こちらのエントリーで就航直後のスターフライヤー(SFJ)の関西−福岡線に搭乗し、搭乗記のレポートをアップしたところですが、就航してまだ三ヶ月(1四半期)も経っていないのに、もう運休のお知らせが出てきてしまいました。

福岡=関西線2014年2月20日以降の運休について(スターフライヤー|新着情報)
スターフライヤー、経営再建で路線見直し…福岡〜関西線を運休、福岡〜名古屋線を就航 | レスポンス
スターフライヤー、福岡〜関西線2月中に運休 : 最新ニュース : 九州発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

運休日は来年2月20日からで、就航して約5ヶ月という、僅かな期間で運休となってしまうことになりました。
就航直後の10月の搭乗率が55.4%とSFJの路線では最低の搭乗率となっていたのと、SFJ自体が約18億円の大幅な赤字に転落する見込みとなり、経営効率を高めた路線展開が急務という状況の元、路線の認知度を上げて搭乗率を上げていくという余裕がなく、今回の路線運休となったものと考えられます。

また、効率性と収益性の高い路線展開の観点から、翌月の3月30日から福岡−名古屋(中部)に就航し、1日3往復の運航を開始することも、報道されています。

SFJの設備・サービスと価格のバランスの良さは個人的に気に入っていて、東京方面への用事でもSFJの関西−羽田便をなるべく使うようにしているのですが、そんな気に入っている航空会社の、最寄りの関西空港発着の路線が運休となるのは惜しい気持ちはあるのですが、黒字体質への転換が急務な状況では、やむを得ないとも思います。

願わくは、経営環境改善が果たせた折には、再び関西−福岡線が運航されることを望みたい気持ちはありますが、同路線は既にLCC2社や新幹線といった競争環境が厳しい区間であるだけに、これに限らず関空−羽田便の維持・拡充のように、個人的にSFJに乗れる機会が増えるようになればいいな、とも思いますが、そのためにはなるべくSFJ便に(コードシェアのANAの運賃ではなく)SFJの運賃で搭乗して少しでも応援していくしかないのかな、とも思ったニュースでした。


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