こちらのエントリーでもご紹介したように、3月12日のダイヤ改正で廃止となる「はんわライナー」。

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乗車整理券売り場にも3月11日を持って運行終了の案内が出ています。

歴史を遡ればこちらにもあるように国鉄時代の「ホームライナーいずみ」をはじめとする、いわゆる「ホームライナー」のはしりの列車でした。
当初は天王寺〜日根野間の運転だったものが、民営化前に和歌山までに延長され、「はんわライナー」と改称され今に至っています。

使用車両は381系となっていますが、この「はんわライナー」用として、国鉄色のままの381系が充当されてきました。
以前は「くろしお」等の381系を使用した列車もあったようですが、現在は上り2本、下り4本が基本的に381系6両編成モノクラスの編成で運行されています。

さて、日頃の乗車記録からも分かるように、毎日和泉鳥取から天王寺まで利用しているだけに、少し時間をずらして310円の乗車整理券を購入すれば、簡単に「はんわライナー」を利用することができます。
そこで、今回は廃止間近の「はんわライナー」の様子を、下り1号(天王寺18:30発)、上り6号(熊取8:18発)に乗車してみましたので、ご紹介したいと思います。


●下り1号(乗車記録はこちら

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はんわライナー1号(天王寺駅)

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はんわライナー1号方向幕

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天王寺駅ホームの発車案内

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はんわライナー1号の乗車整理券
下りのはんわライナー乗車整理券は、天王寺駅での手売りとなっています。

はんわライナー1号の天王寺発時刻である18時半ともなると、帰宅ラッシュの時刻の始まりとなります。
乗車整理券もそこそこの売れ行きらしく、私の乗車した1号車も、8割方の乗車率となりました。
私の隣にも他の乗客が発車直前に乗り込んできました。

はんわライナーの乗車整理券は、座席番号のうち、「◯号車△番」までの指定となっています。
つまり、横の列の番号までは指定となっていますが、そのうち通路側・窓側は先着順となっています。

18時30分。まだ活気づいている天王寺駅を出発。程なく車内放送が入りますが、今回は撮影を逃したので、次回にあと回しです。

列車は鳳まで無停車。鳳からは和泉府中・東岸和田・熊取・和泉砂川と停車します。
ここで注目したいのは、日根野が通過駅となっていること。
関西空港線が開業し、特急列車も数多く停車するようになり、拠点駅ともなった日根野を通過する貴重な列車としても、はんわライナーの体験をしておきたかった、というのもあります。

乗客は、やはり和泉府中・東岸和田・熊取で相当下車していきます。
熊取をでると、和泉砂川と和歌山を残すのみとなります。

そして、日根野駅を通過。日頃停車するどころか乗り換えする必要の多い日根野駅を通過する爽快感もこれからは体験できなくなると思うと、優越感に浸れるのも後わずか、といったところでしょうか。

19時13分。和泉砂川着。

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向かい側ホームに普通和歌山行きが停車中です。この列車に限っては、緩急接続が和泉砂川で取られているため、帰宅にも楽な列車であります。

●上り6号(乗車記録はこちら

続きまして、上りのはんわライナーの乗車記に移ります。
現在上りのはんわライナーは、和歌山始発の4号と、熊取始発の6号があります。
そのうち、今回乗車するのは熊取始発の6号。

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はんわライナー6号の乗車整理券。マルスでの発券ですが、窓口では既に発券された切符の中から任意の座席を選択することができました。

熊取で普通列車と1分接続で発車するため、熊取で写真を撮影する暇はありませんでした。
その代わり、熊取発車直後の車内放送を動画で撮りましたので、そちらをご紹介します。
ちなみに、放送を録音する意図から、車内に適当にデジカメを置き、撮影したものですので、ご容赦下さい。


鉄道唱歌も入った車内放送、ある意味貴重であります。

列車は東岸和田・和泉府中と停車しますが、私の乗車している1号車は、あまり乗客が増えないまま和泉府中を出発しました。
和泉府中をでると終点の天王寺まで停車しません。やはり到着が9時前の列車となると、他の列車の混雑も落ち着いてくることから、はんわライナーを利用する人も多くなくなってくるのかも知れません。

下りのはんわライナーが停車する鳳も通過。先行列車が多いせいもあり、さほどスピードを上げずのんびりと都心に向かって進みます。

8時56分に天王寺に到着しますが、その直前の車内放送も録画(録音?)しました。
ただ、開始のタイミングが早く編集を忘れたことから、最初の二分間程度はただの走行シーンですので、飛ばして見ていただければと思います。



3月11日ではんわライナーの運行が終了する旨の車内放送もあり、貴重なシーンが録音できました。

天王寺駅到着。早速最後尾の車両に向かいます。

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同じく写真を撮るファンの数は数名。これから運行終了に向けて増えることがあっても減ることは無いのかな、と思います。

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「はんわライナー」のヘッドマーク

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「はんわライナー:天王寺←→熊取」の方向幕
現在のはんわライナーは6号を除き天王寺〜和歌山の運転のため、この幕が見られるのはこの列車だけです。

このように381系の写真を撮っていると、方向幕が回りだしたので、これもデジカメの動画モードで撮影。


「マリンくろしお」「しらはま」といった懐かしい列車の幕や、「くろしお:周参見」「くろしお:紀伊勝浦」といった珍しい行先も見ることができました。
「しらはま」は、こちらのエントリーで少し触れているように、「スーパーくろしお」が京都まで運行される以前に京都〜奈良〜和歌山〜白浜を阪和貨物線経由で運行されていた臨時特急でした。
レールはなくなれど、方向幕は存在していたのですから、不思議とも言えます。

このように、下り・上り双方の「はんわライナー」の終焉間近の姿をご紹介しました。
土日の運行はないため、次の運行は月曜日(7日)からで、この週の運行をもってはんわライナーは廃止となります。
最後の一週間となりますが、最終日は上り6号、下り7号に乗車することで最後を見送ることが出来ればなあ、と思った次第です。

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