4月1日からの消費税率引き上げを前に、鉄道事業者各社では運賃の改定作業を大詰めを迎えているものと思われます。

そんな中、徳島県南部・高知県東部の第三セクター鉄道の阿佐海岸鉄道では、同社内に唯一宍喰駅にある自動券売機を、3月31日限りで廃止することとしました。

◆4月1日より宍喰駅券売機を廃止し駅窓口にて切符(硬券)を販売いたします(阿佐海岸鉄道|Webサイト)
阿佐海岸鉄道、宍喰駅の券売機を廃止…窓口で硬券発売に | レスポンス

阿佐海岸鉄道では、消費税率改定による運賃改定は実施しませんが、接続するJR四国では運賃改定を行うことから自動券売機の運賃設定変更が必要となります。
しかし、自動券売機の更新には多額の費用がかかることから、今回の運賃改定にともない、廃止とすることとしました。

4月1日以降、宍喰駅では窓口で切符を購入することになりますが、窓口で新たに発売されるのは、何と今や貴重な存在となった硬券乗車券となっています。
阿佐海岸鉄道のお知らせでも、硬券の種類数を紹介しているあたり、一般利用者以外にもきっぷ収集のファンに向けたPRであることがうかがえます。
加えて、シリアルナンバー「0001番」の4月1日午前6時から宍喰駅で発売するとのことで、これまたきっぷ収集ファンを心をくすぐるような宣伝?も行われています。

消費税率の改定でICカードとの二重運賃や定期券購入の混雑が予想されるというニュースが多い中、券売機の廃止・硬券乗車券の発売開始という、これまた予想だにしないニュースだったので、取り上げてみました。

阿佐海岸鉄道、宍喰駅の自動券売機を廃止し、駅窓口にて硬券切符販売に切り替え - kqtrain.net(京浜急行)
阿佐海岸鉄道宍喰駅、消費税率値上げで券売機撤去: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」


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