高山本線の美濃太田から長良川に沿って、岐阜県北部の北濃まで走る長良川鉄道。
以前は国鉄越美南線という名称から分かるとおり、福井県を走る越美北線と結ばれる計画でしたが、赤字ローカル線建設計画凍結により、南北両線は結ばれないまま、南線はその後の特定地方交通線に指定され、第三セクター鉄道に移管され、今に至っています。

以前は終点の北濃から越美北線の九頭竜湖まで、それこそ全通計画のルートでJRバス路線がありましたが、それも現在は廃止となったこともあり、今まで訪問しようにも訪問しづらい路線ではありましたが、今回機会があったので、訪問してみることにしました。
(乗車記録は、こちらに対応)

太多線の列車を美濃太田駅で下車し、これから乗車する長良川鉄道のホームへ向かうには、一度改札を出る必要があります。
美濃太田駅は、近年建て替えられた橋上駅舎となっていて、印象が一変していました。
その一角から、長良川鉄道の列車は発車します。

美濃太田駅_ナガラ301

長良川鉄道 美濃太田駅で発車を待つ列車

ホーム上に、きっぷ売り場があったので、土・日・祝日に有効な一日フリー切符を購入します。
土日祝日限定ですが、2,000円で長良川鉄道線が乗り放題。
美濃太田から北濃まで乗り通して1,650円ですので、この切符のお得さがよく分かります。

15時19分、北濃へ向けて約2時間の旅が始まります。
車内は、さほど混んでいるわけでもない様子。
学校が休みと言うこともあり、また休日ということもあり、利用客は少なめ。これは先ほどの名鉄広見線とも似たような感じでしょうか。

特に美濃太田から関までの間は、第三セクター移管後、積極的に駅を設置してきたこともあり、駅間の短い区間を、乗客の増減があまり無いままのんびりと走ります。

そうこうしているうちに、関駅到着のアナウンス。ちょっと見ておきたいものもありましたが、丁度上り列車待ち合わせのため数分停車とのこと。
まずは駅停車直前の車窓。
名鉄美濃町線関駅跡

見ておきたかったのは、かつて岐阜市内から関まで延びていた、名鉄美濃町線の関駅跡。
廃止後、2年以上が経過しましたが、その跡はどうなったのか、気になっていたもの。
列車待ち合わせの間、ホームの端の方に歩いていって、駅の跡地を写真に撮ります。
関駅名鉄美濃町線跡(ホームより)


かつては、名鉄美濃町線の列車が、長良川鉄道の関駅に乗り入れ、同一敷地内で平面乗り換えが可能でした。
以前は美濃市まで走っていた名鉄美濃町線が部分廃止の際、利用者の利便向上のため、新関〜関間の新線を設置したものです。
この新線も、僅か数年で廃止となってしまいました。

関駅は、長良川鉄道の拠点駅と言うこともあり、車庫が併設されています。
関駅_ナガラ1形

開業当初に導入されたタイプのナガラ1形

関駅_駅名板

関駅の駅名板

数分の停車時間で、一通りホーム上を歩いて撮影し終えたところに、上り列車が到着。私も列車に戻って、発車を待ちます。
直ぐに発車し、北濃へ向かいます。ここから先、長時間停車は終点までないので、カメラ片手に歩くことも出来ず、ただひたすら車窓を眺めます。

美濃市を過ぎたあたりから、長良川と併走して走り、会社名に違わない車窓が展開されてきます。

長良川風景


利用客は、相変わらず少なめですが、連休中と言うこともあり、温泉を併設している「みなみ子宝温泉」からまとまった乗車があり、子どもの乗車もあったことから、多少車内も賑やかになりましたが、大きな変動があったのはその程度。

あまり様子の変わらない車内をよそに、長良川に沿って走る列車。
川の幅は進むに従って狭くなっていき、上流へ向かっているのだ、というのが良く分かります。

郡上八幡着。ここであらかたの乗客が下車しました。残ったのは、数名の乗客のみ。
列車は更に北上を続け、美濃白鳥着。
ここから先は、スタフ閉塞区間となり、今や貴重な存在となった通票の収受の光景を見ることが出来ます。

さらに列車は北上し、僅かな乗客を乗せて、終点、北濃へ向かいます。

(その2へ続く)

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