その1からの続きです。

御嵩駅_駅名板

終点、御嵩駅の駅名板

御嵩駅_駅舎

御嵩駅の駅舎。
三角屋根が特徴の、終着駅の風情を十分に感じさせる駅舎です。
しかし、駅員はおらず、無人駅。あとから調べたところ、無人化されたのは今年6月のダイヤ改正からとのこと。もう少し早く訪問していれば、入場券とかも入手できなのになあ、と少し後悔しましたが、それであっても訪問できただけでも良かったな、と思いました。

無人化となり、替わりに設置されたのは、このような自動券売機。
御嵩駅_券売機

この券売機で、乗車駅証明書も発行できるので、こちらを1枚いただいて、入場券の代わりにします。

駅前に出てみると、かつての中山道の宿場町、宿場町を彷彿とさせる街並みと、駅前に観光休憩所があったので、少し涼を取らせて頂きます。
御嵩駅前観光休憩所

観光案内所は願興寺という寺の敷地内にあり、冷たいお茶が無料でいただけました。
うだるような暑さの中で、冷たいお茶は、まさに砂漠の中のオアシス、といったところで、美味しくいただくことにします。

ふと、カウンターに目をやると、御嵩の観光案内パンフに並んで、こんな募金箱を目にしました。
名鉄広見線募金箱

「名鉄広見線を守ろう会」が設置した、存続のための募金箱。
募金箱の隣には、存続要望の署名を記入できるようになっていました。
署名を見つけた途端、反射的に署名欄に住所と氏名を記入していました。

私のスタンスとして、地方鉄道の存続・再生には地元の協力が不可欠、と考えています。地元の存続にかける熱意と行動があって、ようやく存続へのスタートラインに立てる、と思っています。

署名運動も、熱意を示す一つの行動とは思いますが、実際の利用者数が目に見えて増える、または減少を食い止めるような施策があればこそ、存続へのレールが続いていくわけですから、そういう施策を打ち出して欲しい、そういう願いも込めて、署名をしたのかも知れません。

ともかく、ちょっと複雑な気分になって御嵩駅に戻ってきました。
新可児方より折り返しの列車が入線してきました。
御嵩駅_新可児行き入線


この列車から降りたのも10人もいなかったと思います。
すぐに折り返しの新可児行きになり、私もこの列車に乗車。

御嵩駅_新可児行き


駅ののどかさとは対照的に、数分の待ち時間であわただしく折り返して行く列車に乗車し、新可児へ向かいました。

この10年で、名鉄のいわゆる「ローカル線」とも言うべき不採算路線は整理されてきて、平成17年3月の600V線区の全廃で、その整理も一段落付いた、と思っていました。
私自身、「もう無いだろう」と勝手に思っていた節もあったかも知れません。

しかし、実情は厳しさを増していて、残された線区のうち、今回乗車した広見線(新可児〜御嵩)と、蒲郡線(吉良吉田〜蒲郡)の廃止を名鉄が地元に対して打診している、と言うニュースも有り、今回、訪問できる内に訪問してみました。
実際訪問してみて、連休の合間の日中と言うことを差し引いても、利用客の少なさは否めませんでした。
一方、存続の為の署名があったり、廃止になることに対する危機感が全くなかったわけでもありませんでしたが、それでも地元を大きく巻き込んだ運動になっている、とも思えなかっただけに、今後の行く末を案じずにはいられないなあ、と思いました。
そんなことを考えているうちに、新可児着。ここから至近距離にあるJR太多線の可児駅より、次の目的地に向かうこととします。

他の鉄道旅行関係ブログはこちらから。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道旅行へ