今や交通系・非交通系含めて様々な種類が出ている電子マネー・電子決済ですが、そのはしりともいえ初期にはその普及に大きな役割を果たしてきた「Edy」。
その後、様々な電子決済が登場した上、大手資本(流通・クレジット・通信・交通等)の参入とその資本力により利用箇所を拡大させてきたことと、またこのような種類の増加に対応して複数の電子決済に対応できる端末が普及してきたこともあり、初期に普及してきた「Edy」の優位性が残念ながら減少していた、とは感じていました。
実際、自分自身もかつてのおさいふケータイ(W32H・W52H)にはもれなくEdyアプリをインストールしていて、またそれなりの頻度で利用していましたが、現在のスマートフォン(IS11S)にはEdyアプリすらインストールしていないですし、またそれによって不便に感じていないことからも、それを実感せざるを得ないな、と感じています。

そんな感じで個人的にほとんど使う機会のなくなってしまったEdyですが、この度サービス名称を「楽天Edy」に変更し、ロゴについても楽天グループを示したものになることが発表されました。

商号、サービス名称およびロゴ変更に関するお知らせ(楽天ニュースリリース)
電子マネーEdyがサービス名変更「楽天Edy」に(Business Media 誠)

Edyを運営するビットワレット社は既に楽天の子会社となっている(こちらの記事を参照)のも実はチェックしていなかったのですが、それに加えて今回のサービス名称変更により、更に楽天を軸とした電子マネーサービスにシフトしていくのかな、と思います。

個人的には、既に実施されているのかも知れませんが、楽天ポイントとの提携を密にして、これまでEdyを知らなかった楽天ユーザーや、私みたいに一度Edyを利用したが他の電子決済に移ってしまったユーザーの取り戻し、といった積極的な巻き返し策を期待したいな、と思ったニュースでした。


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