既にこちらのエントリーでもご紹介しているように、JR西日本では平成29年までに大阪環状線へ新型車両を導入することを発表しています。
この新型車両ですが、現在の103系や201系の置き換えになることが考えられますが、これらの車両は1両に4つのドアがあります。
一方、現在の大阪環状線では、阪和線や大和路線から直通する快速列車は3ドアとなっており、大阪環状線内で言えば、3ドアと4ドアの列車が混在していることとなります。

この度、新型車両の導入に当たり、ドア枚数の検討を行うため、朝の通勤時間帯の列車を試験的に4ドア車から3ドア車に変更して運行することがJR西日本より発表されました。

大阪環状線 朝通勤時間帯の使用車両変更のお知らせ:JR西日本

現在の3ドア車は221系・223系・225系となりますが、変更される日・時間帯においては、これらの車両が集中的に投入されることとなります。
試験期間は2月17日(月)から2月21日(金)にかけてで、時間帯・方面(内回り/外回り)は日によって異なっています。また、3ドアに変更された列車には、女性専用車の設置はありません。


車両長の違いはあるのですが、関西地区の民鉄でも3ドア車は阪急や京阪を中心に存在はしているのですが、これらの車両は車内がロングシートとなっており、朝の混雑時にも対応できるものになっています。
一方、今回の試験では、使用される3ドア車は転換クロスシート車となっていることから、単にドア数の違いと言うより、車内の座席配置の違いによる混雑が酷くなるのではないか、ということも考えられます。

勿論、座席の違いによる差はJR西日本としても認識してないことはないでしょうから、今回の試験の結果が新型車両の設計にどのように反映されていくのか、という点は気になるとともに、今後もフォローしていきたいな、と思ったニュースでした。

大阪環状線改造プロジェクト 朝のラッシュ時間帯 3ドア車集中投入 - 関西・両備 鉄活日記&情報局 - Yahoo!ブログ
JR西日本、大阪環状線への新型車両投入に向けて朝通勤時間帯の使用車両変更 - kqtrain.net(京浜急行)
大阪環状線、朝ラッシュ時に3扉車統一の実験: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」


鉄道コム
にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村