JR北海道が2008年秋よりサービスを開始するICカード乗車券「Kitaca」。
サービス開始自体はこちらのエントリーでも既に触れていますが、その中で、JR他社、特にJR東日本のSuicaとの相互利用は、国内航空路線屈指の輸送量を誇る羽田・千歳線を擁する新千歳空港へのアクセスを担っているJR北海道にとっては、早急な対応が望まれるところでした。

その対応が、まずはSuicaについてサービス開始後、早い段階での対応が実施されるとのプレスリリースが、JR東日本より発表がありました。

IC乗車券・電子マネーの相互利用サービスを開始します。(JR東日本プレスリリース)

内容は次の通りです。
・JR東日本とJR北海道は、両社の発行する(予定)のICカード乗車券について、相互利用を2009年春を目処に開始する事に合意しました。
・同じく2009年春を目処にKitaca電子マネーのサービスを開始するが、こちらもSuicaでの利用が可能になります。

SuicaとKitacaの相互利用が出来るようになるのは、予想の範囲内ですが、ここで注目すべき点は「Kitaca電子マネー」
私の知る限り、JRのIC乗車券で、電子マネー対応済みはJR東日本のSuicaとJR西日本のICOCA。これにJR北海道のKitacaが加わるわけですが、既にIC乗車券のサービスを開始しているJR東海のTOICAよりも先にKitacaが電子マネー対応を表明したことは意外でした。

先行2社と同じく、まずは駅ナカの売店・コンビニ等からスタートとなると思われますが、首都圏からの利用者も多いことから、サービス開始段階でSuicaとの相互利用が出来ることは、利用者にとっても便利な事は確かでしょう。