この時期になると、大手新聞の地方欄に各自治体の当初予算案の記事が掲載されています。
実は今朝の産経新聞には我がまち阪南市の記事も掲載されていました。
(この記事を書いている時点ではWebにアップされていない模様ですが・・・)

さて、そんな中堺市の当初予算案が発表されましたが、その中に阪堺線への補助金が1億6千万円計上されていた旨、朝日新聞Webページに掲載がありました。

阪堺線存続問題、堺市が補助金1億6千万円計上(朝日新聞Webページ)

上記朝日新聞の記事によると、補助金1億6千万円のうち、1億2千万円は枕木・レールなどの改修、4千万円は阪堺線と道路の交差点の改良工事に充当するとのことです。

ちなみにこの予算ですが、財政課長・財政局長査定ではゼロだったものが、市長査定で予算がついたことは、下記のリンク先より確認することが出来ます。
重点施策の予算編成過程(堺市役所:平成22年度当初予算編成過程Webページ)
(6ページ目の5行目、『路面電車活性化事業』が該当します。)

ところでこちらの資料をご覧になると、この補助金が阪堺線支援の方向性が定まるまで、予算の執行は留保されるという条件付きとなっていることが確認できます。
最終査定額及び査定の考え方(堺市役所:平成22年度当初予算編成過程Webページ)
(5ページ目の8行目)

結局、予算案が通ったとしても、すぐに執行して阪堺に補助ができる訳ではなく、支援の方向性を固めないと執行できない訳でして、この事業が予算計上できたからといって、堺市役所内で阪堺線の存続方針が固まったと考えるのは早計ともいえるでしょう。

ともあれ、これはあくまで予算「案」ですので、議会に提出後、どういった議論がされるのか、21年度の補正予算の時のように、議会での議論をまたフォローできればと思っています。

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