以前のエントリーで水島臨海鉄道がJR東日本の久留里線で新型車両の導入で置き換えられたキハ30・37・38の各車両を導入することをご紹介しましたが、この度これらの車両の運行開始日が発表となりました。

「キハ37、38、30形式」の運転開始について | 最新情報 | 水島臨海鉄道株式会社

運行開始日は5月12日(月)からで、上りは水島11:31発、下りは倉敷市12:00発の列車から運転を開始します。
なお、これらの1往復は、初列車のお披露目となるため、4両編成での運転となります。
2両編成による運転は、上り列車は三菱自工前16:10発、下り列車は倉敷市16:40発からとなります。

また、翌日13日以降のキハ37・38・30の各形式での運行は、以下の4往復となります。
上り(三菱自工前発)7:07・8:23・16:10・17:28
下り(倉敷市発)7:40・9:00・16:40・18:09
上記の時刻からも分かるようにこれらの3形式は、基本的に朝夕のラッシュ時間帯の運用になるものと考えられます。

気になる塗色ですが、上記水島臨海鉄道のWebサイトによると、国鉄標準色に準じた塗色に変更されている模様なので、これも見どころといえるでしょう。


三扉を確保するため強度の点から外吊りの扉が特徴的なキハ30や、国鉄末期に製造されたもののわずか5両の少数グループとなったキハ37、そしてキハ35系の老朽化対策から製造されたキハ38と、いずれも気動車の歴史からすれば残念ながら脇役的な存在ともいえる形式という見方もできるのかも知れませんが、ロングシートを生かした収容力から、通勤・通学輸送に貢献したことは確かといえるでしょう。
その特性を活かして、水島臨海工業地帯への通勤路線でもあるこの水島臨海鉄道で引き続き活躍するのは、個人的には嬉しいなと思いました。

前のエントリーでも触れましたが、キハ30やキハ37には乗ったことがないので、この水島臨海鉄道で是非とも乗ってみて、車両の様子をじっくり観察してみたいな、と思ったニュースでした。

水島臨海鉄道、キハ37、38、30形式、5月12日運転開始: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」


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