その2からの続きです。

タクシーで、三陸鉄道南リアス線の盛駅へ向かい、南リアス線の初発列車、5時48分発釜石行きに乗車します。
盛駅は、気仙沼駅と同じように、BRTと三陸鉄道が対面で乗り換えができる構造となっています。
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少し時間があるので、駅の東西広場を結ぶ跨線橋や広場などから、隣接している岩手開発鉄道の様子も撮影してみます。
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三陸鉄道の車庫も見えます。

三陸鉄道南リアス線とJR大船渡線との接続部分だったところ。
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信号機には「×」印がされて使用中止となっています。
この信号機が再び使われる日は来るのでしょうか…

ホームに戻り、列車に乗車します。
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日曜の早朝ということもあり、乗客は私を含めて数人のみですが、これは致し方ありません。

乗車する車両は、36-105の車番で、三陸鉄道の開業当時より運行されている車両となります。
ちなみにこの車両、震災発生時にこの線で最も長い「鍬台トンネル」で緊急停車し、その後の津波被害を免れた車両だったことを、後から知りました。

車内に人がいないことをいいことに、中の様子を色々撮影してみることにします。
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三陸鉄道の「鉄道むすめ」
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全線復旧の巨大ポスター
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5時48分に釜石に向けて出発します。

沿線の風景を海側から動画で撮影してみます。



三陸鉄道は南北リアス線ともにトンネルが多いのはよく知られていますが、それでも駅周辺を中心に津波の被害を受け、特にこの南リアス線では、北リアス線以上に被害を受けたため、部分復旧にも北リアス線時間がかかりました。

南北両線の復旧までの過程を比較してみると、震災1年後の2012年には、北リアス線の不通区間は小本〜田野畑を残すのみとなっていた一方で、南リアス線では、2年後の2013年になってようやく盛〜吉浜が復旧しており、北線に比べて南線の復旧に時間がかかったことが分かります。

それだけ甚大な被害を受けたこの南リアス線ですが、今こうして全線で復旧できたこわけですし、その沿線様子も、ここで撮影した動画で見てもらえればいいな、と思います。






釜石に到着します。
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釜石駅では、三陸鉄道のホームは一本だけですが、そこに2編成の車両が停車していました。
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停泊していたもう1編成は、36-700形で、こちらのエントリーでもご紹介したように、クゥエート国からの支援により導入された車両です。

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日本語・英語、そしてアラビア語による感謝の言葉が記されています。


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釜石では、次に乗る釜石線の快速「しらゆり2号」までしばらく時間があるので、橋上市場で朝食を取ったり、街の中を歩いたりして、発車時刻がくるのを待つことにします。
丁度、構内には「SL銀河」の客車(正確には気動車)であるキハ141系が停車していましたので、その姿を撮影してみることにします。
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その後、釜石市内を散策しながら、次の列車の発車時刻を待つことにします。

その4へつづく)


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