橿原神宮前から吉野まで走る近鉄吉野線。桜の名所として有名な吉野への観光の足として、特に毎年4月頃は花見客でにぎわいます。
また、飛鳥時代の遺跡が点在する明日香村への観光アクセス路線として、春や秋の行楽シーズンにも、遺跡ウォークの観光客が利用する路線でもあります。

さてこの近鉄吉野線の最後のハイライトとして有名なのが、これからご紹介する「吉野川橋梁」
吉野川(正式には紀ノ川の奈良県内での名称)に沿って走ってきた路線が少し北岸に迂回し、大和上市駅を過ぎると、すぐにこの吉野川をゆっくりとまたぐ鉄橋がこの吉野川橋梁です。

橋脚はレンガ造りでトラス造りとガーター造りの混合というなかなか珍しい形であるのと、川の水面から結構な高さがある事から、絵になる鉄橋として、この度写真を撮りに行ってみました。

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上流側の河原から。さくらライナーです。

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下流側の河原から橋梁を見上げる形での撮影です。吉野行き急行4連。

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同じポジションより、吉野行き特急2連。

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上流側北岸の国道沿道より、大阪阿部野橋行き急行4連。

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少し離れた上流側から。再びさくらライナー4連。

休日ダイヤなので、特急・急行各2本毎、上下合わせて1時間あたり8回のシャッターチャンスがあり、色々な場所から撮影する事が出来ました。
また、吉野線の末端でありながら、特急・急行ともに車両のバリエーションが案外あることから、退屈せずにあっという間に予定していた時間が来たので撮影終了。

夏という事もあり、河原でキャンプや水遊びをしているグループ・家族連れ等が多い中の撮影でしたが、今度は違う季節に来てみて撮影してみたいと思いました。
これらの写真を改めてみてみたのですが、まだまだ自分の撮影スキルの不足を感じる出来具合。今まで「撮り鉄」というものをやっていなかっただけに、まだまだこれからというところもありますが、今度来るときはもうちょっと良い出来にしてみたいな、と反省する次第です。