前回エントリーの続きで、別途ご紹介するとした、東海道新幹線のチケットレスサービスの開始についてもプレスリリースがありました。
「エクスプレス予約」にチケットレスサービスが登場します(JR西日本プレスリリース)
概要は次の通りです。
●東海道・山陽新幹線の会員制ネット予約サービス「エクスプレス予約」会員対象に「EX-ICカード」を配布し、これにより東海道新幹線のチケットレス利用が可能になります。
●新幹線乗り換え改札において、新幹線用の「EX-ICカード」と在来専用のICOCA等を二枚重ねでスムーズに乗り継ぐ事が可能となります。
●東海道新幹線各駅相互間ではEX-ICサービスがお得。
但し、在来線乗り継ぎ区間がある場合は従来の紙きっぷでのエクスプレス予約の方が安い区間も出てくる事から、現在のエクスプレス予約も引き続き利用可能です。
また、EX-ICと紙きっぷの場合とで料金がことなってくることから、「EX-IC運賃ナビ」で比較する事が可能となります。
●サービスの開始は平成20年3月29日利用分より。
山陽新幹線区間へのEX-ICサービス拡大は平成21年夏を予定。
ICOCA・TOICA・Suicaの相互利用と同じく、前回エントリー時には無かった話題を中心にご紹介します。
まず、チケットレスとなり、号車・座席の確認はどのようにするのか、という点ですが、プレスリリース添付のPDFファイルによれば、新幹線改札にICカードをタッチしたときにご利用票がプリントアウトされる仕組みになっているようです。
丁度、ANAが採用しているSKiPのようなものだと思われます。
また、EX-ICの料金は、運賃+料金が一本化されているのに対し、現在のエクスプレス予約では、特急券と乗車券が別途計算となります。
そのため、新幹線と在来線を乗り継ぐ場合は、乗車券の運賃計算を区切らない方が安い場合も多々出てくることもあり、その解決策としては予約段階でどちらがお得かを運賃ナビ画面で比較する、という仕組みを採用したようです。
本来は、EX-IC利用の場合は自動的に安い運賃を採用するような計算をしてくれれば良いのでしょうが、通しの乗車券の記録をIC側にあらかじめ記録出来ないこともあることから、こんな形態になったのかな、と思います。
ともかく、不便や不公平の無いように考えた抜いた上での苦肉の策とも言えるでしょう。
今回の発表で意外に思ったのは、山陽新幹線区間へのEX-ICの拡大に言及されている点です。
平成21年夏の予定というスケジュールは、個人的にはかなり早い導入だと思いました。
あと、山陽新幹線区間で気になるのは、チケットレスの値付け。
航空機に対し圧倒的に強い東海道区間に対し、山陽区間はある程度盛り返しているとはいえ、まだ競争力が強いというわけでは決してありません。
競争力確保の観点からも、チケットレスの価格がどんなものになってくるのか、ちょっと先の話ですが注目しておきたいと思います。
「エクスプレス予約」にチケットレスサービスが登場します(JR西日本プレスリリース)
概要は次の通りです。
●東海道・山陽新幹線の会員制ネット予約サービス「エクスプレス予約」会員対象に「EX-ICカード」を配布し、これにより東海道新幹線のチケットレス利用が可能になります。
●新幹線乗り換え改札において、新幹線用の「EX-ICカード」と在来専用のICOCA等を二枚重ねでスムーズに乗り継ぐ事が可能となります。
●東海道新幹線各駅相互間ではEX-ICサービスがお得。
但し、在来線乗り継ぎ区間がある場合は従来の紙きっぷでのエクスプレス予約の方が安い区間も出てくる事から、現在のエクスプレス予約も引き続き利用可能です。
また、EX-ICと紙きっぷの場合とで料金がことなってくることから、「EX-IC運賃ナビ」で比較する事が可能となります。
●サービスの開始は平成20年3月29日利用分より。
山陽新幹線区間へのEX-ICサービス拡大は平成21年夏を予定。
ICOCA・TOICA・Suicaの相互利用と同じく、前回エントリー時には無かった話題を中心にご紹介します。
まず、チケットレスとなり、号車・座席の確認はどのようにするのか、という点ですが、プレスリリース添付のPDFファイルによれば、新幹線改札にICカードをタッチしたときにご利用票がプリントアウトされる仕組みになっているようです。
丁度、ANAが採用しているSKiPのようなものだと思われます。
また、EX-ICの料金は、運賃+料金が一本化されているのに対し、現在のエクスプレス予約では、特急券と乗車券が別途計算となります。
そのため、新幹線と在来線を乗り継ぐ場合は、乗車券の運賃計算を区切らない方が安い場合も多々出てくることもあり、その解決策としては予約段階でどちらがお得かを運賃ナビ画面で比較する、という仕組みを採用したようです。
本来は、EX-IC利用の場合は自動的に安い運賃を採用するような計算をしてくれれば良いのでしょうが、通しの乗車券の記録をIC側にあらかじめ記録出来ないこともあることから、こんな形態になったのかな、と思います。
ともかく、不便や不公平の無いように考えた抜いた上での苦肉の策とも言えるでしょう。
今回の発表で意外に思ったのは、山陽新幹線区間へのEX-ICの拡大に言及されている点です。
平成21年夏の予定というスケジュールは、個人的にはかなり早い導入だと思いました。
あと、山陽新幹線区間で気になるのは、チケットレスの値付け。
航空機に対し圧倒的に強い東海道区間に対し、山陽区間はある程度盛り返しているとはいえ、まだ競争力が強いというわけでは決してありません。
競争力確保の観点からも、チケットレスの価格がどんなものになってくるのか、ちょっと先の話ですが注目しておきたいと思います。