3月1日よりLCCのPeachが就航し、また海外LCCも関空への就航を進めていて、ここにきて新たな路線展開が行われている関西空港ですが、関空へのアクセスを担う南海電鉄では、関空のアクセスが割安となる「関空ちかトクきっぷ」「奈良アクセスきっぷ」を発売する旨、発表がありました。

「関空ちかトクきっぷ」を発売します(南海電鉄プレスリリース)
「奈良アクセスきっぷ」を発売します(南海電鉄プレスリリース)

「関空ちかトクきっぷ」は、関西空港駅〜地下鉄・ニュートラム各駅相互間(片道)を1枚のきっぷで、一律大人980円(小児490円)で利用できるきっぷとなっています。
購入できるのは、南海電鉄では関西空港駅の券売機、大阪市営地下鉄・ニュートラムでは、:なんば・東梅田・天下茶屋を除く各駅の券売機で、南海・大阪市交ともに片道のみの発売となっています。

一方「奈良アクセスきっぷ」は、関西空港〜近鉄奈良間の関西空港発のみの片道または往復(近鉄奈良発の設定はありません)が利用できるきっぷで、片道1,200円(普通運賃1,460円)、往復2,400円(普通運賃2,860円)となっています。
片道用の有効期間は発売当日限りですが、往復用の有効期間は、ゆきが発売当日限りなのは片道用と同じですが、かえりは発売当月中または翌月中の任意の1日で利用可能となっており、長い旅行にも利用可能なきっぷとなっています。

LCC元年と言われるように国内外のLCCが関空に就航してきますが、アクセスの高さを改善する声は以前から根強くありましたが、今回の切符はそれに応えたものともいえるでしょう。
また、「関空ちかトクきっぷ」のように、割引がある上にきっぷが1枚で済むという点もこのプレスリリースでは取り上げられており、ビジネスでも十分利用可能な切符となっていると思われます。

また、以前こちらのエントリーでご紹介した「京都アクセスきっぷ」「関空アクセスきっぷ」も通年発売となる旨が同時に発表されていますので、同時にご紹介しておきます。
「京都アクセスきっぷ」・「関空アクセスきっぷ」の通年発売について(南海電鉄プレスリリース)