今年8月の水害で大きな被害を受けた兵庫県佐用郡佐用町。ここを走るJR姫新線もその被害を被り、佐用〜美作江見間での運休が続いていました。
当ブログでもこちらの記事で実際に姫新線を佐用まで乗車し、その先の鉄道インフラの被害状況をじかに確かめてきました。
それだけに、復旧の時期が気になっていたところですが、去る10月5日に不通となっていた佐用〜美作江見間の復旧が完了し、姫新線全線での運転が再開となりました。

JR姫新線、2カ月ぶり全線開通(Yahoo!ニュース、元記事:産経新聞)

ともかく、無事に復旧できて、しかも約2ヶ月という期間で復旧できたことに安堵の気持ちを抱くわけですが、それもこれも、「JR西日本」姫新線だからこれくらいの期間で復旧できた、とも言えるかも知れませんし、今回の水害では、橋梁の流出等致命的となる被害が無かったことも幸いしての復旧と言えるかも知れません。

あえてJR西日本を括弧書きとしたのは、経営体が大きな規模の会社であることから、復旧に対する費用が賄えたからであって、同じような大規模水害で、命運を断たれた鉄道もあることから、当たり前のように復旧のニュースが流れますが、そうでもない例もあるという点は、気にとめておく必要があるかと思います。

鉄道は復旧しましたが、町の復旧はまだまだこれからだと思います。我々鉄道ファンができることとすれば、姫新線に乗車し、佐用駅で途中下車して周辺の商店で買い物する位しか思いつきませんが、そんな微力であっても復興の一助になればと思い、今日のエントリーに取り上げたニュースでした。