国鉄が民営化され、JRグループが発足して今年で20年。
それを記念して企画されたツアーの募集が開始されたとの事です。

JR発足20周年 JR7社共同企画 『JRオールキャスト 日本列島縦断 華麗なる列車の旅8日間』発売について(JR西日本プレスリリース)
当該ツアー専用サイト

南行きは札幌発鹿児島行き、北行きは長崎発札幌行きの7泊8日のツアーで、途中「トワイライトエクスプレス」や「夢空間北斗星」での車内泊をしつつ、JR各社の誇る車両を使用した列車にも乗車するツアーとなっています。

果たしてこれで最低価格80万円は、安いのか高いのか、よく分からないところはありますが、団塊世代を中心としたゆとりのある世代がターゲットなのかな、とも思います。

さて、タイトル上でも書いたとおり今回の企画はJR「7社」の共同企画。
通常JR旅客会社は6社(北海道・東日本・東海・西日本・四国・九州)ですが、今回はそれに加えてJR貨物が加わっています。
とはいえ、JR貨物は旅客車両を所有しているわけではありません。となると、どういう形でJR貨物の車両がお出ましになるのか?
ちょっと気になったので、丹念に旅程表を追っていくと、南行きの2日目に、鶴岡〜新発田間で、「夢空間」をJR貨物のEF510型機が牽引するというものがあり、ここでJR貨物の「キャスト」がお出ましになるようです。

JR貨物の機関車が旅客列車所有の客車を牽引する、というのはこれまでに全くなかったわけではありませんが、今回は旅客列車牽引の経験がない、JR化後に開発・製造された機関車が牽引する点が珍しいと思われますので、きっと沿線には珍しい編成を記録しようとするファンが大勢押し寄せるのでは?とも思います。

他にJR貨物の出番は無さそうですが、関門トンネル間で勢力を伸ばしているEH500が、同区間の「トワイライトエクスプレス」を牽引したりとかしたらもっと面白いかな、とも思いました。

ちなみに旅行そのものの申し込みは今月末だそうですので、気になる方はお早めにお問い合わせ下さい。