第3セクター鉄道「北条鉄道」の走る兵庫県加西市長選挙が次の日曜日に投票となります。
前市長の職員採用問題から端を発して今回の出直し市長選挙となった次第ですが、気になっていたのは、北条鉄道の問題。
こちらのエントリーでも紹介したとおり前市長は北条鉄道を活性化させようと積極的に施策を進めていた事もあって、近隣でありながら廃止がほぼ決定的三木鉄道とは違い、今後の活性化に期待していたのですが、今回の出直し市長選挙で、果たして北条鉄道の取扱がどうなるのか、気になっていました。

例えば前市長とは別の候補者が当選した場合、市の財政の健全化の目的のため、北条鉄道の廃止という方向に転換する可能性は十分にあります。

そういう意味で気になっていた加西市長選挙。候補者三名のマニフェストが掲載されている記事を見つけました。

選挙:加西市長選 3候補の公約 /兵庫(Yahoo!ニュース)

結論から言えば、3候補ともに北条鉄道の利用促進を図りながら経営改善を行っていきたいというスタンスで、過激に廃止するという選択肢を掲げた候補者は今回はいませんでした。
マニフェストに廃止が掲げられていないだけでも一安心、といえるでしょうが、だからといって今後の命運は相変わらず不安定で有る事だけは確か。
沿線住民が積極的に利用する事は勿論の事、外野の鉄道ファンとしても、厳しい経営環境の中で精一杯頑張っている鉄道を支援していく事が必要ではないか、と思いました。

投票日は今週の日曜日です。どの候補者が市長になるにせよ、北条鉄道が加西市のかけがえのない資産となるような施策を望みたいと思います。