今年の3月20日に開業した阪神なんば線。
私自身も、こちらの訪問記でも記したとおり、開業3日目に訪問し、三日目の休日としては、意外と阪神方面からなんばへの流動が大きいことに気がついたことも、記していました。
そんなことを体感的に感じたのですが、やはりそういう感覚は実際に数値に表れているようで、阪神なんば線の利用者は目標の8割程度の利用となっている旨、発表がありました。

阪神なんば線は1日平均54,000人−開業2カ月、出足は順調(Yahoo!ニュース、元記事:なんば経済新聞)
阪神なんば線、出足順調「初年度目標は達成できそう」(asahi.com)

記事中でも記されているとおり、特に休日の利用が増えているようで、キタと並んで商業施設が充実しているミナミの中心地の難波へ、これまでは少なくとも1回は乗り換えが必要であった阪神間から、ダイレクトに行けるようになったなんば線の利便性が利用者数という数値に表れているようです。

逆に課題は、通勤客のシフトでして、目標の8割に止まっているのもこれが原因ともいえます。
通勤・通学の場合、日頃使い慣れたルートというのもありますし、従来の近鉄方面から大阪環状線や御堂筋線を経由するルートでは、通勤・通学途上に難波だけでなく梅田も経由することが可能なので、用務・プライベート双方からみて使い勝手が良いことから、シフトが進んでいないともいえるかも知れません。

勿論、阪神の制度面でもなんば線経由の定期で阪神梅田で乗降できるサービスも実施しており、それなりに意識はしているようですが、今後の課題としては、梅田経由の利便性に勝るような運賃・定期制度やダイヤ構築が必要といえるでしょう。