鉄道会社の収入という面ではあまりプラスにならないことも事実でしょう。
とはいえ、今後の少子化の流れの中、メインとなる通学利用の回数が増える事で、利用客の増加、ひいては路線存続への足がかりとなるのなら、地方鉄道に取ってはタナボタとはいえ嬉しいニュースととらえることが出来るかも知れません。
勿論、通学客以外の利用者の開拓(今後は定年退職後の団塊世代の取り込み、というのがあるでしょう)も怠ってはなりません。これらの施策を総合的に実現させ、利用客をつかむ地方鉄道が今後は生き残っていく時代だと思います。

ちなみに私は学校週6日制最後の世代でした。既にこの頃は、企業の週休2日制は定着していたのですが、私が利用していた南海電鉄・泉北高速ともに土曜日も平日ダイヤとなっていたため、10両編成の準急では土曜日だけは日によっては着席が可能でした。おかげで一週間続けて通学して疲れて来たところに座る事が出来て朝の休息が出来て良かった覚えがあります。