小田急電鉄が、JR東日本のE233系をベースにした新型車両の4000形という車両を導入すると発表しました。

新型通勤車両「4000形」 2007年9月デビュー(小田急電鉄プレスリリース)

今回の小田急4000形だけでなく、JR東日本のいわゆる「走るんです」シリーズの車両をベースにした民鉄車両は、相模鉄道や東京急行でも先例があり、これが3例目との事です。

もともとE231・233シリーズの車両は製造コストの低減が図られている上に、主要な設計部分が共通する車両を選択する事により、導入コストを低減させていこうという動きではないかと思います。

翻って我が地元、関西民鉄の動きを見ていると、どうも車両設計の共通化を進めていこうという動きがいまいち伝わってきません。

JR東日本のような、同一設計思想の車両を大量導入している会社が関西には存在しないため、共通化によるコストメリットが発揮出来にくいのかも知れません。
とはいえ、JR西日本は321系を大量に導入しているので、ここからの共通化、というのも一つの手法としてあったのかもしれませんが、更新時期が近づいている車両が決して少なくなく、取り替え時期が近づいている中、関東民鉄に比べて経営基盤の弱い関西民鉄がその負担に耐えるためには、何らかの車両導入コストの低減は避けて通れないのではないかと思います。

関西民鉄は、以前は様々な面で大手5社がそれぞれの独自色を出してはいましたが、最近はスルッとKANSAIネットワークのもと、資材等の共同調達を進めています。利用客にもすぐ分かる一例としては、自動券売機用の切符のロール紙を各社共通にしている例が挙げられます。(地紋にスルッとちゃんが入っている、あの切符です)

折角のネットワークですので、もっと効果のある、車両設計の共通化にも踏み込んでいくことで、経営の安定化に寄与することはできないのだろうか、とこのニュースを見ながら感じました。